韓国証券市場 どれだけ大規模な介入しようがウォンが売られる原因が米利上げによる米韓金利差にあるなら、韓国のやることは介入して1400ウォンを防衛することではない。ウォンを上げるように政策金利を上げることだろう。それか一体、どこまで下げるかを見届けること。
一見、後者はただノーガード戦法だが、重要なのはヘッジファンドが想定するウォンレートにしかならないてこと。だから、時間外で超韓銀砲連射で1384ウォンまで上げたところで一日でなかったことにされる。それは今日のチャートを見ればわかる。日本は敬老の日でお休み。台風も来ているがウォンニャス速報をどうぞ。
まず、開幕は1386.23となった。
それではチャートをどうぞ。
おそらく多くの読者さんや視聴者さんがこのチャートを見て何だこれはと思ったかもしれない。つまり、ウォンが頑張ったのは数時間程度。その後はフルボッコタイムで簡単に1390まで落とされた。つまり、ギャウォンが再び破壊されたのは11時20分ぐらいだ。
そこからもウォンは投げ売り。お昼過ぎに韓銀砲を撃ってもほとんど効果なし。愛犬のジョニーも一方的な展開にご機嫌斜めだ。そもそも韓銀無双がすぐ終わりすぎだろう。それから13時過ぎには1393ウォンまで下落。気がつくと1395防衛線が見えてきた。
FOMCで利上げが0.5%など奇跡的な結果にならない限り、1400付近は確定路線といったところか。でも、おそらく1400防衛はしてくると思う。
結果は1393.6。5.6ウォン安となった。一言で言えば酷いものだ。ウォンは1400目前と迫り、眠れない日々が続くのか。
それでは時間外はどうだ。
うん。どうやら韓銀はやる気がなく時間外でもウォンはそのままフルボッコ。17時過ぎに1396ウォン近くまで落ちた。それで慌てて韓銀砲を撃って1393ウォンまで押し戻すも、あまり効果ない。
■2022年、9月19日の韓国証券市場
コスダック指数 18.13ポイント▼ 751.91(終値)
総合株価指数 27.12ポイント▼ 2355.66(終値)
ウォン・ドル相場 5.6ウォン安 1393.6(終値)
■投資主体別売買動向
22.09.19 | 276 | 7 | -418 |
個人が276億で買い。外国人が7億で買い。機関が418億で売り。
個人と外国人が買い。機関が売り。
ほとんど売買はないのに機関が大幅に売ってコスピは2350台となった。まあ、FOMC開催まで様子見だよな。
■気になる韓国経済ニュース
今回のニュースは韓国ウォンが1400目前に迫る中、韓国当局がモニタリングを強化しているという話。このニュースで興味深いのは2つの話だ。
前者は「リーディング・アンド・ラギング戦略」というもの。後者は先週には10億ドルに迫る売り介入が断行されたようだ。では、前者から視ていこう。
最近韓国の輸出入企業が駆使している「リーディング・アンド・ラギング戦略」は外為市場の不安を加重する原因のひとつだ。輸入代金でドルが多く必要な石油精製・ガスなどの企業はドルをあらかじめ買い入れ(リーディング)、反対に半導体や自動車、造船などの企業は輸出代金として受け取ったドルをウォンに交換せず貯めておくこと(ラギング)を意味する。今後ドルが急上昇するとみて展開する戦略だ。韓国市場でドル不足、ウォン下落をさらにあおる要因だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1018605c68d1cb968c0615ec0aba813b96a43edd
つまり、輸出企業は輸出代金を受け取ったドルを貯めてウォンレートが下がるのをずっと待っている。輸出企業ですらウォンはまだまだ下がるとみているわけだ。だから、市場にドルを売らずに待っている。これは企業の戦略としては正しい。何しろ、今、ウォンが上がる理由がない。普通に輸出代金のドルを持っているだけで儲かるからな。
先週には10億ドルに迫る売り介入が断行されたものと外為業界は把握している。ウォンで換算すれば兆単位に達する。米国発の金融危機が起きた2008年当時にしていた介入規模だ。また、当局はコンピュータネットワークを通じたリアルタイムのモニタリングレベルも高めることにした。
既にリーマンクラスの大規模介入を行った。でも、先週は10億ドル以上は使っていると思う。1400阻止するためにどれだけ超韓銀砲を連射したか。口先介入で6ウォン上げたとか。米ニューヨークで開催される米韓首脳会談で「米韓通貨スワップ」をアメリカと交渉する予定など、そんなフェイクニュースにヘッジファンドが釣られるわけないんだよな。
それで、当局は今後も1400ウォンに迫るなら、大規模介入するらしい。つまり、ドルをヘッジファンドにプレゼントしてくれるそうだ。良かったな。大もうけじゃないか。
因みに8月の経常収支が「赤字」に転落している。輸出低迷も顕著。もはや、韓国は輸出しても儲からない。輸入代金を払い続けてドルを国内から流出させるだけ。8月でこれではこの先、秋から冬にかけてのエネルギー需要でますます輸入代金が増加するが大丈夫なのか。
こういう時のために外貨準備高があるんだろう?IMFも韓国の外貨準備高の数値を評価していた。4500億ドルあれば大丈夫とな。管理人も太鼓判を押そう。使える外貨準備金が4500億ドルあるなら大丈夫だ。
じょじょに下がっていますね、ウォン。
韓銀が息しているようには見えませんが・・・。
普通の国では、政府が他国との協定などを発表する場合には、すでに相手国との協議を積み重ねて、ほぼ内容が確定した段階で行われるので、韓国政府が、米韓首脳会談が行われ、通貨スワップが議論されると発表し、一気にウォン高が進んだ。日韓首脳会談が行われると勝手に発表したが、日本政府から完全否定された。さらに、米韓首脳会談も開催されないことになると(あったとしても、通貨スワップが議論されない場合)、ウォン(=韓国政府)に対する信頼が失われ、一気にウォンが暴落する可能性も見えてきた。
BTSテレビが、林外相が渡米するニュースで日韓外相会談が行われる予定と伝えていたが、本当なのかな?相変わらず、VANKから金を受け取って、韓国側に都合のよいニュースばかり伝えているとしか思えない。