韓国物価 韓銀総裁「8月まで物価は5%台」 4連続の利上げを示唆


韓国物価 昨年の秋から今年にかけて、コロナ禍からの回復需要、ウクライナ戦争などによってエネルギー価格が急激に上昇しており、もう、来月の消費者物価指数が5%台を超えると予想されている。

ただ、何度か指摘した通り、韓国の物価上昇は他国よりも高いのはレジェンド、ムン君による経済対策、特に最低賃金大幅引き上げによる人件費の急増にあげられる。そして、これこそ「スタグフレーション」、いわゆる物価上昇+景気後退から抜け出せないの原因にもなる。なぜなら、韓国政府はもう最低賃金を上げることができないからだ。

インフレから抜け出すには賃金を上昇させて消費者の購買力を上げるしかない。しかし、韓国企業は既に最低賃金を数年間で引き上げてきたのでその余力がない。もちろん、サムスン電子やSKハイニックスなどの半導体で儲けた企業などは別だ。他にも、最近、ネットのウェブ漫画「ピッコマ」で昨年から知名度を一気にあげたカカオなども例外だ。

儲かっている企業は賃上げに応じるし、世界最凶の労働貴族が多数おられる大企業だってそう。そして、これこそ中産階級の没落を加速化させて、庶民の格差を広げていく。他にもムン君が増やした公務員などもそうだが、とにかく韓国で起きている物価上昇は最低賃金で働く庶民だけが苦しいものだ。ただ、ここに話題を裂いていたら話が進まない。記事をすすめていこう。

それで、韓銀の総裁である李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁が26日に基準金利を0.25%引き上げた。これは米国の利上げ速度に対応するためだった。ここまでは想定内だ。そして、今回は未来の可能性についてだ。記事を整理していく。

■記事の要点

1.「これから6、7、8月は、物価上昇率が5%を超える可能性が確定的だ。特に、国際穀物価格の上昇傾向が維持されれば、来年初めまで4%台は維持されるとみられる」

2.李総裁はさらに7、8月までに相次いで基準金利を引き上げたり、一度に0.5%を上げる「ビッグステップ」の可能性も示唆した。

3.韓銀は、同日発表した修正経済予測で、今年の消費者物価の上昇率を4.5%と提示した。当初、2月に予想した3.1%から1.4%も引き上げた。

4.李総裁は、「年末まで、国際原油価格が1バレル当り99ドルに下がり、ウクライナ事態とグローバルサプライチェーンの支障が正常化するという想定の下で、このような物価を予測した」と説明した。

5.李総裁も、「国際原油価格が下がっても、穀物価格は上がっている」とし、「穀物価格は一度上がればかなり長く維持され、食料品などの生計物価に直接影響を与え、期待インフレを高める可能性が高い」と見込んだ。

6.李総裁は、来年も相当期間4%台の物価上昇率が維持されると見た。氏は「3月の予測の際は、インフレ率が上半期に高く、下半期から低くなる『上高下低』を予想したが、今の傾向を見れば、今年半ばを越えてピークに達する可能性を排除できない」と話した。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず、ここから総裁は3ヶ月間は物価上昇率が5%を超える可能性が確定的。高いではなく、確定という言葉なので、よほど自信があるんだろう。特に、国際穀物価格の上昇傾向が維持されれば、来年初めまで4%台は維持されると。

これは判断が難しいな。韓国経済の範疇というよりはグローバル経済。国際穀物価格を予想できるほどその手の知識は持ち合わせてないので、前者の3ヶ月間は物価上昇率が5%を超える確定予想だけを拾っておく。

ただ、これは世界的なイベントが起きてない状態でのことだ。確かに今からコロナみたいな感染症が世界で猛威を振るうとか予測できないが、今年、何も起こらないということはないだろう。既にウクライナ戦争というゲームチェンジャーが起きたんだが。

次に2は韓銀総裁が、7、8月までに相次いで基準金利を引き上げたり、一度に0.5%を上げる「ビッグステップ」の可能性も示唆と。これは米の利上げ速度次第だろうな。米国も利上げをすることで景気後退懸念が出ている。だとしたら、次の利上げは0.25%かもしれない。逆に0.5%あげたら、韓国もそれに追随しないと米金利差が逆転してキャピタルフライトが加速化する。

ただ、もう一つ管理人が気になるニュースがある。途中なのだが、世界大手格付け会社の「ムーディーズ」が今年の韓国経済成長率予測を2.7%→2.5%に下方修正した。最初は3%を超える成長予測が、もう、2.5%である。理由は上に書いてあるとおり、そこに中国経済の失速があげられる。出しておこうか。

ムーディーズは韓国の下方修正に関連して、エネルギーを含む原材料の価格上昇で韓国の輸入が急増するとともに、中国向け輸出が急減したことで輸出全体の伸びが鈍化して4月の貿易赤字が大幅に増えたことに言及。半導体や鉄鋼、電子分野などの輸出については堅調な需要を背景に回復が続いているものの、中国発の悪材料と欧州の需要減少により下方リスクが高まっていると説明した。

昨日、韓国の貿易赤字が5月の時点で100億ドルを超えたことを紹介した。そして、本来なら、冬というエネルギー需要が急増する季節を終えて、ここから貿易赤字が減る予定だったのに、原油価格がまったく下がらない。また、ガソリン価格が過去初めて1リットルあたり2000ウォン(約201円)を越えた。

つまり、貿易赤字が今年は年中続く可能性があるてことだ。だとしたら、何が起きるのか。韓国の国家格付けの「格下げ」である。まだ、ムーデーィズは格下げまで言及してないが、何ヶ月も貿易赤字が続くなら、当然、見通しはネガティブになる。貿易赤字が続く=格下げの恐怖という図式は、韓国経済においてキャピタルフライト+ウォン安を加速化させるので、抑えておきたいポイントだ。

3については昨日で出てきたと思われる。そして、4が韓銀総裁の予測だ。これが当たるかは知らない。年末まで、国際原油価格が1バレル=99ドル以下になって、ウクライナ事態とグローバルサプライチェーンの支障が正常化するという想定だ。

5についてはその通りだ。人間食べなければ生きていけない。穀物価格の上昇は食料品全般に大きく影響する。だとしたら、管理人は嫌な予感がするんだよな。2022年に起こりえるイベントとして本格的な「食料不足」である。そして、管理人の悪い予感は的中率高いんだ。急激な気候変動で収穫が著しく減るなどすれば、穀物価格はもっと上がるからな。

そして、最後の6は物価上昇の見通しだ。韓銀総裁の予測通りになるかは難しい。韓国は世界的なイベントに大きく影響を受けるからだ。2月24日に始まったウクライナ戦争が3ヶ月以上続いて、未だに終わる気配がないとか、専門家ですら予測できなかった。

さて、ここからは韓銀総裁の利上げ速度に踏み込んだ発言を見ていく。

韓銀は、このような物価に対応し、今後攻撃的な通貨政策を予告した。市場が予測する年末の基準金利が2.25〜2.50%水準に上がったことについて、李総裁は、「物価が予想より大幅に上がったために、市場の期待が上がったのは合理的だと考える」と話した。

今、韓国の基準金利は1.50%~1.75%。これが、後、0.75%まで上がるという予測だ。一年でどれだけ政策金利を上げるんだよ。どう考えても、自転車操業している自営業、中小零細企業は連鎖倒産していくじゃないか。後、国債金利も跳ね上がり、国債価格も暴落する。景気も後退する。

経済格差がますます顕著に。しかも、これでスタフグが抑えられるならともかく、5%台なんだろう。最低賃金上昇も難しい。また、ユン氏は国民にばらまくのか?

李総裁はまた、「7、8月に連続で基準金利を上げる可能性は、特定方法を排除せずに、今後出てくるデータを見て決める」と強調した。

これはそう答えるしかない。そして、次が最悪な状況が進行中とのこと。

昨年8月以降、9ヶ月間に基準金利が1.25%も跳ね上がり、「魂まで集めて投資」、「借金をしての投資」のために融資を受けた人たちも戸惑っている。基準金利が0.25%上がれば、融資を受けた人1人当りの年間利息負担は16万4000ウォンずつ増える。9ヵ月ぶりに利息の負担が82万ウォンも増えたことになる。すでに最高で年6%を突破した銀行圏の住宅ローンの金利は、7%台への進入を控えている。

できるだけ借金して、株や仮想通貨などに投資をしていた個人投資家はもう、利上げラッシュで地獄の生活を送っているのに、さらに地獄の下層に落とされていくと。

李総裁は、「基準金利が0.25%上がる度に、家計負担は3兆ウォン、企業負担は2兆7000億ウォン増えると見ている」とし、「零細中小企業と自営業者など、脆弱階層の危険には政府と共に政策協力で対応しなければならない」と話した。

これもその通りだ。問題は韓国政府がそれらに対応できるのか。既にムン君によって国家債務は1000兆ウォン近いだろう。赤字国債発行しても金利を次々と上げるなら、暴落するだけ。でも、既に韓銀総裁は彼らを切り捨てるしかないと判断しているだろうな。非情な選択であるが正解だ。もう、韓国経済に「経済弱者」を助けている余裕などない。

「これから6、7、8月は、物価上昇率が5%を超える可能性が確定的だ。特に、国際穀物価格の上昇傾向が維持されれば、来年初めまで4%台は維持されるとみられる」

韓国銀行(韓銀)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は26日、わずか1ヵ月で基準金利を年1.50%から1.75%に引き上げた後、このように述べた。手綱が緩んだ物価を抑えるために、約15年ぶりに2ヵ月連続で金利引き上げの強力な措置を取らざるをえなかったという意味だ。李総裁はさらに7、8月までに相次いで基準金利を引き上げたり、一度に0.5%を上げる「ビッグステップ」の可能性も示唆した。

●「数ヵ月間は物価上昇率が5%台」

韓銀は、同日発表した修正経済予測で、今年の消費者物価の上昇率を4.5%と提示した。当初、2月に予想した3.1%から1.4%も引き上げた。韓銀が4%台の物価予測値を出したのは、2011年7月(4.0%)以降10年10ヵ月ぶりのことだ。この予測値が現実化すれば、グローバル金融危機の真っ最中だった2008年(4.7%)以降、14年ぶりに最も高い年間物価上昇率になる。

李総裁は、「年末まで、国際原油価格が1バレル当り99ドルに下がり、ウクライナ事態とグローバルサプライチェーンの支障が正常化するという想定の下で、このような物価を予測した」と説明した。

ウクライナ事態などが予想より長期化すれば、物価はさらに高騰する恐れがあるという懸念が出ている。李総裁も、「国際原油価格が下がっても、穀物価格は上がっている」とし、「穀物価格は一度上がればかなり長く維持され、食料品などの生計物価に直接影響を与え、期待インフレを高める可能性が高い」と見込んだ。すでに5月の期待インフレ率(3.3%)は、9年7ヵ月ぶりの最高値を記録し、物価上昇の圧力を高めている。

李総裁は、来年も相当期間4%台の物価上昇率が維持されると見た。氏は「3月の予測の際は、インフレ率が上半期に高く、下半期から低くなる『上高下低』を予想したが、今の傾向を見れば、今年半ばを越えてピークに達する可能性を排除できない」と話した。

●「7、8月の連続引き上げを排除しない」

韓銀は、このような物価に対応し、今後攻撃的な通貨政策を予告した。市場が予測する年末の基準金利が2.25〜2.50%水準に上がったことについて、李総裁は、「物価が予想より大幅に上がったために、市場の期待が上がったのは合理的だと考える」と話した。

今年残っている4度の通貨政策方向会議で、少なくとも2、3度金利をさらに引き上げることができるという意味と解釈される。李総裁はまた、「7、8月に連続で基準金利を上げる可能性は、特定方法を排除せずに、今後出てくるデータを見て決める」と強調した。

韓銀が、4月と5月に続き、7月と8月にも金利を引き上げれば、4回連続で基準金利を引き上げることになる。韓米間の基準金利の逆転の懸念などを考慮すれば、ビッグステップの可能性も排除できない。これについて李総裁は、「ビッグステップについて言及したのは、すべての可能性を開いておくという原論的な意味だ」と話した。

昨年8月以降、9ヶ月間に基準金利が1.25%も跳ね上がり、「魂まで集めて投資」、「借金をしての投資」のために融資を受けた人たちも戸惑っている。基準金利が0.25%上がれば、融資を受けた人1人当りの年間利息負担は16万4000ウォンずつ増える。9ヵ月ぶりに利息の負担が82万ウォンも増えたことになる。すでに最高で年6%を突破した銀行圏の住宅ローンの金利は、7%台への進入を控えている。

李総裁は、「基準金利が0.25%上がる度に、家計負担は3兆ウォン、企業負担は2兆7000億ウォン増えると見ている」とし、「零細中小企業と自営業者など、脆弱階層の危険には政府と共に政策協力で対応しなければならない」と話した。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220527/3409813/1
0 Comments
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
0
読者のコメントを見る&書くx
()
x