尿素水不足 韓中経済共同委員会-中国に円滑な尿素輸入協力を懇願して「レッドチーム」へ参加

尿素水不足 韓中経済共同委員会-中国に円滑な尿素輸入協力を懇願して「レッドチーム」へ参加

尿素水不足 韓中経済共同委員会-中国に円滑な尿素輸入協力を懇願して「レッドチーム」へ参加

尿素水不足 動画で予定は知らせたが11月30日、韓中経済共同委員会がオンラインで開催された。今回はその記事を見ていくわけだが、予想通り、中国に尿素輸入協力を要請したと中央日報などにある。だが、記者というものが「言葉」を間違って使ってはいけない。誰が見ても要請ではない。中国に「懇願」だ。泣きついた。尿素売ってくれニダ!とな。

また、尿素輸入協力以外にも、重要なテーマが話し合われているので整理していこう。

■韓中経済共同委員会の要点

1.2025年まで今後の両国の経済協力の方向性を盛り込んだ「韓中経済協力共同計画」報告書を採択

2.「ゲームや映画、放送など文化コンテンツ分野における両国間の交流と協力の拡大に向けた中国側の努力が必要だ」

3.「知的財産権分野における協力の強化および韓国企業の困難の解消などに向けた中国側の協力を求めた」

4.韓国側は「(政府は)尿素の円滑な輸入に向けた中国側の協力を評価」すると共に、「グローバルサプライチェーンが不安定な状況でも、韓中貿易が円滑に進むよう、持続的かつ緊密に疎通していこう」と呼び掛け

5. 中国側は今回の会議で「デジタル経済および低炭素経済分野で双方が協力していくことを提案」 「中韓産業団地の運営など両国の地方経済が協力を強化できるよう、韓国側の関心を要請」

以上の5つだ。どれも、これからの韓国経済で非常に重要なテーマとなっているので1つずつ丁寧に見ていこう。

まず、 「韓中経済協力共同計画」報告書を採択した。これは韓国が中国に対して「レッドチーム宣言」みたいなものだ。何しろ、米中対立が進んでいる中、残り4年も経済協力をしていこうという内容だ。ただ、これは中央日報の日本語版で触れてない。管理人は複数のメディアを確認しているので気づいたが、こんな大事なことをスルーしていいのか。

次に、ゲームや映画、放送などいわゆる韓流コンテンツである。それの交流と協力の拡大に中国側の努力が必要と。でも、中国は規制すべきコンテンツに「歪な美意識」の象徴として「女性っぽい男性」をあげているので、中国が努力するはずもない。韓国次第では中国内での韓流禁止令もそのうち下るだろう。

3はCPTPPの内容に関わるが、中国側が応える可能性は皆無だな。別にこれは韓国だけの話でもない。外資が中国に工場や子会社作るには様々な規制がある。それを緩和することは思えない。

そして、4は尿素水不足の話題だ。 (政府は)尿素の円滑な輸入に向けた中国側の協力を評価するそうだぞ。そもそも、韓国企業が事前に契約していた分を売らない方がおかしいんだが。どういう理由で評価できたんだ? 輸出規制だと中国を批判しないんですか。

それで、中国は18700トンの契約分は売ってくれると。でも、追加の3000トンと2110トンについては何も書いてないと。

後、 グローバルサプライチェーンが不安定な状況でも、韓中貿易が円滑に進むよう、持続的かつ緊密に疎通していこうとか。そのグローバルサプライチェーンが不安定なのは主に「中国」が原因だよな?でも、これを見る限りでは「中国依存を続けさせて欲しいニダ!」だよな。尿素水不足で何も学んでいないのか。

それで、最後は中国側の要請と。 デジタル経済および低炭素経済分野で双方が協力していくことを提案。デジタル経済といわれてイメージはできても、用語を説明するのは難しいと思うが、「デジタル化やデータ利用によって向上する全ての経済活動」とOECDが定義した。

デジタル経済の範囲が広すぎて、中国のいう双方が協力する事項の具体性がつかめない。これは保留だな。

低炭素というのは最近、良く耳にするんじゃないか。COP26でも「低炭素」について話題になった。できるだけCO2排出を減らしていこうという取り組みだ。ただ、低炭素の取り組みを一番行う必要があるのは中国である。なぜなら、世界で1番CO2を排出している国だから。

だいたい、韓国は中国からやってくる「黄砂」についてはスルーしている。毎年、風に乗って韓国に運ばれるPM2.6 が描き出す幻想的なソウルの都市風景を日本人に楽しませくれる粋な演出かもしれないが。最後の中韓産業団地の運営とか。韓国の技術を入手する気まんまんだよな。

韓国と中国が11月30日、今後の両国の経済協力の方向性を盛り込んだ「韓中経済協力共同計画」報告書を採択した。

外交部は同日、報道資料を発表し、「30日午後、ソウルと北京をテレビ電話でつなぐ形で、チェ・ジョンムン外交部第2次官が中国商務部の任鴻斌副部長と第25回韓中経済共同委員会を開催した」と明らかにした。外交部によると、今回採択された報告書は2019年の第23回共同委員会を契機に韓中が作成に合意したもので、これまで両国の研究機関が共同研究を行ってきたという。これに先立つかたちで「韓中経済貿易発展共同計画」(2016-2020)が採択されており、今回の共同計画は今年から2025年までの両国の経済協力の方向を示している。また、韓国の新南方・新北方政策と中国の一帯一路の構想の連携と協力のため共に努力することにしたという。

 外交部によると、チェ次官は今回の会議で特に「ゲームや映画、放送など文化コンテンツ分野における両国間の交流と協力の拡大に向けた中国側の努力が必要だ」と強調し、「知的財産権分野における協力の強化および韓国企業の困難の解消などに向けた中国側の協力を求めた」という。2017年に在韓米軍が韓国に高高度防衛ミサイル(THADD)を配備して以来、中国側の「限韓領」がまだ解除されておらず、韓国政府は両国の高官級協議のたびに関連問題を提起してきた。

 今回の会議では、中国に端を発した「尿素水品薄」現象をめぐる議論も行われた。外交部によると、韓国側は「(政府は)尿素の円滑な輸入に向けた中国側の協力を評価」すると共に、「グローバルサプライチェーンが不安定な状況でも、韓中貿易が円滑に進むよう、持続的かつ緊密に疎通していこう」と呼び掛けたという。10月15日、中国政府が尿素など29種の品目に対し輸出前の検査を義務づけたことで、韓国国内では尿素水の品薄現象が起き、その後、両国はすでに契約を結んだ尿素1万8700トンについては輸出手続きを進めることで合意した。それらの一部はすでに国内に入港した状態だ。

 外交部によると、中国側は今回の会議で「デジタル経済および低炭素経済分野で双方が協力していくことを提案」し、「中韓産業団地の運営など両国の地方経済が協力を強化できるよう、韓国側の関心を要請」したという。

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/41852.html

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LeGrind
2021年12月2日 18:06

韓流などのコンテンツビジネスで国は成り立たないと思いますが、それほど大事なんでしょうか?(苦笑)

日本の海外でも評判を表現される際、「日本のアニメやゲームは大人気」などの形容がされますが、コンテンツビジネスの規模は大きくなく、また国自体をけん引する力もありません。コンテンツビジネスは、「農業」「商業」「工業力」などの基本的な国の力ができて初めて発揮される「余剰パワー」に過ぎません。例えば、アメリカと日本だけで世界の「音楽市場」の半分、これは1970年代からずっとそうです。
<世界の音楽ビジネスの現状>https://note.com/yamabug/n/ndebc38c7c5bb

国別のデータ、こうやって円グラフで見せれば日本の存在感が分かりやすいのですが、なぜか(世界音楽市場協会が)円グラフを描かなくなっています。日本が目立つのがそんなに都合が悪いんでしょうか。ただ余剰パワーなので、ほかの産業が力強いから結果が出るだけです。韓国のように、コンテンツビジネスに力を入れて産業全体がけん引されて底上げされる、という理論は証明されていません。韓国がコンテンツビジネスにこだわるのは「呪術的な」発想からでしょうか?

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