記事要約:韓国の製造業で必須である部品メーカーの倒産が3年間で相次いでいるという。しかも、 鋳造・金型・塑性加工・溶接・表面処理・熱処理 など、何かしら物を造るのに必要な部品を提供していたメーカーである。
上の種類を見れば真っ先に造船や自動車を思い浮かべると思うが、実際、造船や自動車産業の衰退がこれらの部品メーカーを倒産させているのはいうまでもない。しかも、見ればわかるがこの辺りは日本が世界一の技術を持っている分野でもある。つまり、日本の技術を簡単にパクれなくなってしまい、衰退の一途を辿っているということだと思う。
> ソ・ビョンムン鋳物組合理事長は「最後に残った技術プレミアム領域である根産業が崩れると、輸出競争力がなくなる恐れがある」と警告した。
そもそも、部品メーカーが倒産するというのはその部品メーカーを他社が必要としてないからだ。別にその部品が重要なら海外からも購入があったりするからな。最もたいした技術もないのにプレミアム技術なんて述べている時点で、呆れるしかない。欲しい技術があるなら、買収されているからな。
さて、ここで1つ疑問に思わないだろうか。ここ数年でこのように中小零細企業が倒産しているのに、なぜか、1人当たりGDPは上昇しているてことに。韓国人はこの1辺りGDPが上がっているから先進国とか、自称しているが、それは経済格差が進行しているだけに過ぎない。なぜなら、財閥がこういった中小零細企業が倒産しても儲けているてことだ。いわゆる中産階級の没落である。
なら、韓国の財閥はどうしてこの部品メーカーに部品の供給を頼まないのか。簡単なことだ。技術がないからである。結局,新製品を造るには、その新製品に見合った新しい部品がいる。我々は新製品としか扱わないが,新製品はたくさんの部品(パーツ)から出来ているのだ。先ほど、管理人はプレミアム技術なんてものが嘘といったのはそういうことだ。
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韓国経済、製造業の根幹をなす部品メーカー、3年間で多数倒産
韓国製造業を支えてきた鋳物、金型、金メッキなど「根産業」の基盤が揺らいでいる。国家根産業振興センターによると、2017年の全国の根産業企業は2万5056社で、2016年に比べて731社減った。昨年には1000社以上の「根産業企業」がドアを閉じたものと業界は推定している。
根産業発展の危機が産業全般に広がるという懸念が高まっている。若い世代の忌避による人手不足も深刻である。経営環境の悪化にとどまらず、技術断絶による根産業の崩壊が近くなったという指摘が出ている。京仁鋳物工業団地の大成鋳鉄の韓国人労働者の平均年齢は66歳に達するほどだ。
ソ・ビョンムン鋳物組合理事長は「最後に残った技術プレミアム領域である根産業が崩れると、輸出競争力がなくなる恐れがある」と警告した。
■車・造船不況で注文急減… 金型のトップ10企業も3年連続の赤字
■鋳物・メッキ・金型などの根産業企業に相次ぐ倒産の危機
中略
■産業の低迷に人件費の引き上げなどいばらの道
以下略
■根産業
製造業の根幹をなす鋳造・金型・塑性加工・溶接・表面処理・熱処理など6つの根技術をベースにした業界。 「根産業振興と先端化に関する法律」に基づいている。造船、自動車、船舶など全般産業の関連部品を製造して供給する。