韓国証券市場 ここ数日、韓銀は大規模介入を行いウォンは一時期は1413ウォンまで上がったのだが、その後は超フルボッコ。昨日の朝までには1434ウォンまで戻されていた。せっかくの介入もなかったことにされて1430ウォン台にかえってきたウォン。さて、今日はどうなるのかを見ていこう。
まずは開幕から。1435.34スタートである。
それではチャートをどうぞ。
開幕は1435で始まり、そこから韓銀砲で速攻だ。おお。これは最近の韓銀の必勝法か。どーん。一気に1430ウォンまで押し戻す。だが、ここで1430も切れないヘボい韓銀砲を撃ってしまったことで、ヘッジファンドの怒りを買った。
すぐさまヘッジファンドのカウンターが炸裂。ハゲタカ砲だ。なんと10時半にすぎにはまた1436ウォンだ。そして、どうやら今日の韓銀は1435防衛を頑張るようでここから揉み合いとなるも、昼前にさらに仕掛けていく。12時頃にはまた1430ウォン付近まで上がる。
だが、ここでも1430を奪還できない。だから、結局を反発を受けて13時30分頃には1434ウォンと逆戻り。今日はこんな展開ばかりだ。そして、しばらく揉み合いながらも、また韓銀砲が発射だ。今回の韓銀砲は強めだったようで1433から1427ウォンまで急上昇だ。
おお、韓銀さん。やれば出来るじゃないか。後は終わりまで1430防衛出来れば韓銀大勝利だ。そして結果は1433.3ウォン。7.1ウォン安。おいおい、全然、韓銀大勝利じゃない。どう見ても大敗北だった。
それでは時間外はどうだ。
時間外でも1435防衛をするようで、1434ウォンまで落とされたら、その後は上げている。16時頃には1434ウォン。18時頃には1430ウォンと推移している。
■2022年10月20日の韓国証券市場
コスダック指数 10.12ポイント▼ 680.44(終値)
総合株価指数 19.35ポイント▼ 2218.09(終値)
ウォン・ドル相場 7.1ウォン安 1433.3(終値)
■投資主体別売買動向
22.10.20 | 3,993 | -231 | -4,094 |
個人が3993億で、買い。外国人が231億で、売り。機関が4094億で、売りとなった。
個人が買い。外国人と機関が買い。
■日経平均とTOPIX
日経平均は27,006円96銭。マイナス250円42銭。TOPIXは1,895.41。マイナス9.65ポイント。
ドル円は149.923円。チャートを見ると150円を突破したようだ。150.084円まで下がった。そろそろ日銀砲の出番か。
■気になる経済ニュース
最初のニュースは今後の韓国コスピの話題。
「歴史的底値区間」vs「KOSPI2000割れの可能性も」といった2つの意見がある。
前者はおそらく楽観論だろうな。ジンボルトは後者の方が可能性が高いと思うが、まずは記事を見ていこうか。
韓国株に対する見通しが分かれている。金融投資業界では外国人投資家が底値買いに出て反騰の踏み台を用意しているという希望的な見通しもあるが、韓国総合株価指数(KOSPI)が2000ポイントを割り込み急落しかねないという憂鬱な見通しも出ている。
https://japanese.joins.com/JArticle/296793?servcode=300§code=310
確かに最近、売買動向を見ると外国人が買い越しをしている日は多い。今日は売っていたが9月29日から19日までは全て買い越しだ。だから、外国人がコスピを買っているのは事実だ。上のような希望的観測も考えられなくはない。それで、外国人はKOSPI銘柄を2兆3018億ウォンと買い越している。
それでよく買われているのはサムスン電子やSKハイニックスと。半導体需要が低迷してるのに何故、買っているんだろうな。ただ、買い越ししてるのにコスピは全然上がってないけどな。では、肯定的な専門家はどう見てるのか。
ハナ証券のイ・ジェマン研究員は「7-9月期の業績と今後の推定値の下方修正の懸念が残っているが、個別企業の株価の側面で見れば悪材料をすでに70%ほど反映した。以前と違い小さな好材料でも企業ごとに株価の敏感度が高くなり得る時期」と診断した。
悪材料は70%ほど反映した。でも、70%反映してもコスピは2200なんだよな。ここから反騰する未来はあまり想像できないな。そもそも輸出低迷が確実なのにコスピが上がる理由が見たらない。では、否定的な意見を見ていこう。
だが否定的な見通しも少なくない。マッコーリー証券は最近まとめた韓国市場報告書で、12カ月KOSPI目標値を既存の2600から2400に下げた。見通し上段は2800から2600に、下段は2100から1900に調整した。心理的抵抗線である2000ポイントが崩れる恐れもあるとみたのだ。
このようにコスピは一時的には2000割れるという予測も出てきた。そういえば、ムーディーズが韓国証券会社の格付けをネガティブに下げたというニュースがある。国の格付けは現状維持だったが、証券会社への接待はダメだったと。
今の状況でコスピが2400、2500と上がるには、やはり、半導体需要が回復しない限りは難しいだろう。外国人投資家がサムスン電子やSKハイニックスを中心に底値で買うということはいずれ、半導体需要が回復するまで寝かせておくといった感じか。でも、それって数年はかかりそうだよな。
それでWSJによると、台湾のTSMCが日本で半導体生産施設を拡大させることが検討しているようだ。最近、日本がようやく半導体の重要性に気づいて、台湾のTSMCに5000億円の補助金を出して日本の熊本県に新工場を建設している。どうやら生産予定は12ナノの半導体で自動車用らしい。
日本も台湾と組んで半導体の安定供給に動いている。韓国はいらない子扱いになっていく未来はそう遠くないてことだ。
以前は、マーケが9時に昇竜拳を撃っていたのが、最近は、韓銀砲から始まることが多くなった。マーケは、現時点ではウォンは1450程度の価値しかないことを、アメリカCPI発表時にメッセージとして伝えたのだから、韓銀も、何度同じことをしても無駄であることを、いい加減に学習すべきだね(まあ、学習能力がないから、永世属国だった)。
せっかく超韓銀砲で上げても、防衛線も守れず下げられちゃうみたいですね。
引き続きヘッジファンドの攻撃はやまないでしょう。