韓国経済 新しい韓国大統領に野党「国民の力」のユン・ソクヨル氏に決まったわけだが、中央日報は韓国経済の前途は「視界ゼロ」だと述べている。未だに視界ゼロとか。のんき話である。むしろ、崖っぷちという表現のほうが相応しい。
そもそも、ユン次期大統領は経済的な実績は何もないだろう。検事総長になってムン君と真っ向から対立して人気者となったが、経済的手腕は未知数どころか、素人だろう。政治的な手腕だって何もない。これからムン君とイ・ジェミョン先生を逮捕するために画策するだろうが、大統領になってもまともな経済対策を打ち出せるかといえば未知数だろう。
韓国人は政治や経済のド素人を大統領に抜擢して、自分らの未来を託したわけだ。ある意味、その覚悟は立派だが、ムン君の5年間によって崖っぷちにある韓国経済を立て直すなんて誰にもできない。管理人が予測する韓国経済破綻まで残り3年。ユン氏のお手並みを拝見させていただく。でも、日本にすり寄ってくるのはやめてくれ。
それで、今回の記事は韓国経済の危機的な状況をまとめたものだ。整理するのに役立つと思うので記事の要点を見ていこう。
■記事の要点
1．１ドル＝１２３０ウォン台までドル高が進んだ為替相場は物価上昇をさらにあおる要因だ。未来アセット証券のパク・ヒチャン研究員は「ロシアの債務不履行（デフォルト）宣言の可能性とその影響、原油価格急騰にともなう韓国の貿易赤字転落の可能性など、追加で反映すべき要素が残っている」と明らかにした。
2．ＫＤＩのチョン・ギュチョル経済見通し室長は「新型コロナウイルス対応に向け流動性を放出し上にウクライナ情勢など対外要因まで重なり物価が急騰している。物価は新政権支持率にも影響を与えるほかない重要な課題」と話した。
3．米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は「今月０．２５％の金利引き上げを支持する」としながら利上げ手順を踏んでいくと釘を刺した。
4．昨年末基準で１８６２兆１０００億ウォンに増えた家計負債が利上げリスクの前に置かれている。１月の家計向け貸付のうち７６．２％は変動金利貸付だ。企業向け貸付も６７．７％が変動金利条件だ。
5．国の債務は今年１０００兆ウォンを突破する。新政権で２次追加補正予算を急いで編成しても財政負担だけ増えその効果を出せない可能性は低くない。
6．これといったカードは見られない。コロナ禍の時とは違い急騰する物価のため基準金利引き下げも、大規模流動性追加供給も有効な手段になり難い。
以上の6つだ。
最初に1だが、現在、ウォンは1230の攻防戦を繰り広げている。ここに、ロシアのデフォルト懸念が迫る。これが16日だったか。原油価格急騰にともなう韓国の貿易赤字転落の可能性があると。
ただ、原油価格急騰についてはOPECの原油増産検討ニュースで、一気に払拭された。130ドル台だった原油価格は12％安くなり、108ドルまで急落した。10日、日経平均が一時1000円増。KOSPIも2668と1．7％ほど上昇していた。ウォンが1235から上がったのも、韓銀砲だけではなく、このニュースが関連していると思われる。
次に2だが、物価が急騰しているのを新政権はどう抑えるかだ。ムン君の物価統制しますでは決して物価上昇を抑えられない。
そして、3だが、今日の22時半に2月の米消費者物価指数が発表される。7％超えてくると管理人は予測しているが、高い数値だと米利上げにも影響する。
次に4だが、昨年末で家計債務が1862兆ウォンとなりました。１月の家計向け貸付のうち７６．２％は変動金利貸付であると。これは読んで字の如く、政策金利によって金利が変動しますよと。つまり、固定金利ではないと。金利が上がれば借金増というのはこれである。
さらに5は政府債務が1000兆ウォンで、これがGDPで50％までいきました。ユン氏の公約もばらまきばかりなので、政府債務がどこまで増えるのか。こういったものも今後の焦点となる。
それで、最後が一番問題だ。コロナ禍の時とは違い急騰する物価のため基準金利引き下げも、大規模流動性追加供給も有効な手段になり難い。
韓国さん。何で急騰している物価のために基準金利を引き下げるんですか？上げるんですよ？アメリカが利上げするのはインフレだからですよ？あと、マネーサプライですね。つまり、通貨供給、ウォンを刷って市場に流すものだが、これもダメ。通貨供給量が増えれば、当然、物がより高くなる。
韓国経済があまりにも絶望的なのはこれからの急激な物価上昇に対して、効果的な手段が何もないてこと。それなのに米利上げで、政策金利を引き上げざる得ない状況に追い込まれていくわけだ。しかも、ウォン安は輸入物価をさらに高騰させる。
庶民は毎日の寝て起きて値上げニュースを聞く度、スーパーに出かける度、飲食店で食事をする度、物価上昇を肌で感じ取る。それはボディブローのようにじわじわ効いてくる。すると、最低賃金引き上げ論が多発する。
本当、最初からお通夜状態でバトンを渡されて一体何ができるというのか。手足を封じられていて、しかも、少数の与党ということで、これから政策決定でも、他党との連立なども視野に入れないといけない。視界ゼロどこではないぞ。これを無理ゲーというんだぞ。
延世（ヨンセ）大学経済学科のヤン・ジュンモ教授は「資産市場の安定性を維持しながらどのように通貨量を調節するのか、金利を上げながらも住宅を含む庶民生活をどのように安定させるのかが次期政権の残された宿題」と指摘した。
だから、そんなことできるわけないだろう！大統領は経済ド素人だぞ。金利を上げながら、庶民の生活を安定させる？借金増で消費が萎縮するだけですよ！
９日の大統領選挙後に新たな経済チームが構成されることになったが、前途は「視界ゼロ」だ。ロシアのウクライナ侵攻、原油価格を筆頭とした物価急騰、秒読みに入った米国の金利引き上げ。一寸先を予想するのも難しい複合危機に直面した。新政権が全方向から押し寄せる「Ｓ（スタグフレーション）の恐怖」を防ぐのは容易でないと評価される。
「内外で経済の不確実性が拡大している」（企画財政部李億遠第１次官、８日のオンライン会議）、「対外環境に対する懸念から景気不確実性が大きく拡大した」（７日、韓国開発研究院経済動向）。韓国政府と研究機関の診断も「不確実性」の一語に集約される。
バイデン米大統領がロシア産の石油・ガスなどの輸入を禁止する独自の制裁方針を発表した８日の国際原油価格は再び急騰した。韓国石油公社によると、この日英国産ブレント原油は１バレル＝１２７．９８ドルで２００８年７月以降の最高値を更新した。
投資銀行のゴールドマン・サックスは今年の平均原油価格見通しをブレント原油基準で１３５ドルに引き上げた。エネルギー専門調査会社のリスタッドエナジーは、最悪の場合には原油価格が２００ドルまで上昇する恐れがあると予想した。わずか１年前と比較して３～４倍に上がるということで、１９７０～８０年代のオイルショック以降では類例がない。
原油価格が１３０ドル以上になれば韓国消費者の物価上昇率前年比４％突破は予想された手順だ。原油価格だけでなく原材料と穀物価格まで急騰しているためだ。これは大統領選挙直後である今月中旬から本格的に国内物価に反映される見通しだ。韓国石油公社によると、９日の全国のガソリン小売価格は１リットル当たり平均１８９２．４ウォンで１９００ウォン突破を目前にしている。８年来の高値ですでに危機水準だ。
１ドル＝１２３０ウォン台までドル高が進んだ為替相場は物価上昇をさらにあおる要因だ。未来アセット証券のパク・ヒチャン研究員は「ロシアの債務不履行（デフォルト）宣言の可能性とその影響、原油価格急騰にともなう韓国の貿易赤字転落の可能性など、追加で反映すべき要素が残っている」と明らかにした。
ＫＤＩのチョン・ギュチョル経済見通し室長は「新型コロナウイルス対応に向け流動性を放出し上にウクライナ情勢など対外要因まで重なり物価が急騰している。物価は新政権支持率にも影響を与えるほかない重要な課題」と話した。
これに先立ち２日に米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長は「今月０．２５％の金利引き上げを支持する」としながら利上げ手順を踏んでいくと釘を刺した。ＦＲＢを中心にした緊縮時計は戦争にもかかわらず予定通りに回転するという意味だ。韓国も利上げ圧力が大きい。
昨年末基準で１８６２兆１０００億ウォンに増えた家計負債が利上げリスクの前に置かれている。韓国銀行経済統計システムによると、１月の家計向け貸付のうち７６．２％は変動金利貸付だ。企業向け貸付も６７．７％が変動金利条件だ。
こうした状況で国の債務は今年１０００兆ウォンを突破する。新政権で２次追加補正予算を急いで編成しても財政負担だけ増えその効果を出せない可能性は低くない。
東国（トングク）大学経営学部のキム・カプスン教授は「回せるほどの余裕予算はほとんどない。結局支出を追加で増やすには国の債務など他の方式の国民負担が増加することになる。無理な財政拡大はむしろ経済成長を阻害する危険がある」
と話した。
これといったカードは見られない。コロナ禍の時とは違い急騰する物価のため基準金利引き下げも、大規模流動性追加供給も有効な手段になり難い。
延世（ヨンセ）大学経済学科のヤン・ジュンモ教授は「資産市場の安定性を維持しながらどのように通貨量を調節するのか、金利を上げながらも住宅を含む庶民生活をどのように安定させるのかが次期政権の残された宿題」と指摘した。
https://japanese.joins.com/JArticle/288661?servcode=300§code=300
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涙目なのはムン君。
タイホされちゃう。
ムン君、ありがとう。そしてさようなら。
支持率に影響してくるとか、困難が待ち受けているとか、そもそもの論点が・・・
経済を立て直す、今後予想される危機に対してどのような対策を打っていくのか考え実行していくのが政治家のミッションでしょ。
良策であれば、その結果として支持率もアップするだろうし、愚策であれば自他から非難されるだけ。
良策であっても、すぐ効果が出ない場合もあるだろうし、最初は支持率も下がるかもしれない。
新大統領は、その辺をどのように考え、粛々と遂行していく覚悟がどのくらいあるかですね。
予想として、目先の支持率にとらわれ、支持率アップのための反日を繰り返すのでしょう。結局今までの政権と何も変わらないというオチのような気がします。
李在明もゴネないであっさり敗北宣言をしたということは万策尽きたということですね。
それにしてもユン・ソクヨル氏の外交政策を見ますと…
・THHAD追加配備に前向き。
・中国に事実上の臣従を誓った「三不一限」を破棄する。
・在韓米軍との軍事演習などの協力関係を文在寅政権以前に戻す。
どれも「最大の輸出先」である中国を激怒させる内容ばかり。見せしめとして「中韓貿易禁止令」を発動しそうですね(-_-;)
素人である→官僚に任せるしか無い、がどう転ぶのか。ムンタンが活動家を官僚のトップに据えてきたからなぁ。有能な官僚がどれだけ残っていることやら。
共に民主党からすれば、どうせ失敗するから、そこで「ろうそくデモ」で弾劾へ追い込み、政権を取り戻せば良い、というスタンスだと思います。
それにしても、ジェミョーンの創り出す韓国、見てみたかったなぁ。