エネルギー 軽油価格がガソリンを上回る 14年ぶり逆転ー4月の米消費者物価指数8.3%の高水準でウォン安が加速!【動画】

エネルギー コロナ禍からのエネルギー・資源需要増、ウクライナなど戦争によって世界中でエネルギー価格が高騰しているわけだが、韓国場合も例外ではない。しかも、韓国の場合は軽油価格がガソリン価格を14年ぶりに逆転したことがわかった。

14年ぶりということはまたも、リーマン時代となる。最近、リーマン時代を思い出せる経済統計や事象が増えている。では、記事を整理していこう。

■記事の要点

1.11日正午時点で全国のガソリンスタンドの軽油小売価格は1リットル当たり平均1946.65ウォン(約199円)と、ガソリン価格(1945.88ウォン)を上回った。軽油とガソリンの価格が逆転するのは2008年6月以来、ほぼ14年ぶり。

2.大韓石油協会の関係者は「国際市場での軽油価格の上昇と、(韓国の)油類税の引き下げ幅拡大の影響が重なり、軽油とガソリンの価格の逆転現象が起きたとみられる」と述べ、国際的な軽油の需給に変化がない限り当分はこうした状態が続くとの見通しを示した。

3.軽油は世界的に在庫が減って値上がりしている。中でも欧州は軽油輸入の約6割をロシアに依存してきたが、ロシアのウクライナ侵攻後は制裁措置としてロシア産石油製品の輸入禁止などに動いており、需給が逼迫(ひっぱく)している。

4.国際的な軽油価格は5月第1週の時点で年初比75.6%上昇した。

以上の4つだ。順番に見ていこう。

韓国のガソリン価格と軽油価格が14年ぶりに逆転。これ、今、日本のガソリンと軽油はいくらなんだろう。Google先生で調べると次のように出てきた。

ガソリン価格全国平均

  • レギュラー 165. 円
  • ハイオク 176. 円
  • 軽油 144. 円

これを見る限りでは、韓国は日本より、ガソリン価格も軽油もかなり高騰していることになる。韓国のガソリンと軽油は199円として、日本のレギュラーが165円なら、34円高い。つまり、20%以上か。軽油なら、144円なので、韓国の軽油は55円高い。こちらは30%以上となる。日本と韓国のエネルギー事情は似ており、同じ資源輸入国だが、この大差はなんだろうな。

次に2だが、国際市場での軽油価格の上昇と、(韓国の)油類税の引き下げ幅拡大の影響が重なり、軽油とガソリンの価格の逆転現象が起きたとみられるとある。この説明はよくわからないな。どちらも199円なんだろう?値段、変わらないじゃないか。しかも、日本より随分高い。

このガソリン価格や軽油価格高騰は、当然、韓国の物流コストに多大な影響を与える。しかも、韓国では運送業だけではなく、コロナ禍での出前などの配達が最近、伸びているので物価上昇にも大きく貢献してそうだ。関連記事を探したいところだが、今日はもう一つ大きなニュースを紹介したいので後回しだな。

では、3になるが、軽油は世界的に在庫が減って値上がりしている。これはウクライナ戦争におけるロシアへのエネルギー依存からの脱却。欧州は6割以上、ロシア依存していたと。最後は国際的な軽油価格は5月第1週の時点で年初比75.6%上昇したと。

さて、駆け足となってしまうのだが、11日の21時半に米国の消費者物価指数が発表された。これを取り上げておかないといけない。フィスコから見ていこう。

米4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比では+8.3%、3月+1.2%、+8.5%からそれぞれ鈍化も伸びは予想を上回った。

まず、4月の米消費者物価指数は前年比で8.3%。高水準となった。これはアメリカの5月のFOMCでの0.5%利上げでも容易に想像はできた。3月は8.5%だったので鈍化といえば、そうだが、わずか0.2%だからな。これでインフレが減速すると見るには時期尚早だよな。しかも、4月に0.25%利上げしての8.3%だ。

連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.6%と、伸びは3月+0.3%から予想以上に拡大。前年比では+6.2%と、3月+6.5%から鈍化も予想を上回った。

これは気になるな。燃料や食品を除いたコア指数が予想以上に拡大。季節性を除いてもインフレは継続しているとみるべきか。

予想を上回った米CPIを受け米国債相場は下落。米10年債利回りは節目3%を再び上回り3.04%まで上昇した。2年債利回りは2.72%まで上昇。

これも良くない傾向だ。韓国の国債金利上昇でも確認したが、金利が上がるてことは将来の国債価格の暴落を招く。ただ、管理人は米国経済に詳しくないので、米国債利回りの3%の危険性については推し量れない。勉強不足で申し訳ない。

ドルは急伸。ドル円は129円80銭から130円71銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0560ドルから1.0502ドルまで急落。米株先物は失速。200ドル超高となっていたダウ先物は100ドル安となった。

消費者物価指数が上がって、ドル高円安と。ダウ先物は失速と。では、ここからウォンの時間外を見ていこう。おお、珍しく突っ込みで見るのかよ。

昨日、時間外で超韓銀砲で1272ウォンまで押し上げたが、消費者物価指数が発表後、想定通り、ウォン安が加速化した。なんと、わずか15分で1272→1277である。そこからウォンは見る見るうちに下がって、7時前に1279ウォンだと・・・。昨日の超韓銀砲は一瞬でなかったことにされた。

もしかして、これってウォンニャス速報じゃないの?でも、1280ではなく、1279.21だから。うう。迷う。わ、わかった。迷った場合は視聴者さんの喜ぶ選択でいいよな。ということで、今から作成します。

【ソウル聯合ニュース】韓国で軽油の小売価格が高騰している。韓国石油公社が運営する石油製品の価格情報サイトによると、11日正午時点で全国のガソリンスタンドの軽油小売価格は1リットル当たり平均1946.65ウォン(約199円)と、ガソリン価格(1945.88ウォン)を上回った。軽油とガソリンの価格が逆転するのは2008年6月以来、ほぼ14年ぶり。

 軽油価格は前日から5.19ウォン上がり、08年7月(1947.8ウォン)以来の高水準となった。ガソリン価格の上昇幅は2.09ウォンだった。

 大韓石油協会の関係者は「国際市場での軽油価格の上昇と、(韓国の)油類税の引き下げ幅拡大の影響が重なり、軽油とガソリンの価格の逆転現象が起きたとみられる」と述べ、国際的な軽油の需給に変化がない限り当分はこうした状態が続くとの見通しを示した。

 軽油は世界的に在庫が減って値上がりしている。中でも欧州は軽油輸入の約6割をロシアに依存してきたが、ロシアのウクライナ侵攻後は制裁措置としてロシア産石油製品の輸入禁止などに動いており、需給が逼迫(ひっぱく)している。

 国際的な軽油価格は5月第1週の時点で年初比75.6%上昇した。ガソリン(50.1%上昇)よりも値上がりペースが速い。これが韓国国内の小売価格上昇につながった。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/05/11/2022051185571.html

米4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比では+8.3%、3月+1.2%、+8.5%からそれぞれ鈍化も伸びは予想を上回った。

連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.6%と、伸びは3月+0.3%から予想以上に拡大。前年比では+6.2%と、3月+6.5%から鈍化も予想を上回った。

予想を上回った米CPIを受け米国債相場は下落。米10年債利回りは節目3%を再び上回り3.04%まで上昇した。2年債利回りは2.72%まで上昇。

ドルは急伸。ドル円は129円80銭から130円71銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0560ドルから1.0502ドルまで急落。米株先物は失速。200ドル超高となっていたダウ先物は100ドル安となった。

https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20220511-00934051-fisf-market
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ももちゃん
2022年5月12日 08:06

ウォンは基軸通貨(自称)だから大丈夫でしょ。
韓国は先進国(自称)なんだから、日本にすり寄って来ないでね。

ところで、リーマンショック時のデフォルト危機に日本が貸したドルは、いったいいつ返してくれるんでしょうか?

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