韓国物価 韓国の物価上昇率が5.4%に…尹大統領「経済が台風圏内に入った」-26ヶ月ぶりのトリプルマイナス


韓国物価 昨日に続いて今日も韓国物価の話となるが、昨日は中央日報だが、今日は朝鮮日報からである。メディアが違うと同じ物価上昇の話で色々と得られる情報が異なるので、昨日と少し被ることはあっても、別の視点から見ていくことは可能だ。それでは記事を整理していく。

■記事の要点

1.尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日「経済危機をはじめとする台風圏内にわれわれの庭が入っている」と発言した。

2.5月の消費者物価指数は1年前に比べて5.4%も上昇していた。2008年8月の5.6%以来、13年9カ月ぶりの高い数値だ。豚肉やインスタントラーメンなど144の主要品目からなる「買い物かご物価」と呼ばれる生活物価指数はプラス6.7%だった。

3.物価上昇と同時に投資や消費が萎縮する兆しもみられ、またインフレ対策のため韓国銀行(中央銀行)が基準金利を上げたことで1900兆ウォン(約198兆円)近い家計債務の金利負担も重くのりかかり、さらに企業への融資も萎縮する恐れがある。

4.景気が本格的な下降局面に入った兆しもみられる。今年4月の韓国経済は生産(マイナス0.7%)、消費(マイナス0.2%)、投資(マイナス7.5%)が全てマイナスを記録し、26カ月ぶりの「トリプルマイナス」を記録した。

5.今年の貿易赤字は5月までの累計で78億4200万ドル(約1兆262億円)で、これは1997年のアジア通貨危機当時記録した92億6000万ドル(現在のレートで約1兆2120億円)以来最大の数値だ。

以上の5つだ。順番に見ていこう。

まず、ユン氏の発言だ。どうやら統一地方選挙では良い結果を出したようだが、余りにも高い物価上昇に「最初」から直面して、これは危機じゃねえ?という話だ。この最初からが重要だ。テストにでるので抑えて欲しい。これもレジェンド、ムン君の偉大なる負の遺産だからな。ユン氏が何かして物価が上がって危機になったわけではない。

それで、「経済危機をはじめとする台風圏内にわれわれの庭が入っている」とユン氏が発言。よくわかってるじゃないか。しかし、ユン氏が想定する現状はおそらく甘い。管理人は無理ゲーだと何度も述べているので、ここ数年でどう攻略して経済危機を乗り越えるか楽しみにしている。

でも、最初から法人税引き下げ、輸入豚肉など減税、免税などの物価対策だとお先は真っ暗だろう。だいたい、原油価格が高騰したから油類税を30%から20%下げたときに学習しなかったのだ。下げたところで結局、上がっているだろう。減税や免税というのは庶民は喜ぶし、その間に備蓄しようとするだろう。

管理人だってそうだ。安いときに買いたいは消費者の心理だ。これは日本では消費税が増税したときの集団心理でも現れる。消費税がもうすぐ上がるとなれば、腐らない日常品などを買いこむ。そのため、一時的に消費は増加するのだが、上がってからは逆に消費が長期的に減る。だから、百貨店の売上げなどの推移を見てみると増税前と後では大きく異なってくるので興味深い。

物価対策に減税というのは最後の切り札であることは上の事例でもよくわかるだろう。庶民が喜ぶので支持率アップにも繋がるが、長い目で見れば、悪手になると。なんせ韓国政府の財政はムン君のバラマキで火の車だからな。だから、ユン氏が悪いわけではないのだが、引き継いだのだから、この先、批判されるのは彼だ。

「今、家では窓が揺れ、庭では木の枝が揺れていることが感じられないか」とユン氏は発言。ユン氏ってポエマーなんですかね。ああ、でも、管理人はムン君の根拠が全くない自画自賛表現の方が好きだな。でも、ユン氏、その表現は激甘だ。管理人が今の韓国経済をユン氏風に述べるとこうなる。

「今、家中が外の大嵐で揺れまくり、庭で大木が吹き飛ばされていることが感じられないか?」

ユン氏と管理人の認識レベルの差がよくわかるだろう。でも、管理人の認識の方が正解だろうな。

次に2だが、これは前回に触れた内容だ。消費者物価が5.4%も上がった。生活者物価指数も6.7%だった。生活者物価指数に含まれる豚肉やインスタントラーメンなど144の主要品目からなる「買い物かご物価」という名称からもわかるが、庶民の生活に直撃する指数である。

スーパーに並んでいる商品の店頭価格が1年前より、7%近く上がっているといった意味だからな。でも、もっと上がっているのは飲食店だ。昨日は韓国焼き肉の「サムギョサブル」を取り上げたが、輸入豚肉価格が凄い勢いで上がっている。だから、対策として輸入関税が25%から一気に0%となったと。

それで、3がとても重要だ。もう一度、読んでおこう。

物価上昇と同時に投資や消費が萎縮する兆しもみられ、またインフレ対策のため韓国銀行(中央銀行)が基準金利を上げたことで1900兆ウォン(約198兆円)近い家計債務の金利負担も重くのりかかり、さらに企業への融資も萎縮する恐れがある。

これが韓国経済にやってくる確実な「未来」である。年内は確実にアメリカが利上げをしていくので99%は起きる未来である。しかし、これどうするんだろうな。どう見ても、韓国側では何の対応もできない最大の外部衝撃なんだよな。ここに外資撤退による株安・ウォン安・債券安が加わるわけだ。

だから、韓国企業は政策金利が上がらないうちに会社債などを発効して、資金調達に急いでいる。これは以前の記事で確認できた。でも、発効する社債などを購入するといっても、1年とかならまだしも、3年、5年とかになれば買わないだろうな。金利が上がっていくのは誰でもわかるので、1年待った方が確実に儲かるからな。

次に4も重要だ。結局、管理人の予測が正しいと。

景気が本格的な下降局面に入った兆しもみられる。今年4月の韓国経済は生産(マイナス0.7%)、消費(マイナス0.2%)、投資(マイナス7.5%)が全てマイナスを記録し、26カ月ぶりの「トリプルマイナス」を記録した。

何故か、韓国政府や専門家は韓国経済が2021年でピークを迎えたと認識がなくて、経済は回復基調にあるとか述べていたが、管理人はそれを全て否定した。そして、上の説明で4月の韓国経済が、生産、消費、投資が全てマイナスというデータが出てきた。本格的な下降局面に4月にはいったことは、景気循環から言えば、右の方になるわけだ。

コロナ禍からの需要増に原材料・エネルギー価格の高騰、ウクライナ戦争などで国際小麦価格の急上昇などの外部衝撃が原因だが、トリプルマイナスとなりました。ここに追加して韓国貿易も赤字だからな。それが最後の5だ。もう一度、出しておこうか。

今年の貿易赤字は5月までの累計で78億4200万ドル(約1兆262億円)で、これは1997年のアジア通貨危機当時記録した92億6000万ドル(現在のレートで約1兆2120億円)以来最大の数値だ。

既に貿易赤字はアジア通貨危機クラスに匹敵しそうだと。しかも、ウクライナ戦争の長期化で、資源やエネルギー価格はそのまま高騰。ロシアへの経済制裁、欧米諸国からロシアをサプライチェーンから外す動きも活発で、その混乱がおさまるには数年以上はかかるとみられている。

すると、世界は食糧危機に見舞われる。これも以前に、管理人が予言していることの1つだ。小麦価格の急騰で発展途上国の食糧事情は大変厳しいものになっている。ロシアが穀物輸出を抑えてることが、この先、何をもたらすのか。ロシアは気づいてないんだろうか。

小麦はパンや麺にするだけではない。家畜の餌にもなるので、豚肉など、それらに関係するものが全て上がる。日本でもパンやカップ麺の値段が上がっている。ただ、そこまで高くなったとは感じられないけどな。でも、やはり、卵の価格は上がっている気がする。もう、10個入り、100円の特売セールは余りお目にかかれない。

管理人は、スーパーに買い物に行くついでに「市場調査」をしている。これは結構、面白いのだ。値段の変動を肌で感じられる。特に今年は日本でも値上げが起きているので、しっかり調査しておきたい。

日本で起きているインフレよりも、数倍以上の酷さで、韓国のインフレは深刻化している。それが5.4%という高い数値となって出てきたと。

ただ、さっき触れたがユン氏の経済見通しは甘い。物価対策も庶民の受けが良い減税と免税。さらに公約通りの62兆ウォンのバラマキ。経済のド素人では、やはり、韓国経済を立て直すのは不可能なんだろうか。いや、まだ決めつけてはダメだよな。1%ぐらい可能性はあるはずだ。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日「経済危機をはじめとする台風圏内にわれわれの庭が入っている」と発言した。「今、家では窓が揺れ、庭では木の枝が揺れていることが感じられないか」とも述べ、経済危機が近づいていることを強調した。尹大統領はこの日出勤の際、「統一地方選挙で国政運営の動力を確保したとの評価が多い」との記者団の質問に「政党の政治的勝利を語るような状況ではない」として上記のように述べた。

 インフレが進み経済全体にマイナスの影響が出始めたことが最も大きな問題だ。この日韓国統計庁が発表した5月の消費者物価指数は1年前に比べて5.4%も上昇していた。2008年8月の5.6%以来、13年9カ月ぶりの高い数値だ。豚肉やインスタントラーメンなど144の主要品目からなる「買い物かご物価」と呼ばれる生活物価指数はプラス6.7%だった。

物価上昇と同時に投資や消費が萎縮する兆しもみられ、またインフレ対策のため韓国銀行(中央銀行)が基準金利を上げたことで1900兆ウォン(約198兆円)近い家計債務の金利負担も重くのりかかり、さらに企業への融資も萎縮する恐れがある。

 景気が本格的な下降局面に入った兆しもみられる。今年4月の韓国経済は生産(マイナス0.7%)、消費(マイナス0.2%)、投資(マイナス7.5%)が全てマイナスを記録し、26カ月ぶりの「トリプルマイナス」を記録した。

 今年に入って貿易収支も赤字が続いている。輸出は月ベースでは過去最大を記録しているが、国際的な原油価格と原材料価格の高騰で輸入が急増しているためだ。今年の貿易赤字は5月までの累計で78億4200万ドル(約1兆262億円)で、これは1997年のアジア通貨危機当時記録した92億6000万ドル(現在のレートで約1兆2120億円)以来最大の数値だ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/04/2022060480008.html
2 Comments
最も評価が高い
新しい 古い
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
ライダイハン
2022年6月5日 10:16

「台風圏内にわれわれの庭が入っている」とは、何とも楽観的な考え。台風ならば、時間が経てば通り過ぎ、被害は出るものの、元通りの生活に戻るとでも思っている。有史以来、初めて30年間の繁栄を経験した国でしかないのに、古代エジプト、インカなどの高度に発展した文明でも滅びたという歴史すら認識できていない。いくら為替介入しても、3日程度で元に戻るということは、韓国には将来はないと市場が客観的に判断しているメッセージである。国の独立や産業なども、自国単独では何もできなかった事実にすら気づいていない。まあ、自ら先進国を名乗ったのだから、”Help youself”と言うしかない。

酔って候
2022年6月5日 17:42

> 物価上昇と同時に投資や消費が萎縮する兆しもみられ、またインフレ対策のため韓国銀行(中央銀行)が基準金利を上げたことで1900兆ウォン(約198兆円)近い家計債務の金利負担も重くのりかかり、さらに企業への融資も萎縮する恐れがある。

とはいえ、資本フライトに起因する通貨安を避けるためには。基準金利を米国より数%高くしないと難しいのでは。家計債務に関して言えば、大規模な「徳政令」によって一気に解消を図るしかないと思う。金融機関の倒産防止には韓銀が大量にウォンを刷って支援する。

でもそうすると市中のウォン流通量が増えてハイパーインフレが進行する。インフレ抑制のため、基準金利を更に引き上げる必要があるが、徳政令によって家計債務問題は解決しているので、まぁ、大丈夫だろう。すると問題は資金調達コストの上昇による企業の投資意欲の減退による景気後退だ。

国民の生活を防衛するため、ベーシックインカム制度を導入する必要があるが、するとウォンの流通量が増えてインフレ再燃。あれ、詰んでないか、隣国?

奥の手だな、ユーロ導入前のギリシャのように、国家財政破綻からの、豊富な観光資源を活用して華麗なる復活、という作成だ。あれ、でも隣国に観光資源なんてあったっけ?

でも、すでに年収と一人あたりのGDPで追い抜かれた沈みゆく国に、先進国となって勢いのある隣国を助ける余裕などないから、こっち見ないでね♡

Last edited 3 months ago by 酔って候
2
0
読者のコメントを見る&書くx
()
x