韓国輸出 今年下半期の韓国の輸出減少を警告…円安など影響

韓国輸出 管理人は韓国経済の専門家として、韓国経済の状況について半年から1年先を予測していくのだが、その予測が的確かどうかはその時点では判断は難しいわけだ。ただ、管理人は14年ほどサイトを経済のサイトを運営しながら、毎日、浴びるほど韓国経済に関わるニュースを読んできた。

そして、管理人は2021年が韓国経済のピークだと述べた。また、韓国経済の輸出は金額は600億ドル台と過去最大に好調のように見えるが、実はそれも輸出量がほとんど増えてないので、コロナ禍の回復から短期的な需要増だと、前回の動画で指摘した。

なら、次はどうなるのか。簡単なことだ。世界中でインフレが加速化すれば、韓国の輸出は途端に苦しくなる。物価上昇しているのだから、消費者側も段々と選択するようになるからだ。

まさか、韓国政府はこのまま輸出絶好調を維持できるとか思っていたのか。残念ながら、次に来るのは、韓国の輸出低迷である。でも、これも簡単に予想はできた。韓国経済は外部衝撃に大きな影響を受けやすい。だから、時事ニュースや世界経済に密接に関わってくる。

では、韓国のシンクタンクによる今後の2022年の下半期の韓国経済予測を見ていこうか。

大韓商工会議所のシンクタンク「持続成長イニシアチブ(SGI)」は2日、報告書「輸出景気現況と主要リスク要因」で、「今年1-3月期の輸出は経済回復に重要な役割をしたが、下半期以降は対外不安要因の拡大で輸出サイクルが転換する可能性がある」とし、このように予想した。

コロナ禍からの短期需要増で経済回復か。本当に回復したんですか?その3ヶ月で貿易赤字がいくら増えたんですかね?せめて貿易黒字を毎月、更新してから経済回復と述べてくれよ。

だっておかしいだろう。貿易で食べている韓国が輸出は過去最高の実績だと自慢するなら、韓国さん、今年は儲かっているんだなと、一般人は思うだろう。でも、蓋を開ければ輸入が大幅に増えて貿易赤字で、むしろ、利益がでてない。今年5ヶ月間の貿易赤字は78億ドルだったか。

そして、貿易赤字は夏以降も続く見通し。しかも、ここから輸出が低迷するのだ。で、経済回復ってなんですかね?次に輸出が低迷する理由だ。

SGIが挙げた主なリスクは中国経済の減速、ロシア・ウクライナ戦争、米国の緊縮、円安の長期化などだ。

これら全てのリスクは既に管理人は何度か説明してきた。でも、日本人は円安の長期化が何で韓国経済の主なリスクとなっているかがわかりにくいだろう。ここを解説していこう。簡単なことだ。日本製品と同じ製品の値段で売られるならどっちを買いますか?

具体的にいえば、ソニーのテレビとサムスン電子のテレビをどっち買いますか?先週、管理人は家の冷蔵庫が壊れてたので、ヨドバシで三菱製の冷蔵庫を買ったが、基本的に海外製を購入など検討もしていない。それだけ日本の家電は品質が良いからだ。

そして、円安は日本企業の輸出競争力を高める。世の中、家電なんて1回買えば、何年も使えるのだから販売チャンスはそれほど多くない。そして、値段に見合った長持ちする方を消費者は選択する。少なくとも韓国製が日本製より長持ちするなんて聞いたことがない。

これは世界の共通認識だ。メイドインジャパンだ。最近、メディアが日本の円安を悪い円安だとひたすら批判してるが、彼らはなぜか韓国が儲からないから都合が悪いのだ。でも、実際、130円台になったところで、日本は世界の国と比べて大きく物価上昇をしているわけではない。大体、今、2%ぐらいだろうか。韓国は5%だ。

日本も世界と繋がっているのだから、世界的なインフレの影響を受けないはずもない。米利上げによるドル高だってそうだ。それで、今年の下半期予想は日本と韓国はどうなっていますか?だ。

円安を有利と見て日本の輸出企業の業績は見通しは明るくなっている。輸出がもっと伸びると市場は見ているということだ。一方、韓国はウォン安なのに輸出が低迷するという予測。ただ、重要度に関しては当然、中国経済の失速、米国の緊縮、ロシア・ウクライナ戦争などが先だ。だから、突っ込みはここまでにして、そちらを見ていく。

まず韓国の輸出依存度が高い中国の経済減速が主なリスクに挙げられた。SGIは「昨年の韓国の対中国輸出依存度は25.3%で、中国の景気減速が国内の成長低下につながる可能性が高い」とし「対中国輸出が10%減少する場合は国内経済成長率は0.56%ポイント、20%少なら1.13%ポイントそれぞれ下落する要因として作用するだろう」と分析した。

韓国は過度な中国依存をしている。これは輸出だけではなく輸入もそうだが、その輸出依存度は25.3%。だから、中国経済が失速すれば、途端に中国輸出で儲けてきた韓国企業が苦しくなると。対中国輸出が10%減少する場合は国内経済成長率は0.56%ポイント、20%少なら1.13%ポイントそれぞれ下落する要因。

韓国の今年の経済予測は相次いで下方修正されて、もう、2、5%しかない。まあ、ただ上海など主要都市のロックダウンも解除されて、その混乱も半年先には落ち着いてるかもしれない。だから、管理人は20%減少までは行かない。10%程度だと見ている。

国際通貨基金(IMF)は4月の世界経済見通しで、中国の成長モメンタム低下と「ゼロコロナ」政策による主要大都市封鎖などを理由に、今年の中国の経済成長率を従来の4.8%から4.4%に下方修正した。

中国経済の成長率もどんどん下がってきたな。昔は7%超えるほどの成長率だったのにな。0.4%下がるだけで、どれだけ韓国経済に大打撃を与えているのか。俯瞰すると興味深いよな。

ウクライナ情勢の長期化も韓国の輸出にマイナスだ。ロシアとウクライナに対する韓国の輸出比率は比較的低く、短期的な影響は大きくないが、戦争が長引けば世界経済減速、必須原材料の需給問題など間接経路で国内輸出にマイナスの影響を及ぼすと、SGIは説明した。

これも出てきたときは誰も長期化を予測できなかった。ロシアは軍事大国というイメージが世界中にあって、ウクライナなんてすぐ占領されるだろう。専門家ですらそう判断していた。しかし、実際はどうだ。3ヶ月経過しても戦争は終わらない。ロシアが圧倒的有利ですらない。むしろ、欧米などから支援を受けているウクライナ軍が善戦している。

でも、これによって世界経済は失速。国際小麦価格の急上昇などがあげられる。また、ロシアから原油輸入を止めれば、当然、世界の原油価格が急騰した。1つ大きな供給先が潰れると、それの代替を探すので一時的には供給難になる。これは、あくまでも一時的だ。これからはロシアに頼らないサプライチェーンが構築されていくだけである。ただ、今年中にどうにかなるとは思えない。数年先だろうか。

このほかSGIは米国の緊縮による新興国の金融不安定化、円安の長期化による韓国企業の価格競争力低下も下半期の韓国の輸出に影響を与えるリスク要因と予想した。SGIは対応策として民間の協力体系構築と輸出構造の改善などを提示した。

それで、さっき取り上げた円安が韓国企業にとって死活問題であるということ。このまま円安が長期化すれば、韓国経済は大打撃を受ける。これは日本と競合する分野が多いためだ。円安の長期化が韓国経済にどこまで影響するかは、これからの円動向次第でもあるので、予測しにくいが、抑えておきたいポイントだろう。

SGIは「現在の輸出リスクは対外需要減少、サプライチェーン問題、競合品目の価格競争激化など複合的であり、個別企業が対応するのは難しい」とし「大統領の輸出非常対策会議を常設化し、サプライチェーン管理、必須原材料サプライチェーン強化のための対策を講じる必要がある」と強調した。

管理人はこの辺がよくわからない。実際、どのように対策すれば外部衝撃に圧倒的に弱い韓国企業が息を吹き返すというのだ?そもそも、何でそれを今まで韓国政府はやってきてないんだ?これらの疑問に答える経済ニュースを見たことがない。似たような対策は出てくるが、これは効果ありそうと頷けるものが何もない。

だいたい、サプライチェーン管理、必須原材料サプライチェーン強化とか、本気でやるのか?それは過度な中国依存から抜け出すてことだぞ。でも、実際、25%もあるじゃないか。大体、米中対立はトランプ政権時代に具現化しただろう。それなのに、いつまでも過度な中国依存だ。

だから、最後の説明が笑える。

SGIのキム・チョング研究委員は「韓国の輸出は昨年、過去最高となり、目を引く成果を出した」とし「下半期のリスク要因に適切に対応し、最近始まったインド太平洋経済枠組み(IPEF)が国益に寄与するよう、きめ細かな政策の樹立が必要な時期」と述べた。

凄いだろう。最近始まったインド太平洋経済枠組み(IPEF)が国益に寄与するようにだ。中国依存を25%もしておいて、中国包囲網である「IPEF」に参加することの国益とはなんだよ。本当、言うこと、やることがチグハグなんだよな。行き当たりばったりで政策を決めるから長期的なビジョンが何もない。

韓国経済の最大の問題点は、韓国経済に置かれる状況を正しく分析して、その分析に基づいた長期的な対策を打てる人材の不足だろう。つまり、5年後、10年後のビジョンなくしては何も変わらないてことだ。いつまでも米中の蝙蝠を続けているようではビジョンも何もあったものではないか。

今年下半期以降、中国経済の減速および米国の緊縮など対外要因が拡大し、韓国の輸出に影響が及ぶという警告があった。

大韓商工会議所のシンクタンク「持続成長イニシアチブ(SGI)」は2日、報告書「輸出景気現況と主要リスク要因」で、「今年1-3月期の輸出は経済回復に重要な役割をしたが、下半期以降は対外不安要因の拡大で輸出サイクルが転換する可能性がある」とし、このように予想した。

SGIが挙げた主なリスクは中国経済の減速、ロシア・ウクライナ戦争、米国の緊縮、円安の長期化などだ。

まず韓国の輸出依存度が高い中国の経済減速が主なリスクに挙げられた。SGIは「昨年の韓国の対中国輸出依存度は25.3%で、中国の景気減速が国内の成長低下につながる可能性が高い」とし「対中国輸出が10%減少する場合は国内経済成長率は0.56%ポイント、20%少なら1.13%ポイントそれぞれ下落する要因として作用するだろう」と分析した。

国際通貨基金(IMF)は4月の世界経済見通しで、中国の成長モメンタム低下と「ゼロコロナ」政策による主要大都市封鎖などを理由に、今年の中国の経済成長率を従来の4.8%から4.4%に下方修正した。

ウクライナ情勢の長期化も韓国の輸出にマイナスだ。ロシアとウクライナに対する韓国の輸出比率は比較的低く、短期的な影響は大きくないが、戦争が長引けば世界経済減速、必須原材料の需給問題など間接経路で国内輸出にマイナスの影響を及ぼすと、SGIは説明した。

このほかSGIは米国の緊縮による新興国の金融不安定化、円安の長期化による韓国企業の価格競争力低下も下半期の韓国の輸出に影響を与えるリスク要因と予想した。SGIは対応策として民間の協力体系構築と輸出構造の改善などを提示した。

SGIは「現在の輸出リスクは対外需要減少、サプライチェーン問題、競合品目の価格競争激化など複合的であり、個別企業が対応するのは難しい」とし「大統領の輸出非常対策会議を常設化し、サプライチェーン管理、必須原材料サプライチェーン強化のための対策を講じる必要がある」と強調した。

中長期的にはシステム半導体、OLEDなど高付加品目を中心にした産業構造再編、中国経済減速に対応した海外市場販路多角化などの対応策も必要だと付け加えた。

SGIのキム・チョング研究委員は「韓国の輸出は昨年、過去最高となり、目を引く成果を出した」とし「下半期のリスク要因に適切に対応し、最近始まったインド太平洋経済枠組み(IPEF)が国益に寄与するよう、きめ細かな政策の樹立が必要な時期」と述べた。

https://japanese.joins.com/JArticle/291757?servcode=300
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ライダイハン
2022年6月3日 11:14

韓国には、選挙などでも見られるように「勝ち馬に乗る」という習慣(例:コーヒーショップやチキン屋が流行っていれば、みんな真似をする)があり、基本的なポリシーを重視することはない。勝ち馬(半導体)が負ければ、路頭に迷う運命にある。

酔って候
2022年6月3日 12:12

大統領の輸出非常対策会議を常設化し、サプライチェーン管理、必須原材料サプライチェーン強化のための対策を講じる必要がある

とはいえ、伝統芸である「税金を湯水のようにつぎ込んでダンピング輸出」以外になにか対策はあるのだろうか。
武器輸出国だからウクライナ情勢を上手く利用する(ウクライナへ武器を提供しているポーランド辺りに武器を高く売りつけるetc)ことも出来るかも知れないが、露西亜から嫌われる覚悟はあるのだろうか。

最近始まったインド太平洋経済枠組み(IPEF)が国益に寄与するよう、きめ細かな政策の樹立が必要な時期

つまりIPEFの情報を総て宗主国様に朝貢し、宗主国様の意向がIPEFに反映されるよう内部工作活動を強化せねばならない、と。

最終的にはIPEFを有名無実化をして、宗主国様に「金王朝よりもウリナラの方が優秀な属国だと認めてもらうニダー」。

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