韓国証券市場 今週、ウォンは1320~1340の範囲を行ったり、来たりしている。ドル円は138円と円安傾向なのだが、韓国ウォンは1330ウォン台を維持している。
明らかに韓銀が大規模な介入でなんとか1340防衛していた訳だが、週末もどうやらそのつもりのようだ。でも、どうせ時間外で押し戻されるんだろうな。
G7サミットが開催中なので、サミットの話題が色々出てきているが、共同宣言が出てくるのは後なので、韓国の踏み絵がどうなるのか。そういうのはまだニュースになってない。
ただ、バイデン氏が日韓関係改善を歓迎とか、日米首脳会談で述べている。最近、岸田総理が韓国に出かけたのもアメリカの圧力と。まあ、わかってはいたんだが、どうせそのうちちゃぶ台返しされるだけだぞ。アメリカも学習してくれよ。
では、週末も開幕から見ていこうか。
スタート値は1334.73。
それではチャートをどうぞ。
開幕は1334。そこからウォンは急上昇だ。凄い勢いで上がっていく。これは韓銀が一気に仕掛けたのか。1時間も経たずに1331ウォンだ。だが、ここからヘッジファンドの反撃だ。今度は逆に1335ウォンまで吹き飛ばされた。まさに一進一退攻防。
しかし、11時頃、韓銀はさらに介入して1330奪還を目指す。12時には1331。ここから揉み合いとなるが、ウォンはまた下がる。ところが14時頃にはまた韓銀砲だ。どーん。なんという強引な介入。さすがに1330奪還できたか。
結果は1326.7。最後の介入で一気に1330奪還に成功した。
■2023年5月19日の韓国証券市場
コスダック指数 5.83ポイント、上昇、 841.72、(終値)
総合株価指数 22.39ポイント、下降、 2537.79、(終値)
ウォン・ドル相場 7.5ウォン高 1326.7、(終値)
■投資主体別売買動向
23.05.19 | -11,010 | 5,547 | 5,582 |
個人が11010億で、売り。外国人が5547億で、買い、機関が5582億で買い。
個人が売り。外国人と機関が買い。
■韓国債と社債の利回り
韓国債と会社債の金利は上がってると。
■日経平均とTOPIX
日経平均は30,808円35銭。プラス234円42銭。TOPIXは2161.69。プラス3.84ポイント。
強いな日経平均。もう、今週は全て続伸じゃないのか。
■ドル円
■気になるニュース
今回は中国経済の話題。どうやら若者の失業率が20%を超えて過去最悪を更新したようだ。これは今までのニュースとわりと一致する。若者が大学で専門分野を学んでも、それを活かす就職先がなくて雇用のミスマッチが起きているというやつだ。もっとも、それだけ中国経済が回復してない証拠でもあるが。
中国で若年層の失業率が4月に20%を突破し、過去最悪を更新した。労働力人口の減少にもかかわらず、中国経済は新たな労働力を十分吸収できないでいる。
国家統計局が16日発表した若年層の失業率は4月に20.4%と前月の19.6%から上昇し、昨年夏に記録したこれまで最も高かった19.9%を上回った。調査対象全体の失業率は5.2%と、3月から低下した。
統計局の付凌暉報道官は北京での記者会見で、「若者の雇用安定・拡大に向け一段の取り組みが必要だ」と述べた。
統計局が同時に発表した他の経済統計は軒並み予想を下回り、債務問題や民間セクターの弱い景況感が経済成長の重しになっていることが示された。今年大学を卒業する学生は約1158万人と見込まれていることもあり、若年層の高い失業率は大きな課題だ。
一方、過去3年間で就業者数は4100万人余り減少。新型コロナウイルス禍がもたらした経済的影響と国内の少子高齢化がいずれも響いている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-16/RUQEFJT0G1KW01
こちらは韓国経済の視点から、中国経済の動向を伺うわけだが、韓国政府や専門家が期待するリオープニングとやらの効果も怪しくなってきているな。若者の失業が高いのはそれだけ企業に余裕がないてことだ。輸出は回復しているが、以前のように戻るとは考えない方が良さそうだ。
今日の韓銀は、茹でダコモードに突入し、ドルを溶かし続けた。
ロシアでも、韓国製テレビが苦戦しており、1月のLGとサムスンのテレビ販売台数はそれぞれ前年同月比で74%減、68%減だったらしい。特に「QLED」テレビにおいて、韓国ブランドから中国ブランドへの置き換わりが著しいとある。一時は撤退したサムスンが再参入したテレビも、韓国製は韓国以外では必要とされておらず、また投資が無駄になった。
海外半導体大手幹部と首相官邸で面談を行い、日本国内への投資拡大を呼びかけたが、ここでもマイクロンが最大5,000億円を投資することを発表した一方で、サムスンが日本から100億円の補助金が得られる可能性があると報道され、まさに対照的。恐らく、半導体を積層する技術を盗むつもりなのだろうが、でてきているのは雇用の話だけで、サムスンが何を研究するのかの具体案を明らかにしていない。経産省も、枯れ木も山のにぎわいということで、サムスンを呼んだだけなら良いのだが。
ゼレンスキー大統領が、急遽来日するらしいが、これで、日韓首脳会談が吹き飛ぶ可能性もでてきた。
チャートの画像がちゃんと表示されるようになっています、ありがとうございます。
終わり1,325.21ウォンですか。がんばってますね、韓銀(棒)。