韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1428.98→開幕から昇龍拳で下落して超フルボッコ! 先週から22ウォン下落!

韓国証券市場 数日前は1400を一時的に切っていたウォンが、数日間のお休みが明けたらすぐに1430ウォンまで落ちていたなんてさすがに想像もしなかったが、現実というのは韓銀にとって残酷らしい。

ヘッジファンドが韓銀のドルが尽きかけていることを見抜いてるのか。それとも、介入ラインが1435だと知っているのか。どちらにせよ。今週も韓国証券市場が始まった。

それでは開幕から見ていこう。スタート値は1428.98である。

それではチャートをどうぞ。

開幕はなんとか1430までに抑えたが、その直後はいきなりの昇龍拳だ。どーん。三日間の休日の後。「お帰りなさい」というヘッジファンドの洗礼でウォンは1433ウォンまで駆け上がっていく。

休み明けで寝ぼけている韓銀の中の人が慌てて、やばい、1435ウォンに到達する。韓銀砲で反撃したのが9時半頃だ。どーん。10時頃には1430ウォンまで押し戻す。

でも、ヘッジファンドの歓迎はまだまだ終わらない。韓銀砲が落ち着いたと見るや、じゃあ、次のハゲタカ砲を撃つので防衛してねといわんばかりに攻撃だ。ずどーん。愛犬のジョニーも激しい攻防に興奮している。

10時半過ぎのハゲタカ砲で1436ウォンだと。韓銀さん。1435が突破されています。このままでは1440間近ですよ。さすがの韓銀も焦って14時頃には1438ウォンまで下げられると、すかさず超韓銀砲で応戦だ。

結果は1435.2。22.8ウォン安。おお、これは年内の一日で落ちた変動を更新したんじゃないか。まさか一日で20ウォンも変動させるのか。これには驚いた。円だと2円以上を動かしたことになる。

なんだろうな。米消費者物価指数が発表されるまでは様子かと思えば、そんなことは一切ないな。コスピもまた2200を割れている。因みに9月の米消費者物価指数は13日の21時半となっている。

それでは時間外はどうだ。

時間外でもウォンはフルボッコで1436ウォンまで落とされる。そこから少し上げて17時頃には1434ウォンだ。結局、ウォンメスは破壊されたままだ。

■2022年10月11日の韓国証券市場

コスダック指数 28.99ポイント▼ 669.50(終値)
総合株価指数 40.77ポイント▼ 2192.07(終値)
ウォン・ドル相場 22.8ウォン安 1435.2(終値)

■投資主体別売買動向

22.10.111,0801,983-3,103

個人が1080億で、買い。外国人が1983億で、買い。機関が3103億で、売りとなった。

個人と外国人が買い。機関が売りと。

せっかくの介入もなかったことにされて、気がつくと1440防衛線となっている現状。本当、1450到達も時間の問題なのか。まだ、ヘッジファンドがウォン売りを加速する米消費者物価指数の発表が控えてるというのに。

■日経平均とTOPIX

26,401円25銭。-714円86銭。TOPIXは1,871.24。-35.56ポイントになっている。

■気になるニュース

週明けでウォンが1440防衛線となっている理由の1つにアメリカの雇用統計が出てきたので視ていこう。9月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月から26万3000人増加した。失業率は3.5%と、前月から0.2%ポイント低下して悪くないニュースだ。

ところがだ。悪くないニュースだから株価が上がるというわけではない。なぜなら、これによってFRBの0.75%ポイントの利上げを決定する確率が発表前の85%から92%に上昇したからだ。金利を大幅に引きあげるなら、景気後退懸念が出てくる。だから投資家に株が売られるわけだ。専門家はどう見ているのか。

GW&Kインベストメント・マネジメントのグローバルストラテジスト、ビル・スターリング氏は「労働市場は引き続き過度に過熱しており、FRBは安心感を得られない」とし、雇用統計によって11月の0.75%ポイント追加利上げがほぼ確実になったと指摘。

「良いニュースが悪いニュースになるという典型的なケースだ。堅調な労働市場という良いニュースを受け、市場ではFRBがこれまで以上に警戒を強め、金利上昇によって来年の景気後退のリスクが高まる可能性があると判断した」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKBN2R221D

このようにアメリカの経済は非常に複雑だ。ウォンが市場を開けてから22ウォン安となった原因でもある。でも、これでも様子見なのだ。重要なのは13日のCPIなのだから。

次のニュースは韓国のシンクタンクが景気回復の勢いが輸出不振でさらに弱まったという。だから、2021年をピークに韓国経済は景気後退していると何度もジンボルトは述べているのに、未だに回復の勢いが弱まったとか述べている。これもみておこうか。

韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は11日発表した「10月の経済動向」で、韓国経済について「内需が一部改善したが、海外の状況悪化による輸出の不振で景気回復の勢いが弱まっている」との見解を示した。先月は3カ月ぶりに「景気回復の勢いの弱まり」に言及していた。KDIの担当者は「回復の勢いは先月からさらに弱まっている」と指摘し、その主因に輸出の不振を挙げた。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20221011002400882?section=economy/index

9月の主要の半導体輸出が5.7%減と、2カ月連続のマイナスだった。このまま景気が落ちていくのは確実視されていく状況で未だに景気回復の勢いがどうとか。もっと現実を直視しろよ。中国経済も失速してるので、中国向けの輸出も6.5%も減っているだろう。

貿易赤字が半年以上続いて、8月の経常収支は-30億ドルの赤字。頼みの半導体輸出も振るわない現状だ。それなのに5%以上の物価高が続く。しかも、来年はもっと酷くなるのにな。

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酔って候
2022年10月11日 20:03

米消費者物価指数が発表されるまでは様子見だろうと思って油断して居た韓銀の意表を突くハゲタカファンドの攻撃。いやぁ、見応えがあるなぁ。

こうなったら、金利2%上げ+スーパー徳政令発動、しかないんじゃないか。えっ、金融機関が壊滅的打撃を受ける? 国家滅亡の危機なのだ、誰かを犠牲にしなければなるまい。

ライダイハン
2022年10月11日 17:45

本日も、韓国は、見事なトリプル安になった。韓国国債の利回りも、着実に5%に向かって上昇中。5%を超えれば、格付け会社にいくら金を積んでも、国債は格下げされ、すぐにメキシコや南ア並の金利水準まで到達するだろうね。そうなれば、韓銀が国債を幾ら買い入れても、利回りは低下せず、ウォンが市場にあふれてウォンニャスに拍車をかけるだけになる。そういえば、徳政令の話はどうなったのだろう?チップ4の予備会議と同じで、作り話だったのかな?

LeGrind
2022年10月11日 23:06

数日間のお休みが明けたらすぐに1430ウォンまで落ちていたなんてさすがに想像もしなかったが、現実というのは韓銀にとって残酷らしい。

笑える。以上、

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