韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1278.65→気がつくとソロウォン圏内へ

韓国証券市場 時刻は17時過ぎ。この時間帯が一番暑いのだが、そんなことも言ってられないのでウォンニャス速報を作成していく。実際、朝の金融ニュースをお休みにしているのでその辺を本篇やウォンニャス速歩で少し補完しておきたい。

まずは日本の消費者物価指数のニュースがあるのでこれを見ておこう。

(ブルームバーグ): 6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比3.3%上昇と、前月の3.2%上昇から伸びが拡大した。プラス幅の拡大は2カ月ぶりで、市場予想と一致した。電気料金や食料品の値上げが押し上げに寄与した。総務省が21日発表した。

電気代は6.6%減と前月から下落幅が縮小した。価格転嫁が続く中、生鮮食品を除く食料は9.2%上昇と、前月と同じ高い伸びとなった。一方、家庭用耐久財や宿泊料はマイナス方向に寄与した。

生鮮食品とエネルギーを除いたコア、コアCPIは市場予想と同じ4.2%上昇と伸びが縮小した。伸び率が前月を下回るのは2022年1月以来。

日本銀行が27、28日開く金融政策決定会合を前に、市場ではイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の修正観測がくすぶっている。植田和男総裁による18日のハト派的な発言後、修正観測はやや後退。CPIの最新結果を受けて、今月会合で修正される可能性は低いとの見方が広がっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/101e024b95983978d97294a57b20a9b48ba8453f

さて、消費者物価指数が3.3%、コアも3.3%。わりと市場の予想通りということで、日銀が金融緩和に動き出す可能性は低いといったところだ。つまり、円安傾向が急に円高になることはないと。

それで日経平均も先に見ておくと、32,304円25銭。-186円27銭となっている。TOPIXは2262.20。プラス1.30ポイント。そして、驚くべきことにドル円が141円まで落ちている。

このように金融ニュースについて重要な指標はこのように補完していくので、しっかり本篇とウォンニャス速報を楽しんで頂ければ何よりだ。

では、今回のウォンチャートを見ていこうか。

開幕は1278.65。

それではチャートをどうぞ。

スタートは1278。最初は揉み合いとなっていたのだが、急に下がり出す。そして1280ウォンを軽く突破される。これが12時頃だ。そこから1280ウォン付近で殴り合いとなるも、今日は韓銀はやる気ないのか。最後にフルボッコにされる。

結果は1283.4。13.5ウォン安。いきなりフルボッコ。まあ、ドル円下がっているので、ドル高の動きに見えるが。

■2023年7月21日の韓国証券市場

コスダック指数 2.98ポイント、上昇、 934.58、(終値)
総合株価指数 9.53ポイント、上昇、 2609.76、(終値)
ウォン・ドル相場 13.5ウォン安 1283.4、(終値)

■投資主体別売買動向

23.07.213,144-3,11148

個人が3144億で、買い。外国人が3111億で、売り。機関が48億で、買い。

個人と機関が買い。外国人が売りとなった。

■韓国債と社債の利回り

国庫債券(1年)3.551マイナス0.001
国庫債券(3年)3.602プラス0.021
国庫債券(5年)3.601プラス0.020
国庫債券(10年)3.636プラス0.030
会社債(AA-、無保証3年)4.399プラス0.020
会社債(BBB-、無保証3年)10.790プラス0.019
CD(91日)3.7500
CP(91日)3.9900

■ドル円

朝の7時は140.021。それから普通の動きだったんだが、16時過ぎぐらいからいきなり142円付近まで吹き飛んだ。

一体何があったんだよ!どうやら、イールドカーブコントロールするだろうという予測が外れたので円安になっているようだ。日本はデフレで苦しんでいたから、そう簡単に政策は変えないだろう。

■気になるニュース

今回は韓国の海外の不動産投資で見事に爆死したニュースだ。90件以上の不動産を2億ユーロで買い取って、1年で20%あまり下落したそうだ。うん、見事に散ったな!

韓国は、1990年代初頭の日本や金融危機直前のアイルランドなど、不動産投資で失敗した国の列に加わろうとしている。「ロンドンのシティーの歴史は、投資家がやって来ては去って行くというものだ」と、不動産オーナー会社、デベロップメント・セキュリティーズの元トップ、マイケル・マークス氏は言う。やけどをした投資家もいれば、本国市場での損失を補おうとする人もいるという。

韓国勢、5年間に欧州物件を買い漁り

韓国の海外不動産投資開始はかなり最近のことだ。2010年代の後半に、有利な為替レートと自国で得られるよりも高い利回りに引かれ、過熱する不動産市場が宝の山であることを期待してソウルのファンドがこぞって参入した。MSCIリアル・アセッツのデータによると、韓国勢は19年の欧州の商業用不動産市場において米国に次ぐ域外投資家であり、同年だけで130億ユーロ(約2兆円)の取引を行った。

17年から22年の間に、韓国の投資家は90件以上の欧州の不動産をそれぞれ2億ユーロ以上の価格で買い取った。その多くは、ロンドンのシティーやパリのラ・デファンスにある大型ビルだった。不動産仲介のサビルズによると、両金融街の物件の価値はこの1年で20%余り下落した。

韓国の投資家はアマゾン・ドット・コムのような有名テナントと長期賃貸契約を結んでいるビルを選好したため、完璧な立地やエネルギー効率が優れていることを示す高いグリーン評価よりも、誰が賃貸料を支払っているかという認知度の高さを重視していた。また大きな敷地を好んだが、こうした物件は老朽化すると修繕費がかさむ。

フィッチ・レーティングスは最近、ビルを環境対応型にするための工事費の高騰は幽霊オフィスやゾンビオフィスを残し、古い商業用不動産の「価値を著しく破壊する」と警告した。韓国投資家が保有する不動産を名指ししてはいない。

古いオフィスが座礁資産(社会の変化とともに価値が大幅に減少する資産)になる恐れが注視されているため、「多くの設備投資が必要になる」とフェンスミス氏は一般論として指摘。「2050年までのネットゼロ達成の経路から外れたビルは、いつ価値を失い始めるだろうか」と同氏は問い掛けた。

韓国の投資家にとって、市場の急落は最悪のタイミングで訪れた。韓国金融監督院のデータによれば、韓国の不動産ファンドは2025年末までに約30兆ウォン(約3兆3000億円)が償還期限を迎える。これは全体のほぼ40%に相当し、需要が落ち込んでいる時期に大量の商業ビルが市場に出回ろうとしていることを意味する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7da406250fe1a2a350bd127ee29c78d1787efe10?page=2

このように投資というのはハイリスク、ハイリターンである。しかし、20%も急落したら、もう最悪だよな。しかも、ここから上がる可能性はほぼないものな。

Subscribe
Notify of
0 Comments
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
0
読者のコメントを見る&書くx