尿素水不足 韓国人が「反中」しない理由-日本の場合はわざとやったけど、中国は国内の尿素が不足しているから仕方がない

尿素水不足 韓国人が「反中」しない理由-日本の場合はわざとやったけど、中国は国内の尿素が不足しているから仕方がない

尿素水不足 韓国人が「反中」しない理由-日本の場合はわざとやったけど、中国は国内の尿素が不足しているから仕方がない

尿素水不足 韓国の尿素水不足による11月末の物流危機は回避された。それについては既に今日の朝に動画投稿してある。だから、今回の記事で重要なのは韓国のフリージャーナリストのキム氏の現状把握である。一体何が興味深いかを整理していこう。

■キム氏の尿素水不足についての韓国内の現状

1.尿素水不足でトラック運送費が跳ね上がって、白菜の値段が例年の約2倍になっている。家計への影響大きい。

2.全国の拠点ガソリンスタンドでの購入は身分証明書を掲示。購入頻度が調べられる。トラックの場合は1回30リットルまで

3.一般のガソリンスタンドでの価格約2倍。しかし、ほとんど品切れ状態。11月はまだ1回も尿素水が入荷せず、困っているスタンドもある。政府の取り締まりが凄く厳しい。スタンドにもの凄く不満がたまっている。

4. 拠点ガソリンスタンドは都市部に偏っている。田舎に行くと尿素水の在庫はギリギリになっているニュースがたくさんある。

5.韓国政府は尿素水の供給は需要を上回っているから心配ない。でも、自由に走らせることもできない。その結果、尿素水の需要が供給を上回っているように数字的に見える。

6.今後の景気も心配。企業景気実査指数(BSI)が10月と11月で96.5。それは尿素水不足が原因という。

7.尿素水はセメントの製造の他、鉄鋼生産、火力発電所などにも使われる。

8.今回の尿素水不足で文在寅大統領の支持率低下に結びついてない

9.文在寅政権の支持者によると「尿素水不足は政府の責任ではない。民間業者の責任」という。

10.2年前の日本の輸出規制のようになぜ、中国に怒らないのか。すると、日本の場合は韓国を困らせるようにわざとやったけど、中国の場合、国内の尿素が不足しているから仕方がない

11.反中は支持率に繋がらない。

以上の11項目だが、中々、興味深いことが語られているな。どれから突っ込んでいこうか。

まず、1の白菜価格の高騰は予想通り。尿素水不足で運送費が上がれば当然、積んでいる荷物の価格に上乗せされることは何度か指摘した。

次に拠点ガソリンスタンドはID掲示まであったのか。しかも、購入頻度も調べられると。ああ、これは管理人も知らなかった。確かに拠点ガソリンスタンド109ヵ所の在庫は7割あっても、一般のガソリンスタンドの在庫まで書いてなかったからな。

なるほど。さすが、韓国政府だな。あるように見せかけるには天才的だな。そして、拠点ガソリンスタンドは都市部に密集してるので、田舎では尿素水不足は続いてると。

そして、5だが、 尿素水の需要が供給を上回っているように数字的に見える。ああ、やっぱりな。これで最初に出てきた1日の車載用の尿素水に必要な900トンの謎が解けた。これが数日で600トンに変わったのは韓国政府が尿素水供給をコントロールするという条件だったと。だから、田舎など含めれば本来は900トンいるけど、それは無視されたと。

次は6だな。今後の景気が心配と。 企業景気実査指数(BSI)が10月と11月で96.5。それは尿素水不足が原因と。そりゃそうだろう。物流が自由にできないなら景気も心配になる。これについては100以下だと景気が悪くなると考えている韓国人が多いてこと。

7は知ってる通り。さすがに火力発電用の尿素水が足りなくて電力危機はなかった。

さて、8と9が非常に面白いな。なんと、尿素水不足はどう見ても韓国政府の「人災」なのに支持率が低下していないという。しかも、支持者は政府の責任ではない。民間業者とか言いだす。どう見ても、日本なら内閣総辞職レベルの大失態も韓国では民間業者の責任にすり替わったと。

そして、10は凄いな。 日本の場合は韓国を困らせるようにわざとやったけど、中国の場合、国内の尿素が不足しているから仕方がないとか。反中は支持率に繋がらない。

だいたい、日本は別に輸出規制もしてない。行方不明で横流しされていたフッ化水素の行方を韓国政府に尋ねたのに回答がなかったから、最低限、韓国企業が使う量だけを管理して輸出許可するようにした。でも、中国の輸出規制は国内の尿素が不足しているから仕方がないとか。笑えるな。中国に対してDNAレベルで属国感情丸出しじゃないか。もう、中国に何されても「仕方がないニダ」で終わらせるな。

実際、韓国のTHAAD配備からずっとそうだけどな。中国に何言われても「批判」なんて一言も聞いたことがない。これで中国の属国だと指摘されると怒るんだぜ。誰がどう見ても属国だろうに。

「わが家では毎年、白菜を30本くらい買うんです。ところが、今年は秋雨の影響で品数が少ないうえに、尿素水騒動の影響でトラックの運送費が跳ね上がって、白菜の値段が例年の約2倍になっている。韓国の食卓にキムチは欠かせないですから、家計への影響は大きい」(キムさん、以下同、最初は省略) 

■品切れ状態のガソリンスタンドも  

現在、韓国政府は全国約100カ所の拠点ガソリンスタンドを設け、優先的に尿素水を供給している。 「価格は従来とほぼ同じなんですが、自由に買えるわけではなく、身分証明書を提示して購入頻度が調べられる。購入量も限られていて、トラックの場合、1回30リットルまでです」  

一般のガソリンスタンドはどうなのか。

「価格は拠点スタンドの約2倍です。しかも、高速道路のサービスエリアでさえ、いつ行っても品切れという声が上がっています。11月はまだ1回も尿素水が入荷せず、困っているガソリンスタンドもある。しかも、買い占めをしていないか、政府の取り締まりがすごく厳しい。一般のガソリンスタンドにはものすごく不満が溜まっています」  

さらに問題なのは、拠点ガソリンスタンドが都市部に偏っていることだ。 「韓国の田舎に行くと『村バス』というコミュニティーバスが走っているんですが、その運行が止まりそうなくらい尿素水の在庫がギリギリになっている。そんなニュースがたくさん出ています」  

キムさんは現状をこう見る。 「韓国政府は、尿素水の供給は需要を上回っているから心配ないと言っていますが、みんなトラックやバスを思うように走らせることができない。その結果として尿素水の需要が減って供給が上回っているように、数字的には見えるのです」

■日本は「わざとやった」が中国は違う  

さらに、キムさんは今後の景気についても心配する。  韓国経済研究院が発表した「企業景気実査指数(BSI)」によると、製造業の展望値は11月と12月の2カ月連続で96.5(100より低ければ悲観的)と低いが、それは尿素水の不足などが原因だという。

「尿素には自動車用と産業用があります。韓国政府は産業用の尿素を自動車用にまわして尿素水を作っているため、製造業では尿素水が不足しています。しかし政府は毎日、輸入量、使用量、在庫量などの細かい数字を出して、まったく不足していない、と言い続けているのです」  

尿素水は住宅や道路の建設に必要なセメントの製造のほか、鉄鋼生産や火力発電所などでも使用される。  

一方、今回の尿素水問題は文大統領の支持率低下には結びついていないという。キムさんが文政権の支持者たちに聞くと、「尿素水問題は政府の責任ではない、民間業者の責任なんだ」という答えが返ってきたという。

「2年前、日本が半導体の製造材料について輸出管理を強化した際、日本に対してはあれほど怒ったのになぜ、中国には怒らないのか、と聞きました。すると、日本の場合、韓国を困らせるためにわざとやった行動だけど、中国の場合、国内で尿素が不足しているから仕方ない、と言うんです。そういうふうに中国の立場を理解している人たちがけっこういる。文政権も同じような考え方だと思います」

■「反中には何のメリットもない」  

日本は半導体の輸出管理を強化したが、韓国の半導体製造業で問題が起きるようなことはなかった。だが韓国政府は当時、「国際的なサプライチェーンを破壊するものである」と、激しく日本を非難した。  反日をあおれば支持率の上昇につながるが、反中は支持率につながらない。それどころか、「いつも中国に媚びを売っているのにこういう事態になったじゃないか、と国民から責められかねないからだろう」と、キムさんは分析する。  

日本の化学産業に詳しい関係者はこう語る。 「日本は長年安定供給を最重要視し、尿素やその原料となるアンモニアを自前で作っているのが韓国との大きな違いです。手っ取り早く隣の国から運んでくればコストは安くすみますが、韓国は過度に中国に依存し、このような事態に陥ってしまった」  

韓国政府は今回の事態をやわらげるため、しばらくは割高なスポット価格で尿素を国際市場で買い続けることになるだろう。安い中国産に頼った結果、高い勉強代を支払うことになった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/010e0e0b5b749374475f7c927301b8a57eb9a963?page=3

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LeGrind
2021年12月1日 16:39

パク・クネの時に中国に接近してその時の韓国の様子を「まるで母に抱かれている子のよう」に安らいでるとありました。利害を追求してきた仲間よりも、「どっちが強いか」を取る事大主義のDNAがなせる業でしょう。ハートはもう中国に向いているんじゃないでしょうか。

 最近「嫌中」が進んでいると報道がありましたが、保守系と言われる所詮産経も文屋なので、適当なことを書いている記事も多いので要注意です。話半分程度に見ておかないと。実際より、属国DNAのほうが上回りますから。

「韓国で「反日」超えた「嫌中」 中国映画の配給中止も」https://www.sankeibiz.jp/article/20211126-2W327MQY55JWVM7NVRU7T7P7RI/

治部少輔
2021年12月1日 18:18

以前より知っていたつもりでしたが、
反日感情と支那従属欲求がこれ程までに酷いレベル
なんだなと、改めて感心します。

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