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韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1341.04→政策金利0.25%引上げ決定でウォン大逆襲 1334ウォンまで上昇!

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韓国証券市場 今日、韓国では金融通貨委員会が開催されて、政策金利が0.25%引きあげられることになった。そして、ウォンもそれに合わせて急上昇すると管理人は予測したが、その動きは見事に的中した。今日は韓銀の大逆襲である。開幕は1341.04。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1340ウォンを超えていたわけだが、そこから超韓銀砲だ。どどーん。ソロウォンでヘッジファンドの艦隊が焼かれていく。その威力は絶大だ。

なんと2時間あまりで1333ウォンまで上昇。これには愛犬のジョニーも大喜びだ。しかし、1340が1330になったところで大ピンチな状況から抜け出せたとはいえない。むしろ、今回は政策金利を引きあげる好材料ですら、1330ウォンまでしか戻せないことが露呈された。

そもそも、0.25%の利上げなんて市場は織り込み済みだ。それについては後のニュースで詳しく解説しよう。

12時頃には1233ウォン付近を推移。それから反発を受けて1336ウォンまで下降。

0.25%引上げ。サプライズもなかったので1338ウォンまで下降。しかし、ここで超韓銀砲だ。どどーん。結果は1335.2ウォン。6.9ウォン高となった。

■2022年、8月25日の韓国証券市場の結果

総合株価指数 29.81ポイント▲ 2477.26(終値)
コスダック指数 14.23ポイント▲ 807.37(終値)
ウォン・ドル相場 6.9ウォン高 1335.2(終値)

■投資主体別売買動向

■今日の気になる韓国経済ニュース

最初は韓銀の政策金利0.25%引上げの話題。これは管理人の予測通り。市場も織り込み済み。市場はもしかしたら、0.5%もあるという警戒があったが、11時頃に発表されたようでウォンはそれまでに急上昇した。

それで管理人の見解だと全くの悪手だ。0.5%引きあげるべきだった。理由は何度も解説しているが、アメリカの9月のFOMCで0.5%、もしくは0.75%の利上げが予測されている。つまり、0.5%ですら、韓国との金利差が大きくついてしまうのだ。

仮に0.75%なら、韓国からキャピタルフライトは加速化する。1350ウォンどころか1400ウォンも見えてくる。でも、大丈夫だと韓銀や韓国政府は述べているのできっと大丈夫だ。

今、韓国は政策金利を引きあげたことで、アメリカと同じ2.5%となった。しかし、為替は1330ウォン付近。もうすぐ月末なので、韓銀砲で1300奪還に動くかは知らないが、ここから30ウォン上げるのはかなりのドルを消費するだろう。

でも、韓国さんはおそらく大丈夫だ。なぜなら、これだけ介入しても外貨準備高を増やすことが出来るのだ。心配するだけ野暮ってもんだ。

2つ目はウォンが10%下落すれば輸入額3.6%増えるが、輸出増加は0.03%だけというニュース。つまり、ウォン安が進めば進むほど輸入額が跳ね上がる。これは管理人の分析通り。すこし気になるカ所を引用しておく。

一般的にウォン下落は他国通貨建ての韓国の輸出品価格を下げる点で輸出企業の価格競争力を高める。だが今回のウォン下落は過去のように輸出企業に有利に作用しないという分析が多い。韓国企業がこれまで海外から原材料を調達して加工して輸出したり、中間財を送って現地で完成品を生産する形に輸出方式を変えてきたためだ。結局価格競争力強化の効果は減り、原材料などを高く調達する負担が大きくなった格好だ。

国際貿易通商研究院によると、国際原油価格とドル相場が10%上昇する場合、輸出単価は0.04%上がり、輸出量は0.01%減少し、輸出金額は0.03%の増加にとどまる。これに対し輸入金額は3.6%増加する結果につながる。研究院は「(ウォン下落は)貿易赤字拡大を招くことになる」と懸念する。

https://japanese.joins.com/JArticle/294756?servcode=300&sectcode=300

このように韓国ウォンの下落は本来は輸出競争力を高めるのだが、残念ながら今回の場合は状況が異なる。なぜなら、日本企業が円安で輸出競争力を高めるからだ。しかも、今の韓国は中国に技術でも追いつかれた状態。中国から3ヶ月連続の貿易赤字である。

だから、1200はもう危機的水準なのだ。それが今は1330まで下がっている。原油価格が下がっても貿易赤字から抜け出せない。8月20日までで貿易赤字は102億ドルなのだ。

なら、ウォンの下落を食い止める必要があるのに、たった0.25%の利上げである。これではウォンの急上昇は見込めない。

3つめが例のローンスター問題の裁判の判決が8月31日にでてくるとか。まあ、これはわざわざ分析するまでもなく、韓国が100%負ける案件なので、多額の賠償金を支払うことになるだろう。多額の賠償金は47億ドル規模とあるが、韓国政府はどうするんですかね。

もちろん、ウォン安なので47億ドルを支払うとなれば、相当な痛手を受ける。ウォンレートにも影響するかもしれないな。

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ライダイハン
2022年8月26日 01:58

市場が開いてすぐに超韓銀砲を放ち、0.25%の利上げを発表しても、ウォンニャスには、ほとんど影響がなかった。一応、終値は、1340を切ったが、夜には、1336前後で推移している。9月にFRBが0.75%の利上げを行えば、金利差は0.75%になり、一気にキャピタルフライトが進む。10月には1ドル1500ウォン前後となり、消費者物価の上昇率も7%近くになることがほぼ確実か。ウォンニャスが、さらに加速するのに、どうして消費者物価上昇率が5.2%でとどまることになるのかな?23年の消費者物価上昇率3.7%も、韓国の単なる希望願望でしかない。LNGや穀物価格の高止まりは、少なくとも2~3年は続くのに。もしかすると、韓国は、LNGや穀物をロシアから格安で購入する計画なのか?

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