韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1352.95→開幕韓銀砲で先制して1348ウォンまで上げるもその後はフルボッコ！

韓国証券市場 今日、日本は勤労感謝の日で祝日であるのだが、当サイトは韓国経済を扱うので今日も韓国証券市場が開いているのでウォンニャス速報を作成していく。明日、韓銀の利上げ発表も控えており、今日のヘッジファンドは様子見だと思われる。あまり、仕掛ける理由もないからな。

しかし、韓銀にとっては少ないドルでウォンを上げるチャンスでもある。だから、今日も開幕から撃ち込んだようだ。それでは今日の動向を振り返ろう。

開幕は1352.95。では、チャートをどうぞ。

スタートは1352.95だが、朝から韓銀砲で一気に1350奪還を狙う。どーん。ウォンは急上昇して1348ウォンまで上げる。しかし、そこから揉み合いとなる。だが、介入を止めてしまえば、今度はヘッジファンドの番だ。ウォンが売られていき再び1350を突破される。だが、ウォンも負けてない。そこから1350付近で激しく撃ち合う展開となる。

だが、だんだんとウォンの勢いは弱まっていき、お昼には1352ウォン付近で停滞。底からまり動きもなかったが、ヘッジファンドは介入がないと見るや仕掛けていく。ハゲタカ砲が14時頃に発射だ。どーん。1355を突破。あらあら。きがつくと1350防衛どころか下げられてるじゃないか。だが、最後は帳尻合わせの韓銀砲だ。

結果は1351.8。4.8ウォン高となった。結局、1350防衛も出来ず韓銀敗北である。

■2022年11月23日の韓国証券市場

総合株価指数 12.74ポイント▲ 2418.01(終値)
コスダック指数 13.33ポイント▲ 725.59(終値)
ウォン・ドル相場 4.8ウォン高 1351.8(終値)

■投資主体別売買動向

個人が967億で、売り。外国人が903億で、買い。機関が245億で、売り。

個人と機関が売り。外国人が買い。

だが、昨日に続き取引規模が少ない。利上げ発表前の様子見は続くてことだ。

■韓国債と社債の利回り

おそらくこれは明日の利上げが0.25％だと見ている動きだと思われる。だから、0.02％しか会社債もCPも上がってない。ジンボルトも0.25％だと考えてるが、結果は明日のウォンニャス速報で見ていく。

■気になる経済ニュース

最初のニュースは韓国のサムスン電子の話題。サムスン電子の半導体である３ナノプロセスの歩留まり率が２０％、つまり、不良品率80％以上で危機的状況だということがわかった。取りあえず、引用をしておこう。

海外メディアの報道によると、Samsungが先端プロセスでの半導体生産に苦戦しているそうです。

具体的には5nmから歩留まりの問題を抱えており、4nmおよび3nmプロセスではさらに悪化しているとのこと。なんと最新の3nmプロセスの場合、歩留まり率が20％を下回るとされています。

ちなみに歩留まりとは製品を製造した際に、その中に含まれる良品の割合を指す単語。つまりSamsungが3nmプロセスで半導体を100個製造しても、そのうち80個以上は不良品ということになります。

https://buzzap.jp/news/20221121-samsung-3nm-over-80percent/

ええと、つまり、製品１００個作れば８０個は不良品なのか。こんなのいくら大量生産しても赤字にしかならないし、そもそも、仮に１億個生産出来ても、２０００万個しか納品できないじゃないか。世界に先駆けて最新の３ナノプロセスを製造したのは凄いかも知れないが、こんなの話にならんぞ。そりゃ、アップルも台湾のTSMCに頼むよな。

因みに半導体の世界最大手の台湾のTSMCは米西部アリゾナ州に最先端の回路線幅３ナノメートルの半導体を生産する新工場を建設するそうだ。サムスン電子は３ナノプロセス製造できても、不良品だらけで使い物にならない。

お得意の半導体の分野といっても、最先端となればサムスン電子はダメ。４ナノ、３ナノで勝負できなければ台湾のTSMCに負ける。そんなサムスン電子に悲しいお知らせがある。それは次だ。

なんとTSMCがサムスン電子に代わり、米テスラの完全自動運転システム向けに４ナノメートル（ｎｍ）もしくは５ｎｍの半導体生産を受注する可能性が出てきたようだ。つまり、サムスン電子はまた大顧客を失うことになる。

韓国さん。来年の下半期に半導体需要が期待通りに回復したとして、売れる場所は本当にあるんですか？少なくとも、３ナノ、４ナノの歩留まり率ではサムスン電子は相手にされんぞ。