韓国証券市場 今週、米国のCPIが13日の21時半に発表されるので、韓銀としてはできるだけウォンを上げておきたいところ。だから、それまでは怒涛の介入を続けると思われるが、一体、どこまで押し上げられるのか。注目だろう。
1310ウォン台まで行けばなかなかだが、さすがに1336ウォンから、1310ウォンは遠いか。数日で1320ウォン台てところか。このように経済イベントがあるので、くれぐれもウォンの大きな変動に注意してほしい。
では、日経平均から見ていこうか。
日経平均は32,467円76銭。マイナス139円08銭。TOPIXは2,360.48。プラス1.46ポイント。このように日経平均は下がっている。日銀が政策を修正するとか。今の日本経済で何か大きくアクションを起こすならデフレ脱却後だる。
それではウォン動向を見ていく。
開幕は1336.23。
では、チャートをどうぞ。
スタートは1336。しかし、先ほど少し触れたが米CPI発表まであと数日しかない。できるだけウォンを上げておきたいので、いきなり、最初から韓銀砲だ。どーん。ウォンは1336ウォンから徐々に上げていく展開。
12時頃には1333ウォンだ。そこから激しく揉み合いとなるも、ここでまた韓銀砲だ。どーん。これは強い。一気に1330を奪還か。中尉のハンバーガー生活が終わりを迎えるのか。
結果は1331.1。2.3ウォン高。1330防衛は突破できなかったと。
■2023年9月11日の韓国証券市場
コスダック指数 1.63ポイント、下降、 912.55、(終値)
総合株価指数 9.20ポイント、上昇、 2556.88、(終値)
ウォン・ドル相場 2.3ウォン高 1331.1、(終値)
■投資主体別売買動向
23.09.11 | -752 | 221 | 338 |
個人が752億で、売り。外国人が221億で、買い。機関が338億で、買い。
個人が売り。外国人と機関が買い。
■韓国債と社債の利回り
また、金利が大幅に上がっている。確かに米国債10年利回りの長期金利は4.2820と上昇傾向だが、ギリギリで耐えてる感じだ。
■ドル円
朝の7時は146.704。そこから一度は147円に再び下がるも、その後、どんどん上がっていき145円台に一時的上昇した。17時半には146.371となっている。
■気になるニュース
今回のニュースは現在のEVバブルが後に終焉して日本メーカーの一人勝ちとなるという話。確かに今の自動車販売はEVバブルといってもいいだろう。では、国際投資アナリストの大原浩氏の意見を見ていこう。
米国のテスラや中国のBYDなど電気自動車(EV)が、自動車市場を席巻しているようにみえる。だが、EV市場は「バブル」であり、崩壊が近づいていると指摘するのは国際投資アナリストの大原浩氏だ。緊急寄稿で大原氏は、トヨタ自動車など日本メーカーが最終的に覇権を握るとの見方を示す。
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8月28日の米国株式市場で、ベトナムの新興EVメーカー、ビンファストの時価総額が日本円で一時、約28兆円に達し、テスラ、トヨタ自動車に次ぐ世界第3位になったと報じられた。EVバブルを象徴する出来事であるが、まさに崩壊の瀬戸際にあると筆者は考える。
EVが世界的に推進されてきたのには、多くの政治的思惑が見え隠れする。その一つが「日本車潰し」である。
2015年にドイツでディーゼル車の排ガス不正問題が発覚した。それに懲りずに「新たなる日本車潰し」の意図を持って行われたのが、「完全EV化」である。日本勢が得意とするハイブリッド(HV)車やプラグインハイブリッド(PHV)車を排除して、電気のみを使って走る車(BEV)にできるだけ限定しようとする圧力が、その意図を明確に示している。HVやPHVは、エンジンでの駆動エネルギーを効率的に回収できるので環境により優しい可能性があるにもかかわらずだ。米民主党政権もイデオロギーの観点から、EV化にも注力している。本来、日本政府はこのような外圧に毅然(きぜん)とした姿勢で日本企業を守るべきである。ところが21年1月、菅義偉首相(当時)が国会で「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明した。
「日本車潰し」を意図したEV化だが、中国企業を勢いづかせることになってしまった。EVの世界販売トップが中国のBYDであるだけでなく、トップテンに中国企業が6社も入っている。2位は米国のテスラだ。欧州勢は大いに焦っていることだろう。
日本勢はトップテンに入っていないが、心配はいらない。EVバブルが崩壊するのは確実だからだ。巨額な補助金がなくなれば、ガソリン車やHVなどの「消費者に優しい」自動車が勝利するのは確実である。特に、環境に優しいHVおよびPHVは次世代自動車の本命といえる。HVの市場はトヨタなど日本勢の独壇場であり、結局のところ世界の覇権を握るのは日本企業である。
トヨタがEVに熱心でなかったのは「現状のバッテリーの性能では消費者が満足する自動車をつくれない」という信念に基づく。そして、27年~28年にも全固体電池の実用化を実現する方針を発表した。まだ未知数の部分はあるが、10分以下でフル充電し、航続距離1000キロ程度(従来型EVの約2倍)を目指しているという。もしこれが実現すれば「消費者が満足するEV」として、あっという間に他のEVを蹴散らすだろう。
世界中から目の敵にされる過酷な状況でも「黙々と良い製品をつくることに専念」し、「実力で黙らせる」のがトヨタのやり方だ。
これは、多くの日本企業に通じる「日本精神」といってもよいものである。日本人は、ディベートやプレゼンが下手だとよく非難されるが、見てくれよりも「中身」を重視するだけのことである。日本人は「日本人のやり方」で世界で勝負すればよいのだ。販売台数で4年連続世界首位のトヨタは、これからますます躍進するはずである。
https://www.zakzak.co.jp/article/20230911-CRZTBK3QT5MHHFME4NZB6FXOKI/
このように最後は日本メーカーが勝つということで、どこまで信じるかはそれぞれだが、実際、全固体電池をどこまでコストダウンさせられるかだとおもう。もっとも、EVは電気代を食うのでこの先、本当にクリーンなのかどうかは疑わしい。