韓国証券市場 今週から、土日のどちらかにコスピ&ウォンニャス速報を作成しようと思う。実際、思いつきの企画なので頓挫する可能性は多々ありますが、空売り禁止となったことでコスピは面白い動きをするんじゃないかなと。
ウォンニャス速報は土日以外やっているので、コスピのほうはまとめて1週間を見るようにしようと思う。やり方はたいして変わらない。
結局、チャートを見て突っ込むだけだ。
それでは開幕から見ていこうか。
11月6日9時開幕は2399.80となった。
では、チャートをどうぞ。
月曜日の開幕は2399.80。ここから空売り禁止措置が発表されてウォンが134ポイントと急上昇。なんと最後には2500台に到達して終わった。しかし、次の日、利確の動きや、外国人の調整が始まり、いきなり58ポイントほど下落する。
そして、水曜日に22ポイントほど下落して、月曜日に上げたポイントは54ポイントである。その次の日、木曜日は5ポイントあげるも、金曜日は17ポイント下げて、最後は2409.66だ。
つまり、月曜日の開幕より少し高い程度で終わる。まさに空売り禁止での恩恵はすぐに吹き飛んだといえよう。
次はウォンチャートだ。
ウォンの方はFOMC後に怒涛の介入で1350から1300まで戻していたのだが、空売り禁止措置で1292ウォンまで上昇。しかし、それもここまで次の日にソロウォンに戻っており、結局、ソロウォン攻防戦が続く。しかも、その後は売られていくので1320ウォンも突破。
ミネバ様は離脱を確認。最後は少し上げて1316ウォンとなった。
■今週の韓国証券市場
それで5日間の掲載は長いので道中は省略して、11月6日と10日の終値だけを見ておく。
■11月6日の韓国証券市場
コスダック指数 57.40ポイント、上昇、 839.45、(終値)
総合株価指数 134.03ポイント、上昇、 2502.37、(終値)
ウォン・ドル相場 25.1ウォン高 1297.3、(終値)
■11月10日の韓国証券市場
コスダック指数 13.56ポイント、下降、789.31、(終値)
総合株価指数 17.42ポイント、下降、 2409.66、(終値)
ウォン・ドル相場 6.7ウォン安 1316.8、(終値)
このように比べると、空売り禁止効果でウォン高・株高は一時的な現象だった気がする。もっとも、来週からどうなるかはわからないの、来週も楽しみにしてほしい。
■気になるニュース
今回は中国の話題。どうやら、中国の一路一帯で途上国に融資した残高が1兆1000億ドルにも及ぶらしい。もちろん、多くの途上国は返済できない。そして港などの検疫やprojectの株式などを譲渡させられる。
では、記事を引用しよう。
巨大経済圏「一帯一路構想」のもと、中国が推し進めてきた途上国へのインフラ開発のための投融資。その融資の残高は、元本だけで少なくとも1兆1000億ドル(約166兆円)にも上り多くの途上国が返済できず、港湾施設などの権益を譲渡せざるを得なくなる「債務のわな」に陥っている実態が明らかになった。
米バージニア州ウィリアム・アンド・メアリー大学の研究機関「エイドデータ」が今週発表した報告書によると、中国が過去20年間に途上国に対して融資した数千件のうち、半分以上の借り手が返済困難となり、延滞が急増。さらに、中国から融資を受けた80%近くの国が現在、財政難に陥っているという。
米CNNによると、一帯一路構想を掲げた中国は、潤沢な資金をラテンアメリカから東南アジアに至るまで、道路や空港、鉄道、発電所などインフラ整備に投入し、借入国の経済成長を促進した。その過程で多くの国が中国に接近し、中国は世界最大の債権国になった。一方で「無責任な融資」に対する非難も集まった。
エイドデータの報告書は、過去20年以上にわたり165か国に対して中国が行った融資のうち55%が返済期間に入っていると指摘。これらの債務は、高金利や現地通貨の低迷、世界経済の減速といった新たに起きた困難な金融環境のなかで、23年には返済期日を迎えているというのだ。
エイドデータのエグゼクティブディレクターで、報告書をまとめたブラッド・パークス氏は米CNNに、「融資の多くは2013年に始まった一帯一路構想の一環として実施されたもので、返済は5~7年の猶予期間が設けられていたが、その後の新型コロナウイルスによるパンデミックで返済猶予期間がさらに2年延長された」と説明した。
同氏は、「ただ、話は変わりつつある」と前置きし、「過去10年ほど、中国は世界最大の公的債権者だったが、今は世界最大の債権回収国となり、われわれは重要な転換点にいる」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7c2d6bc88f973a55ec76a3f6edc00a8a9abdea0
中国は金がもうない。取り立てするにも相手も金がない。搾取され続けるのか。