韓国経済、【まだプラスがあって良かったニダ】4月輸出24%減、20大輸出品目のうち17品目が減少

韓国経済、【まだプラスがあって良かったニダ】4月輸出24%減、20大輸出品目のうち17品目が減少

記事要約:今回の朝鮮日報の記事は3ページにも及ぶのだが、実際、2日前に取り上げたことが重複しているので抜き出すところはそれほど多くない。既に、韓国の4月輸出が24%減となり、99ヶ月ぶりの9億5000万ドルの貿易赤字を叩きだしたことは伝えた通り。

では、具体的な輸出品目がどう減少してるのか。これが今回のメインである。20大輸出品目のうち17品目が減少。その中でトップなのは当然、自動車輸出である。新型コロナウイルス【武漢肺炎】の世界的な流行で外出自粛なので新車が売れるわけないという。整理しよう

■4月の輸出で減少した主な品目(金額は昨年同月比)

1位:半導体(15%減:12億ドル=約1283億1600万円)

2位:自動車輸出(完成車36%減:24億ドル=約2566億円)(部品が50%減:10億ドル=約1069億円)

3位:一般機械(20%減)、石油化学(34%減)、鉄鋼(24%減)、石油製品(57%減)

まず、気が付くとここ数年で韓国経済の柱となった半導体である。2019年末ぐらいから回復兆しがあるとか述べていたが、それが新型コロナウイルスの流行で壊滅した。-15%減である。ただ、テレワークの普及などで、ノートパソコン、タブレットなどは売れているので、半導体輸出が急激に落ち込むことはないだろう。減少しても2割、3割程度にとどまるとおもわれる。

次に自動車。完成車36%減:部品が50%減。これだけでも相当きつい。しかも、まだこれは序の口だ。新型コロナウイルスの影響を最も受けるのは5月と6月ぐらいであることはいうまでもない。このまま行けば韓国の自動車業界は壊滅。部品メーカーは連鎖倒産するので、航空会社の動向と同じで注目したい。

3位以降の金額は省略したが、これは原油価格の大暴落でどうなるかは全く予想できない。もちろん、これからも伸びないことは予測できるが、どこまで原油安で相殺できるのか。そして、原油安に並行して韓国の建設業も気になる。海外受注のほとんどが中東である韓国企業にとっては原油安は死活問題である。それでは、今後の動向について触れておこう。

>来月発表される4月の経常収支(貿易収支にサービス・所得収支を加えたもの)も大規模な赤字になるものと見られている。外国人配当が先月、海外に一斉に流出したためだ。輸出が短期間に回復する可能性は低い。中国・米国・欧州などの主要輸出市場の状況はますます悪化しており、先月30日(現地時間)、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「今年のユーロ圏(ユーロ通貨使用19カ国)の経済は最大で12%縮小する可能性がある」と述べた。

貿易収支が赤字になったのだから、経常収支も赤字だろうが、これがどの程度の規模になるのか。新型コロナウイルスの世界的な流行数が読めない以上は、おそらく予測したところで悪い意味で外れるだろう。

経常収支は貿易収支が韓国では中心だが、所得収支、サービス収支、経常移転収支の4つに分かれている。

既に上に書いてあるとおり、韓国からの資金は引き揚げられており、キャピタルフライトを加速させている。これは「所得収支」や「サービス収支」の金融に入る分野となるので経常収支にどれだけ影響するか、全く読めないという。他にもサービス収支は主に旅行収支、輸送収支、知的財産権使用料などがあって、これらも軒並みが赤字が予想されるため、サービス収支の赤字は過去最高となる可能性がある。

キャピタルフライトに関連する分野は先ほど、触れたとおり、所得収支もそう。直接投資収益、証券投資収益、その他の投資収益などあるが、最悪な結果となる。

経常収支の内訳も楽しみだが、資本収支の方も面白い事になる。資本収支はいわゆる韓国の負債が入ってくるので過去最高の大幅なプラス高になっているかもしれない。

これらの統計は見方を知っているだけで今後の韓国経済を大いに楽しめるので、初心者さんは是非とも、経常収支、資本収支を覚えて頂きたい。もちろん、来月に出てくるときに解説はしていくつもりだ。だから、今はなんとなくでいい。

韓国経済、【まだプラスがあって良かったニダ】4月輸出24%減、20大輸出品目のうち17品目が減少

先月の韓国の貿易収支(商品の輸出入差)が99カ月(8年3カ月)ぶりに赤字に転じた。

産業通商資源部が1日に発表した4月の輸出入動向によると、新型コロナウイルス問題で世界経済が冷え込んでいるため、先月の輸出(369億2300万ドル=約3兆9482億円)は前年同月比で24.3%減少したとのことだ。

国内消費・生産も振るわず、輸入(378億6900万ドル=約4兆493億円)も前年同期比で15.9%減少した。しかし、輸出の減少幅があまりにも大きいため、9億4600万ドル(約1011億円)の貿易赤字が出た。

輸出を支えていた半導体(72億ドル=約7700億円)が14.9%減、自動車(部品を含め34億ドル=3636億円)が40.9%減だった。韓国の20大輸出品目のうち17品目が減少だった。

来月発表される4月の経常収支(貿易収支にサービス・所得収支を加えたもの)も大規模な赤字になるものと見られている。外国人配当が先月、海外に一斉に流出したためだ。輸出が短期間に回復する可能性は低い。中国・米国・欧州などの主要輸出市場の状況はますます悪化しており、先月30日(現地時間)、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「今年のユーロ圏(ユーロ通貨使用19カ国)の経済は最大で12%縮小する可能性がある」と述べた。

■石油製品など20品目のうち17品目で減少

 この1年余り輸出は減少傾向にあったが、そうした中で支えとなっていたのは半導体だった。だが、韓国の輸出の20%を占める半導体の輸出額は先月、前年同月比15%(12億ドル=約1283億1600万円)減少し、72億ドル(約7700億円)にとどまった。スマートフォン・家電などの需要減少が本格化する中、情報技術(IT)企業も景気低迷を予想して先行購入を大幅に削減している。

 自動車輸出はほぼ半減した。完成車(24億ドル=約2566億円)は36%、部品(10億ドル=約1069億円)は50%減少した。一般機械(20%減)、石油化学(34%減)、鉄鋼(24%減)、石油製品(57%減)の輸出も大幅に減った。20大輸出品目のうち、先月成長を記録したのはバイオヘルス(29%)、コンピューター(29%)、プラスチック製品(29%)の3品目に過ぎない。

(後は省略)

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/02/2020050280013_2.html

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オバマ
2020年5月3日 09:54
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韓国の高齢化の進展で日本同様に貿易赤字が起き、その時点で日本のように恒常的に経常黒字にする力が韓国には到底ないので、期待いや心配していました。4月は配当支払いで昨年も経常赤字なので、貿易赤字の今年は大赤字が予想されています。さらに、技術的に追い付かれた中国から叩き出されつつあり、ASEANでは悪名が轟いていますし、反米侮日政権に日米は辟易していますから、韓国は益々苦しくなるでしょうね。
唯一の救いの半導体ですが、残されたボーナスタイムは、今年一杯で、中国、台湾、米国、日本の攻勢で落日を迎えるでしょう。バイオヘルス、コンピューター、プラスチックいずれも29%増?

ひふみ
2020年5月3日 12:29
Reply to  オバマ

わたしも韓国輸出減には、期待いや心配しています。
日本もいくらか経済成長落ち込みますが、バブル崩壊、暗黒の民主党政権を乗り切った国民です。日本は何度でも復活する。
いや~、韓国さん、本当に心配していますよ♬

ROCK
2020年5月3日 13:20

政府の資本注入で4月末は凌いだようだが、5月末に造船、航空、観光業界あたり
で大企業を先頭に大規模な連鎖倒産があればいいけど。
どうせ年内にはそうなるだろうけど、今の日本の暗い雰囲気の中で明るいニュースが欲しい。

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