物価高騰 ウクライナ情勢不安で小麦価格80%急騰…輸入カルビ50%上がった理由は=韓国

物価高騰 4月に入り、そのうち消費者物価指数の発表があるとおもうが、それ以前に輸入物価高騰してそうなニュースを見つけたので紹介しよう。ウクライナ情勢不安で、小麦価格は80%急騰、さらに輸入カルビが50%以上あがったという。

これによってそのうち、輸入牛肉価格が国産と大きく差がなくなるだろうと懸念しているそうだ。記事によると、29日は、600グラム1万8000ウォンのオーストラリア産ステーキ用肩ロースと、韓牛ロースは300グラム3万5000ウォンのようだ。

今のところは韓牛ロースが2倍近くしているが、これの差がなくなるというのか。その理由は、新型コロナウイルス追加感染拡大の懸念のため中国が上海を封鎖し、物流体制が不安定になっている上に、海外の畜産農家で労働力不足を訴え続けているためという。

最近、中国でもオミクロン株が流行しており、中国の発表ですら新規感染者が1万人を超えてきた。4月1日の市中感染者は1万3146人である。事実上、上海はロックダウン状態という。中国の港が封鎖されたら物流が麻痺する。すると、韓国に到着するはずの輸入品が遅延する。そしたら、在庫不足となり商品の値段が上がる。

ウクライナ戦争だけでも大変なのに、中国でオミクロン株がまん延したら、韓国経済への影響は強そうだな。あっという間に拡大するからな。次に輸入カルビの値上げについて。

米国産カルビは100グラム3765ウォンを記録した。前年の平均価格2454ウォンに比べ53%上昇した価格だ。オーストラリア産カルビも同じ期間に100グラム2494ウォンから3497ウォンに40%上がった。ある大型マートでカナダ産冷蔵豚バラ肉もやはり昨年の100グラム1380ウォンから500ウォン上がり1880ウォンで販売されている。

このように米国産カルビ、オーストラリア産カルビも値上がり。カナダ産の豚バラ肉も上昇。これは焼き肉を食べるのも難しそうだな。飲食店の値上げも加速するだろう。次は輸入果物。

輸入果物価格もやはり上昇している。ATKAMISによると米国産オレンジは同じ期間に23%、輸入マンゴーは16%上がった。市内のある大型マートのアボカド販売価格は1個3480ウォンで前年同月の1780ウォンより49%、バナナ1房は4980ウォンから5480ウォンに9%上がった。ロシア上空を経由してくるノルウェー産サーモンの価格も大きく上がった。鷺梁津(ノリャンジン)水産市場の週間水産物動向資料によると、3月第4週(21~26日)のサーモン価格は1キログラム当たり2万600ウォンで昨年の平均価格1万1200ウォンから80%上がった。

これについては以前に取り上げた記憶があるが、ノルウェー産のサーモンの価格が凄いな。80%上昇か。それで、米国産の価格が上がっている理由は昨年と同じだ。

米国肉類輸出協会は最近の輸入牛肉価格上昇の主要因として世界的な需要増加と米国内肉類工場の労働者不足、西部港湾物流停滞現象などを挙げた。ニューヨーク・タイムズは最近米国西部海岸の港湾で2万2000人の労働者で構成された労働組合の契約が6月に満了し物流停滞に新たな変数になりかねないと報道した。同紙によると、コロナ禍でも在宅勤務ができないほど港湾の物流需要が多くなっている。

結局、コロナ禍で港湾での物流停滞が起きている。しかも、解消されていない。さらに、コロナ禍でも在宅勤務ができないほど港湾の物流需要が多いと。

ウクライナ戦争で国際小麦価格は80%近く上昇した。農村経済研究院(KREI)がシカゴ先物取引所(CBOT)を通じて得た世界穀物価格動向によると、今月の小麦価格は1トン当たり412ドルを記録した。前年同月より76%上がった。CNNによるとウクライナはロシアとともに世界の小麦生産量の14%を担っている。米国製パン協会のロブ・マッキー会長は放送を通じ「これよりさらに悪い状況はないだろう」と伝えた。

小麦価格の上昇もきつい。まあ、これは韓国だけではない。日本でもコンビニが弁当やスパゲティーの値上げに踏み切った。

韓国も小麦の99%を輸入に依存するため影響を受けている。ロッテが運営するクリスピークリームドーナツは来月1日からドーナツ製品価格を平均5.8%上げると明らかにした。競合会社であるダンキンドーナツもこれに先立ちミニドーナツ製品の価格を6900ウォンから7500ウォンに上げた。製パン業者関係者は「米国やオーストラリア産小麦を主に輸入するが今後負担になりそうだ」と伝えた。穀物価格上昇は飼料価格を引き上げ、それが畜産物価格の上昇につながる悪循環が広がっている。米国肉類輸出協会関係者は「飼料価格上昇と原油価格引き上げ、為替相場変動などが複合的に絡まり短期間で解決するのは容易でない」と話した。

小麦価格の上昇の影響は飼料価格も引き上げる。すると、畜産物価格も上昇する。だから、肉類の価格がもっと上がる。カルビなどの輸入肉の価格引き上げは最終的な段階ということだ。その前に小麦や原油やら上がっていると。でも、最後は飲食店の値上げに繋がると。

ソウル大学のイム・ジョンビン教授は「米カリフォルニアの農場で中南米出身の労働者が多く働いていた。新型コロナウイルスによる労働力不足に中国の肉類消費増加が合わさり予想したアグフレーション(農産物価格が上がり一般物価も上がる現象)が急激に近づく傾向」と説明した。

最後のアグフレーションはこれからよく耳にするかもしれない。結局、インフレの一種であるのだが。

29日午後9時、京畿道板橋(キョンギド・パンギョ)の大型マートの肉類コーナー。40~50個がぎっしりあふれていなければならないオーストラリア産牛肉の陳列台には包装商品4個だけが残っていた。残った商品は600グラム1万8000ウォンのオーストラリア産ステーキ用肩ロース。従業員は「家で料理をたくさんして退社時間後には商品がほとんど残っていない。輸入肉価格は大きく上がったが国産に比べ依然として安くたくさん訪れる」と話した。

この日隣のコーナーで韓牛ロースは300グラム3万5000ウォンだった。だが流通業界専門家らは急激に輸入牛肉価格が上昇し国産と大きな差がなくなるだろうと懸念している。新型コロナウイルス追加感染拡大の懸念のため中国が上海を封鎖し物流体制が不安定になっている上に海外の畜産農家で労働力不足を訴え続けているためだ。

◇カナダ産冷蔵豚バラ肉も大型マートで500ウォン値上げ

農産物流通情報(ATKAMIS)によると、29日基準で米国産カルビは100グラム3765ウォンを記録した。前年の平均価格2454ウォンに比べ53%上昇した価格だ。オーストラリア産カルビも同じ期間に100グラム2494ウォンから3497ウォンに40%上がった。ある大型マートでカナダ産冷蔵豚バラ肉もやはり昨年の100グラム1380ウォンから500ウォン上がり1880ウォンで販売されている。

輸入果物価格もやはり上昇している。ATKAMISによると米国産オレンジは同じ期間に23%、輸入マンゴーは16%上がった。市内のある大型マートのアボカド販売価格は1個3480ウォンで前年同月の1780ウォンより49%、バナナ1房は4980ウォンから5480ウォンに9%上がった。ロシア上空を経由してくるノルウェー産サーモンの価格も大きく上がった。鷺梁津(ノリャンジン)水産市場の週間水産物動向資料によると、3月第4週(21~26日)のサーモン価格は1キログラム当たり2万600ウォンで昨年の平均価格1万1200ウォンから80%上がった。

米国肉類輸出協会は最近の輸入牛肉価格上昇の主要因として世界的な需要増加と米国内肉類工場の労働者不足、西部港湾物流停滞現象などを挙げた。ニューヨーク・タイムズは最近米国西部海岸の港湾で2万2000人の労働者で構成された労働組合の契約が6月に満了し物流停滞に新たな変数になりかねないと報道した。同紙によると、コロナ禍でも在宅勤務ができないほど港湾の物流需要が多くなっている。

ウクライナ戦争で国際小麦価格は80%近く上昇した。農村経済研究院(KREI)がシカゴ先物取引所(CBOT)を通じて得た世界穀物価格動向によると、今月の小麦価格は1トン当たり412ドルを記録した。前年同月より76%上がった。CNNによるとウクライナはロシアとともに世界の小麦生産量の14%を担っている。米国製パン協会のロブ・マッキー会長は放送を通じ「これよりさらに悪い状況はないだろう」と伝えた。

◇小麦価格急騰で韓国のドーナツ価格も相次ぎ引き上げ

韓国も小麦の99%を輸入に依存するため影響を受けている。ロッテが運営するクリスピークリームドーナツは来月1日からドーナツ製品価格を平均5.8%上げると明らかにした。競合会社であるダンキンドーナツもこれに先立ちミニドーナツ製品の価格を6900ウォンから7500ウォンに上げた。製パン業者関係者は「米国やオーストラリア産小麦を主に輸入するが今後負担になりそうだ」と伝えた。穀物価格上昇は飼料価格を引き上げ、それが畜産物価格の上昇につながる悪循環が広がっている。米国肉類輸出協会関係者は「飼料価格上昇と原油価格引き上げ、為替相場変動などが複合的に絡まり短期間で解決するのは容易でない」と話した。

韓国の流通企業は産地を多様化させ冷凍した食品の事前備蓄などを通じ価格安定に努めている。2年前にはカナダ産冷蔵豚バラと肩ロース肉を主に輸入していたが、昨年から米国産を並行輸入する形だ。冷凍食品の場合、昨年あらかじめ大量注文して価格が下げることができた。イーマートのスペイン産冷凍豚バラ肉は昨年3月より7%低い価格で販売されている。

ソウル大学のイム・ジョンビン教授は「米カリフォルニアの農場で中南米出身の労働者が多く働いていた。新型コロナウイルスによる労働力不足に中国の肉類消費増加が合わさり予想したアグフレーション(農産物価格が上がり一般物価も上がる現象)が急激に近づく傾向」と説明した。

https://japanese.joins.com/JArticle/289416?servcode=300&sectcode=300

■人気ブログランキング、メルマガの購読とYOUTUBE版のチャンネル登録のお願い

当サイトの運営費をまかなうために有料メルマガの登録でのご支援をよろしくお願い致します。1週間に1度、韓国経済で気になるニュースを特集して書いています。1ヶ月は購読無料なので韓国経済に興味があるなら↓のリンク先からどうぞ。

また、直接サイトの支援は難しい人でも、人気ブログランキングをクリックしていただければアクセス数の向上につながるのでよろしくお願い致します。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする

2021年10月15日に「日本の底力!」と「韓国経済危機特集」のYOUTUBE版ができましたのでこちらのチャンネル登録もお願いします。

https://www.youtube.com/channel/UCeV6EnK_OKgRY5qBiQHjXRA/playlistsad

Subscribe
Notify of
0 Comments
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
0
読者のコメントを見る&書くx