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韓国物価 韓国、5月消費者物価5.4%上昇…金融危機を超えて14年ぶり最高!

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韓国物価 6月に入ると色々な経済統計が発表されていくので、管理人はそれをサイトで動画で紹介していくのがいつものパターンだ。それで6月の最初は韓国の貿易についてだった。

2022年、5月の韓国の貿易赤字が17億ドルだった。そして、韓国シンクタンクの下半期の輸出低迷予測。それで今日は何なのか。お待たせしました。韓国の消費者物価ですね。既に韓銀の総裁が5%台と予測していたわけだが、なんと5.4%に上昇した。これは金融危機を超えて14年ぶり最高である。

韓国物価を押し上げている理由は今まで、散々、取り上げてきて色々あるのは知っていると思うのだが、大きく分けて3つだ。1つ目はコロナ禍から需要回復によるサプライチェーンの支障で、「原材料、エネルギー価格、食料」などの高騰。2つ目はロシア・ウクライナ戦争での「小麦」の急騰による飼料価格の高騰。最後は「ウォン安」の3つである。

上の3つは韓国物価を見る上で前提知識になるが、もう一つはレジェンド、ムン君が残した負の遺産である。最低賃金大幅引き上げによる人件費の増加。それで物流コストの増大だ。これによって韓国は他国より物価上昇速度が速い。先月はアジアでも2番目の物価上昇率だったが、今月で1位を狙えるかもしれない。しかし、5%台でも、まさか5.4%だぞ。まずは韓国の今年の消費者物価推移を見ておこうか。

2022年の1月は3.6%、2月は3.7%、3月は4.1%、4月は4.8%だ。経済成長におけるインフレは2%が理想とされているが、韓国の場合はもう、5月の5.4%で約2.5倍の速さで物価上昇していることになる。では、指数を抑えておこうか。

5月消費者物価指数は107.56(2020=100)で昨年同月より5.4%上昇した。このような上昇率は2008年8月(5.6%)以降13年9カ月ぶりに最も高い数値だ。

このようについに物価上昇が金融危機時を超えた。もう、あの2008年のリーマン・ショックをだ。そして、物価上昇を押し上げている理由は何か。

5%台の物価上昇率は油など工業製品・外食など個人サービスが牽引した。石油類や加工食品など工業製品は1年前より8.3%上がり、2008年10月(9.1%)以降最も大きく上がったことが分かった。5月物価上昇率の中で半分にあたる2.86%ポイントを工業製品が占めた。

つまり、韓国の輸入物価が急上昇していることで5.4%と高騰していると。理由は最初に解説したとおりだ。では、具体的に何が上がったのか。

小麦粉(26.0%)、食用油(22.7%)、パン(9.1%)をはじめとする加工食品も7.6%上昇し、個人サービスは外食(7.4%)や外食(3.5%)以外に全部上がって5.1%上昇した。特に、電気・ガス・水道が9.6%上がったが、これは2010年1月集計を始めた後最高上昇率だ。家賃は2.0%、公共サービスは0.7%それぞれ上がった。

小麦粉、食用油、パンなどの加工食品は国際小麦価格の高騰。電気・ガス・水道は、天然ガス、原油などエネルギー価格の高騰。このように世界的なイベントによるインフレの影響をもろに受けている。しかし、気になるのは家賃が2%上がっていることだ。韓国の不動産バブルが崩壊してないてことだ。次は生活物価指数だ。

生活物価指数は6.7%上がり、2008年7月(7.1%)以来最も大きな幅の上昇率を記録した。生活物価指数は頻繁に購入する品目を中心に構成され、この指数が上がれば実生活で物価上昇をより大きく感じる。物価の基調的な流れを見せる根源物価(農産物および石油類を除いた指数)上昇率は4.1%で、2009年4月(4.2%)以降最高となった。

上の説明で生活物価指数も上がっているので、韓国の庶民はパンや輸入豚肉など食料品など値上げラッシュを肌で感じていることになる。外食産業では豚肉を使った代表的な料理「サムギョプサル」の値上がりが凄い。

サムギョサブルというのは韓国焼き肉のことをいう。韓国人は家でも、外食でも、この豚肉を焼いて食べるのが好きで、代表的な料理として人気がある。もちろん、これは輸入牛肉が豚肉より高いから。日本でもそうだが、豚肉と牛肉の価格には大きな差がある。

これは少し、管理人の余談であるが、今年の2月頃、管理人は家でハッシュドビーフを作ろうと思って、スーパーにハッシュドビーフの元と、牛肉やタマネギなどを買おうとしたら、牛肉の高さに挫折した。200グラムでも、普通に国産なら700円ぐらいするからな。国産豚肉なら、400円ぐらいで200グラムは余裕で買える。

このように豚肉と牛肉の価格には大きな差はある。それは韓国でも同じだ。だから、豚肉を使った料理が定番に食べられる。サムギョサブルはその代表だが、当然、飼育価格の高騰で、そのサムギョサブルの値段が毎月のように上がっている。そして、ついに韓国政府はインフレ対策として、サムギョサブルの「関税」をなくした。余談から経済の話になるが付いてきて欲しい。

民生安定プロジェクトの場合、まず豚肉・コーヒー・小麦粉・食用油など飲食品とナフサ・工業用尿素・マンガンなど原材料をはじめ14大品目に年末まで0%の割当関税を適用する。例えば関税率22.5-25%の輸入用豚肉を無関税にする。為替レートが1ドル=1250ウォンで1000ドルの豚肉を輸入すれば、輸入価格は156万3000ウォンから125万ウォンに20%低下する。

コーヒー・カカオ豆輸入の付加価値税(10%)も一時的に免除する。 個別包装して販売するキムチ・味噌・コチュジャン・醤油・塩辛類・豆腐など加工食料品に対しては来年まで付加価値税(10%)を免除し、価格引き下げを誘導することにした。

このように物価安定策という名の「減税」で物価上昇を抑える方針だ。でも、それは韓国の税収にとって大きなマイナス要因となる。しかも、輸入豚肉の25%を無関税にする。そして、ついに為替レートによる影響が出てきた。

為替レートが1ドル=1250ウォンで1000ドルの豚肉を輸入すれば、輸入価格は156万3000ウォンから125万ウォンに20%低下する。

関税をなくすことで20%の割引となるわけだ。でも、これはもう危機的に追い詰められてしまった上での最後の手段だ。韓国政府は使えるカードを全て切った。無関税となれば、それ以上、価格高騰を止められる手段はないからだ。

このようにインフレが激速する中で、加工食品や外食品の値上げラッシュ。スーパーに行けば、毎日のように値段上がる商品。しかし、韓国の所得は上がらない。なぜなら、既にムン君の時代に最低賃金を大幅に引き上げてしまっているから。だから、韓国政府は最低賃金の引き上げについては何一つ言及していない。

本来、物価が上昇すれば所得を引き上げを企業に促すのだが、韓国では物価上昇だけではなく、景気後退というスタグフレーションであるので、それもできない。それなのに米利上げによる、政策金利の上昇。膨らんでいく家計債務や企業債務。しかし、まだこんなものではないのだ。管理人はもっと酷くなる予測しているので。

ええ?これ以上、どうやって悪くなるんだ?と思うかも知れない。大丈夫だ。答えはそのうちわかる。

そもそも、ここで物価上昇を抑えるために減税や免税を一気にやってしまったのは「悪手」だ。しかも、いきなり無関税だぞ。ただでさえ、赤字財政で補正予算に62兆ウォンを使って、法人税まで下げようとしているのに、税収を下げるカードを早々切ってしまった。

さすが、経済ド素人のユン氏だな。無関税の怖さを理解してないと。後で戻したときの反動もな。

5月の消費者物価上昇率が5%以上高騰し、およそ14年ぶりに最高となった。世界サプライチェーンに支障が続いている中、抑えられていた消費需要が回復して石油価格、食料など価格が全方向的に上がったためだ。

3日、統計庁がまとめた「消費者物価動向」によると、5月消費者物価指数は107.56(2020=100)で昨年同月より5.4%上昇した。このような上昇率は2008年8月(5.6%)以降13年9カ月ぶりに最も高い数値だ。

消費者物価が5%台の上昇率を見せたのも2008年9月(5.1%)以降初めてだ。昨年1月消費者物価上昇率は0.9%に過ぎなかったが、その後着実に上がって昨年10月(3.2%)、3月(4.1%)、4月(4.8%)まで上がった。

5%台の物価上昇率は油など工業製品・外食など個人サービスが牽引した。石油類や加工食品など工業製品は1年前より8.3%上がり、2008年10月(9.1%)以降最も大きく上がったことが分かった。5月物価上昇率の中で半分にあたる2.86%ポイントを工業製品が占めた。

小麦粉(26.0%)、食用油(22.7%)、パン(9.1%)をはじめとする加工食品も7.6%上昇し、個人サービスは外食(7.4%)や外食(3.5%)以外に全部上がって5.1%上昇した。特に、電気・ガス・水道が9.6%上がったが、これは2010年1月集計を始めた後最高上昇率だ。家賃は2.0%、公共サービスは0.7%それぞれ上がった。

生活物価指数は6.7%上がり、2008年7月(7.1%)以来最も大きな幅の上昇率を記録した。生活物価指数は頻繁に購入する品目を中心に構成され、この指数が上がれば実生活で物価上昇をより大きく感じる。物価の基調的な流れを見せる根源物価(農産物および石油類を除いた指数)上昇率は4.1%で、2009年4月(4.2%)以降最高となった。

統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は「石油類と加工食品など工業製品と個人サービスの価格が高い傾向が続いている中、濃縮水産物価格など上げ幅も拡大した」として「濃縮水産物と石油類など供給の側面で物価上昇要因が大きい状況」と明らかにした。

また、「6月物価は前月より上昇率が-0.4%以上に及ばない限りり5%台を維持する可能性が大きい」とし、「現在の水準をそのまま維持すれば、今年年間物価上昇率は4.3%になるだろう」と説明した。

https://japanese.joins.com/JArticle/291785?servcode=300&sectcode=300

韓国政府が物価上昇の負担を減らすために30日、緊急民生安定対策を発表した。

直接的な価格統制方式を除いた税制・金融支援など使えるカードを総網羅した。しかし過去最大規模の補正予算と時期が重なり、物価安定効果は制限的になるという分析が出ている。 企画財政部がこの日の経済長官会議で発表した「緊急民生安定10大プロジェクト」は、物価・金利上昇で家計の負担が増えているという判断から出した対策だ。大きく食費・生計費・住居負担の軽減に分けられる。

ユン・インデ企画財政部経済政策局長は「期待する部分が消費者にすべて伝われば0.1%ポイントほど物価を低める効果があるとみる」と述べた。 尹錫悦ユン・ソクヨル)大統領もこの日、62兆ウォン(約6兆3770億円)規模の補正予算案を裁可し、迅速な執行を強調した。

尹大統領はこの日、大統領室庁舎で首席秘書官会議を開き、「国会で補正予算案が昨日遅く通過した。本当に幸いだ」と述べた。続いて尹大統領は企業規制の撤廃と物価の安定を強調した。尹大統領は「企業が砂袋を付けてグローバル市場で競争するのは難しい。すべての部処が規制改革部処という認識の下、企業活動、経済活動の足かせとなる規制を果敢に撤廃しなければいけない」とし「特に難しくて複雑な規制(撤廃)は私が直接する」と話した。

民生安定プロジェクトの場合、まず豚肉・コーヒー・小麦粉・食用油など飲食品とナフサ・工業用尿素・マンガンなど原材料をはじめ14大品目に年末まで0%の割当関税を適用する。例えば関税率22.5-25%の輸入用豚肉を無関税にする。為替レートが1ドル=1250ウォンで1000ドルの豚肉を輸入すれば、輸入価格は156万3000ウォンから125万ウォンに20%低下する。

コーヒー・カカオ豆輸入の付加価値税(10%)も一時的に免除する。 個別包装して販売するキムチ・味噌・コチュジャン・醤油・塩辛類・豆腐など加工食料品に対しては来年まで付加価値税(10%)を免除し、価格引き下げを誘導することにした。(以下、省略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dd7b71e4c845fc7fca44aaba5e39ad40a90d951

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リサちゃん
2022年6月4日 08:22

管理人さんの5月21日付け記事で「生産者物価4ヶ月連続上昇傾向」と書かれていたけど、生産者物価の上昇が止まらなければ、消費者物価の上昇は収まらないよね。

こうなったら、韓国歴代トップの上昇率を目指した方がいいんじゃないw

酔って候
2022年6月4日 09:19

通貨安対策で、ジャイアントステップによる金利引き上げ+伝家の宝刀「徳政令」による借金投資家救済、で当面様子を見るのが良いのでは。

それでも、通貨安が収まらず輸入物価が高騰するなら、掟破りのマイナス関税制度を導入してはどうだろうか。大天災ムンタンの所得主導経済を超えうる、斬新かつ衝撃的な経済政策ではなかろうか。経済音痴のユンタンだからこそ出来る政策だろう。

2代続けて、世界中の経済学者を唖然とさせる政策を打ち出し、トンスランドの名を歴史に刻んでほしい。

ライダイハン
2022年6月4日 08:41

これで、物価上昇⇒支援金の要求⇒国債を発行して支援金給付⇒物価のさらなる上昇の無限ループのスイッチが入った。支援金をあと3回給付(国債を3回発行)したら、終了になるのかな?

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