韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1288→開幕からフルボッコでソロウォン接近!

韓国証券市場 ここ数週間でウォンは1300から離脱して1280ウォンまで一時的に上げたわけだが、米国の利上げが近づくにつれてウォンはやはり下がっている。しかも、時間外では1290ウォン付近まで下がっており、ソロウォンまでもうわずかとなっている。

そして、ウォンも下がると同時に今日のコスピもまた2600割れをしている。今まで、なんとか2600維持してきたのにこの有様である。一方、日経平均はダウが下落する中でも、強かった。再び33500円を超えて、33,575円14銭。プラス186円23銭だ。結果的にダウとの差は縮まったわけだが、念願のダウ超えとなるのか。

まあ、このような楽しみもあるのだが、そろそろウォンニャス速報に戻ろうか。それでは、今日も開幕から見ていこう。

スタートは1288.06。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1288。そこからウォンは昼頃まで下がっていく。ダウも下がり、円も142円。介入しなければウォンが上がる材料がまったくないのでそのまま1290ウォンを超えてフルボッコだ。そのまま1300へと到達するような勢いで下がるも、11時頃に1293ウォンでストップ。底から反転だ。

しかし、韓銀の介入をしなければウォンは上がらない。12時頃には1292ウォン。午後に入ってからは狭い範囲での殴り合いとなり、ほとんど変動もなく終わりを迎えた。

結果は1292。11.7ウォン安。せっかく上げてきたウォンも気がつけば1300まで残り8ウォンとなった。これは今日中に帰ってくるか。

■2023年6月21日の韓国証券市場

コスダック指数 10.71ポイント、下降、 875.70、(終値)
総合株価指数 22.28ポイント、下降、 2582.63、(終値)
ウォン・ドル相場 11.7ウォン安 1292.0、(終値)

■投資主体別売買動向

23.06.216,236-4,026-2,078

個人が6236億で、買い。外国人が4026億で、売り。機関が2078億で、売り。

個人が買い。外国人と機関が売り。

■韓国債と社債の利回り

国庫債券(1年)3.502マイナス0.001
国庫債券(3年)3.571プラス0.004
国庫債券(5年)3.581プラス0.002
国庫債券(10年)3.621マイナス0.021
会社債(AA-、無保証3年)4.378マイナス0.002
会社債(BBB-、無保証3年)10.769マイナス0.001
CD(91日)3.7500
CP(91日)3.9700

今回も微妙な数値だ。上がったような、下がったような。まあ、ほぼ誤差だ。気にしなくていい。

■ドル円

朝の7時は141.354。ここから円は売られて142円まで下がる。これが15時半頃だ。そこから少し上げて、17時40分頃には141.900となっている。

■気になるニュース

今回のニュースはサムスンが勝手にグループ傘下企業を合併したことで、不利益を得たということで米エリオットマネジメントがISDS訴訟を起こしていた。つまり、韓国政府と争った結果がで得てきたわけだ。そして韓国政府は負けた。では、記事を引用しよう。

【ソウル聯合ニュース】韓国の財閥サムスングループ傘下企業の合併を巡り、「物言う株主」として知られる米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが韓国政府に損害賠償を求めた申し立てで、国際紛争を仲裁する国際裁判所の常設仲裁裁判所(PCA、オランダ・ハーグ)は韓国政府に5358万6931ドル(約75億8000万円)の賠償金と遅延利息の支払いを命じる裁定を示した。韓国法務部が20日、明らかにした。この賠償金はエリオットの請求額(7億7000万ドル)の約7%だが、利息や手続きの費用も含めると韓国政府の支払額は1300億ウォン(約143億円)を超える見通しだ。

2015年にサムスングループは創業家の経営権継承に絡み、第一毛織とサムスン物産の合併を進めた。当時サムスン物産の株式の7.12%を保有していたエリオットは、合併比率がサムスン物産の株主に不合理だとして合併に反対したが、株主総会で可決された。

 エリオットは韓国大統領府と保健福祉部がサムスン物産大株主の国民年金公団に賛成票を投じるよう圧力を行使したと指摘。韓米自由貿易協定(FTA)で定めた義務に韓国政府が違反したとし、18年7月、投資家対国家の紛争解決(ISDS)の手続きとして常設仲裁裁判所に仲裁を申し立てた。

 その際にエリオットは、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領や保健福祉部長官らが職権を乱用して国民年金に合併賛成という誤った決定をさせたことで損害を被ったと主張した。サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)氏が経営権継承への支援の見返りに朴氏らに賄賂を贈ったとされる事件にも言及した。

 これに対し政府は、政府の介入がなくても国民年金公団が合併に賛成した可能性もあったとしたほか、第一毛織とサムスン物産の合併は避けられない状況であることを知りながらエリオットがサムスン物産株を買い集め、合併承認による投資損失はなく、むしろ利益を得たなどと反論した。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230621000900882?section=economy/index

このように韓国政府は負けた。実際、やることきたないからな。国民年金公団を裏で操って、サムスン電子が有利なように仕向けたと当時から言われていた。まあ、この判決は妥当。金額は知らんけどな。

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