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韓国経済 8月上旬の貿易赤字77億ドル累計229億ドルー先月の家計向け融資3000億ウォン減、企業向け12.2兆ウォン増

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韓国経済 以前、管理人が突っ込んだ記事で下半期に韓国の貿易赤字は解消されて、最終的には33億ドル程度の赤字になると予測があった。しかし、8月の上旬が過ぎて、一日から10日までの貿易データを見れば、貿易赤字が逆に増えてるんだよな。

なんと10日間だけで77億ドルの赤字という。そして、このまま行けば8月も貿易赤字確定で、5ヶ月連続となる恐れが出てきた。しかも、累計は229億ドルだ。それから悲観的な数値で300億ドルぐらい今年の貿易赤字は行くんじゃないかという予想が出てきたが、これは300億ドルどころですら済まないかも知れない。

だが、これは不思議なんだ。アメリカは原油価格が高騰で、米インフレはわずかながらも収まった。それが7月の米消費者物価指数が8.5%上昇でもわかる。先月が9.1%だったから、0.6%も下がったのだ。それは原油価格がここ1ヶ月で下がっているから。

なら、同じように韓国の貿易は改善されていいのに蓋を開ければ、改善どころか、状況は悪化している。一体、何が起きているのか。

まず、輸出額は前年同期より23.2%増加して、156億8800万ドル。それに対して輸入は34.1%増えて、233億6500万ドルだ。さて、ここで先月のデータ(7月1日から10日)と比較してみよう。今年の上半期データは集まっているので、7月と8月はどう違うのかを見ておきたい。

データとして用意したのは、輸出、輸入、原油価格、為替レート、貿易赤字である。原油価格と為替レートは7月1日と8月1日の数値である。

7月と8月輸出輸入原油価格為替レート貿易赤字
7月1日から10日157億ドル213億ドル107ドル122755億ドル
8月1日から10日156億ドル233億ドル94ドル130077億ドル
7月と8月の差1億ドル20億ドル13ドル73ウォン22億ドル

まず、注目なのは輸出は伸びてないどころか逆に1億ドル減っている。次に輸入は逆に増加。原油価格は明らかに13ドルも下落している。しかし、ウォンは73ウォンほど下落している。そして、貿易赤字は7月よりも22億ドル増えたと。

本来なら、原油価格が下落したので輸入額が減ってもおかしくないのに、何故か、輸入額は増加。まあ、最近、暑いのでエネルギー需要が高まっているのも関連しているとおもうが、管理人が注目したいのは為替レートが明らかに輸入額を押し上げている。そりゃ、73ウォンも下がっていたらそうなるわな。

つまり、韓国にとって1300ウォンは原油価格が下落しても、輸入額を押し上げるウォン安水準であるということ。つまり1300がニューノーマルとか述べていたら、韓国の貿易赤字は下半期中も続くてことだ。そして、貿易赤字が増加すればするほど韓国は信用格下げの恐怖が迫る。

貿易で経済を成り立たせている韓国が既に8月10日までに233億ドルの貿易赤字。これは由々しき事態だ。しかも、これから世界経済はインフレの影響で消費が落ち込むと確実に予想されている。韓国さん。米中景気鈍化。EUもダメ。新興国もこの前、見たがダメ。どうするんですかね?一体、どこに物を売って利益を出すんですか。

では、品目別に見ていこうか。これも興味深いことになっている。

品目別に見れば石油製品が177.0%、乗用車が191.9%、鉄鋼製品が26.3%、自動車部品が29.4%、精密機器が9.5%増えた。これに対し半導体は5.1%、無線通信機器は17.7%、コンピュータ周辺機器は19.0%減少した。

なんと、今まで韓国輸出を支えてきた半導体が-5.1%減少した。完全に特需が終了しています。もう、これはDRAM価格が下がっているてことだ。では、輸出相手国はどうか。

輸出相手国別では米国が17.5%、欧州連合(EU)が66.2%、ベトナムが10.2%、シンガポールが169.1%増加し、中国が2.8%、香港が44.4%減った。

米国、EUとベトナム、シンガポールが増加。中国が逆に2.8%減少。

ベトナムへの輸出が増えたのは韓国企業が現地に多いから輸入している。シンガポールは最近、ASEAN関連で進出を果たしている。169%増加とか凄い伸びだが、そもそも、金額はたいしたことないはずだ。中国はコロナ流行で都市封鎖の影響がまだあると。では、輸入はどうか。

輸入額は原油が50.1%、半導体が44.6%、ガスが96.4%、石炭が162.5%、乗用車が71.7%、半導体製造葬儀が23.7%増えた。

気になるのは乗用車が71.7%。これは何だろうな。韓国製を買えばいいだろう。後、半導体製造葬儀って、装置の誤字であるとおもうが、これぐらい気づいて欲しいな。まあ、管理人も動画化したときに音声にしてから気づくこともあるが。

輸入国別では中国が29.2%、米国が17.4%、日本が10.2%、サウジアラビアが99.7%増え、EUが5.6%、ロシアが36.4%減った。

凄いよな。中国に中韓外相会談で三不は合意ではない。チップ4同盟に参加刷るけど、中国は排除しないとか、喧嘩を売っていて、29.2%も増加しているんだぜ。脱中国依存はどうなったんだ?輸入が増えてるじゃないか。まあ、できるわけないですよね。

これで、チップ4同盟に本気で参加するんですかね?まあ、別に参加する、しないは自由だが、中国依存を加速させて、中国を裏切るとかさすがです。

次は先月の家計向け融資と企業向け融資を見ていこう。まずは概要から。

先月の銀行の家計向け融資が4カ月ぶりに減少傾向に転じた。貸出金利が上がった影響だ。これに対し企業向け融資は1カ月で12兆ウォン増え、7月基準としては過去最大の増加幅を記録した。債券発行での資金調達が厳しくなった企業の借入需要が大きく増えたためだ。

韓銀は7月に0.5%の利上げを行った。そのため、貸出金利が大幅上昇して銀行の家計向け融資が減った。そろそろ金利を無視できない動きだ。なら、逆に企業向け融資は1カ月で12兆ウォン増えたのはなぜか。これは政策金利上昇で社債などの金利が優良企業ですら、7%、8%台になっているからだ。つまり、債券での資金調達ができないので銀行の融資を頼った。

それが12兆ウォン増えた理由だ。さて、家計向け融資については想定内の動きだ。だから、今回は企業向け融資をメインで見ていく。

これに対し債券市場での資金調達が難しくなった企業の借入需要は着実に増加している。先月の銀行の企業向け融資残高は前月より12兆2000億ウォン増えた1137兆4000億ウォンと集計された。7月基準では2009年6月に統計と取り始めてから最も多く増えた。

明らかに利上げの影響だ。企業が銀行融資に頼っていると。ただ、これは融資ができるうちはいいが、銀行は余りにも融資が多いと審査を厳しくして対応する。いわゆる貸し渋りが発生する。現時点でそこまでいってないが、これからも金利を上げるなら、銀行の融資残高もこの先、重要な数値となり得る。まだ、金融危機までは行かないが。

個人事業者向け融資を含む中小企業向け融資が6兆8000億ウォン増加し、大企業向け融資は5兆4000億ウォン増えた。大企業向け融資の増加額は7月基準で過去最大となり、中小企業向け融資増加額は昨年7月の9兆1000億ウォンに次いで2番目に多かった。

社債を発行するのが難しくなり、企業が銀行融資を挙って当てにしたのは自転車操業が多いため。融資がないと資金がショートしてしまうからと。こういう金利が上がってるときは余裕がある企業は内部留保で耐えるんだが、そんな余裕がある企業ばかりではないと。

賢い企業は米金利動向を追っているはずなので、昨年の低金利のうちに融資を受けているだろう。それが昨年の7月に融資増加額が多い理由の1つだろうな。資金を調達するには金利が重要だ。これが将来的に上がると思えば、先に多めに資金調達しておくのは普通。今更、慌て融資に頼っても、銀行が資金不足に陥れば貸してもらえなくなる。

8月に入り10日までの輸出が1年前より20%以上増加した。

関税庁が11日に明らかにしたところによると、1~10日の輸出額(通関基準速報値)は156億8800万ドルで前年同期より23.2%増加した。

この期間の操業日数は8.5日で前年同期の7.5日より1日多かった。1日平均輸出額は8.7%増加した。

品目別に見れば石油製品が177.0%、乗用車が191.9%、鉄鋼製品が26.3%、自動車部品が29.4%、精密機器が9.5%増えた。

これに対し半導体は5.1%、無線通信機器は17.7%、コンピュータ周辺機器は19.0%減少した。

輸出相手国別では米国が17.5%、欧州連合(EU)が66.2%、ベトナムが10.2%、シンガポールが169.1%増加し、中国が2.8%、香港が44.4%減った。

輸入額は233億6500万ドルで1年前より34.1%増えた。

輸入額は原油が50.1%、半導体が44.6%、ガスが96.4%、石炭が162.5%、乗用車が71.7%、半導体製造葬儀が23.7%増えた。

輸入国別では中国が29.2%、米国が17.4%、日本が10.2%、サウジアラビアが99.7%増え、EUが5.6%、ロシアが36.4%減った。

貿易収支は76億7700万ドルの赤字を記録した。前年同期の46億8500万ドルより赤字規模が拡大した。

今年の貿易収支は1月の49億300万ドルの赤字に続き、4月に24億7700万ドル、5月に16億1400万ドル、6月に25億7500万ドル、7月に46億6900万ドルの赤字を記録し、金融危機当時の2008年6~9月以降で初めて4カ月連続の貿易赤字を記録した。

今年に入り今月10日までの累積貿易赤字は229億3000万ドルだ。

https://japanese.joins.com/JArticle/294242?servcode=300&sectcode=300

先月の銀行の家計向け融資が4カ月ぶりに減少傾向に転じた。貸出金利が上がった影響だ。これに対し企業向け融資は1カ月で12兆ウォン増え、7月基準としては過去最大の増加幅を記録した。債券発行での資金調達が厳しくなった企業の借入需要が大きく増えたためだ。

韓国銀行が10日に発表した「7月の金融市場動向」によると、先月の銀行の家計向け貸付残高は前月より3000億ウォン減少した1060兆5000億ウォンとなった。銀行の家計向け融資が減ったのは3月の1兆ウォン減から4カ月ぶりだ。家計向け融資は昨年12月以降減少が続いたが、4~6月は増加傾向を維持してきた。

種類別では伝貰資金貸付を含む住宅担保融資が2兆ウォン増え、信用貸付を含むその他融資が2兆2000億ウォン減った。その他貸付しは7月基準では2004年1月の関連統計作成以降で最も大きく減った。

これに対し債券市場での資金調達が難しくなった企業の借入需要は着実に増加している。先月の銀行の企業向け融資残高は前月より12兆2000億ウォン増えた1137兆4000億ウォンと集計された。7月基準では2009年6月に統計と取り始めてから最も多く増えた。

個人事業者向け融資を含む中小企業向け融資が6兆8000億ウォン増加し、大企業向け融資は5兆4000億ウォン増えた。大企業向け融資の増加額は7月基準で過去最大となり、中小企業向け融資増加額は昨年7月の9兆1000億ウォンに次いで2番目に多かった。

一方、銀行の受信残高は先月より10兆3000億ウォン減った2200兆2000億ウォンと集計された。企業資金流出などの影響で随時入出式預金が先月だけで53兆3000億ウォン減った。

https://japanese.joins.com/JArticle/294233?servcode=300&sectcode=300
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ライダイハン
2022年8月12日 15:49

恐らく、韓国も、ウォン高にしなければ、貿易赤字は改善しないことは分かっているので、常態的に為替介入を行っている。しかし、相場は、現状ではなく将来を見越して先行して動くものであることは理解できていない。マーケは、韓国が日本の技術を朴り、薄利多売のワンパターンのビジネスモデルしかなく、中ゴキがさらにそれを朴り、韓国の産業は淘汰される(対中貿易は、今後、ずっと赤字になる)と判断したからこそ、資金を回収している。だから、1年前(1160)と現在(1300)を比べても12%もウォンニャスになった。昨年9月は1165、10月は1180であったので、ウォンニャスによる物価高はまだまだ続く。それを止めるには、賃金を大幅に引き下げ、金利を少なくともFFの1.5倍にするしかない。

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