韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1348.81→米CPI発表後にウォン・ザム出撃!

韓国証券市場 せっかく米CPI発表前に必死に介入してウォンを上げておいたのに、それが一夜にしてウォン・ザム出撃まで突破された。実際、今から見ていくCPIは予想より良くなかった。これでは年内の利上げ観測が強まるのは当然だ。では、早速見ていこう。

9月のCPIは前年同月比で3.7%上昇。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は4.1%上昇。このようになった。確かにコア指数の伸びは鈍化しているが、4%前後もある時点で喜べる内容ではない。では、関係者はどう見ているのか。

市場関係者の見方は以下の通り。

◎チャールズ・シュワブUKのマネジングディレクター、リチャード・フリン氏:

  これが金利にどう影響するかに関しては、現時点では「より高くより長く」の方が「どのくらい高く」よりも重要かもしれない。米金融当局が利上げを決定するかどうかにかかわらず、インフレという竜を退治するのが難しい限り、金利が現行水準から下がる可能性は低いだろう。

◎グレンミードの投資戦略・調査責任者、ジェイソン・プライド氏:

  この日のCPI統計には、インフレを魔法のランプに戻すという任務が完了したことを示唆する要素はほとんどない。年末にかけてもう1回の利上げがなお選択される可能性もあるが、当局は過去数カ月にわたる長期金利上昇で既に引き締まりつつある金融状況に注意を払うかもしれない。追加利上げは今のところ可能性として残っているはずだ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-12/S2F9FUDWLU6801

年内に利上げするかしないかは微妙だが、高金利維持は確実という情勢である。しかし、インフレを竜退治と表現するのは格好良いな。まさに経済で最強の敵だもんな。こちらも使わせてもらおう。

このような情勢でウォンは売られていき、ドル円も149円後半となっている。

さて、日経平均を見ていこうか。

日経平均は32,315円99銭。マイナス178円67銭。TOPIXは2308.75。マイナス-33.74ポイント。

米CPIでダウも下がっていたので、この程度で済んだのは良かったか。

では、ウォン動向はどうか。既に時間外で1350ウォンまでさげていたことは知らせたので、開幕も1348ウォンと一気に10ウォンほどワープした。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1348。今日は1350防衛戦である。なんとかウォン・ザム出撃を阻止したい。そんな思いが韓銀から伝わってくるようなチャートだ。だが、流れが悪い。ヘッジファンドは介入してくるのを様子見であり、1350まできたら、売られているのを見ると、明らかにここがターニングポイントだと意識している。

お昼には1349ウォン。必死に持ちこたえているが、今日はこんな感じで1350に蓋をして、超えさせないようにスムージングオペレーションである。でも、10ウォンも落とされたのだから1350阻止しても勝利という内容とはほど遠い。

結果は1350.0。11.5ウォン安。なんとドンピシャで1350到達した。ヘッジファンドすげえな。

■2023年10月13日の韓国証券市場

コスダック指数 12.71ポイント、下降、 822.78、(終値)
総合株価指数 23.67ポイント、下降、 2456.15、(終値)
ウォン・ドル相場 11.5ウォン安 1350.0、(終値)

■投資主体別売買動向

23.10.134,233-1,572-2,844

個人が4233億で、買い。外国人が1572億で、売り。機関が2844億で、売り。

個人が買い。外国人と機関が買い。しかし、外国人がずっと投げ売りしている。9月20日から、これで3週間連続だ。

■韓国債と社債の利回り

国庫債券(1年)3.728プラス0.024
国庫債券(3年)3.957プラス0.025
国庫債券(5年)4.036プラス0.032
国庫債券(10年)4.169プラス0.068
会社債(AA-、無保証3年)4.748プラス0.029
会社債(BBB-、無保証3年)11.144プラス0.026
CD(91日)3.8200
CP(91日)4.100プラス0.010
国民住宅1種(5年)4.384プラス0.046

利上げ観測で下がっていた金利が再び上昇。

■ドル円

朝の7時は149.768。これが9時52分には149.872まで下がるも、150円突破すれば日銀砲が怖いのか。ここでなんとか反転。14時頃に149.582まで上げるが、再び下がっている。

17時40分には149.693だ。

■気になるニュース

今回は物価の話を続けよう。どうやら韓国のパンの値段が日本より、3倍以上ということがわかった。日本のパン屋で塩パンは110円だが、韓国では330円で売られているそうだ。では、引用しよう。

消費者の苦情は大きい。韓国のパンの値段が日本など他の国より高価で、価格引き上げ幅も大きいという理由からだ。塩パンが代表的だ。塩パンを初めて作ったと言われる日本パン屋「パンメゾン」では、塩パン1個を110円(約990ウォン)に売っているが、パリバゲットでは2700ウォン(300円)で売るなど、国内では3000ウォン(330円)前後で形成されている。最近の円安現象を勘案しても2倍以上高いという声が出ている。

ベーグルも米国ニューヨークではプレーン基準で1~2ドル(150円~300円)前後だが、韓国では3000~4000ウォン台(330円~440円)だ。

グローバル物価統計サイトであるナンベオによると、今年韓国の食用パン1つ(500g)の価格は2.83ドルで世界6位水準だ。米国(3.56ドル)とスイス(3.45ドル)、デンマーク(3.03ドル)など1人当たりの国内総生産(GDP)が韓国の2倍以上の国々が上位圏を占めた。一方、日本(1.43ドル)は40位だ。

https://news-nate-com.translate.goog/view/20231013n00806?mid=n1006&_x_tr_sl=ko&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja

韓国さん。インフレ抑制しているのになんでこんなにパンの値段が高いんですかね。しかも、ニューヨークよりも高いとか。まさか世界一パンが高いとか?まあ、何でもいいが、スタグフが確認されていると。

国庫債券(1年) 3.728 プラス0.024
国庫債券(3年) 3.957 プラス0.025
国庫債券(5年) 4.036 プラス0.032
国庫債券(10年) 4.169 プラス0.068
会社債(AA-、無保証3年) 4.748 プラス0.029
会社債(BBB-、無保証3年) 11.144 プラス0.026
CD(91日) 3.820 0
CP(91日) 4.100 プラス0.010
国民住宅1種(5年) 4.384 プラス0.046
利上げ観測で下がっていた金利が再び上昇。

Subscribe
Notify of
0 Comments
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
0
読者のコメントを見る&書くx