中国経済 中国0.4%成長ショック、韓国経済に直撃弾ー中国がどうして0%台成長なのか

中国経済 韓国において一番重要なのは中国との交易であるが、その中国経済が失速していることが明らかとなった。前回の動画で中国の4-6月期の成長率が0.4%であることは知らせたが、今回はその内容を詳しく見ていく。韓国経済の動画なのに、中国経済の動向を特集する理由はそれだけ韓国に多大な影響を与えるてことだ。

管理人はこれを中国が風邪引けば、韓国は凍死すると表現している。いつもの高成長を続けてきた中国がわずか0.4%成長率。北京と上海の封鎖の影響は大きいとあるが、管理人は中国恒大のデフォルトから始まった不動産バブル崩壊も影響しているとおもうが、中国経済のデータはあまり信憑性が高いとは言えない。この0.4%ですら怪しいからな。ただ、そこを疑うと進まないので信憑性の判断は読者や視聴者に委ねるということで、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.4-6月期の中国経済の成長率は0%台に落ち込んだ。今年は5%成長どころか4%台の成長も厳しいという見通しが出ている。直撃弾を受けるのは韓国経済だ。

2.中国国統計局はこの日、中国の4-6月期経済成長率が前年同期比0.4%を記録したと発表した。マイナス成長はかろうじて免れたが、コロナ禍で最悪の成績を記録した2020年1-3月期のマイナス6.8%以降で最も良くない数値だ。

3.中国の成長率は昨年4-6月期の7.9%から7-9月期が4.9%、10-12月期が4.0%と勢いが弱まっていた。その後昨年末から当局が積極的に景気浮揚に出て今年1-3月期には4.8%と反騰した。しかし4-6月期は結局0.4%に落ち込んだ。前四半期比ではマイナス2.6%と後退だ。

4.中国の成長率が落ち込んだのは、4~5月の主要都市封鎖など高強度防疫政策のためだ。

5.4-6月期の成績を受け中国の上半期の経済成長率は2.5%となった。中国当局が提示した今年の経済成長率目標5.5%の半分にも満たない。市場と専門家らは4%の成長も容易ではないだろうと予想する。

以上の5つだ。順番に見ていこう。

中国経済の成長率がまさかの0.4%。これは市場予測平均1%を大きく下回る結果となった。それで、今年は5%成長どころか、4%も厳しいと。一番影響を受けるのは韓国経済と。

中国がどこまで経済成長できるかはかなり未知数だが、韓国経済にとっては死活問題である。

次に2はそのままだ。さらに3は中国の経済成長率の動向だ。この時点で管理人は中国の経済成長率は信じられないんだよな。1年前には7.9%である。確かに欧州勢や日本がコロナで足を引っ張られていたときに中国のコロナは感染者数は劇的に少なかった。でも、これ自体が管理人は疑わしい。だから、深くは突っ込まない。

それで、4は0.4%まで落ち込んだのは上海と北京などの主要都市封鎖が原因と。でも、いくら封鎖しても、0.4%まで落ちるものなのか。一応、経緯を見ておこうか。

「ゼロコロナ政策」を固守している中国は3月から中国全域でオミクロン株の感染が拡大すると、経済中心地である上海と北京、深セン、浙江省、江蘇省、吉林省などを封鎖した。このため4-6月期の小売り販売指標は前年同期比0.8%減少し成長率を引き下げた。

このような理由から経済成長率が下がったと。

最後の5だが、中国の経済成長率目標の5.5%達成は難しいと。専門家は4%の成長も難しいと。さすがに、上半期で2.5%成長なら、後、3%は難しいよな。

メリッツ証券のチェ・ソルファ研究員は「7-9月期に4.5%、10-12月期に5.0%程度となれば年間成長率5%に合わせられるが、いまの流れでは事実上4%成長も容易ではない状況」と話す。

都市封鎖は6月初めに解除されたが、ここから一気に消費が拡大。それで、3ヶ月で4.5%成長。あり得ないな。そもそも、中国はどうやって成長していくんだ。世界に物を売るにしても、インフレで中国輸出は減るだろう。では、小売り販売を見ていこうか。

この日ともに発表された中国の6月の小売り販売は3.1%増加した。5月のマイナス6.7%より大きく改善されたが、問題は7月に入り新型コロナウイルス感染者数が再び増えているというところにある。

都市封鎖が解除されて、小売り販売は3.1%増加。でも、7月にまたコロナ感染者が増えてると。これは日本と韓国でもそうだ。このまま行けば夏にまた大きな流行となるかもしれない。

チェ研究員は「6月に改善した数値が新型コロナウイルスの感染再拡大で7月には鈍化に転じる恐れがある。何より市場急冷の余波でマンション分譲が座礁するなど内部的に良くない問題が多く、V字反騰を期待するのは難しい状況」と説明した。

ここから、不動産バブル崩壊ぽい事実が語られる。新型コロナが理由なのか。単に一連のバブル崩壊が進んでいるだけなのか。とにかく、V字反騰は難しいですよと。

中国の6月の青年層失業率が過去最高値となる19.3%に達した点も見通しを暗くする要因だ。中国の不動産市場にも警告灯がついている。ブルームバーグはこの日発表された中国国家統計局の70大都市住宅価格資料を基に算出した結果、6月の住宅価格は前月より0.1%下落し、下落傾向が10カ月続いたと報道した。

おいおい、青年層失業率が19.3%だと。しかも、不動産価格も下落傾向が10ヶ月続いてると。これは不動産バブルが崩壊しているな。因みに韓国は7週連続の下落だ。中国は300日。韓国は50日程度になるわけか。中国のバブル崩壊が韓国の不動産に影響しているかは微妙なところだが、少し遅れて韓国の不動産価格も下落していると。では、ここからは韓国経済への影響だ。

中国経済が揺れるのは韓国経済には不安な兆候だ。中国は韓国の最大の輸出相手国だ。韓国貿易協会によると、韓国の対中国輸出は1~5月に684億1600万ドルで、輸出全体の23.4%を占めた。国際金融センターのイ・チフン新興経済部長は「中国の成長率低下は韓国の経済心理を萎縮させ輸出回復傾向を制限する要因として作用するほかない」と説明した。

これはその通りなんだが、5ヶ月で輸出全体の23.4%とか。それなのにユン氏は脱中国依存だもんな。これは輸出しか書いてないが、輸入も同じぐらい依存しているので、韓国企業は中国企業がなければ製品すらまともに製造できない。そもそも、輸出回復傾向だ?あの。どう見ても、輸出低迷で、スタグフですよ?

米国が金利引き上げ速度を高めるのも韓国経済には心配な要因だ。仁荷(インハ)大学国際通商学科のチョン・インギョ教授は「不安な為替相場に世界的供給網不安で輸入コストが高まるが、ここに中国の成長率鈍化は輸出まで揺さぶる要因。マクロ経済環境が韓国経済に非常に良くなく流れている」と懸念する。

韓国は貿易で食べている国なので、お得意様の経済が失速すれば、当然、韓国の輸出は大きく減少する。3ヶ月連続で貿易赤字を出している一番の理由はエネルギー・原材料価格の高騰であるが、4月から6月で、中国向け輸出が減少したことも大きい。しかも、中国への輸出はすぐに回復はしないだろう。

さて、ここから別記事で中国に進出した韓国企業の現状を見ていこう。まずは概要だ。

中国の4-6月期の経済成長率が0%台に急落した中で、韓国企業の憂いも深まっている。中国市場に進出した企業の市況と売り上げがともに下落し2年来の低水準を記録した。最近赤字に転落した対中貿易収支に続き現地進出まで「赤信号」が灯ったが、中国発の影響がさらに拡大するのではという懸念混じりの見通しも出ている。

中国経済の失速が、中国に進出した韓国企業にも影響を受けていると。それで、中国韓国商会とともに中国進出企業7業種211社の景況判断指数(BSI)を調査した結果が次だ。

調査の結果、4-6月期の現況BSIは全般的な下落傾向を見せた。市況は1-3月期の70から64に、売り上げは78から76と、2四半期連続で下落した。ともに2020年4-6月期以降で最低値を記録したのだ。特に電機電子(110)を除いたほとんどの業種と、中小企業(71)を中心に売上上の困難が目立った。

BSIは100を基準にして、景気動向を判断する。つまり、市況は64、売上げは76ということは景気はさらに落ち込んでいるてことになる。しかも、中小企業の売上げが増えてない。

営業環境(54)は2020年1-3月期以降で最低に落ち、現地販売(76)は二四半期連続で下落した。状況が良から設備投資も95となり8四半期ぶりに100を下回った。それだけ中国市場に進出した韓国企業の経営状況が全般的に悪化したという意味だ。

このようにBSIを判断すれば、中国市場に進出した韓国企業の経営状況は悪化したと。しかし、設備投資も95というのは厳しいな。

中国経済が揺らげば依存度が高い韓国にも全方向的危機となる。昨年の輸出額全体の25.3%を占めた中国市場は韓国企業の輸出のお得意先も同然だった。だが4-6月期以降は本格的な警告灯が灯った状態だ。中国との技術格差縮小にともなう競争深化、中国の新型コロナウイルス封鎖、世界的サプライチェーン再編などが総合的に影響を及ぼした。

注目は「中国との技術格差縮小にともなう競争深化」。管理人はそろそろ韓国経済における不安材料の筆頭候補になると考えている。韓国の技術は半導体を除けば、ほとんど中国技術に追いつかれるか、または追い抜かれていると分析しているためだ。次に対中貿易赤字はどうか。

5月には28年ぶりに対中貿易赤字を記録し、6月も赤字が続いた。今月上旬もやはり8億ドルを超えるマイナスを示した。先月以降は対中輸出額が前年同期比で減少するなど貿易不振が続いている。5月に韓国銀行が出した経済見通し報告書によると、中国のGDP成長率が1ポイント低くなれば韓国の商品輸出全体の増加率も0.34ポイント下落すると推定される。

どうして中国に25%も輸出しているのに、対中貿易赤字になっているのか。これは書いてないが輸入も同程度の数値であるためだ。つまり、中国からの輸入価格が増大しているので、対中貿易赤字が二ヶ月連続で続いていると。今までお得意様だったのに、逆に中国に支払った分が多いことになる。もちろん、ウォン安の影響もあるんだろう。

そのため中国の景気鈍化が長引くほど輸出や現地進出など対内外的環境が悪化するほかないという懸念が出ている。インフレと金利引き上げにともなう世界的な景気低迷の兆しもこのような見通しに力を与える。4-6月期より大きな複合的な危機が韓国経済に訪れかねないというわけだ。

注目なのは米国の利上げで加速する世界的インフレ、中国経済失速で、韓国経済は今以上の大きな複合的な危機が訪れるているてことだ。決して訪れかねないではない。既に訪れている。しかし、管理人が中国のコロナ流行を数ヶ月前に取り上げた時にはここまで悪化するとは想定していなかったが、韓国経済にとってはまた大きな不安材料を抱える結果となった。

では、少し記事を飛ばして最後の結論だけを見ておこう。

延世(ヨンセ)大学経済学部のキム・ジョンシク名誉教授は「中国がコロナ感染再拡大の余波で封鎖を継続するとみられ、4-6月期に底を打ったと見るのは難しい。世界的景気低迷で中国の輸出も減るため当分沈滞から抜け出すのは容易でない。中国経済が揺らげば対中輸出の割合が高い韓国も大きな打撃を受けるほかない。韓国政府は市場多角化で中国依存度を自然に減らしていく一方、為替相場・金利政策をしっかり運用して貿易収支全体が黒字に進むようにすべき」と話した。

言っていることはその通りだと思うのだが、問題は韓国政府にそれができるかという点だ。特に、為替相場・金利政策をしっかり運用して貿易収支全体が黒字に進むようにすべきとか。できたらとっくにやっているよな。毎日、為替介入してもウォンは下がり続けて、1300ウォン台に定着しようとしている。

管理人は1ヶ月、1300台がずっと続けば定着したとみなす。先週は1296ウォンだったこともあるので、現時点では定着していると判断してないが、時間の問題かもしれない。ええとなんだったかな。ああ。ニューノーマルだ。1300ウォンは新基準なのだ。それで韓国が儲かるかどうかは来月の統計で判断させてもらうさ。

北京と上海の封鎖の影響は大きかった。4-6月期の中国経済の成長率は0%台に落ち込んだ。今年は5%成長どころか4%台の成長も厳しいという見通しが出ている。直撃弾を受けるのは韓国経済だ。米国はスーパー緊縮に向かって走っており、中国の成長率は下り坂に入る中で、15日のウォン相場は1ドル=1326.10ウォンまでウォン安が進んだ。

中国国統計局はこの日、中国の4-6月期経済成長率が前年同期比0.4%を記録したと発表した。マイナス成長はかろうじて免れたが、コロナ禍で最悪の成績を記録した2020年1-3月期のマイナス6.8%以降で最も良くない数値だ。市場の予測も大きく下回った。ロイター通信が13日に経済専門家50人を対象に実施した調査で4-6月期の成長見通しは平均1.0%だった。

中国の成長率は昨年4-6月期の7.9%から7-9月期が4.9%、10-12月期が4.0%と勢いが弱まっていた。その後昨年末から当局が積極的に景気浮揚に出て今年1-3月期には4.8%と反騰した。しかし4-6月期は結局0.4%に落ち込んだ。前四半期比ではマイナス2.6%と後退だ。

中国の成長率が落ち込んだのは、4~5月の主要都市封鎖など高強度防疫政策のためだ。「ゼロコロナ政策」を固守している中国は3月から中国全域でオミクロン株の感染が拡大すると、経済中心地である上海と北京、深セン、浙江省、江蘇省、吉林省などを封鎖した。このため4-6月期の小売り販売指標は前年同期比0.8%減少し成長率を引き下げた。

4-6月期の成績を受け中国の上半期の経済成長率は2.5%となった。中国当局が提示した今年の経済成長率目標5.5%の半分にも満たない。市場と専門家らは4%の成長も容易ではないだろうと予想する。メリッツ証券のチェ・ソルファ研究員は「7-9月期に4.5%、10-12月期に5.0%程度となれば年間成長率5%に合わせられるが、いまの流れでは事実上4%成長も容易ではない状況」と話す。

◇「中国のV字反騰は難しい」

この日ともに発表された中国の6月の小売り販売は3.1%増加した。5月のマイナス6.7%より大きく改善されたが、問題は7月に入り新型コロナウイルス感染者数が再び増えているというところにある。

チェ研究員は「6月に改善した数値が新型コロナウイルスの感染再拡大で7月には鈍化に転じる恐れがある。何より市場急冷の余波でマンション分譲が座礁するなど内部的に良くない問題が多く、V字反騰を期待するのは難しい状況」と説明した。

中国の6月の青年層失業率が過去最高値となる19.3%に達した点も見通しを暗くする要因だ。中国の不動産市場にも警告灯がついている。ブルームバーグはこの日発表された中国国家統計局の70大都市住宅価格資料を基に算出した結果、6月の住宅価格は前月より0.1%下落し、下落傾向が10カ月続いたと報道した。

中国経済が揺れるのは韓国経済には不安な兆候だ。中国は韓国の最大の輸出相手国だ。韓国貿易協会によると、韓国の対中国輸出は1~5月に684億1600万ドルで、輸出全体の23.4%を占めた。国際金融センターのイ・チフン新興経済部長は「中国の成長率低下は韓国の経済心理を萎縮させ輸出回復傾向を制限する要因として作用するほかない」と説明した。

米国が金利引き上げ速度を高めるのも韓国経済には心配な要因だ。仁荷(インハ)大学国際通商学科のチョン・インギョ教授は「不安な為替相場に世界的供給網不安で輸入コストが高まるが、ここに中国の成長率鈍化は輸出まで揺さぶる要因。マクロ経済環境が韓国経済に非常に良くなく流れている」と懸念する。

https://japanese.joins.com/JArticle/293261

中国の4-6月期の経済成長率が0%台に急落した中で、韓国企業の憂いも深まっている。中国市場に進出した企業の市況と売り上げがともに下落し2年来の低水準を記録した。最近赤字に転落した対中貿易収支に続き現地進出まで「赤信号」が灯ったが、中国発の影響がさらに拡大するのではという懸念混じりの見通しも出ている。

産業研究院は17日、先月に大韓商工会議所北京事務所、中国韓国商会とともに中国進出企業7業種211社の景況判断指数(BSI)を調査した結果を公開した。BSIが100を超えれば該当項目が増加・改善されたと答えた企業が多く、100未満ならその反対を意味する。

調査の結果、4-6月期の現況BSIは全般的な下落傾向を見せた。市況は1-3月期の70から64に、売り上げは78から76と、2四半期連続で下落した。ともに2020年4-6月期以降で最低値を記録したのだ。特に電機電子(110)を除いたほとんどの業種と、中小企業(71)を中心に売上上の困難が目立った。

営業環境(54)は2020年1-3月期以降で最低に落ち、現地販売(76)は二四半期連続で下落した。状況が良から設備投資も95となり8四半期ぶりに100を下回った。それだけ中国市場に進出した韓国企業の経営状況が全般的に悪化したという意味だ。

これら企業が体験するネックとしては、現地需要不振(21.8%)にともなう困難がさらに高まったという回答が最も多かった。原材料・部品調達の困難、価格上昇のような原材料問題(18.5%)と輸出不振(9.5%)なども主要問題に上げられた。

このように中国に直接進出した韓国企業が大きな困難を経験しているのには景気鈍化が大きく作用した。中国国家統計局は15日に4-6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比0.4%成長したと発表した。1-3月期の4.8%と比較すると大きく落ち込んだ数値だ。小売り販売が急減し、青年失業率は急騰するなど経済的不安感が大きくなった。上海などに下された新型コロナウイルス封鎖措置などが影響を及ぼしたと分析される。

産業研究院によると、中国進出企業の79%が4-6月期にコロナ禍が「否定的影響」を及ぼしたと答えた。こうした割合はこの2年で最高水準だ。特に否定的要素の中には都市間封鎖、サプライチェーン不安問題が最も大きな影響を及ぼしたと調査された。

産業研究院のチョ・チョル選任研究委員は「以前は中国が他の国より新型コロナウイルスの余波から早く抜け出したが、今年は反対に中国の封鎖措置などが続き経済活動が萎縮するほかなかった。世界的需要萎縮も明確になっただけに中国の景気が昨年や一昨年のように早く回復するのは難しいだろう」と明らかにした。

中国経済が揺らげば依存度が高い韓国にも全方向的危機となる。昨年の輸出額全体の25.3%を占めた中国市場は韓国企業の輸出のお得意先も同然だった。だが4-6月期以降は本格的な警告灯が灯った状態だ。中国との技術格差縮小にともなう競争深化、中国の新型コロナウイルス封鎖、世界的サプライチェーン再編などが総合的に影響を及ぼした。

5月には28年ぶりに対中貿易赤字を記録し、6月も赤字が続いた。今月上旬もやはり8億ドルを超えるマイナスを示した。先月以降は対中輸出額が前年同期比で減少するなど貿易不振が続いている。5月に韓国銀行が出した経済見通し報告書によると、中国のGDP成長率が1ポイント低くなれば韓国の商品輸出全体の増加率も0.34ポイント下落すると推定される。

そのため中国の景気鈍化が長引くほど輸出や現地進出など対内外的環境が悪化するほかないという懸念が出ている。インフレと金利引き上げにともなう世界的な景気低迷の兆しもこのような見通しに力を与える。4-6月期より大きな複合的な危機が韓国経済に訪れかねないというわけだ。

中国進出企業の7-9月期見通しBSIも市況(100)と売り上げ(113)は100以上となったが、設備投資(99)と営業環境(94)などは基準値を下回った。前四半期と比較すると否定的見通しが大きく膨らんだ。チョ選任研究委員は「自動車のように現地需要を持っている業種も中国内生産が大幅に減り同時に進出した中小企業などがともに厳しくなる状況に直面した。今後中国国内の韓国企業の活動は難しくなる可能性が大きい」と予想した。仁荷(インハ)大学国際通商学科チョン・インギョ教授は対中貿易でも「輸出はさまざまな面で揺らぐ可能性が高く、ますます赤字の状況が深まりかねない」との分析を出している。

延世(ヨンセ)大学経済学部のキム・ジョンシク名誉教授は「中国がコロナ感染再拡大の余波で封鎖を継続するとみられ、4-6月期に底を打ったと見るのは難しい。世界的景気低迷で中国の輸出も減るため当分沈滞から抜け出すのは容易でない。中国経済が揺らげば対中輸出の割合が高い韓国も大きな打撃を受けるほかない。韓国政府は市場多角化で中国依存度を自然に減らしていく一方、為替相場・金利政策をしっかり運用して貿易収支全体が黒字に進むようにすべき」と話した。

https://japanese.joins.com/JArticle/293261
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ライダイハン
2022年7月18日 16:53

中ゴキは、日本がどうやってアメリカから叩かれたかことなどを研究しており、例えば、最近もアメリカの技術を朴りではあるが自国で86系CPUの開発を試みるなど、完全な他力本願でしかない韓国とは違う。でも、CPU、建造物、高速鉄道、空母、戦闘機、エンジンなど、すべて朴りで自分たちで努力し作り上げたものではないため、どれもポンコツでしかないが(マスゴミが予想している中ゴキ人のノーベル賞の大量受賞は絶対に無理な話)。結局は、中ゴキは数千年前に漢字と中華料理を生み出しただけでそれ以外は何も生み出したものはなく、それ以降は衰退の一途を辿っており、結局は、中共もまた滅ぼされる運命になると思う。過去の歴史からみても、韓国は、結局は属国に戻ることになりそう。
本日は、ウォン相場がとても面白いことになっている。イエレン長官が来訪して、為替介入を警告することになるにも関わらず、為替介入のやりたい放題(1313)。こんなことをやっていれば、数カ月後には為替操作国に再指定されて、破たんすることになるけど。

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