韓国経済、【破産という運命を受け入れろ】借金返せるのか…新型コロナ「恐怖の死(4)月」に怯える韓国企業

韓国経済、【破産という運命を受け入れろ】借金返せるのか…新型コロナ「恐怖の死(4)月」に怯える韓国企業

韓国経済の危機的な状況は生産・消費・投資が全て減少している中、経済危機は深刻化していること。ただ、それだけではないようだ。恐怖の四月と呼ばれているそうだが、どうやら「 韓国企業の4月の社債償還額は過去最大」とのこと。つまり、ロールオーバーできなければデフォルトと。

>記事によると、韓国の各企業が4月に償還しなければならない社債が合計6兆5000億ウォン、日本円で約5800億円に上るという。

5800億円ならそこまでたいしたことないだろう。全体企業の借金としては微々たるものだ。しかし、流動性を確保するのは難しいようで。各社、資金繰りに奔走していると。ここで米韓為替スワップや米国債担保の話が出てくるわけだ。咽喉にはドルは供給されたので、企業は銀行に社債を買ってもらうしかないと。

>3月には大手金融機関であるハナ銀行と世界的製鉄企業ポスコの系列会社が社債を発行したが、買ってくれる投資家が少なかったために、目標金額を調達できなかったという。ハナ銀行の格付けはAA、ポスコの系列会社もAA-という「優良企業」だ。

ポスコですら目標金額が集まらないと。これはもう駄目だな。

韓国経済、【破産という運命を受け入れろ】借金返せるのか…新型コロナ「恐怖の死(4)月」に怯える韓国企業

■新型コロナで生産・消費・投資がトリプルダウン
■韓国企業の4月の社債償還額は過去最大
■借り換えしようにも資金集まらず…デフォルトの危機が

すでに4万7000人以上(4月2日午前現在)の命を奪った新型コロナウイルス。世界中が見えない敵との苦闘を続けているが、ウイルスは人体だけでなく経済にも大きな悪影響を及ぼしている。その事実を可視化するデータが韓国から出てきた。

中国に次いで早期にウイルスが蔓延した韓国のデータは、日本経済の先行きを占う意味で注目される。

■韓国は生産・消費・投資のトリプルダウン

韓国統計庁が3月31日に発表した2月産業活動動向によると、コロナウイルスの感染拡大が始まった2月の全産業生産は前月より3.5ポイント減少し、2011年2月の3.7ポイント減少に次ぐ大幅な減少となった。

特に自動車の生産は、新型コロナウイルスの影響で中国からの部品調達が滞ったため、27.8ポイントの大幅減となっている。感染拡大防止のために人々の移動が止まったため、航空旅客業(マイナス42.2)、鉄道運送(マイナス34.8)、旅行業(マイナス45.6)も大幅にダウンした。

外出の自制で買い控えが発生したためか、消費も前年同月比6ポイントダウンとガタ落ちだ。設備投資も前月より4.8ポイント下がっていて、経済全体が縮小したのが分かる。

ソウルの街を歩いていても、警戒の緩みからか飲み歩く若者の姿が目に付くようになったものの、出歩く人が極端に少ない状況は続いている。韓国政府は矢継ぎ早に経済対策を打ち出してはいるが、苦境は今後も続きそうだ。

■「恐怖の死月」に怯える韓国企業

韓国の保守系大手紙「朝鮮日報」は3月28日「企業ら『恐怖の死月』…信用等級下落、誰も社債を買わない」というタイトルの記事を出した。

日本語では「4」と「死」はどちらも「シ」と読むが、実は韓国語でも「4」と「死」はどちらも「サー」と読む。この記事のタイトルは「4月」と「死月」をかけているのだ。

なぜ韓国企業にとって4月は「死月」なのか?

記事によると、韓国の各企業が4月に償還しなければならない社債が合計6兆5000億ウォン、日本円で約5800億円に上るという。

社債とは企業の借金のようなもので、償還はいわば返済の事だ。各企業がお金を準備して返済すれば別に問題は無いのだが、この返済資金を工面するのが、新型コロナウイルスの感染拡大によって難しくなっているのだ。

例えば、ホテルや百貨店などを抱える巨大財閥のロッテグループは新型コロナウイルスによる業績悪化に直面しているが、4月の社債償還額は日本円で約320億円に上る。

ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長は非常経営会議を招集し「新規投資計画調整を通じて現金流動性を確保しなさい」と指示したという。新たな投資を見直してでも、社債の償還などに使える「動かせるお金」を確保しなさいという事だ。

どうにかして社内の金をかき集めて社債の償還が出来ればいいが、すぐに動かせるお金が無ければ、自転車操業的に借り換えをしなければならない。ところが借り換えも簡単ではない。

新たな社債を発行しようにも、新型コロナ感染拡大の収束が見えず将来への不安が高まっているため、投資家が社債を買ってくれないケースが多発しているのだ。

3月には大手金融機関であるハナ銀行と世界的製鉄企業ポスコの系列会社が社債を発行したが、買ってくれる投資家が少なかったために、目標金額を調達できなかったという。ハナ銀行の格付けはAA、ポスコの系列会社もAA-という「優良企業」だ。

朝鮮日報の記事には「最優良と評価される企業が社債発行目標額を達成出来なかったことは大きな衝撃」との、ある企業の最高財務責任者の声が寄せられている。

■韓国政府は苦境に陥った企業を救えるのか?

実は4月の償還額6兆5000億ウォンというのは、間の悪い事に4月としては過去最大の金額だ。韓国企業は今、社債という借金の返済期限が来ても、業績悪化で手元にはお金が無く、借り換えも難しいという困難に直面している。

韓国SK証券のユン・ウォンテ研究員は韓国紙「中央日報」の取材に対して「市場では非優良債権の回避が本格化していて、半分ほどが償還に失敗し企業の連鎖的デフォルト(債務不履行)が続く恐れがある」と分析している。

韓国政府が、この企業の苦境を克服できるような妙案を打ち出せるのかが注目される。

https://www.fnn.jp/articles/-/27456

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ジャック
2020年4月3日 00:42

どう乗り切るのでしょうね……。
不動産を担保に借り入れ、なんてパッと思い浮かびましたが、ビルを売って買い手が付く状況でしょうか?
バブルが弾けて大量の不良債権が発生、銀行破綻、というお定まりのルートが連想されますが、
まさか、まっさか、そんなことにはならんだろう……(遠い目)

まあ、ソウルの地価が安くなれば、安い物件があまりに乏しいために半地下で暮らす、なんて悲惨な生活状況からおさらばできるかもしれませんし、
そう悪いことばかりでもないでしょう。
頑張れ!

オバマ
2020年4月3日 07:31

鉄鋼は韓国の過剰生産が続いており、一時期生産調整してた中国が増産した結果、東アジアは悲惨な現状ですから。造船、自動車の生産が減り、過剰感がハンパないのでしょう。
社員で韓国を好きな人は居ない(某鉄鋼大手の弁)ぐらい、嫌われてますから日本の金融関係者は買わないでしょう。

恋ダウド
2020年4月3日 08:56

ポスコが優良企業?泥棒企業の間違いだろw
確か韓国は4月は毎年経常収支が株の配当支払いなどで
大幅に落ち込むらしいです。
これは確実にドル不足になるのではないでしょうか
日本での起債も失敗に終わりどこで資金調達するのか楽しみですね。
世界的にドル不足の中でロールオーバー失敗からのデフォルト
ってのが一番物語としては面白いよね。

今日のニューヨーク連銀のHPにはまだ追加9カ国の通貨スワップ情報は記載なし

ナナシ【メル】
2020年4月3日 14:18

大変そうだね(棒)。
こんな記事もあるし(笑)!!

機械翻訳です。
アシアナ航空債務、蓋開けてみると 衝撃
記事入力2020.04.02。 午後2:54

資本は6300億なのに負債11兆3800億ウォン
大韓航空・CJ CGVなどの債務も深刻な水準

アシアナ航空の負債比率が昨年末基準で1795.11%を記録したと韓国取引所は2日明らかにした。アシアナは、個々の財務諸表ベースで全体の有価証券市場上場企業の中で最も負債比率が高かった。資本量は6300億ウォンだが、債務の規模がなんと11兆3800億ウォンに達した。

アシアナ航空は、2018年の年末基準で負債比率が814.85%であったが、昨年倍増以上に増えた。

ペーパーコリアは、負債比率1653.17%を記録した。 アシアナ航空に続き、上場企業のうち、負債比率が二番目に高い。 ペーパーコリアは新聞、電話帳用紙を生産する製紙メーカーである。デジタル時代への移行で、紙の需要が急減し、業績不振に苦しんでいるためと分析される。韓進重工業(897.14%)、釜山住公(838.02%)、STX(814.21%)が負債比率上位に名前を上げた。大韓航空は昨年末の負債比率が813.93%、エア釜山は811.83%、CJ CGVは777.49%で後に続いた。特に航空会社は昨年からリース会計基準が変更され、負債比率が急激に増加した。 2018年まではファイナンスリースのみ資産及び負債として認識して運用リースは費用として認識したが、昨年から新会計基準の導入で運用リースも資産と負債として認識することになった。 金融監督院は、昨年、新しい会計基準の導入で航空運送業に属する企業の負債比率が最大238.6%増加したと説明した。 航空機1台当たりの価格が1000億ウォン以上のように、ほとんどの航空会社はリースを通じて基壇拡大を図る。

このほか徳洋産業(746.70%)、ポステク(567.61%)また、負債比率が高い上位10個上場企業リストに名前を連ねた。

熱湯浴
2020年4月9日 17:26

>>韓国政府が、この企業の苦境を克服できるような妙案を打ち出せるのかが注目される。

なぁ~にへーキヘーキ、踏み倒せば良いニダ

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