韓国証券市場 月末が近づくにつれてウォンは盛り上がってるが、今朝の時間外では1340を突破して1342ウォンまで下がり、ウォン・ザム出撃目前にまで至った。だから、今日の市場は1350を期待していたのだが、韓銀が必死に抵抗したようだ。
もっとも、米国の景気後退、金融不安、利上げと韓国にはどうしようもない3要素で、ウォンを上げるのは難しい。せいぜい、介入して1350超えさせないようにする程度だろう。当然、ドルを大量に消費するが、1350を一度、超えると、わりとすぐに1370とか行きそうだからな。
では、今日も開幕から見ていこう。
スタートは1341.33。
それではチャートをどうぞ。
開幕は1341。もう、後がない韓銀は最初から全力介入でウォンをあげていく。そのまま1340を奪還した後、さらに1335ウォン突破を目指すが失敗。11時頃に1336ウォン付近で食い止められてしまい、ここから反発。
12時頃に1336ウォン付近。ここから一進一退の攻防が続く。韓銀は1340奪還したが、それ以上はダメだった。
結果は1336.3。4.1ウォン安。1340は守ったがまだまだ危険水域である。
■2023年4月26日の韓国証券市場
コスダック指数 8.27ポイント▼、下降、830.44、(終値)
総合株価指数 4.19ポイント、下降、 2484.83、(終値)
ウォン・ドル相場 4.1ウォン安 1336.3、(終値)
■投資主体別売買動向
23.04.26 | 2,221 | -977 | -1,487 |
個人が2221億で、買い。外国人が977億で、売り。機関が1487億で、売り。
個人が買い。外国人と機関が売り。
■韓国債と社債の金利
■日経平均とTOPIX
日経平均は28,416円47銭。-203円60銭。TOPIXは2,023.90。-18.25。
■ドル円
朝の7時は133.722。それから上下に動いているのだが、今回の傾向はやや円高気味である。でも、17時過ぎではほとんど変わってない。
■気になるニュース
今回は韓国企業の決算だ。韓国半導体大手のSKハイニックスの決算で、3兆4023億ウォン(約3400億円)の営業損失を計上したようだ。SKハイニックスは今年も厳しいが、倒産する前にインテルから買った中国の工場代金はしっかり払ってくれよな。
では、引用しておこう。
【ソウル聯合ニュース】韓国半導体大手のSKハイニックスが26日発表した1~3月期連結決算によると、3兆4023億ウォン(約3400億円)の営業損失を計上し、2012年にSKグループの傘下となって以来、四半期ベースで最大の赤字となった。前年同期は2兆8639億ウォンの黒字だった。半導体メモリーの需要減が長期化したことが響いた。
SKハイニックスが26日、連結基準で今年1-3月期の営業損失を3兆4023億ウォン(約3400億円)と公示した。前年同期(営業利益2兆8639億ウォン)と比較して赤字に転じた。売上高は5兆881億ウォンで、前年同期比58.1%減。純損失は2兆5855億ウォン。
SKハイニックスは「メモリー半導体のダウントーン(下降局面)状況が1-3月期にも続き、需要不振と製品価格下落で前期比で売上高が減少し、営業損失は拡大した」と説明した。
ただ、1-3月期に顧客の保有在庫が減少に転じ、4-6月期からはメモリー減産による供給企業の在庫も減少すると予想され、下半期からは市場環境が改善するという見方を示した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230426000700882?section=economy/index
相変わらず、夢を見ているよな。下半期からは市場環境が改善する?そういうのは本当に回復してからいってくれ。実際、メモリー減産に応じたサムスン電子を見ればわかるが、まだまだ半導体の冬は続く。
だいたい、コロナ禍でパソコンやタブレットを買い替え需要があっただけで、それは将来的な顧客の需要を先取りしただけだろうに。まあ、昨年は儲けたからいいんじゃないか。今年、倒産するかもしれないが。