韓国証券市場 7月に入り、今回が最初のウォンニャス速報をなる。つまり、6月末レートの結果発表だ。では、早速見ていこうか。
7月1日0時のレートは1316ウォン。つまり、1311~1320の範囲となった。まあ、今回はこちらが日韓通貨スワップという不特定の材料についての見解を先に述べておいた。一気にウォンが上がる可能性について排除できたと思われる。
そういう意味ではだいたい3択ぐらいまで簡単に絞れただろう。後は韓銀がどこを目指していたか。そこを読み取れば正解にたどり着けたと思われる。当たった人はおめでとうございます。外れた人は7月末にリベンジしてほしい。
さて、ウォンニャス速報に戻ろう。
朝の金融ニュースで予告したとおり、日銀短観が良ければ33700円もあり得る。これについてドンピシャで当てて、日経平均の終値は33,753円33銭。プラス564円29銭となった。つまり、コスピが上がってるのは日経平均に釣られた形だ。しかも、円も144円台で下げ渋り。これは145円が日銀砲の射程圏内かもしれないからだ。
日銀短観については朝の金融ニュースで詳しく見ていくので、取りあえず、日経が爆上げするほど良かったと。こちらのいう日本の一人勝ちがさらに鮮明となってきた。
では、開幕からウォンを見ていこう。
スタートは1316.42。
チャートをどうぞ。
開幕は1316。開幕から韓銀砲でウォンを上げようとするも、最初はすぐに跳ね返されてしまう。しかし、また韓銀砲を撃って、なんとか1310ウォンを奪還しようとする。ところがヘッジファンドも必死に抵抗。
12時頃には1314ウォン。しびれを切らした韓銀がここで超韓銀砲を撃つ。ずどーん。1314ウォンから一気に1310を突破して1306ウォンまであげてきた。すごい。それでもソロウォン脱出はできてないが。
結果は1308ウォン。9.7ウォン高。一気に10ウォン近く上げてきた。コスピも日経に釣られて2600を回復している。
■2023年7月3日の韓国証券市場
コスダック指数 21.05ポイント、上昇、 889.29、(終値)
総合株価指数 38.19ポイント、上昇、 2602.47、(終値)
ウォン・ドル相場 9.7ウォン高 1308.0、(終値)
■投資主体別売買動向
23.07.03 | -7,476 | -256 | 7,688 |
個人が7476億で、売り。外国人が256億で、売り。機関が7688億で、買い。
おいおい、なんだよ。年金で支えただけかよ。個人も外国人も投げ売りじゃないか。
■韓国債と社債の利回り
今回、先週に上げた分を下げている。でも、金利、そのものはほとんど変わらない。
■ドル円
朝の7時は144.322。そこから上下に激しく動いていくが、円売りの流れは止まらない。17時頃には144.801となっている。
■気になるニュース
今回のニュースは好調な日経平均に釣られて韓国人投資家の日本株への投資が急増しており、上半期は過去最高となったようだ。記事を引用しよう。
【ソウル聯合ニュース】日本の景気回復や円安などで韓国の投資家の日本株式市場に対する関心が高まったことで、上半期(1~6月)の日本株式購入件数が過去最高を記録した。
韓国預託決済院によると、1~6月の国内投資家の日本株購入件数は4万4752件で前年同期(2万6272件)に比べ70%増加した。統計を取り始めた2011年以降で最高だった。 日本株購入規模も急増した。国内投資家の上半期の日本株買い越し額は1億3200万ドル(約190億円)で、前年同期(1000万ドル)に比べ1220%増加した。21年上半期(3億4500万ドル)に次ぐ高水準となった。
国内投資家の日本株保有額(6月29日基準)も約31億300万ドルで前年末(26億1100万ドル)より18%増加した。 大信証券の研究員は日本株式が人気を集めている理由について「1~3月期の日本の国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことで、日本経済が徐々に回復するだろうとの期待に投資家が注目したようだ」と説明した。
SK証券の研究員は「ウォーレン・バフェット氏の日本商社に対する投資に加え、円安などが国内投資家を日本の株式市場に引き寄せた」との見方を示した。著名投資家のバフェット氏は4月に訪日した際に、同氏が率いる米有力投資会社バークシャー・ハサウェイの日本株買い増しの可能性を示し、日本株上昇のきっかけとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3805759aa83ae78b996ffc2fde9e6c7dcd6cf35c
韓国株に投資するより、日本株に投資する方が円に対してウォン高なので買いやすい。韓国株はほとんど見向きもされてないが、日銀短観でも日本の一人勝ちが見えている以上は、まだまだ日経平均は上がるかもしれない。