韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1339.56→激しく乱高下を繰り返しながらお昼過ぎに1344ウォンと年内最安値

韓国証券市場 ソロウォン攻防戦も佳境に入り、1350、ウォン・ザム出動に迫っているわけだが、まだなんとか韓銀はかろうじて持ちこたえている。1350の防衛線がどれだけ重要かを理解しているてことか。

つまり、明日の反撃のチャンスに数日間、耐えて備えているわけだ。いつまで持つかはわからないが。明日にはウォンを一気に上げるイベントとして、韓銀の金融通貨委員会がある。だから、今日はなんとか1345で抑えたい。

注目の開幕は1339.56となった。

それではチャートをどうぞ。

開幕はなんとか1340を防衛したが、すぐに昇龍拳を食らってそのまま1341ウォンへ。しかし、韓銀砲で反撃だ。そして、また下げるという展開がお昼までは続く。激しく動くウォンに愛犬のジョニーも大喜び。しかも、11頃には1340付近まで迫る。だが、反撃はここまでだ。

ソロウォン宙域に容赦ないハゲタカ砲が撃たれる。ヘッジファンドの主力艦隊が動いたのだ。どーん。お昼頃には1342ウォンを突破。そこから抑えるようもウォン売りが止まらない。さらにハゲタカ砲で14時頃には1344ウォンとレコード達成。

しかし、韓銀がここで超韓銀砲で反撃だ。どどーん。1340ウォン奪還する勢いだが、残念ながら止まってしまう。結果は1342.1。3.4ウォン高となった。超韓銀砲でも1340を防衛できない。だが、明日こそが「大決戦」である。利上げによって金利差がなくなるタイミングで生まれる絶好の機会。注目して頂きたい。

それでは時間外はどうか。

16時半過ぎには1344ウォンと劣勢である。

■2022年、8月24日の韓国証券市場

コスダック指数 9.72ポイント▲ 793.14(終値)
総合株価指数 12.11ポイント▲ 2447.45(終値)
ウォン・ドル相場 3.4ウォン高 1342.1(終値)

■投資主体別売買動向

個人が45億で、売り。外国人が1506億で、買い。機関が1411億で、売りとなった。

個人と機関が売り。外国人が買い。

取引希望は利上げ前で静かな動きとなった。

■注目の韓国経済ニュース

1つ目は韓国の合計特殊出生率が前年から0.3低下して、0.81となり、過去最低を更新。ＯＥＣＤ加盟３８カ国のうち１を下回る国は韓国が唯一という。つまり、今年も世界一低い出生率ということになる。しかも、20代や、30代の出生率が下がっているようだ。

2つ目は政府の口先介入。6営業日で43ウォン下落したことで、政府は公式の口先介入を行った。それでどんな口先介入をしたのか。当局は「最近の世界的なドル高に起因したウォン安ドル高過程で域外などを中心にした投機的要因があるのかについて綿密に点検していくだろう」という。

あの～。既に韓銀砲を何度も撃って介入しているのはバレバレなので、口先介入なんて無意味なんですよ。だから、そんな介入に恐れることもなくウォンは1345ウォンまで売られたと。

3つめのニュースは、韓国の家計債務が6月末でも過去最高となった。1869兆4000億ウォンと、3月末から6兆4000億ウォンほど増加したようだ。ただ、増加速度は鈍化傾向にあると。これは政策金利を利上げしていったのだから、金利が上がれば利息が増えるので、結果的に消費が減少する。

昨年の6月末と比べると、58兆8000億ウォン増加と。1つ気になるのが住宅担保融資は1001兆4000億ウォンで第一四半期より8兆7000億ウォン増えたと。不動産価格が貸出金利上昇で下落する動きと少し矛盾している。まあ、6月末の話であるのだが、韓国の不動産バブルが弾けるか。弾けないかは今後の韓国経済に大きく影響する。