韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1352.59→ウォン・ザムが大苦戦してさらなるウォン安へ

韓国証券市場 今日、本篇で韓国が2年間で680億ドルの為替介入をして、400億ドル以上の外貨準備高を減少させたことを取り上げた。今、韓国の外貨準備高は4000億ドルとか述べているが、実際のところは9割が有価証券であり、その中でも米国債が1000億ドル程度だったか。

この先、韓国が為替介入をしていけば、この外貨準備高がどんどん減少していくことになる。だが、いくら介入してもウォン売りは止まらないのだ。といったところで今週もウォンニャス速報を始めて行こうか。では、最初は日経平均からだ。

日経平均は31,659円03銭。マイナス656円96銭。TOPIXは2273.54。マイナス35.21ポイント。

いきなり650円も下がり、32000円を割っている。これは中東情勢悪化、原油価格高騰などで半導体関連株が売られたようだ。結局、中東情勢が足を引っ張るわけだ。しかも、他のアジア株も軒並み酷い。これは中東情勢次第では世界同時株安が来るんじゃないか。

ドル円も149.547と酷い有様だ。話にならないな。

では、ウォン動向を見ていこうか。

開幕は1352.59とウォン・ザムが出撃してスタートである。しかし、これではいくら介入しても1350切るのも難しそうだ。

それではチャートをどうぞ。

スターとは1352。ここからウォンは上げていくのだが、すぐに跳ね返される。中東情勢悪化。イスラエルの地上戦開始が近いという報道なので、ウォンも売られていく。気がつけば11時頃に1355ウォンを突破した。

12時でも1354ウォン、普段なら、ここから韓銀砲で押し返すが、今回の韓銀は1355防衛に必死だ。おそらく1355付近で蓋をして、これ以上、下げないようにしたのだろう。だから、狭い範囲でしかウォンは動いてない。

結果は1353.7。3.7ウォン安。結局、1350からウォン安が加速して終了と。

■2023年10月16日の韓国証券市場

コスダック指数 12.24ポイント、下降、 810.54、(終値)
総合株価指数 19.91ポイント、下降、 2436.24、(終値)
ウォン・ドル相場 3.7ウォン安 1353.7、(終値)

■投資主体別売買動向

23.10.161,997-2,08268

個人が1997億で、買い。外国人が2082億で、売り。機関が68億で、買い。

個人と機関が買い。外国人が売り。外国人の連続投げ売り記録がいつまで伸びるのか。

■韓国債と社債の金利

国庫債券(1年)3.739プラス0.011
国庫債券(3年)3.973プラス0.016
国庫債券(5年)4.064プラス0.028
国庫債券(10年)4.191プラス0.022
会社債(AA-、無保証3年)4.769プラス0.021
会社債(BBB-、無保証3年)11.166プラス0.022
CD(91日)3.8200
CP(91日)4.120プラス0.020
国民住宅1種(5年)4.410プラス0.026

中東情勢悪化で下がっていた金利が再び上昇と。

■ドル円

朝の7時は149.537。日銀砲が怖いので150円は付けないように調整された動きである。だから、149.625まで下げたら、ここから反転するも、15時前に149.382で逆戻り。17時45分では149.495となっている。

■気になるニュース

今回のニュースは韓国の大企業500社で営業利益で利子を払えない企業が1年間で98社になったようだ。それだけ韓国経済が大企業でさえ、苦しいことになるが、だいたい、サムスン電子とSKハイニックスの不振が響いてると。

【10月16日 KOREA WAVE】韓国の大企業500社の利子補償倍率が今年上半期、1.16に減少した。昨年同期(4.42)より74%低い。営業利益の減少と利子費用の急増が理由で、営業利益で利子を賄えない企業はこの1年間で47社から98社に倍増した。業種別では公企業、IT、電気・電子、流通などの業種が不振だった。

「利子補償倍率」は企業の営業利益を借入金の利子で割ったもので、債務償還能力を示す指標だ。企業が負債に対する利子の支払い能力を算出するのに用いられる。利子補償倍率が1なら営業活動で稼いだ資金を利子として払えば残りはゼロ、1未満なら稼いだ資金で利子さえ返せないことを意味する。

企業分析研究所リーダーズインデックスが大企業500社のうち、今年上半期に事業報告書を提出した347社の利子補償倍率を調べた。その結果が1.16で前年上半期のより3.26ポイント下落していた。

調査対象企業の営業利益は昨年上半期149兆6752億ウォン(1ウォン=約0.11円)から今年上半期89兆3208億ウォンへと41.7%(62兆3972億ウォン)も減った半面、利子は33兆8807億ウォンから75兆694億ウォンへと121.6%(41兆1887億ウォン)増えた。

特に半導体不振が続くサムスン電子とSKハイニックスの営業利益は1年間で40兆2552億ウォン減少した。これは全体の営業利益減少分の64.5%を占める数字だ。

https://www.afpbb.com/articles/-/3486298?cx_part=top_category&cx_position=1

酷いものだな。営業利益が41.7%減少しているのに、利子は121.6%とか。銀行貸出金利、社債の金利とか色々高くなってるものな。でも、それだと来年はもっと酷くなるな。

国庫債券(1年) 3.739 プラス0.011
国庫債券(3年) 3.973 プラス0.016
国庫債券(5年) 4.064 プラス0.028
国庫債券(10年) 4.191 プラス0.022
会社債(AA-、無保証3年) 4.769 プラス0.021
会社債(BBB-、無保証3年) 11.166 プラス0.022
CD(91日) 3.820 0
CP(91日) 4.120 プラス0.020
国民住宅1種(5年) 4.410 プラス0.026

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