韓国物流危機 車両用で使用する1日の尿素水の消費量は60万リットル。それで、生産量は2倍になって、Ｔマップまで作成して尿素水不足は解消されたのだろう？それなのに、なんで産業用の尿素を車両用尿素に転換するという「苦渋の決断」をしているんだ？もしかして、今、韓国内にある尿素の総量だけでは枯渇するからですか？
以前の動画で取り上げた時、産業用尿素は不純物が多く、車両用の尿素水に転換するのは「今は難しい」という結論だった。それが10日程度で「ＯＫ」になった理由は何なのか。今回はそれを見ていく。ただ、韓国語の記事は非常に長いので要点を整理する。
■産業用の尿素を車両用の尿素水に転換して良い理由と懸念
1． 車両用尿素水製造基準を満たした産業用尿素水は、どの車両にも使用することができると環境部と国立環境科学院は最終実験結果を明らかにした。
2． 環境部は「尿素含有量、アルデヒド、不溶性物質など製造基準１８項目の適切な制御工程を使用すれば、産業用尿素として車両用尿素水品質基準に満足する製品を製造できることを確認した」
3． 車が損傷した場合、誰が責任を負うのかは未定
4． なぜか、政府自ら検証が必要だと述べた環境と車両の影響について別途実験をしなかった
5． 金東鎮環境科学院長は、産業用尿素水の車両用転換について「環境的問題、車両安全性問題、尿素需給状況などを総合的に考慮しなければならない」と慎重な立場
6． 特に用途が異なる尿素水を使うと、汚染物質低減装置（SCR）など軽油車の内部装置に損傷を与える可能性があるという懸念が引き続き提起されている
7． ところが追加実験以後、環境部は「18の基準を満たす産業用尿素水は車両用と事実上大きな差がないため、SCR安全性テストを別にしなかった」と説明
8． キム・ピルス大林大学未来自動車工学部教授は「いくら製造基準を厳しく合わせても産業用尿素水の車両用転換による長期的なSCR安全性は誰も想定できない」とし「政府がこの部分を責任を負わない限り懸念は続くだろう」
9． 環境部が車両用尿素水製品に産業用尿素を活用したのかを別途表記しないという点も不安を煽っている
10． 環境部関係者は「近いうちに産業用尿素で作られた車両用尿素水が市場に供給される見通し」 だが、 「産業用尿素水をどのくらい車両用に転換するかについてはまだ明確にわからない」
以上の10項目に整理した。細かい実験過程などは省略した。それよりも、気になるのは韓国政府が「判断を保留」した理由である検証が必要だと述べた環境と車両の影響について別途実験をしないで、車両用の尿素水に転換しても良いと判断したところ。
これを邪推するなら検証した結果が不味かった。でも、尿素水不足の補うために産業用尿素を車両用の尿素水に転換しないと物流がストップがしてしまう。産業用尿素ならベトナムとかから輸入できる。だから、追加検証はなかったことにした。
そして、さらに誤魔化す目的としか思えない「環境部が車両用尿素水製品に産業用尿素を活用したのかを別途表記しない」という決定。つまり、消費者はそれが元が産業用尿素かも判断付かないわけだ。
コロナワクチンでいえば、今までがファイザーのワクチンだったのだが、いきなり中国のシノファーム製になっても公開しないと。だから、 汚染物質低減装置（SCR）など軽油車の内部装置に損傷を与えても責任は取らないと。 車が壊れた理由が転換された尿素水でも、韓国政府は知らずを押し通す。やばいな。これ見分ける方法がないと車壊れても、消費者の「自己責任」で片付けられるぞ。
でも、他国のことだしな。管理人は他の国が車両用の尿素と産業用尿素をわざわざ別途に扱ってるわけだから、韓国だけが「ブレンド」するという画期的な実験を看取らせてもらう。まともに検証しないでＧＯサインを出せば将来的に問題が発生しそうな気がするが、その頃には文在寅政権はないから問題ないだろうという判断だろう。何かあっても次の政権が肩代わりすると。
政府が産業用尿素水を車両用として使ってもよいという結論を下した。輸入した産業用尿素を一定基準を満たすように処理すれば、車両用尿素水を製造するために使用できるという説明である。産業用尿素水の車両用転換に対して「判断保留」だった政府の立場が、半ばにならず変わったのだ。政府が業界の批判を意識して車両の安全性を十分に確認しないまま立場を変えたのではないかという懸念が出ている。
半ばにならずに変わった結論
環境部と国立環境科学院は、適切な処理工程を経た産業用尿素水は、大型と小型軽油貨物車の両方に投入してもよいという最終実験結果を得たと28日明らかにした。車両用尿素水製造基準を満たした産業用尿素水は、どの車両にも使用することができるという意味だ。
環境科学院は、先に6～12日に進行した1次実験で産業用尿素水を車両用に転換すれば排出ガスとアルデヒド基準は満たしているが、環境や車両への影響が検証されず、追加実験が必要だと発表した。車両用尿素水の品位事態が深刻になると産業用を活用してもよいか判断するための実験だったが、結論は「判断保留」だった。
その後16～24日に行われた追加実験で、環境科学院は産業用と車両用の尿素を2対8の比率で混合し、1次試験よりもアルデヒド濃度の低いサンプル2種を作った。これらを小型（１トン）、大型（３．５トン）軽油貨物車にそれぞれ注入して汚染物質排出濃度を測定した結果、全ての排出ガス規制物質（５個）が基準以内であった。毒性物質であるアルデヒド排出量もガソリン車基準より少なかった。軽油車はアルデヒド排出基準がない。
環境部は「尿素含有量、アルデヒド、不溶性物質など製造基準１８項目の適切な制御工程を使用すれば、産業用尿素として車両用尿素水品質基準に満足する製品を製造できることを確認した」と明らかにした。18の基準に合うように処理した産業用尿素水は、車両用としても無防備だということだ。
車が損傷した場合、誰が責任を負うのか
問題は政府自ら検証が必要だった環境と車両の影響について別途実験をしなかったことだ。1次実験発表当時、金東鎮環境科学院長は、産業用尿素水の車両用転換について「環境的問題、車両安全性問題、要尿素需給状況などを総合的に考慮しなければならない」と慎重な立場を明らかにした。
特に用途が異なる尿素水を使うと、汚染物質低減装置（SCR）など軽油車の内部装置に損傷を与える可能性があるという懸念が引き続き提起されている。ところが追加実験以後、環境部は「18の基準を満たす産業用尿素水は車両用と事実上大きな差がないため、SCR安全性テストを別にしなかった」と説明した。車両用尿素水は製造基準が定められているが、産業用は基準がなく、製品ごとにばらつきが大きい。これに産業用尿尾を使用しても車両用尿素水製造基準を合わせれば、環境や車両への影響を最小化できるという論理だ。
しかしキム・ピルス大林大学未来自動車工学部教授は「いくら製造基準を厳しく合わせても産業用尿素水の車両用転換による長期的なSCR安全性は誰も想定できない」とし「政府がこの部分を責任を負わない限り懸念は続くだろう」と言った。環境部が車両用尿素水製品に産業用尿素を活用したのかを別途表記しないという点も不安を煽っている。
環境部関係者は「近いうちに産業用尿素で作られた車両用尿素水が市場に供給される見通し」としながらも「産業用尿素水をどのくらい車両用に転換するかについてはまだ明確にわからない」と話した。
記事は韓国語。「要素」「要素数」を「尿素」「尿素水」に翻訳
https://www.hankookilbo.com/News/Read/A2021112814320001630
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ふむふむ。
産業用を車両用に代用しなければならないほど韓国内の尿素水不足は深刻だと。
で、尿素水といっても産業用よりも車両用のほうが色々と高品質が望まれるのね。
でも、背に腹は代えられないから、産業用を車両用に代用するしか選択肢が無いと。
ただ、そこで発生する、車両の故障や環境問題については、試験をすると代用できないことがバレるので行わないのね。
で、懸念される諸問題の責任は取りたくないから、政府はだんまりスルーしていると。
なるほど。いかにも韓国人らしいじゃないか。
うん。平常運転だ。