韓国証券市場 昨日、時間外で1300まで到達するかと思ってウォンウォッチしていたが、残念ながらそこまで下がらなかった。結局、1296ウォンまで下げた後、ここから謎の反転で一気に1290突破して、朝までに1287ウォンまで上げた。
FRBのパウエル議長が利上げを示唆。韓国ウォンも下がるはずなのに逆に上がる展開。それが1296ウォンから起きた。まあ、どう見ても介入だ。しかし、いくら一時的にウォンを押し上げても下がるときは下がるんだよ。今、ウォンを上げる理由がないばかりか、人民元安まで続いており、ますます韓国株もウォンも売られやすい。
といったところで開幕からウォンを見ていこうか。
スタートは1288.52。
其れではチャートをどうぞ。
開幕は1288。それで今日は本当にいいところがない。午前中はなんとか抑えてる感じだが、ウォンはほとんど売られまくりだ。あれだ。例えるならドラゴンボールの技のぶつかり合いだ。気合い弾を同時にぶつけて力比べしている状況だ。
2人は互いに気合いで相手の弾を押し返そうとしてて、拮抗状態。ところがだんだんと相手のパワーが勝っていき、じりじりと後退させられる。そして、だんだん地面に近づいていく。こんなものを!お昼には1290ウォンだ。
だが、激しい撃ち合いはまだまだ続く。しかし、相手が界王拳20倍だ!とか言った瞬間にウォンは一気に吹き飛ばされた。ずどーん、
結果は1294.9。2.9ウォン安。なんとか1295は防衛出来たが、このままソロウォンへと吹き飛ばされるのも時間の問題だ。
■2023年6月24日の韓国証券市場
コスダック指数 0.68ポイント、上昇、 876.38、(終値)
総合株価指数 11.07ポイント、上昇、 2593.70、(終値)
ウォン・ドル相場 2.9ウォン安 1294.9、(終値)
■投資主体別売買動向
23.06.22 | -1,069 | -1,286 | 2,331 |
個人が1069億で、売り。外国人が1269億で、売り。機関が2331億で、買い。
■韓国債と社債の利回り
利上げ示唆発言もあったので、韓国債と社債の金利があがっている。
■日経平均とTOPIX
日経平均は33,264円88銭。マイナス310円26銭。TOPIXは2,296.50。プラス1.49ポイント。
日経平均は大きく下げている。
■ドル円
朝の7時は141.885。その後は上下に激しく変動してどっちに転ぶかわからない。16時頃には141.938と142円に迫るも、ギリギリ引き返して141.800付近だ。
■気になるニュース
朝の本編で韓国人が中国の属国だったことを知らないという記事を紹介したが、今回はその続編となる。そもそも、韓国の中国史学者が現代に至るまでの600年の韓国史をまとめたことがないてことだ。ああ、これを読んで、ああ、なるほどなと思った。しかし、それ故に韓国人の歴史認識が「想像」や「妄想」でしか作られなくなっていく。記事を引用しよう。
前略ー
ある韓国の中国史学者はこう述べて、事情を説明してくれた。研究者は「専攻する地域と時代に対する非常に小さな主題を扱った学術書を何冊か出版して、研究を終える」のが「普通」である。「膨大な資料と蓄積された研究の沼がどれほどかをよく知っている」ので、「敢えて自分が熟知する時代史を飛び超えて、中国史全体を扱ってみようという考えさえ及ばない」。
ー中略ー
「他律性史観」のタブーを超えて
新城道彦『朝鮮半島の歴史――政争と外患の六百年』(新潮選書)
朝鮮史学界には「他律性史観」ということばがあった。
簡単にいえば、朝鮮半島の歴史は外から動かされてできあがったもので、自律性がなかったとする見方である。もちろん戦後史学では重大タブーと化し、その脱却・克服が久しく史学史・歴史教育の主流だった。ひとまず目的を達したのか、いまや用語としても、あまり使われない。
そのいきついた一面が、本書の「あとがき」に紹介するエピソードであろうか。著者の友人「の大学院生は、韓国(朝鮮王朝)が中国(清)から独立する理由などないし、属国だった過去があるわけないと反発した」という。
「属国」だった実質支配が認められないから、「独立」もないとの謂であり、しかも最近の韓国では、そればかりではない。日本のいわゆる「韓国併合」も「違法」だと認められるので、「併合」という過去もなくなっているそうだ。「他律」を忌避否定するあまり、「外患」の存在という事実にまで目を背けるようになってしまったのである。
実質かどうか、合法かどうかはともかく、あったことをなかったことにしては、もはや歴史・「史観」とはいえない。歴史でなくしてまで「他律」を否定しなければならないのであれば、実際の歴史には「他律」が厳存していたのを、かえって裏書きしたも同然ではないか。けっきょく旧態依然の「他律」「自律」の二分のほうが、歴史の実態に近いのである。
それなら多かれ少なかれ、確かに存在した「外患」「他律」は、いかに内政・「自律」と関連していたのか。それをみなおすほうが、はるかに実りある思索であろう。本書は「政争と外患の六百年」でその表現をまっすぐ果たした。真の意味で、ありそうでなかった通史なのである。
京都府立大学文学部教授 岡本隆司
なるほど、これを読んで理解出来たら凄い。用は中国の属国であることを認めないという史観こそが、実は中国の属国だったことを逆に証明するのだ。日本に併合されたという過去を無くすのも、過去に日本で支配されたこと否定したいからだ。でも、それって彼等にとって歴史とは何か。そういう問題になってくる。
確かにこれを踏まえると旭日旗問題の記憶の改ざんがどうして起きているのかがわかってくる。今まで自分たちがなんとも思ってなかったことが許せなくなり、記憶の改ざんが行われた。なぜなら、彼等は昔の日本が悪の帝国でなければならない史観が前提だからだ。つまり、彼等の言う歴史は調べるのではなく、自分たちで想像してクリエイトするものだ。でも、それは学問じゃない。ただのエンタメである。