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韓国物価 韓銀「インフレファイターの役割が重要」ー「ドル高で物価上昇の圧力」で強烈な利上げ示唆で脆弱階層が全滅コース!

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韓国物価 韓国経済における正しい選択とは何だろうか。管理人は韓国経済の専門家であるので、現状の経済分析において、どれだけあがこうがいずれは経済破綻する予測は確実視されるなか、「無理ゲー」に置かれた状況を韓国政府や韓銀がどうやって延命していくのか。それを密かに期待している。

そして、管理人が危機的な韓国経済を「救う方法」は3つあると述べている。1つは日米との通貨スワップ協定の締結。2つ目は大幅な利上げ。3つめは大増税である。そして、これら1つだけで経済危機を救う力はない。最低、2つは条件を満たさないといけない。そして、韓国側が一番やりやすいのは「大幅な利上げ」である。

ただ、利上げというのは物価上昇を抑える効果のメリットだけではなく、景気を悪化させたり、家計や企業の利息負担が増大するなどデメリットが存在する。つまり、自転車操業でゾンビ状態の韓国の自営業や中小零細企業の全滅コースである。でも、管理人は何度も述べてきた。もう、韓国に経済的弱者を救う余裕などないてことを。

だから、韓銀のやろうとしている経済対策は正しい。正しいはずなのだ。でも、それに伴う代償は国民を確実に犠牲するので高くつく。

今回の記事は韓銀の総裁がこれから韓国は大幅な利上げを示唆した。理由は物価上昇を抑えるためといっているが、本音は米国との金利差が逆転する最悪のシナリオを恐れている。では、記事を整理していこう。ウォン安によって韓国の輸入物価が大幅上昇。その影響がさらなる物価高を招くことを指摘している。

■記事の要点

1.最近の対ドル・ウォン相場は、グローバル金融危機以降、最も早いペースでウォン安が進み、物価を引き上げているという分析が出ている。

2.ウォン相場の物価上昇への寄与度は、今年第1四半期(1~3月)の消費者物価の上昇率(3.8%)の9%水準だった。物価が1万ウォン上昇した場合、このうち900ウォンはウォン安が原因だったことを意味する。

3.ウォン安がエネルギー価格の上昇ペースとあいまって、今後の物価上昇への圧力をさらに高めることになりかねないというのが韓銀の診断だ。原油や天然ガスなど、エネルギーの主要品目の決済の大半がドル建てで行われるためだ。

4.米連邦準備制度理事会(FRB)の強力な緊縮が続き、ドル高は下半期(7~12月)も続きそうだ。

5.韓国経済の支えだった輸出をめぐる予測も暗くなった。韓銀は、ウクライナ事態の長期化と中国封鎖措置などの影響で、輸出増加傾向は次第に減速すると見通した。

6. 韓銀総裁「市場が、年末の基準金利水準を年2.50~2.75%と予想するのは合理的だ」とし、「ビッグステップ(基準金利の0.5%引き上げ)の可能性を残しているが、今のところは0.25%ずつ引き上げるのが適切だと思う」と述べた。

以上の6つだ。順番に見ていく。

ついに、最も速いペースのウォン安が物価を引きあげている分析が出てきた。でも、韓国の場合は米国債を売却して、市場に介入しまくって防げないウォン安ですよね。今、いくつでしたけ。ああ、1279ウォンでしたね。

何度か指摘しているが、韓国ウォンが1200を超えたら、韓国に取って苦しいことに変わりない。だから、これが「第1次マジノ線」と呼ばれている。しかし、ウォンニャス速報が二ヶ月以上連続で投稿されているということは、もう、1200より上げられない日々が続いているのだ。

そこに韓国にとってリーマン時になかった重要な経済事象がある。それは「日本の円安」である。そもそも、リーマン時は韓国のウォン安は1500をあっさり超えたとき、日本は急激な円高だった。そして、これを輸出で「利用」して韓国はリーマンショックから立ち直ったのだ。

もちろん、米韓通貨スワップ300億ドルや日韓通貨スワップの500億ドルの日米の支援がなければ経済破綻していたわけだが、そこに突っ込んでいたら話が進まないので、とにかく、韓国のウォン安の時期に日本は円高。だから、輸出競争力は優位だった。しかし、現状にスワップも円高のどちらもない。そもそも、日本の円安で一番恐怖しているのは実は、韓国と中国なのだ。

ええ?どういうことだって?どちらも日本の輸出競争力が円安で加速化することを恐れている。特に自動車なんて円安が追い風となり、日本の自動車が圧倒的優勢という観測がでている。

もちろん、自動車だけではない。円安の恩恵を受ける企業は海外での実績を積み上げていくだろう。しかし、パイが大きくなるわけではないので、変わりには中韓の輸出が大幅に減る。だから、日本で韓国と中国大好きなメディアは心配して記事を何度も書いているのだ。これ以上、円安にならないで欲しいと。でも、もう130円台とかいってるので、中韓、どちらもヤバいだろうな。そろそろ円安進行も終わりが近いかもしれない。

次に2だが、ウォン安が物価上昇に寄与する貢献度。だいたい9%だと、物価が1万ウォン上昇した場合、このうち900ウォンはウォン安が原因だそうだ。この9%の影響をどう見るかは判断が分かれそうだな。ただ、どのレートの話をしているのか。1200ウォン、それとも1250ウォンでの話なのか。当然、貢献度はウォン安が加速すればするほど次第に大きくなる。

3はその通りだ。韓国は日本と同じで、他国から資源を原油・天然ガスなどを大量輸入している国だ。ドル高、ウォン安の影響は輸入物価を押し上げる。もちろん、ウォンなんていうローカル通貨で取引するはずもなく、「ドル決済」である。

つまり、ドルがなくなればこの時点で他国から「資源」も買えなくなり、工場生産がストップする。この段階まで行くには管理人は数年かかるとみているが。4は今後もFRBが利上げするので、ウォン安は加速化すると。そろそろ1300が見えてきた。

サイトの読者さんや、動画の視聴者さんは「1280」と「1300」の違いは、ただの20ウォン程度の差だと考えているだろうが、実は1300になれば全く違った景色が見えてくる。

どれだけ違うか端的に表すと、1200は危機的。色はイエローで「注意」だ。でも、1300はこのイエローがだんだんとレッド(絶望)に近づく水準である。経済危機タイマーの音が大きくなっていくのを想像すればいい。

ええ?わかりにくい?とにかく1300は韓国経済にとって14年前のリーマンショックでしかあり得なかった通貨安の「扉」を再び開ける。その扉の先に待っている韓国経済の未来は暗黒の闇そのものだ。そして、5は過去の動画で既に取り上げたが、もう輸出は低迷していくと。

そして6だがこれは利上げ動向を見る上で重要だ。もう一度、読んでおこう。

韓銀総裁「市場が、年末の基準金利水準を年2.50~2.75%と予想するのは合理的だ」とし、「ビッグステップ(基準金利の0.5%引き上げ)の可能性を残しているが、今のところは0.25%ずつ引き上げるのが適切だと思う」と述べた。

韓銀総裁は韓国の年末における金利を2.5%から2.75%と予測してる。0,25%ずつ。つまり、今、1.75%なので残り1%上げると。

ただ、これだと米国のFF金利が0.75%~1%なので、いずれ金利の逆転が起きる。仮に6月で0.5%あげれば1.5%。さらに次の7月のFOMCで0.5%をあげれば、もう2%だ。9月でさらに0.5%なら、2.5%で韓国の年末基準金利においつく。もちろん、実際、どうなるかは韓銀次第なところもあるから、上の未来図はあくまでも、韓銀総裁の発言から推測であるが、現実味は帯びてきた。

さて、ここから別記事で利上げについてみていく。

韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真)は10日、「インフレファイターとして、中央銀行の本来の役割が再び重要になっている」として、追加の基準金利の引き上げを再度示唆した。

韓銀は利上げしていくことを示唆したニュースだが、韓銀総裁は「インフレファイターの役割」が重要だと。それで、物価上昇を押さえ込めるんですかね?アメリカですら押さえ込めてないインフレを韓国がわずか0.25%ずつの利上げで。管理人は一度に0.5%あげたほうがいいと、先月に述べた。0.25%の利上げは悪手だと。

李総裁は同日、韓銀創立72周年の記念の辞で、「金利引き上げで短期的には脆弱階層の困難が大きくなりかねないが、ややもすると時期を逃してインフレがさらに拡散すれば、被害はさらに大きく現れかねない」としたうえで、このように明らかにした。

管理人がさっき述べたとおり、韓国経済はもう弱者を切り捨てる段階まで来ている。弱者を助けていたら経済破綻するからだ。年内2.75%の金利で、その脆弱階層がどこまで深刻な事態を引き起こすか。そのうち試算が出てくるんじゃないか。

利上げで家計や企業の利息負担は増えることもありうるが、高騰する物価を抑えるために、先制的な対応に乗り出すことが重要だという意味と解釈される。企画財政部の崔象大(チェ・サンデ)第2次官も同日、「物価安定に寄与する4兆ウォン規模の財政事業を選別して集中管理する」と明らかにした。

0.25%しか上げない利上げが先制的な対応なのか。高騰する物価を考えたら、どう見ても後手にまわっているように見えるが。

李総裁は、「グローバル物価上昇の圧力が、相当期間続くものとみられる」とし、「韓国国内の消費者物価の上昇率が5%を上回り、主要国の中央銀行が正常化のテンポを高めていく時点で、私たちが先制的に緩和の度合いを調整していくとはなかなか言えない」とも話した。事実上、7月と8月の相次ぐ金利引き上げは避けられないというメッセージと解釈される。

韓銀も7月と8月に金利を引きあげると。0.25%ずつなので、これで0.5%だ。しかも、物価高は続く。韓国の景気は悪くなる一方。なんだろうな。もう、かろうじて立ってるのがやっとなのに、舐められないように強気な台詞を述べるNPCだな。

最近の対ドル・ウォン相場は、グローバル金融危機以降、最も早いペースでウォン安が進み、物価を引き上げているという分析が出ている。韓国銀行(韓銀)は、「当面、物価を中心に通貨政策を運用する必要がある」とし、年内に3、4度のさらなる利上げを実施する考えを示唆した。

9日、韓銀が国会に提出した通貨信用政策報告書によると、ウクライナ事態以降(2月25日~5月20日)、ウォン安は1日平均1.15ウォンのペースで進み、世界的な金融危機以降のウォン安期では最も速いペースだった。ウォン相場の物価上昇への寄与度は、今年第1四半期(1~3月)の消費者物価の上昇率(3.8%)の9%水準だった。物価が1万ウォン上昇した場合、このうち900ウォンはウォン安が原因だったことを意味する。

ウォン安がエネルギー価格の上昇ペースとあいまって、今後の物価上昇への圧力をさらに高めることになりかねないというのが韓銀の診断だ。原油や天然ガスなど、エネルギーの主要品目の決済の大半がドル建てで行われるためだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の強力な緊縮が続き、ドル高は下半期(7~12月)も続きそうだ。

韓国経済の支えだった輸出をめぐる予測も暗くなった。韓銀は、ウクライナ事態の長期化と中国封鎖措置などの影響で、輸出増加傾向は次第に減速すると見通した。

成長減速の懸念にもかかわらず、物価上昇の圧力は全方位に広がっており、韓銀は通貨政策の焦点を物価安定に合わせることにした。韓銀のパク・ジョンソク副総裁補は同日、通貨政策報告書の説明会で、「市場が、年末の基準金利水準を年2.50~2.75%と予想するのは合理的だ」とし、「ビッグステップ(基準金利の0.5%引き上げ)の可能性を残しているが、今のところは0.25%ずつ引き上げるのが適切だと思う」と述べた。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220610/3438301/1

韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真)は10日、「インフレファイターとして、中央銀行の本来の役割が再び重要になっている」として、追加の基準金利の引き上げを再度示唆した。

李総裁は同日、韓銀創立72周年の記念の辞で、「金利引き上げで短期的には脆弱階層の困難が大きくなりかねないが、ややもすると時期を逃してインフレがさらに拡散すれば、被害はさらに大きく現れかねない」としたうえで、このように明らかにした。

利上げで家計や企業の利息負担は増えることもありうるが、高騰する物価を抑えるために、先制的な対応に乗り出すことが重要だという意味と解釈される。企画財政部の崔象大(チェ・サンデ)第2次官も同日、「物価安定に寄与する4兆ウォン規模の財政事業を選別して集中管理する」と明らかにした。

李総裁は、「グローバル物価上昇の圧力が、相当期間続くものとみられる」とし、「韓国国内の消費者物価の上昇率が5%を上回り、主要国の中央銀行が正常化のテンポを高めていく時点で、私たちが先制的に緩和の度合いを調整していくとはなかなか言えない」とも話した。事実上、7月と8月の相次ぐ金利引き上げは避けられないというメッセージと解釈される。

さらに韓銀内部の組織文化と関連して、李総裁は「『肩書を問わず』『言うべきことは言う』組織文化を作り、集団知性が効率的に発揮されるようにしよう」とし、「硬直した位階秩序をなくすのに先頭に立つ」と話した。

https://www.donga.com/jp/List/article/all/20220611/3440578/1
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ライダイハン
2022年6月12日 08:41

日韓関係を見ていても、韓国は常に、データ(現実)を無視して韓国が一方的に有利になる願望(結論)だけを主張している。日本(やアメリカ)政府は、韓国を甘やかせ過ぎて譲歩を繰り返してきたが、マーケは冷徹で、韓国の願望など気に掛けないことは、KOSPIやウォン相場を見れば明らかで、韓国がいくら粉飾統計を発表しても見破られる。自分たちの思い通りにならない韓国が、いつ発狂して、どんな行動をとるかが見物(また、ローソクが見られるかも。でも、原因をつくったのはムン君)。

酔って候
2022年6月12日 08:59

米国は、なんとか中間選挙までにインフレ抑制できないと、民主党大敗が現実となるから、どこかでジャイアントステップをしてくると思われる。それもショック療法として行われるだろうから、不意打ちの形をとるだろう。そうなると勧銀もジャイアントステップで対抗せざるを得ないだろう。

もしスワップが無理であれば(キッシー政権の動向は気になるなぁ)、大増税の実施以外に選択肢は無いが、ろうそくデモによる政権崩壊を恐れて、隣国政府は、徳政令+ベーシックインカム、という政策を実施するかも知れない。

それで財政破綻するのも、復活への一つの道のり(Long & Winding Road だろうけど)ではある。
生活水準の格差が無くなるので、金王朝に飲み込まれて統一実現、となるかも知れない。

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