韓国物価 6月の消費者物価指数が6%台となり、アジア通貨危機時レベルの高いインフレとなったわけだが、韓国政府は先月から物価対策に取り組んでいる。そして、7月から牛肉・鶏肉などの7品目の関税をゼロにしたようだ。まずは7品目とは何か。
牛肉、鶏肉、豚肉、粉乳、コーヒー豆、酒精原料、長ネギの7つだ。小麦は書いてないが、既に下げているんだろうか。とりあえず、この7品目を0%に引き下げると。一応、これも「減税」の部類に入る。免税なのかもしれない。
因みに免税というのは税金を免除することなので、この場合は免税でもいいのかもしれない。多くの国は自国産業保護のために、輸入品には税金がかけられている。物価高で輸入品が高騰しているので、関税を0%にして価格を抑えようということだ。では、具体的にどれぐらいなのか。
牛肉は10万トンまで関税率0%が適用される。現在、牛肉の関税率は40%で、自由貿易協定(FTA)を結ぶ米国とオーストラリア産の牛肉にはそれぞれ10.6%、16.0%の関税率が適用されている。牛肉10万トンは年内残り期間の輸入量の半分に相当する。
まず、牛肉を10万トンまで関税率0%になります。普段は40%だが、FTAを米国とオーストラリア産の牛肉に結んで、実質、10.6%、16%の関税適用と。それがゼロになると。10。6%と16%が下がるのは大きいんじゃないか。ええ?それ以上に高騰している?ごもっともです。
政府は、国内で主に消費される米国産、オーストラリア産牛肉の関税が下がれば、小売価格が最大で5~8%下がる効果が期待できるとしている。
小売価格は最大で5~8%下がる効果が期待できるそうだ。これはダメだな。どう見ても、電気とガス料金の値上げで相殺される。7月から電気・ガス料金が、5%と7%と引きあげられた。
以前にサイトの記事や動画で詳しく見たが、電気料金の値上げのほうがインフレより厳しいというネットカフェを運営する韓国人が述べていた。24時間、電気を使うなら当然ではあるが、生産工場は機械を24時間動かすのが基本だ。一時的にもラインを止めたら、復旧させるには長い時間がかかるからだ。コンビニ、ネットカフェなどの自営業だけの問題ではない。
さて、このような物価対策を行うわけだが、実は韓国農家から反発を受けている。しかも、いつも対政府闘争である。おい、またかよ!ええ、またです。何で税金を下げたのに韓国農家が反発しているの?まずは彼らの言い分を読もうじゃないか。最初は概要だ。
韓国政府が8日、物価上昇の負担軽減に向け、今月から輸入牛肉をはじめ七つの生活必需品の関税を引き下げると発表したことを受け、韓牛(韓国在来種の牛)農家の団体が強く反発し、対政府闘争を予告した。
これだけ読むと、とりあえず韓牛農家の団体が強く反発していると。ああ、わかった。管理人はピンときた。彼らは恩恵を受けるどころが、輸入牛肉や豚肉の価格が安くなれば不利益となるのか。
何言ってるんだ?と思うかも知れないが、要はこの団体は国産牛肉を扱う団体だ。物価高で輸入牛肉の価格上がれば、国産牛肉にしようという韓国人も増えるわけだ。それで恩恵を受けていたわけだな。でも、関税無くせば安くなるので反発していると。さすがだな。庶民の生活より、自分らの利益を優先。そして、彼らの主張はこうだ。
全国韓牛協会は声明で「韓牛の価格が急落し、韓牛農家の廃業が相次ぐだろう」とし、「全国の韓牛農家が生業を放棄し、生存権を勝ち取るための対政府闘争を大々的に展開していく」との姿勢を示した。
うん。何言ってるかわからない。何で韓牛の価格が急落して、韓牛農家の廃業が相次ぐの?しかも、なんで生業を放棄して対政府闘争するつもりなの?さすがだ。さっぱり理解できん。
政府が同日開かれた非常経済民生会議で発表した「物価高の負担軽減のための民生安全策」には、輸入牛肉の関税率を0%に引き下げる内容も含まれている。飼料費や原油価格、物流コストの上昇などで値上がりした輸入牛肉を無関税とし、価格を下げる狙いがある。
これは最初に見てきたとおりだ。なにが問題なのだ。
同協会は政府の方針について「消費者にとって直接の恩恵がない無関税を検討することは、輸入業者や流通業者の利益だけを増やし、輸入牛肉の消費を拡大し、奨励するだけだ」と批判した。
ええ?消費者に直接恩恵がない?そりゃ、消費者は輸入品を直接、買うわけではないから当たり前だ。でも、間接的には関税ゼロなので、価格が下がるので消費者にもメリットあるよな?
それが何で、輸入業者や流通業者の利益だけを増やし、輸入牛肉の消費を拡大し、奨励するだけになるんだ?自分らは6%台の物価上昇を理解しているのか。来月7%かもしれないのにな。本当、自分のことしか考えてないよな。どうせ、あれだろう?またごねて補助金を増額せよだろうな。
しかし、何で足の引っ張り合いをしているんだ。庶民らがインフレで困っているのだから、年内ぐらい見過ごせよ。
さて、この2つはセットで紹介したが、これだけでは時間が余るのでもう一つだそう。東亜日報からだ。輸入悪化で製造業、韓国企業が危機に瀕して枯死の危機という。
「プラスチックが1キロ当たり2000ウォンだったのが、4500ウォンに上がりました。ところが、すべての国で消費をしないので、品物は売れません。これまでこのように状況が良くなかったことは初めてです」
これは世界的な原材料価格の高騰が維持されて、消費が落ち込んでるてことなのか。
原料価格が高騰した状況で、新型コロナウイルス感染症による国境封鎖や消費低迷が一度に重なり、生存を悩まなければならない立場に置かれている。今年に入って原油高やドル高(ウォン安)、金利高、物価高の「4高」がグローバル経済を襲い、韓国の輸出企業が動揺している。
おかしい。韓国輸出は過去最高額で、絶好調だったはずなのにな。何で、輸出企業が動揺しているんですかね。次はちょっと長いのだが切るところが難しい。
輸出大手企業の売上げが打撃を受けている中、中小協力会社は廃業の危機に追い込まれている。3日、中小ベンチャー企業振興公団が運営する「資産取引仲介市場」によると、今年上半期(1~6月)に登録された中古取引物件は318件で、昨年同期(276件)より42件(15.2%)が増えた。資産取引仲介市場は、中小企業が廃業後、機械や設備を取引できるように作ったオープンプラットフォームだ。経営難に耐え切れず廃業する企業も増加傾向にある。
要は廃業する企業が増えて中古取引物件が昨年より15%ほど増加していると。機械や設備は店を廃業したら使わないから、売りに出すということだろう。
同日、与党「国民の力」の李周桓(イ・ジュファン)議員室が韓国産業団地公団から受け取った資料によると、政府が管理する国家産業団地の入居企業のうち、休業・廃業企業は今年1~5月は218社で前年同期(160社)より58社(36.3%)増えた。
おかしいな。コロナ禍の制限が緩和されて、景気は緩やかに回復傾向なんだろう?それなのに、なんで昨年より悪化しているんだよ。しかも、前年よりも36%増加だぞ。
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官は同日、政府ソウル庁舎で非常経済閣僚会議を開き、「下半期も、輸出業者が置かれた環境は容易ではないだろう」とし、「輸出中小・中堅企業の貿易金融を、当初の計画より40兆ウォン以上拡大する」と話した。
それで対策は貿易金融を40兆ウォン以上に拡大すると。なんだろう。金を融資する金額を増やすてことか。でも、融資しても返ってこないだろう?だって、これから世界なインフレで物が売れない時代がやってくるからだ。韓国さん。今がピークではない。インフレはこれから加速するんだぜ?なぜなら、アメリカの金利に合わせて世界中が利上げしていくからだ。
【世宗聯合ニュース】韓国政府は8日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領主宰で開いた非常経済民生会議で、今月から牛肉、鶏肉、豚肉、粉乳、コーヒー豆、酒精原料、長ネギの生活必需品7品目について、関税割当の税率を0%に引き下げると発表した。食品物価が急騰する中、値上がりの実感が大きい品目を中心に関税を下げ、国民の負担軽減を図る。
関税割当は一定数量の輸入品に対し関税率を一時的に下げる、または上げる制度で、関税が下がれば輸入価格が抑えられる。
牛肉は10万トンまで関税率0%が適用される。現在、牛肉の関税率は40%で、自由貿易協定(FTA)を結ぶ米国とオーストラリア産の牛肉にはそれぞれ10.6%、16.0%の関税率が適用されている。牛肉10万トンは年内残り期間の輸入量の半分に相当する。
政府は、国内で主に消費される米国産、オーストラリア産牛肉の関税が下がれば、小売価格が最大で5~8%下がる効果が期待できるとしている。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/07/08/2022070880133.html
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が8日、物価上昇の負担軽減に向け、今月から輸入牛肉をはじめ七つの生活必需品の関税を引き下げると発表したことを受け、韓牛(韓国在来種の牛)農家の団体が強く反発し、対政府闘争を予告した。
全国韓牛協会は声明で「韓牛の価格が急落し、韓牛農家の廃業が相次ぐだろう」とし、「全国の韓牛農家が生業を放棄し、生存権を勝ち取るための対政府闘争を大々的に展開していく」との姿勢を示した。
政府が同日開かれた非常経済民生会議で発表した「物価高の負担軽減のための民生安全策」には、輸入牛肉の関税率を0%に引き下げる内容も含まれている。飼料費や原油価格、物流コストの上昇などで値上がりした輸入牛肉を無関税とし、価格を下げる狙いがある。
同協会は政府の方針について「消費者にとって直接の恩恵がない無関税を検討することは、輸入業者や流通業者の利益だけを増やし、輸入牛肉の消費を拡大し、奨励するだけだ」と批判した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/07/08/2022070880134.html
「プラスチックが1キロ当たり2000ウォンだったのが、4500ウォンに上がりました。ところが、すべての国で消費をしないので、品物は売れません。これまでこのように状況が良くなかったことは初めてです」
仁川市西区(インチョンシ・ソグ)で化粧品のプラスチック容器を作るA社は、韓国コルマやアモーレなど、韓国国内の化粧品大手向けに製品を納入してきた主要協力会社だ。A社は最近、グローバル景気の悪化を実感している。
原料価格が高騰した状況で、新型コロナウイルス感染症による国境封鎖や消費低迷が一度に重なり、生存を悩まなければならない立場に置かれている。今年に入って原油高やドル高(ウォン安)、金利高、物価高の「4高」がグローバル経済を襲い、韓国の輸出企業が動揺している。
輸出大手企業の売上げが打撃を受けている中、中小協力会社は廃業の危機に追い込まれている。3日、中小ベンチャー企業振興公団が運営する「資産取引仲介市場」によると、今年上半期(1~6月)に登録された中古取引物件は318件で、昨年同期(276件)より42件(15.2%)が増えた。資産取引仲介市場は、中小企業が廃業後、機械や設備を取引できるように作ったオープンプラットフォームだ。経営難に耐え切れず廃業する企業も増加傾向にある。
同日、与党「国民の力」の李周桓(イ・ジュファン)議員室が韓国産業団地公団から受け取った資料によると、政府が管理する国家産業団地の入居企業のうち、休業・廃業企業は今年1~5月は218社で前年同期(160社)より58社(36.3%)増えた。
秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官は同日、政府ソウル庁舎で非常経済閣僚会議を開き、「下半期も、輸出業者が置かれた環境は容易ではないだろう」とし、「輸出中小・中堅企業の貿易金融を、当初の計画より40兆ウォン以上拡大する」と話した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220704/3488272/1
韓牛は、日本のブランド牛のように、農家の多大な努力により肉質を改良して差別化したものではなく、従来から半島にいた牛を和牛に対抗して名付けただけなので、味に(食べたこともないし、食べたくもないが)ブランドと呼べる価値はないと思う。やはり、韓国民には、被害者詐欺の体質が遺伝子に染みついており、今回のケースでもこれぞとばかりにたかっている姿を見ると笑える。それにしても、相変わらず韓国政府は、何でも一時しのぎの突貫工事で、将来どうするべきかの考えまで及んでいない。切り札をすべて使いきれば、手の打ちようがなくなるのに。インフレ終了後に、牛肉の関税を元に戻せば、またインフレが始まるだけ。
以前K国人は、和牛は日帝が統治時代に韓牛を奪って日本で生産したものだとか言っていましたね。
だから、和牛は韓国起源なんだとか。
いわゆる、いつもの賠償金要求ネタですね。
> 同協会は政府の方針について「消費者にとって直接の恩恵がない無関税を検討することは、輸入業者や流通業者の利益だけを増やし、輸入牛肉の消費を拡大し、奨励するだけだ」と批判した。
これって、輸入牛肉の値段は今までと変わらずに、流通業者が差分(関税分)を懐に入れるというという意味ではないでしょうかw