韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1301.83→利上げ凍結でウォン有利なのにソロウォン離脱出来ず!

韓国証券市場 せっかく、今、韓国ウォンに利上げ凍結観測という好材料が舞い込んできたのに韓銀のやる気なさにびっくりだ。今こそ100ウォンぐらい一気に戻して笑わせてくれてもいいのにな。それなのに1300ウォンすら突破できずに低迷しているとか。

もっとも、利上げ凍結観測は実はウォンに有利であっても、韓国経済には好材料とはいえない。なぜなら、利上げ凍結は米国の景気後退のシグナルを増長させるからだ。3月の10日間の輸出状況を見たとき、米国とインドだけ輸出が増えていたよな。

でも、米国が景気後退したら輸出は減少する。つまり、利上げするか、しないか。どっちに転んでも楽しめるてことだ。

しかも、米経済は綱渡りであることは言うまでもない。そして、後で米経済についての記事を紹介するがこちらの内容も酷いもんだ。

では、開幕から見ていこう。

スタート値は1301.83。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1301。まずはヘッジファンドが一気に仕掛けていく。そのまま1310ウォン突破するかの勢いでウォンは急降下するも、なんとか1309ウォン辺りで食い止めた。そこから韓銀砲だ。どーん。今度逆にウォンが上がっていく。

12時頃には1301ウォンまであがり、そこからソロウォンを離脱を果たして1298ウォンだ。おお、やったじゃないか。ソロウォン離脱。しかし、そこで手を抜いてはいけない。なぜならソロウォンの引力は絶対だからだ!ガトーさんがコンビニに行ってる間に抜け出すなんて野暮だぜ。

結果は1302.2。10.8ウォン高となった。結局、ソロウォン離脱できず。韓国さん。今がチャンスなんですよ。来週は超注目のFOMCだ。ウォンが荒れる可能性が高いのにな。

■2023年3月17日の韓国証券市場

コスダック指数 15.41ポイント、上昇、 797.39、(終値)
総合株価指数 17.78ポイント、上昇、 2395.69、(終値)
ウォン・ドル相場 10.8ウォン高 1302.2、(終値)

■投資主体別売買動向

23.03.17-1,742735815

個人が1742億で、売り。外国人が735億で、買い。機関が815億で、買い。

個人が売り。外国人と機関が買い。

■韓国債と社債の利回り

国庫債券(1年)3.355マイナス0.030
国庫債券(3年)3.415プラス0.015
国庫債券(5年)3.373プラス0.009
国庫債券(10年)3.406プラス0.012
会社債(AA-、無保証3年)4.110プラス0.012
会社債(BBB-、無保証3年)10.531プラス0.010
CD(91日)3.6200
CP(91日)4.0200

韓国債と社債の金利は少し上昇。金融不安はおさまったので動きはこんなもんか。ただ一年債権を見る限りでは、韓銀は利下げすると読んでるのか。

■日経平均とTOPIX

日経平均は27,333円79銭。プラス323円18銭。TOPIXは1,959.42。プラス22.32ポイント。

■ドル円

朝の7時は133.623。そこから上がっていく展開。17時には132.769となっている。

この動きは難しいな。どっちに転ぶかぜんぜんわからない。

■気になるニュース

今回の話題は米経済だ。連邦準備理事会(FRB)は16日、銀行からの資金借り入れが15日時点で1528億ドル(約20兆円)に急増したと発表した。しかも、リーマン危機時を抜いて過去最高を記録したという。FRBが最後の貸し手なのは言うまでもないが、さあ、どこまで貸せるんですかね。もう、リーマン超えてるんですよね。記事を引用しておく。

【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)は16日、銀行からの資金借り入れが15日時点で1528億ドル(約20兆円)に急増したと発表した。リーマン危機時を抜いて過去最高を記録した。相次ぐ米銀の破綻で金融市場は動揺しており、資金繰りを「最後の貸し手」である中央銀行に頼っている。

FRBは金融機関が資金繰りに行き詰まることを避けるための安全弁として、民間銀行向けに貸し出しを実施している。8日時点で45億ドル強だったこの融資額は一週間で33倍に急増した。10日以降に米銀シリコンバレーバンク(SVB)などが相次ぎ破綻し、市場で資金のやり取りが細っているためだ。

この貸し出しは金融危機時などに急増する。これまでの最高はリーマン危機後の08年10月末につけた1107億ドルだった。金融機関はかつては経営不安の噂が流れるのを警戒して、FRBからの借り入れを敬遠する傾向にあった。

FRBがSVBの破綻を受けて新たに設けた「銀行タームファンディングプログラム(BTFP)」と呼ばれる緊急融資枠も15日時点で119億ドルの利用があった。破綻したSVBとシグネチャーバンクを管理するために米連邦預金保険公社(FDIC)が作った「ブリッジバンク」向けの融資も膨らみ、FRBが「その他の信用拡張」と分類する融資額は1428億ドルに拡大した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170550X10C23A3000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1679008005

8日時点で45億ドル強だったこの融資額は一週間で33倍に急増した。これがどれだけヤバい状態なのかがよくわかるよな。金を借りれて、今はなんとか窮地を凌いでも、それで経営が上向くんですかね?

金融危機で連鎖倒産が怖いからとFRBが無限に資金を銀行に注入しつづける。それって点滴だけで命を繋いでる末期患者と大して変わらないですよね。今、FRBがやることは危ない銀行を全て潰すことなんじゃないか。ええ?そんなことできないって?むしろ、爆弾を抱え込んで、この先、世界恐慌を起こされる方が迷惑なんですよ。

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ライダイハン
2023年3月17日 17:59

必死になって、1300を割り込もうと、しつこく韓銀砲を連射するが、すぐさまマーケの反撃に会い、押し戻される。
アメリカの住宅着工件数(予想:1310M→1450M)、失業保険申請数(予想:205K→192K)の発表があり、これらの指標から、景気は、まだ冷え込んでいなく、FRBが利上げを見送る可能性は低いと思われる(ECBも0.5%利上げした)。FOMCの0.25%の利上げの発表とともに、さらにウォンニャスが加速することになると思われる。

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