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4月の経常収支が2年ぶり赤字転落 原材料価格の高騰ー米消費者物価指数5月、前年比8.6%上昇で9月も0.5%利上げか!

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韓国統計 今日、管理人は6月のウォン祭りが盛大に盛り上がる予感がしている。しかも、時間外なのにな。既に朝の5時前で速報をお届けするレベルのウォン動向なので、盛り上がる予感ではなく、現在進行系で祭りだ。ワッショイ。ワッショイてやつだ。そんなお祭り級のニュースが一度に2つもあるという。

1つは韓国の4月の経常収支が2年ぶり赤字転落したという記事。そして、ウォン祭りの盛大に盛り上げている5月の米消費者物価指数が前年比より8.6%上昇したというとんでもないニュースだ。それによってウォンがどうなったのか。なんと深夜に1282ウォンを突破した。あれ?昨日、1260台だったような?何言っているんだ。1日で20ウォンぐらい下げるほど衝撃的てことだ。

では、先に経常収支の赤字から見てい区が、そもそも、経常収支について解説しよう。

経常収支とは、一定期間における一国の海外とのモノやサービスの取引、投資収益のやりとりなど経済取引で生じた収支を示す経済指標のこと。その大きな内訳は4つあって、1つは「貿易収支」、2つ目は「サービス収支」、3つめは「第一次所得収支」、4つめは「第二次所得収支」となっている。

昔とは呼び方が少し異なるが、最新の経常収支の内訳はこのようになっている。まず、韓国経済で一番大きいのが輸出から輸入を差し引いた貿易収支だ。韓国は貿易で食べている国だからな。記事では商品収支ともある。

次に、旅行や特許使用料などを対象とする「サービス収支」がある。これは韓国人が海外に旅行すればするほど赤字になるし、韓国企業が他国の特許を使用してもそうなる。

株や債券の配当や利子などは「第一次所得収支」だ。後は、それ以外の対価を伴わない無償資金援助などが「第二次所得収支」となっている。ここまで解説しておけばすらすら読める。

まず、4月の経常収支が8000万ドルの赤字となった。金額的にたいしたことないが、これが非常に重要なニュースとなる。なぜなら、2020年5月からの連続黒字は23カ月で止まり、2年ぶりに赤字に転落したからだ。

韓国のことが大好きでダイヤモンドオンラインで記事を執筆する一橋大学名誉教授の野口さん。韓国経済を視ていく上で非情に重要な見解を述べてくれる。彼によると、日本は原油価格の高騰などで経常収支は赤字になったが、韓国は経常収支の黒字を続けていると。そして、彼によると貿易構造に違いがあるからだ。彼は記事で堂々とこのように述べている。

韓国の原油輸入額は世界第4位で、日本とほぼ同額だが、少し多い。GDP(国内総生産)に対する比率でいえば、日本の2倍を超える。そうであっても経常収支がマイナスにならないのは、工業製品などの輸出が伸び貿易構造が日本より強いからだ。

後は会員登録をしないと読めないが、こんな面白い記事をわざわざ会員登録する必要ないですよね。それで、野口氏は今、どんな気持ちなんですか?この記事が書かれたのは2022年、5月5日ですよ。まさか1ヶ月程度で韓国経済における分析の「嘘」や「浅はかさ」が露呈しましたね。

日本も韓国も、原油高で経常収支は「赤字」になるんですよ?何で、韓国だけが経常収支は赤字にならないと思い込んでいたんですか?工業製品などの輸出が伸びとか、この時点で嘘だからな。

管理人は何度も述べているが、韓国の輸出はエネルギー・原材料価格の高騰で、製品価格に値段を上乗せしたことで輸出額は過去最高に増えたが、輸出量はそこまで大きく増えてない。それなのに工業製品などの輸出が日本より強いそうですよ。

ああ、そういえば野口氏。日本の経常収支の赤字が続くと警告していましたが、4月の経常収支は前年比55・6%減の黒字5011億円でしたよ。因みに3ヶ月連続の黒字ですよ。あれ?日本は黒字ですが、韓国は赤字になったのはどうしてなんですか?確かに貿易構造に違いはありますよね。

でも、経常収支で赤字になったのは昨年の12月と1月だけで、冬という季節性が大きいからだ。寒さが弱まればエネルギー需要は減るので、経常収支は黒字に戻った。3ヶ月連続の黒字ならそういうことだろう。でも、韓国さんは季節性に関係なく赤字に転落した。野口氏、この意味はわかりますか?

日本の経常収支が黒字になった理由を解説しておくと、企業が海外子会社から受け取る配当金などの「第1次所得収支」が大きく増えたためだ。これが、18・2%増の2兆3706億円の黒字となった。企業業績が好調で配当金が増えたわけだ。つまり、日本は第一次所得収支で大きく稼いだので、貿易収支が6884億円の赤字になっても、経常収支は黒字ですよ。ここが韓国と違うところだ。

まあ、野口氏の的外れな見解に突っ込んでも進まないので、先を見ていこうか

4月の商品収支の黒字は前年同月(49億5000万ドル)から20億ドル減り、29億5000万ドルにとどまった。

まず、貿易収支が29億5000万ドル。これは原油や原材料価格の高騰などで前年より、20億ドルも減ったと。輸出と輸入はこうなったと。

輸出額(589億3000万ドル)は半導体や石油製品などの好調に支えられ前年同月比11.2%増加したが、輸入額(559億8000万ドル)の増加率が16.5%と輸出の伸びを上回った。中でも原材料の輸入額(通関ベース)が37.8%急増した。石炭の増加率は148.2%、ガスは107.3%、原油は78.4%、石油製品は36.0%に上った。

輸出額は増えたが、その分、輸入額が増えた。これは韓国経済の構造が「組み立て工場」だからだ。原材料を輸入して製品に組み立てて出荷する。今では、半導体など中間財が柱となっている。

サービス収支は前年同月の赤字(1億3000万ドル)から5億7000万ドルの黒字に転換した。輸出貨物運賃の高止まりにより、輸送収支の黒字が17億6000万ドルと前年同月(6億5000万ドル)から拡大した。旅行収支は前年同月と同じ5億9000万ドルの赤字だった。

サービス収支が黒字になった。これは大韓航空やアシアナ航空が「航空輸送業」として新しく生まれ変わったからだ。つまり、コロナ禍では人を運ぶのが難しかったので、人を運ぶスペースを減らして、物を運んだ方が儲かった。これ、コロナ禍が終わればどうなるんだろうな。今、海外の旅行運賃が高騰していると先日に取り上げたが、アメリカへ行くのに3年前より、3倍かかるんだよな。

給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は32億5000万ドルの赤字。外国親会社への配当金支払いの時期で、配当所得収支の赤字額が38億2000万ドルに上ったため。ただ、前年同月に比べると所得収支の赤字は6億7000万ドル、配当所得収支の赤字は13億4000万ドル、それぞれ縮小した。

あらあら。韓国さん。日本は2兆3700億円(約176億ドル)の黒字なのに、どうして32億5000万ドルの赤字なんですか?でも、前年期より頑張りましたて?いえいえ、赤字の時点でダメですよね?

このように日本と韓国では経常収支を比較するだけで構造の違いが見えてくる。さて、日本は置いておくとして、韓国の経常収支が赤字になってしまった。これのなにがまずいのか。まず、信用格付けの格下げの恐怖ですね。貿易赤字が連続で続くだけで格下げの危機なのに、それが経常収支も赤字なら、格付け機関が格下げに動く可能性が高い。

経常収支が赤字てことは、ひたすら金を流出しただけに過ぎないからな。貿易もマイナス。利子や配当で海外勢にドルを持って行かれる。ウォン安・株安・債券安と続く。このように1つ目のニュースだけで、今後の韓国経済危機がより深刻化することを示してるが、2つ目はそれをブーストさせる!

管理人の好きな「サイバーフォーミュラー」というサンライズの21世紀のレースアニメで、AIのアスラーダがブーストポットを作動させると、「ブーストポット作動!エンジンの限界までカウントスタート!」という台詞がある。まさに2つ目のニュースがこれだ!少し長いが超重要だ。

米労働省が10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比1.0%上昇した。市場予想は0.7%上昇だった。4月は0.3%上昇していた。前年同月比では8.6%上昇。1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率を記録した。4月は8.3%上昇だった。市場では4月がピークになると予想していた。

ああ。6時過ぎたな。ウォンニャス速報作るので一旦記事を置く。ということで作成してきた。では、続きを見ていこう。

まず、4月がピークだと思っていた高インフレが加速化したことの衝撃。管理人もこれには驚きだ。40年5ヶ月ぶりってなんだよ。前年同月比で8.6%だぞ。0.5%利上げしたのに物価上昇が全く収まっていない。さて、韓国さんに大変残念な知らせとなるが、なんと0.5%の利上げが9月まで持続する可能性が大幅に出てきた。

ガソリン価格が過去最高となり、サービス価格も上昇したのが5月のCPI上昇率加速につながった。米連邦準備理事会(FRB)は、高インフレ対策として9月まで50ベーシスポイント(bp)の利上げを継続する可能性がある。

つまり、このまま行けば、米韓金利差が逆転するという「最悪なシナリオ」がさらに現実味を増したことになる。韓国さんはどうするんですかね?米金利差が逆転しても、大丈夫ニダとか、楽観的な見通しをしていたが、管理人はキャピタルフライトを爆速させて株安とウォン安を招く。1300どころか。1400までいってもおかしくない。

家賃、ホテル宿泊、航空券などのサービス価格も高水準だった。モノからサービスへの支出のシフトがインフレを抑えるとの期待感もあった。だが、労働市場の逼迫(ひっぱく)で賃金が上昇し、サービス価格も上昇した。

これがコスト・プッシュ・インレフというやつだ。賃金価格の上昇で、サービス価格も上がると。しかし、アメリカも相当ピンチだよな。

コア指数は前年同月比で6.0%上昇。4月は6.2%上昇していた。インフレ率は全ての指標でFRB目標の前年比2%をはるかに上回っている。

FRB目標の前年比2%インフレどころか、3倍、4倍という圧倒的な数値。でも、韓国さんの高インフレも次に6%台だろ?そろそろ追いつくんじゃないか。

航空運賃は4月の18.6%の大幅上昇に続き、5月も12.6%上昇した。中古車・トラック価格は3カ月連続下落していたが、5月は1.8%上昇に転じた。新車価格は1.0%上昇、医療費は0.4%上昇となった。

航空運賃の値上がりは韓国経済でも取り上げたが、当然、アメリカでもそうだと。もはや、アメリカに出張するだけで費用が凄いことになるな。これはオンラインビジネスが加速化するかもしれないな。ズームとかのウェブ会議サービスを利用しないと、さすがに毎回、高い航空運賃を払ってられないだろう。しかも、ホテル代まで高いとか。

で、最後に専門家の意見だ。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「金融引き締めに反応してエネルギーと食品の価格が落ち着き、過剰需要圧力が弱まるまで、40年ぶり高インフレから解放されることはまずないだろう。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利引き上げ幅は依然として50bpにとどまるとみられるが、インフレが高水準で推移すればそれ以上のペースで引き上げる事態にも容易になり得る」と述べた。

さらに、もう、0.5%利上げではなく、0.75%もあり得ると。おいおい、何で世界は想定するより最悪な状況に向かうんだよ。韓国経済が破綻してもいいのか!米国は韓国を見捨てていいのか。米韓通貨スワップ協定や日韓通貨スワップ協定の協議をはよ。

韓国メディアがそろそろ主張しそうだが、残念ながらそれはない。皆、大変なんだ。韓国なんかに構っている余裕はない。

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が10日発表した国際収支(速報値)によると、4月の経常収支は8000万ドル(約107億3000万円)の赤字だった。2020年5月からの連続黒字は23カ月で止まり、2年ぶりに赤字に転落した。原材料価格の高騰で輸入額が膨らみ商品収支(貿易収支に相当)の黒字が大幅に減った上、海外への配当金支払いがかさんだ。

 4月の商品収支の黒字は前年同月(49億5000万ドル)から20億ドル減り、29億5000万ドルにとどまった。

輸出額(589億3000万ドル)は半導体や石油製品などの好調に支えられ前年同月比11.2%増加したが、輸入額(559億8000万ドル)の増加率が16.5%と輸出の伸びを上回った。中でも原材料の輸入額(通関ベース)が37.8%急増した。石炭の増加率は148.2%、ガスは107.3%、原油は78.4%、石油製品は36.0%に上った。

 サービス収支は前年同月の赤字(1億3000万ドル)から5億7000万ドルの黒字に転換した。輸出貨物運賃の高止まりにより、輸送収支の黒字が17億6000万ドルと前年同月(6億5000万ドル)から拡大した。旅行収支は前年同月と同じ5億9000万ドルの赤字だった。

 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は32億5000万ドルの赤字。外国親会社への配当金支払いの時期で、配当所得収支の赤字額が38億2000万ドルに上ったため。ただ、前年同月に比べると所得収支の赤字は6億7000万ドル、配当所得収支の赤字は13億4000万ドル、それぞれ縮小した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/10/2022061080051.html

[ワシントン 10日 ロイター] – 米労働省が10日に発表した5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比1.0%上昇した。市場予想は0.7%上昇だった。4月は0.3%上昇していた。前年同月比では8.6%上昇。1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率を記録した。4月は8.3%上昇だった。市場では4月がピークになると予想していた。

ガソリン価格が過去最高となり、サービス価格も上昇したのが5月のCPI上昇率加速につながった。米連邦準備理事会(FRB)は、高インフレ対策として9月まで50ベーシスポイント(bp)の利上げを継続する可能性がある。

米国自動車協会(AAA)によると、5月のガソリン価格は1ガロン当たり平均4.37ドル。10日には1ガロン当たり5ドルに迫っており、6月のCPIも高止まりが予想される。

家賃、ホテル宿泊、航空券などのサービス価格も高水準だった。モノからサービスへの支出のシフトがインフレを抑えるとの期待感もあった。だが、労働市場の逼迫(ひっぱく)で賃金が上昇し、サービス価格も上昇した。

食品価格は1.2%上昇した。乳製品および関連製品の価格は2.9%上昇し、07年7月以来最大の上昇幅となった。ロシアのウクライナ侵攻や中国の新型コロナウイルス対策によるサプライチェーン寸断が影響したとみられる。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.6%上昇となり、伸び率は4月と同じだった。コア指数の押し上げに寄与したのは家賃だった。

コア指数は前年同月比で6.0%上昇。4月は6.2%上昇していた。インフレ率は全ての指標でFRB目標の前年比2%をはるかに上回っている。

航空運賃は4月の18.6%の大幅上昇に続き、5月も12.6%上昇した。中古車・トラック価格は3カ月連続下落していたが、5月は1.8%上昇に転じた。新車価格は1.0%上昇、医療費は0.4%上昇となった。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「金融引き締めに反応してエネルギーと食品の価格が落ち着き、過剰需要圧力が弱まるまで、40年ぶり高インフレから解放されることはまずないだろう。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利引き上げ幅は依然として50bpにとどまるとみられるが、インフレが高水準で推移すればそれ以上のペースで引き上げる事態にも容易になり得る」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/usa-economy-inflation-idJPKBN2NR1AZ
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