韓国証券市場 ウォンニャス速報時間外 米金融危機 ファースト・リパブリック30%下落 シリコンバレーバンク 持ち株会社も「経営破綻した」(動画)

韓国証券市場 昨日、ウォンニャス速報で取りあげた、FRBの銀行からの資金借り入れが15日時点で1528億ドル(約20兆円)に急増したニュースに衝撃を受けた人も多いだろう。しかも、その借入額はあのリーマンを超えてるという。

そして、こちらは24時ぐらいまで起きていて、ああ、今日の朝もウォンニャス速報を作らないと思っていた。それで朝の5時にタイマーをセットして寝て今に至る。何故、そう思ったかはタイトルに書いてある通りだ。しっかりこちらが特集したところにピンポイントで追加情報がダウが一時-500ドルぐらい下がった。

それで、まずはファースト・リパブリック30%下落について見ていこうか。これについて本編の最後で緊急に取りあげたことなのでリンクを張っておく。

では、ここからは最新情報だ。記事を引用しておく。

17日の米株式市場で、米銀ファースト・リパブリック・バンクが再び急落。このまま終了すれば週ベースで上場来最悪の下げとなる。複数の大手銀行が合計で約300億ドル(約4兆円)をファースト・リパブリックに預け入れることで合意したものの、同行を巡る市場のセンチメントは脆弱(ぜいじゃく)な状態が続いている。

ファースト・リパブリック株は一時27%安。週初からの下落率は70%を超え上場来最大となっている。ボラティリティーの高まりを受けて売買が停止される場面もあった。同行は16日、米連邦準備制度から3月10-15日に200億-1090億ドルを借り入れたと報告。配当支払いの停止とキャッシュポジションの減少についても明らかにした。

ウェドブッシュのアナリスト、デービッド・キアベリーニ氏は顧客リポートで、「ファースト・リパブリックの普通株保有者にとって残余価値があるという現実的なシナリオを見いだすのは困難だ」と指摘。ファースト・リパブリック株の投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価は5ドルと、従来の140ドルから下方修正した。

アトランティック・エクイティーズのジョン・ヘガティー氏もファースト・リパブリック株を「中立」に引き下げ、同行を巡る「前例のない不確実性」を理由に挙げた。以前のレバレッジ比率に戻るには「恐らく増資が必要になるだろう」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-17/RRO66KT0AFB501

そりゃ、幹部が2ヶ月前に大量に自社株を売りさばいた時点で、もう、危険兆候ありありだったものな。投資家はそういう情報は独自のネットワークを駆使してしっかりチェックしているので、米シリコンバレーバンクやシグネチャー銀行の破綻の次に危ないのが、このファースト・リパプリックバンクだという噂が立ち始めてご覧の有様だよ。

例え、金融危機だからと複数の銀行が4兆円支援したところで、この銀行がいきなり業績が良くなるはずもない。最後は増資についてまで語られてるので非常にやばいと。しかも、一時売買停止に追い込まれるほどだ。

これだけでも衝撃のニュースなんだが、実はまだある。なんとシリコンバレーバンクの持ち株会社も経営破綻したという。では、それも見ておこう。

経営破綻したアメリカの銀行、シリコンバレーバンクの持ち株会社だったSVBファイナンシャルグループは17日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条の適用をアメリカの裁判所に申請し、経営破綻したと発表しました。

スタートアップ企業向けの融資で知られ、10日に経営破綻したシリコンバレーバンクはSVBファイナンシャルグループの傘下の銀行で、シリコンバレーバンクに続き、持ち株会社も経営破綻した形となりました。

アメリカで銀行の破綻が相次いだことを受けてバイデン大統領は、破綻を招いた銀行の経営陣により厳しい罰則を科すため議会に行動するよう促す声明を発表しました。

声明の中でバイデン大統領は、現在の法律では経営陣の責任を追及する政府の権限が限られているとしています。

そのうえで、経営判断のミスやリスクを取り過ぎたことで銀行が破綻した場合、規制当局が経営陣から報酬を取り戻し、民事罰を科すことや、再び銀行業界で働くことを禁止するといった、対応をより行いやすくするべきだとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230317/k10014012411000.html

とりあえず、バイデン氏が経営陣による厳しい罰則を促す声明を発表したようだが、銀行側からすれば、お前が金利を急激に引き上げたからこうなったんだろう!と100%突っ込まれる案件だ。しかし、バイデンさん。無能過ぎないか。経営陣が悪い以前の問題だろう。だれか、わずか1年でゼロ金利から金利を4.75%上げて対応できるというんだ。

そりゃ、銀行の経営に問題がなかったとはいわないが、1番の問題は金利の急騰だ。誰がそんな金利を上げたんた。FRBと米政府です。答えは出ているじゃないか。まさか、ここまでバイデン氏が無能だとはな。

こんなことがあってダウが急落したと。5時半時点でマイナス384ドルだ。これは日経平均がまた27000円割れそうですね。なんせ円が131円台に突入している。金融危機になれば「円高」になるのはリーマンショックを経験している我々は知っているだろう。今、円が上がるということはそういうことだ。

では、最後はウォンの時間外を見ていく。

では、チャートをどうぞ。

まず、昨日の18時頃には1306ウォン付近で推移していたのだが、23時14分頃には1303ウォンまで上昇。そして、1時頃には1307ウォンまで下落。まさにアメリカのダウの動きに引きずられた形となった。そして4時半頃には1308ウォン付近まで落ちた。

来週、FOMCがあるのだが、もう、アメリカの動きが面白すぎてどうなるんだよ!という感想しかでてこないぞ。

今日のダウの動きを見ていたら、ウォンニャス速報のほうがおまけであることは言うまでもない。ただ、それだけでは楽しめないと思うので、今週の総集編を最後に用意した。1週間の動きをダイナミックに復習したい人はどうぞ。

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ライダイハン
2023年3月18日 13:53

韓国投資公社は、SVBファイナンシャルの株式を2万87株(約60億2,000万ウォン)、シグネチャーの株式を9万1,843株(約137億9,000万ウォン相当)保有しているそう。これで、年金資金の枯渇に一歩前進した。ウォンが紙切れから紙屑になる日も近い。

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