韓国企業 韓国企業の31%がウクライナ戦争などでの原材料価格の急騰に対して販売するほど赤字状態であることがわかった。これは、製造企業304社を対象に調査した結果で、回答企業の66.8%は「今年は営業利益が減少する」と予想しているという。
原材料価格が急騰していて、売上げ高、輸出額は過去最高なのに、やっていることは売れば売るだけ赤字という。何だろうな。これは・・・。なら、売らなければ良いという話にならないものな。企業の活動だからな。
赤字になるから売りませんとなれば、今度から、その企業は買ってくれなくなる。つまり、顧客を失うのだ。
これが部品を多く製造しているのに対して、独自の技術を持っていない韓国中小企業の痛いところだ。これが日本の中小企業と決定的な差である。結局、原材料やエネルギーを輸入して売る企業は儲かるが、それを買って部品にする企業は赤字でも値上げができない。
だから、「原材料価格の急騰が営業利益にマイナスな影響を及ぼす」と回答した企業は98%にのぼるわけだ。
特に「製品を売るほど損害が発生し、営業赤字が憂慮される」という企業は31.2%だった。しかし価格上昇分を製品価格に「十分に反映した」と答えた企業は15.8%にとどまった。
これもさっきの続き。製品価格の値上げをすれば取引が下手すれば打ち切られる。なら、原材料価格の高騰が収まるまで赤字でもその値段で売り続けるしかない。しかし、そんなことすれば負債が膨らむ一方だろう。そして、そこに拍車をかけるのがウォン安、円安である。
ウォン安は原材料価格高騰で苦しむ韓国企業をさらに危機へと追い込む。しかも、1200台は1ヶ月以上続いている。1200がなんとか韓国の中小企業が採算とれるウォンレートであり、それ以上は赤字にしかならない。そして、韓国にとって真に恐ろしいのは日本の「円安」である。
最近、悪い円安とか良く記事を見るが、実は日本の円安は韓国の競合企業にとって脅威だ。なぜなら、ブランドと品質で圧倒的な差がある。メイド・イン・ジャパンと、メイド・イン・コリアでは世界から受ける印象は全く異なるのだ。
日本製の信頼は揺るぎないものとなっており、特に素材・部品関連は得意分野である。それがウォン安となれば、薄利多売でしか儲けられない韓国企業が同じ土台で勝負しても勝てるわけがないのは自明の理だろう。
だから、韓国は日本の円安を避けたいのだ。日本でも叫ばれている悪い円安とやらは、どこからの情報なのか。ちゃんと提供先をチェックした方がいい。
もちろん、円安で海外からの輸入品が高くなるのは本当のことだ。だから、日本の庶民が影響を受けないてことはないが、その分、日本の輸出企業が儲かり、賃上げが進めば所得は増えていく。日本政府のやることは円安を監視しつつも、企業にしっかりと利益を労働者に還元するように促すべきだろう。
韓国国内の製造企業の3割は、原材料価格が急騰すれば営業赤字が避けられないという。
大韓商工会議所が14日、製造企業304社を対象に調査した結果を発表した。その結果、回答企業の66.8%は「今年は営業利益が減少する」と予想した。
「原材料価格の急騰が営業利益にマイナスな影響を及ぼす」と回答した企業は98%にのぼった。
特に「製品を売るほど損害が発生し、営業赤字が憂慮される」という企業は31.2%だった。しかし価格上昇分を製品価格に「十分に反映した」と答えた企業は15.8%にとどまった。
https://japanese.joins.com/JArticle/289987?servcode=300§code=300
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