韓国輸入物価 ウクライナ戦争の影響で高まる韓国の農水産物輸入価格ー輸入果物の値段も昨年の年末より10~20%ぐらい上昇!【動画】

韓国輸入物価 韓国市場では外国人のウォンやKOSPIなどで投げ売りが目立つようになっているが、これもウクライナ戦争の対ロシア制裁による「スタグフ」の影響があると見られている。

管理人は日曜日にコナンの下敷き目当てにくら寿司に食事に出かけたのだが、やはり、いつもメニューにあった「イクラ」がなかった。まだ、サーモンはあったのだが、日本でも、回転寿司のメニューに影響が出ている。なら、韓国はどうなのか。サーモンの輸入値段が凄まじく上がっているそうだ

仁川にある某サーモン輸入会社の代表は「輸入量は通常の30%に減っているし、値段も昨年の年末に比べると50%上がっている。空港運賃が毎日のように上がっているのでサーモンの値段も1日で1kgあたり5000ウォンまで差が出ている」という。

他にも韓国メディアがサーモン価格を上がっていることを取り上げているが、それ以外にも上がってるものがある。それが、輸入農水産物の値段である。コロナの長期化やロシアのウクライナ侵攻による高レート・原油高が重なったこともあり、マンゴー、ぶどう、オレンジ、パインアップルなどの輸入果物の値段も昨年の年末より10~20%ぐらい上がった。

別にロシア産だけ上がったというわけではない。

例えば、Aスーパーで輸入マンゴー1個の値段は5190ウォンで、昨年の同時期の値段(4100ウォン)より26.6%上がった。チリ産青ぶどうは1年で20.2%上昇、米国産オレンジは18.2%上がったという。

大型スーパーの関係者は「為替と石油価格の増価により物流費が上がった。また、コロナと戦争の影響で農産物を補完する冷蔵コンテナの需給が不安定な状況である」とし、「昨年から輸入果物の価格は増価傾向を見せていたが、近頃その傾向が著しくなっている」と述べた。

ウォン安と石油価格の増加で物流費が跳ね上がる。それをペイするために製品価格の値上げ。今、ウォンは1240という危険水域で推移しているのだが、これが1ヶ月続けばどうなるのか。消費者物価指数4%、いや、5%も夢ではないんじゃないか。

そして、次はロシア産の話だ。3月の第1週目を基準にタラバガニの価格は1ヶ月前より22.8%増価。韓国では輸入タラバガニの約90%がロシア産だ。ロシア経由航空便を通じて韓国に輸入されるノルウェー産サーモンの価格も同時期18.9%上がった。水産業界によれば、ウクライナ戦争前は1kgあたり2500ウォンだったサーモンの航空運賃は現在8000ウォン台まで上がっている。

これはロシアが自国の領空に飛行制限措置を出した影響で、民間機は迂回しないといけなくなったことでの運賃の上昇によるもの。もはや、韓国ではサーモンを食べるのも大変そうだな。運賃が3倍以上だもんな。

韓国の食品業界では突き上がっている小麦価格にも注目している。ロシアとウクライナは全世界の小麦輸入量の約30%を占めている。

小麦価格について知っていると思うが、これが韓国の飲食店の値上げラッシュを加速化させる。パン、スパゲティー、麺類など、わりと韓国では定番で麺料理が多いから。ジャージャー麺や冷麺とか色々あったよな。昼飯1万ウォンどころか、12000ウォンとかいきそうだな。

韓国京畿光明市にある某サーモン専門店は最近臨時休業を決めた。商売にならないぐらいサーモンの値段が上がったからだ。刺身を提供する飲食店では、刺身の盛り合わせにサーモンを乗せなくなった。仁川にある某サーモン輸入会社の代表は「輸入量は通常の30%に減っているし、値段も昨年の年末に比べると50%上がっている。空港運賃が毎日のように上がっているのでサーモンの値段も1日で1kgあたり5000ウォンまで差が出ている」と答えた。

韓国の輸入農水産物の値段が恐ろしいぐらい上がっている。コロナの長期化やロシアのウクライナ侵攻による高レート・原油高が重なったからだ。マンゴー、ぶどう、オレンジ、パインアップルなどの輸入果物の値段も昨年の年末より10~20%ぐらい上がった。

韓国の流通業界によれば、メジャー大型スーパーで販売しているマンゴー、オレンジ、パインアップルなどの輸入果物の13日の価格は昨年対比それぞれ10%以上値上げした。Aスーパーで輸入マンゴー1個の値段は5190ウォンで、昨年の同時期の値段(4100ウォン)より26.6%上がった。チリ産青ぶどうは1年で20.2%上昇、米国産オレンジは18.2%上がった。とある大型スーパーの関係者は「為替と石油価格の増価により物流費が上がった。また、コロナと戦争の影響で農産物を補完する冷蔵コンテナの需給が不安定な状況である」とし、「昨年から輸入果物の価格は増価傾向を見せていたが、近頃その傾向が著しくなっている」と述べた。

ロシア産もしくはロシア航空を経由する水産物の価格も高くなっている。ノリャンジン水産市場の水産物価格情報によれば、3月の第1週目を基準にタラバガニの価格は1ヶ月前より22.8%増価。韓国では輸入タラバガニの約90%がロシア産だ。ロシア経由航空便を通じて韓国に輸入されるノルウェー産サーモンの価格も同時期18.9%上がった。ロシアが自国の領空に飛行制限措置を出した影響で、航空機は迂回せざるを得ない状況になったのだ。その影響で運賃も急増。水産業界によれば、ウクライナ戦争前は1kgあたり2500ウォンだったサーモンの航空運賃は現在8000ウォン台まで上がっている。

韓国の食品業界では突き上がっている小麦価格にも注目している。ロシアとウクライナは全世界の小麦輸入量の約30%を占めている。韓国の製粉業界では3~6ヶ月分の小麦を先物契約で結んでいるため、すぐに被害は出ない。米国産と豪州産で輸入先が多様化しているのも被害を減らしている。ただし、ロシアとウクライナ産小麦の値段が上がると、米国・豪州産小麦の値段も上がる可能性が高い。そのため、食品業界では戦争の状況について注目している。

ロシアで製菓産業に従事している「オリオン」は万が一の時のために、韓国と中国、ロシアの3カ国での法人が原材料需給を共助する「コンティンジェンシープラン」をたてた。食品業界の関係者は「昨年の国際穀物価格が急増していたことから、今年の上半期には少し値下げすると思っていたが、予想が外れた。ウクライナ戦争が長引く可能性を考えて、様々な対策を考えている」と述べた。

韓国の大型スーパーでは輸入農水産物の価格を保護するために産地と運送方式を多様化している。Eマートは最近マンゴーとチェリーなどの輸入果物の航空運送を増やした。これらの品物は従来海上運送で送られて来た。新鮮度が大事なマンゴーの運送期間が一週間以上伸びたことから、Eマートは航空運送の比重を従来の10~20%から40%に増やした。

Eマートの関係者は「米国産オレンジは生産者と直で取引を行なっているため、その間に生じる費用を減らせた。キウイはニュージーランドの企業、ゼスプリと協議し、韓国の専用線を導入した。タラバガニなどの水産物もノルウェー・カナダなどの代替産地を探している」と述べた。

https://www.kedglobal.com/jp/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89-%E8%BE%B2%E6%B0%B4%E7%94%A3%E7%89%A9%E4%BE%A1%E6%A0%BC-%E8%88%AA%E7%A9%BA%E9%81%8B%E8%B3%83/newsView/ked202203140010

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