韓国証券市場 韓国株価ただでさえ下り坂なのに…4-6月期アーニングショックまで重なるか-半導体業種の業績が危険


韓国証券市場 昨日、コスピを外国人と機関が投げ売りして2332で終了。再び、2300割れ目前に迫っている。しかし、その下がっているコスピを何故か、個人投資家が購入して支えているわけだが、実際、コスピの底が見えたわけではない。

今回の記事は、韓国のコスピや韓国企業の実績が低迷していることを取り上げている。アーニングショックとか、カタカナで言われても困るけどな。日本語で直せば「売上げ激減」である。それでは記事を整理していこう。

■記事の要点

1.KOSPI上場233社(コンセンサス推定機関3社以上の企業)の年間営業利益コンセンサス合計は6月第4週(24日)基準249兆9200億ウォンで250兆ウォンを割り込んだ。1カ月前の251兆8000億ウォンより1兆9000億ウォン減った。

2.未来アセット証券のユ・ミョンガン研究員は「最近の営業利益見通し下降傾向は証券会社が韓国企業の業績見通しを本格的に下げ始めた結果。半導体を始まりに企業利益を低くする報告書が出ている」と説明した。

3.営業利益見通しが1カ月前より下方修正された企業は233社のうち94社に達した。赤字に転落したり赤字が確定した企業13社を除くと半分近い企業の営業利益見通しが1カ月前より減った形だ。

4.業種別ではディスプレーと関連部品企業の年間営業利益見通しが1カ月前より7.7%減った。一般ソフトウエアが6.3%、携帯電話と関連部品が4.8%、オンラインショッピングが3.5%、半導体と関連装備が2.8%の順で利益見通しが減った。

5.特に半導体業種の業績が危険だ。時価総額1位のサムスン電子の今年の売り上げコンセンサスはそれぞれ322兆4613億ウォン、営業利益コンセンサスは60兆5729億ウォンだ。1カ月前と比べそれぞれ1.32%と4.75%減少した。

6.さらに大きな問題は4-6月期の業績発表後に本格的に営業利益の下方修正が続きかねない点だ。

以上の6つだ。順番に見ていく。

まず、1だがコスピに上場している233社の年間営業利益コンセンサス合計が249兆ウォンで、1ヶ月前より、約2兆ウォン減った。そもそも、「年金営業利益コンセンサス」ってなんだよ。これは、各証券会社アナリストが個別企業報告書から推定した企業の年間利益を平均した後、これを合算して求めたものをいう。

つまり、証券アナリストの予想では2兆ウォンの営業利益が減ると。日本円で約2104億円だ。コスピが2300まで下がっている理由としては、韓国企業の業績が下方修正されるという予想がでているからと。外国人が逃げ出すのは当然だよな。

次に2だが、証券会社が業績見通しを本格的に下げ始めたと。しかも、韓国経済の中心である半導体の業績が低迷していると。これは以前にDRAM価格が下がっているという記事を紹介した記憶がある。サムスン電子は半導体の設計と製造を行う企業だが、メインはDRAM生産なので、価格が下がれば当然、韓国半導体の利益が大幅に減る。

最近、サムスン電子株が6万ウォンを割れて、銀行積立金のように投資していた個人投資家が、追証の嵐に遭い、ロスカットして精神科に通うなんて記事があった。

現在、あれから下がってサムスンの株価は57000ウォンまで落ちている。つまり、4-6月期の業績は余り良くないと外国人投資家は予想して投げ売りしている。実際、年内最安値が56800ウォンなので、今日にでも年内最安値を更新する恐れがある。

もう一つSKハイニックスはどうか。こちらも91000ウォンとやはり、下がっている。年内最安値は89700ウォンである。半導体銘柄の株価が振るわない。特にサムスン電子が下落すればコスピの2割に影響するので株価上げは期待できない。

3は大事だ。もう一度、読んでおこう。

3.営業利益見通しが1カ月前より下方修正された企業は233社のうち94社に達した。赤字に転落したり赤字が確定した企業13社を除くと半分近い企業の営業利益見通しが1カ月前より減った形だ。

最近、1200ウォン以下というウォン安によって韓国輸出には有利なレートのはずだが、実際、1ヶ月前より、下方修正された企業は半数に近いと。証券会社はウォン安が業績に追い風とは見ていない。逆にエネルギー・資源価格が高くなるので、韓国企業には不利益と。つまり、1300ウォン近いレートではさらに業績は悪化していることが容易に想像できる。

だから、1200ウォンを超えれば韓国企業は苦境に立たされていると。米国債を売却して、毎日、ひたすら介入しても、結局、1300ウォン付近。まあ、今日は朝にウォンニャス速報を作成するので、詳しくはそちらで見ていく。

そして、4では業種別に年間営業利益見通しの下方修正と。ディスプレーが7.7%減と。最後に半導体が2.8%と。そして、5では詳しく見ている。

これ中々興味深いな。サムスン電子の売上げが1.32%減るだけで、営業利益が4.75%も減るという見通しである。仮にこれが2.6%になれば、9.5%が営業利益が減るのか。そもそも、半導体需要も落ち着いてきているんだろう。それで、ちょうど今日の日経新聞を触りを引用しておこう。

半導体メモリーの一つ、DRAMのスポット(随時契約)価格の下落が続いている。指標品は2021年の同時期に比べ3割安い。中国・上海市の都市封鎖(ロックダウン)や世界的なインフレによる先行き不安が取引価格を押し下げた。デバイスメーカーなどで在庫が膨らんでいる。半導体市場では自動車向けのマイコンなどで引き続き需給が逼迫しているが、DRAMの需給は緩和しているとの見方が優勢だ。

1年前より3割安い。しかも、自動車向けの半導体は需給は逼迫だが、DRAMの需給は緩和しているとの見方が優勢とある。つまり、サムスン電子やSKハイニックスの得意分野であるDRAM需給は落ち着いてきているどころか、在庫がたくさんありますよと。

そういえば、サムスン電子のギャラクシーが大量に在庫を抱えてるニュースがあったな。約5000万台のギャラクシー、2割ほど在庫を抱えてると。記事によると流通在庫量は3000万台維持が理想らしいので、2000万台も多いことになる。しかも、在庫を抱えてから生産台数を減らして調整するので、部品メーカーが困っていると。

半導体もスマホもダメなら、そりゃ、株価があがるわけないと。それで、6はこれから業績が発表されるけど、実際、下方修正されていれば、証券会社の下方修正見通しは続きそうだと。専門家の意見はこうだ。

メリッツ証券のイ・ジンウ研究員は「4-6月期の業績が予想より悪ければ本格的にアナリストが企業の下半期業績を大きく引き下げるだろう」と話した。

そりゃ、当たり前だよな。3ヶ月だけの短期間で業績が悪いはずがないものな。むしろ、これからもっと低迷するんだから。4-6月期の業績発表で、韓国政府の楽観論が大いに覆される。これは管理人の予想通りだが、数値まで予想できないからな。それは7月に入ったらじっくり見ていこうじゃないか。当然、業績見通しが悪くなれば株価は下がる。

実際に証券会社は指数見通しを下方修正している。上半期だけでもKOSPI下段を2400とみていたが、最近ではほとんど200~300ポイントずつ引き下げている。下半期にはKOSPI指数が2100ポイント台まで低くなりかねないという懸念まで出ている。

なんと、コスピの底は2100まで来るという。いま、2300付近なので、あり得ない話ではない。株価バブルも終焉だなあ。仮に2100まで落ちたら、コロナ前より少し高い程度の株価になる。それなのに、なんで個人は買うんですか。

サムスン証券リサーチセンター長のユン・ソクモ氏は「7-9月期の業績調整を経て10-12月期に回復する図はそのまま維持する」としながらも、「グローバル企業も下半期ガイダンスを低くしているだけに韓国企業の業績下方修正も続きそうで300ポイントずつ(株価指数の)上下段を下げた」と話した。

10-12月期に回復する?ウォン安が続きそうなのに?これは見通しが甘いんじゃないか。10-12月期はさらに米利上げが進んで、世界的にインフレが深刻化している恐れがある。そんな中、韓国企業の業績が回復する図なんて想像できないな。さすがに材料が乏しい。

その上で残っている反騰要因はロシアとウクライナの戦争の終結だ。KB証券センター長のユ・スンチャン氏は「ロシアとウクライナの戦争が終わりインフレの供給側要因が解決されることが最も肯定的な変数。だがいまは戦争が早期に終わるだろうと仮定しにくい状況だ」と話した。結局当面は困難を避けるのは厳しいという話だ。

そんな神頼みされてもな。そもそも、戦争が終わってもインフレの供給側要因が解決されるとは限らないだろう?ロシアが負けてウクライナから撤退したとしてもだ。すぐに小麦供給が再開されるわけもない。ただ、ここは予測が難しい。

これは少し余談だが、昨日、NATO会合で歴史の転換点が訪れた。新たな指針となる「戦略概念」に、ウクライナを侵略したロシアを事実上の「敵国」と認定。中国についても欧米への「組織的な挑戦」を突きつけていると初めて明記したのだ。

つまり、NATO VS 中露という新冷戦の構図である。しかも、トルコがフィンランドとスウェーデンのNATO加入を認めたことで、ロシアが危惧していたNATO勢力はますます拡大された。結局、ロシアはNATO勢力拡大を阻止したくてウクライナに侵攻したわけだが、真逆の結果となった。これはロシアが勝っても、負けても決定事項だ。

残念ながら、新冷戦は各国の経済に大きな影響を与える。特に韓国経済は中国依存しているからな。つまり、この会合によって管理人は新冷戦の動きすらある程度、把握していく必要が出てきたわけだ。米中対立が深刻化する中、韓国がいつまで蝙蝠外交ができるのか。そろそろ、立ち位置を決めてくれないか。

近づく4-6月期の業績発表シーズンを控え企業の利益見通しが下方曲線を描いている。そうでなくても下がり調子の株価を引き上げる「一発」に対する期待感も薄まる状況だ。

Fnガイドが29日に明らかにしたところによると、KOSPI上場233社(コンセンサス推定機関3社以上の企業)の年間営業利益コンセンサス合計は6月第4週(24日)基準249兆9200億ウォンで250兆ウォンを割り込んだ。1カ月前の251兆8000億ウォンより1兆9000億ウォン減った。この見通しは各証券会社アナリストが個別企業報告書から推定した企業の年間利益を平均した後、これを合算して求める。

未来アセット証券のユ・ミョンガン研究員は「最近の営業利益見通し下降傾向は証券会社が韓国企業の業績見通しを本格的に下げ始めた結果。半導体を始まりに企業利益を低くする報告書が出ている」と説明した。

営業利益見通しが1カ月前より下方修正された企業は233社のうち94社に達した。赤字に転落したり赤字が確定した企業13社を除くと半分近い企業の営業利益見通しが1カ月前より減った形だ。

業種別ではディスプレーと関連部品企業の年間営業利益見通しが1カ月前より7.7%減った。一般ソフトウエアが6.3%、携帯電話と関連部品が4.8%、オンラインショッピングが3.5%、半導体と関連装備が2.8%の順で利益見通しが減った。

特に半導体業種の業績が危険だ。時価総額1位のサムスン電子の今年の売り上げコンセンサスはそれぞれ322兆4613億ウォン、営業利益コンセンサスは60兆5729億ウォンだ。1カ月前と比べそれぞれ1.32%と4.75%減少した。SKハイニックスもやはり営業利益見通しは16兆2487億ウォンで1カ月前の16兆8463億ウォンより3.5%減少した。

さらに大きな問題は4-6月期の業績発表後に本格的に営業利益の下方修正が続きかねない点だ。メリッツ証券のイ・ジンウ研究員は「4-6月期の業績が予想より悪ければ本格的にアナリストが企業の下半期業績を大きく引き下げるだろう」と話した。

企業の業績が悪くなれば、KOSPI指数水準に対する評価も変わるほかはない。よくKOSPIが「低評価」と話す時に基準になる株価収益率(PER)の分子が時価総額で分母が企業の利益であるためだ。

実際に証券会社は指数見通しを下方修正している。上半期だけでもKOSPI下段を2400とみていたが、最近ではほとんど200~300ポイントずつ引き下げている。下半期にはKOSPI指数が2100ポイント台まで低くなりかねないという懸念まで出ている。

サムスン証券リサーチセンター長のユン・ソクモ氏は「7-9月期の業績調整を経て10-12月期に回復する図はそのまま維持する」としながらも、「グローバル企業も下半期ガイダンスを低くしているだけに韓国企業の業績下方修正も続きそうで300ポイントずつ(株価指数の)上下段を下げた」と話した。

その上で残っている反騰要因はロシアとウクライナの戦争の終結だ。KB証券センター長のユ・スンチャン氏は「ロシアとウクライナの戦争が終わりインフレの供給側要因が解決されることが最も肯定的な変数。だがいまは戦争が早期に終わるだろうと仮定しにくい状況だ」と話した。結局当面は困難を避けるのは厳しいという話だ。

https://japanese.joins.com/JArticle/292680?servcode=300&sectcode=310

半導体メモリーの一つ、DRAMのスポット(随時契約)価格の下落が続いている。指標品は2021年の同時期に比べ3割安い。中国・上海市の都市封鎖(ロックダウン)や世界的なインフレによる先行き不安が取引価格を押し下げた。デバイスメーカーなどで在庫が膨らんでいる。半導体市場では自動車向けのマイコンなどで引き続き需給が逼迫しているが、DRAMの需給は緩和しているとの見方が優勢だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC237BO0T20C22A6000000/

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ももちゃん
2022年7月1日 10:47

パクリ産業の限界でしょう。
新しいものを生み出す能力に欠け、地道な努力をする忍耐力にも乏しい方々。
製品に新たな付加価値をつけることや、品質向上も望めないでしょう。
特技のダンピングをしても、過度な低価格化によって結局は自分たちの首を絞めるだけ。
以前のように、日本からの技術提供もしてもらえなくなり、設計図を盗むことも困難な時代となりました。
放っておけば、このまま衰退していくだけでしょう。

Last edited 1 month ago by ももちゃん
ライダイハン
2022年7月1日 14:31

半導体素材の値上げも近々行われ、メモリ価格も供給増により順調に低下すると、最重要基幹産業ですら利益が上がらない。テキサスに建設予定のファンドリもウォンニャスと金利高で採算が取れないことがほぼ確実なので、早めに中止した方がよいのでは?いくらウォンやKOSP相場Iに介入しても、北がコロナの治療に生理食塩水を使っていることと同じで、何の効果もない(北も南も同じことをやっている)。残る韓国の基幹産業は「Spring Sale」だけになった。政府の補助金を使って、人気の顔にする金型を作って顔の骨を削り、皆同じ顔になるように整形して、テトラサイクリン系とマクロライド系抗生物質を増産しておくしかない。それに人口減少に歯止めがかかる副産物も期待できる。

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