韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1273.44→午前中に大規模介入するも午後から戻される!

韓国証券市場 7月31日、つまり、今日24時で月末のウォンレートが決定する。既に予想はしているとおもうが、どのレートになるかは最後までわからない。それといくつか重要な米経済指標が出ているので、これも少し取りあげておきたい。

PCEデフレータ、PCEコアデフレータの二つだ。ミシガン大学消費者感信頼指数もあるが、71.6と前回の72.6とあまり変わってないので軽く触れる程度にしておく。何故、これが重要なのかは記事に説明があるが、PCEデフレータはFRBが好んで参照しているインフレ指標だから。

米商務省がこの日発表した6月のPCEデフレータは前年比3.0%となり、伸びは21年3月以来、2年3カ月ぶりの低水準となった。コア指数も前年比4.1%と21年9月以来の低水準となった。予想の4.2%も下回った。ただ、FRBの目標である2%を引き続き大幅に上回っている。PCEデフレータはFRBが好んで参照しているインフレ指標。
 
 6月のエネルギー価格は前年比18.9%低下し、5月の13.3%から下げ幅が拡大。食品価格は4.6%で、6カ月連続で伸びは鈍化した。

 一方、6月の個人消費支出は0.5%増加。モノが0.8%増加、サービスが0.4%増加した。モノはトラックの新車需要が強いことを反映。一方、個人所得は0.3%増加となった。

 インフレは依然としてFRBの2%目標を上回っているものの、この1年間で物価と賃金の伸びは著しく減速したことで、景気を悪化させずにインフレを抑制できるソフトランディングシナリオが膨らんでいる。堅調な労働市場により、消費者は支出能力を維持できている。賃金の伸びが物価上昇ペースを上回り始めており、価格高による負担を和らげている。

https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/072217210c6a9cd5779bc9ea80474f5eb0e53fe5

PCEデフレーター、PCEコアデフレーターも前回よりは下がっている。予想も下回ってるが,それでもコアの4.1%は高い。アメリカが再び利上げを選択したのもそのためだ。2%の目標で約2倍だからな。しかし、消費はまだまだ強いな。リセッション入りが見えてこない個人消費の強さ。

次は日経平均を見ておこうか。日経平均は33,172円22銭。プラス412円99銭。TOPIXは2322.56。プラス31.95である。なんと一気に33000円を回復だ。一応,日銀が長期金利0.5%黙認してどうなるか見ていたが、142円と円安になっているという。まあ、海外から比べれば0.5%だもんな。そこまで大きな違いはないか。

でも、こんなに円安になったのに、ウォンは1270ウォン台っておかしいよな。介入して上げているのはわかるんだが、早く1300戻ってくれよ。

では、今日も開幕から見ていこうか。

スタート値は1273.44。

チャートをどうぞ。

開幕は1273。そのままウォンは1276と下がっていくのだが、10時半頃に超韓銀砲だ。どーん。さすが月末。ドルは出し惜しみしないで一気に1270ウォンまで上げる。しかし,これ以上は上げられずに反転する。

12時には1274ウォン。それからも下げて1275ウォン。ここから韓銀砲で押し上げる。どうやら1275防衛はしたいようだ。

結果は1274.6。1275防衛は成功だ。

■2023年7月31日の韓国証券市場

コスダック指数 22.23ポイント、上昇、 935.97、(終値)
総合株価指数 24.26ポイント,上昇、 2632.58、(終値)
ウォン・ドル相場 2.4ウォン高 1274.6、(終値)

■投資主体別売買動向

23.07.313,441-2,917-912

個人が3441億で、買い。外国人が2917億で、売り。機関が912億で、売り。

個人が買い。外国人と機関が売り。

■韓国債と社債の利回り

国庫債券(1年)3.523プラス0.002
国庫債券(3年)3.681プラス0.046
国庫債券(5年)3.697プラス0.054
国庫債券(10年)3.761プラス0.033
会社債(AA-、無保証3年)4.467プラス0.044
会社債(BBB-、無保証3年)10.867プラス0.044
CD(91日)3.7400
CP(91日)3.9900

■ドル円

朝の7時は141円。そこから上がって139円台になったのだが、それは罠だった。急に下がり出していく。140.700からどうなったとおもう?142.300だ。嘘だろう!びっくりしたわ。円、動きすぎだろう!

■気になるニュース

最初に少し,日経平均で触れたとき、日銀会合があり、日本の円が売られているというのを話をした。どうやらウォンでもそうらしい。引用しよう。

【ソウル聯合ニュース】31日のソウル外国為替市場で、ウォンの対円相場は前営業日比16.97ウォン高の100円=899.53ウォンをつけ、今月5日以来約1カ月ぶりに800ウォン台を記録した。

日本銀行が28日の金融政策決定会合で金融緩和策の修正を決定したものの日本は主要国でほぼ唯一マイナス金利政策を維持しており、円売りが優勢となっている。

 一方、ウォンの対ドル相場は前営業日比2.4ウォン高の1ドル=1274.6ウォンで取引を終えた。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230731003700882?section=economy/index

ついに100円=899ウォンか。これで韓国の旅行収支はますます悪化していくな!

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