【9月14日】日本、米国に外貨準備から80兆円を出す可能性 

日本がアメリカに約束した米投資5500億ドル。どうやら外貨準備金から出す可能性が出てきた。しかも、80兆円ほどだ。外貨準備高は1兆3000億ドルほどあるので、5500億ドル出すとしても、普通に7500億ドルほど残る計算となる。

でも、実際、アメリカに投資する日本企業もたくさんあるので、全部、外貨準備金で出すということはないと思われる。問題は市場に日本はそれぐらいの金額なら「出せる」と確証させることが重要なのだ。

これがなぜ重要かは後で触れていくが、簡単に言えば見せしめでも日本は5500億ドル投資をすることが可能。ただ、米国債を売れば金利が上がるので、アメリカがそれをよしとするかどうかだな。そもそも何年かけて5500億ドル投資するのかも決まってないからな。

記事を引用しよう。

日本が米国との関税合意の一環として設立した5500億ドル(約81兆円)規模の対米投資基金は、1兆3000億ドルに上る外貨準備を大幅に活用する可能性があるとの見方を米シティグループが示した。

シティグループ証券の通貨ストラテジストである高島修氏らはリポートで、日本の外貨準備を主に構成する米国債について、外貨準備を取り崩すことで米長期債利回りの上昇(価格は下落)につながる可能性があると指摘。このため、米国は日本に対し保有資産のデュレーション(平均残存期間)の延長を促すかもしれないとみている。

トランプ政権がドル高を是正し、米国の債務負担や貿易不均衡の是正を目指す多国間通貨の枠組み「マールアラーゴ合意」のような大転換を予測しているわけではないが、「2国間のミニ『マールアラーゴ合意』が形成される可能性はある」と高島氏らは分析。通貨政策の観点から「ドル安・円高方向へのバイアスが今後も続く」との見方を示した。

日本が保有する米国債のデュレーションは3-5年と推定される一方、日米間の関税協定における対米投資・融資の条件は 10-20年と予想されるという。

国内政治の不透明感や関税の影響で日本銀行の利上げパス(経路)が不透明になっており、最近の円相場は下落圧力にさらされ、直近3カ月間ではG10諸国の中で円のパフォーマンスは最悪だ。

トランプ米大統領は先週、日本との貿易協定を実施する大統領令に署名した。同協定には日本が5500億ドルの基金を設立するという約束も含まれているが、双方で異なる説明をしており、詳細については不透明だと市場ではみられている。

ニュースは以上。

デュレーションという聞き慣れない用語が出てきるな。意味を調べておこうか。

デュレーションって、水の流れみたいに時間の感覚を測る指標なんだよ~

金融の世界では、債券の平均回収期間を示すものとして使われてるの。つまり、債券を持っていて、利息や元本を受け取るまでにどれくらい時間がかかるかを加重平均で表してるんだ。

さらにもうひとつの顔があって、金利が変動したときに債券価格がどれくらい動くかを示す「感応度」の指標にもなるんだ。これを「修正デュレーション」って呼ぶよ。たとえば修正デュレーションが5なら、金利が1%上がると債券価格は約5%下がるってことになるの。

なるほど。つまり、アメリカは米国債を売る期間を日本にもっと長期間にしろと要請する可能性があると。米投資するのにドルがいるのに、米国債を売る期間は延長しろとか。そんな勝手な話が通じるのか。それとも投資速度下げていいからゆっくり売れということなのか。

まあ、どちらにせよ。米国債を大量に売ればアメリカが困ることは相互関税前に一度、あったよな。日本の銀行が大量に米国債を売ったことで、トランプさんが相互関税を10%にして90日の交渉期間を発表した。実際、これが理由なのかどうかの真相はわからないが、米国債の金利上昇でアメリカが焦ったというのは本当だろう。

マールアラーゴ合意については以前に出てきたが覚えているだろうか。WTOやウルグアイラウンドといった戦後のグローバル化の流れの終焉というやつだ。実際、そういう合意ができたわけではないが、アメリカの相互関税が新しい国際秩序を作り出そうとしているのはわかるだろう。

そのミニバンでもなんでもいいが、ドル安・円高にもっていけるのか。

日本の利上げについても自民党総裁選の候補の利上げ派と慎重派が出てきた。利上げ参政なのは小泉氏。慎重なのは高市氏だったか。さらに日銀は利上げを見送る公算ともあった気がするな。まあ、これについてはアメリカ次第だ。

しかも、アメリカの景気は悪化しているので、利下げはほぼ確実な情勢となっている。来週にFOMCもあるので、パウエル議長の発言に注目したい。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.米国債を使うということだな
それなら問題ない

2.80兆円の投資は、トランプの任期中までの話で、80兆円全部使わなくて余ってもいいことになっているんだよね。

たかが3年で円をドルに替えて80兆円使っても、ドル相場が異常に(実体と乖離して)高くなってアメリカ製品をだれも買わなくなるだけだよ。

だからトランプはFRBに圧力をかけて利下げさせ、予めドル安にしようとしているけど、

利下げをしたらこんどはインフレが再加熱して制御できなくなり、ハイパーインフレ化するよ。

どちらにしろ日本が80兆円もトランプの任期中に全ては使えないよ。

3.アメリカ国債売ってドルにするから円安になる気兼ねなく利上げできるから植田はにっこり

4.アメリカが投資要求する毎に保有の米国債を償還して使えばいいよなw
債券価格下落金利上昇で色々問題ありそうだがアメリカが投資望めば仕方ない

5.別に米国債を売る必要もない
米国債を担保にカネ借りて投資するだけ
リターンが返ってくるらなら良し、元本割れするなら米国債で賄えばいい
困るのは日本以上にアメリカだ

6.そりゃ米国債売らなきゃドル調達できないだろう
円からドルに替えたら1ドル250円とかなるわ

7.まぁ実際のところ、民間が投資してそれを日本が政府保証、見せ金として米国債ってのが一番可能性が高いだろう

8.外貨準備の米国債を売却して5500億ドルを出せば米国債価格の下落→米国金利の上昇→ドル高円安になる 
別の財布から円をドルに替えて5500億ドルを出せばやはりドル高円安になる

いずれにしても為替相場はトランプが好まない方向に進む

9.そもそも外貨準備金の大半は米国債で、もう既に米国に投資してるんだ
それをほかの米国内の投資に変えてもさしたる違いは日本にはない

まぁ実際には、民間が投資するだけで、それを日本政府が政府保証、見せ金が米国債ってだけで米国債が売られる可能性は低いだろう

以上の9個だ。

9に書いてあるとおり、こちらも外貨準備金は見せ金であって、民間が投資するので5500億ドルを全部、外貨準備で出すという話ではないと思われる。大事なのはちゃんと払える資金があるてこと。でなければ大変なことになる。これは銀行の預金システムとか同じだ。

銀行にお金を預けるのは、そのお金がいつでも引き出せるという保証があるためだ。だから、銀行が一時的にも預金不足にならないように周りの銀行と提携しているわけだ。Aの銀行の預金が少ない場合、一時的にBの銀行が肩代わりする。どれも同じお金であるので問題ないわけだ。

でも、「総額」というのは決まっているのでその総額が足りない場合、本当に払えるのかという話になる。だから5500億ドルを払える信用が大事てこと。

なんかやたらと念を押すのはなぜなのか。それはこれから韓国経済に大きく関わるためだ。今回の本題に入る前に日本は米投資5500億ドルでも、十分、出せるという国際的な信用がある。外貨準備も1兆3000億ドルある。

一方、韓国の場合は外貨準備高4000億ドル程度。その外貨準備高4000億ドルで米投資3500億ドルとなれば、もう、韓国はヘッジファンドにウォンを大量に売られて死ぬ。2000ウォンとか。見えてくるんじゃないか。ええ?1500でおさまるわけない。超ウォン安になる。

外貨準備高は為替防衛における最後の砦なのだ。1990年のアジア通貨危機のとき、韓国は大量に売られたウォンを支えるために全ての外貨準備高を使った。しかし、それでも足りずにデフォルトした。IMFが韓国の外貨準備高を確認すると1ドルも入ってなかったことは有名である。だから、外貨準備高で3500億ドルなんて出せば韓国は死ぬ。

でも、日本が5500億ドル出すのに外貨準備を使うしか無い状況で、韓国のどこにそんなドルがあるかという話だ。問題は韓国の外貨準備高はで米国債は1000億ドル程度しかないんだよな。つまり、残り、2500億ドルも足りない。残り3000億ドル程度はほぼ有価証券だが、その有価証券が全てドルというわけではない。換金してウォンなら、それをドルに変える必要がある。つまり、この時点でウォン安が進むのだ。

だから、どう足掻いても日本と違って、韓国が外貨準備高4000億ドルから米投資3500億ドル払うのは難しい。見せ金にすらできない。でも、できないと突っぱねても、関税は下がらない。韓国はこのまま25%関税が続くだけだ。半年ぐらい経過したら米輸出はもう完全駄目だろうな。

それで今回の記事のタイトルが面白い。

「3,500億ドルは韓国の外貨準備高の84%です…米国の要求が満たされれば、第二の為替危機が起こるだろう」

うん。まあ、経済の専門家だけでは無く、韓国に精通しているなら誰でもこの結論にたどり着くんだよな。だから韓国さん。どうするんですかね。

では、記事を引用しよう。

米国は日本のように
全額現金支払いを要求するキム・ヨンボム

「年間300億ドルの外貨調達」は現実的に不可能な状況は日本とは異なり、外貨準備高は40%水準にとどまり、米国との無制限通貨スワップ交渉が決裂すれば25%の関税は避けられない。

◆韓米関税交渉◆

韓米首脳会談から一ヶ月も経たないうちに、両国の関税交渉は原点に戻ったようだ。韓国は米国に3,500億ドル規模の投資ファンドの融資と保証をまとめる計画だが、米国が全額現金調達を要求し、交渉は膠着状態に陥った。交渉が決裂した場合、韓国はすべての品目に対して25%の関税を受け入れなければならない。

12日、貿易金融当局によると、3,500億ドルは韓国の外貨準備高の84%(8月末基準4,163億ドル)だ。現実には現金を調達することは不可能です。キム・ヨンボム大統領室政策室長は9日、放送記者会で開かれた討論会で「(米国の需要に応じて)外国為替市場で3,500億ドルを調達しなければならないが、韓国が1年間に調達できる金額は200億~300億ドルを超えるのは難しい」と話した。

米国は5,500億ドルの基金創設を約束した日本の例を挙げて韓国に圧力をかけているという。4日(現地時間)に米国と業務協定(MOU)を締結した日本は、5500億ドルを全額現金で調達することに合意した。ファンドが投資した事業の選定権も米国に委ねられた。投資実施期間は、ドナルド・トランプ氏の任期が終了する2029年1月19日に設定されています。

しかし、5,500億ドルは日本の外貨準備高1兆3,240億ドルの42%に過ぎない。さらに、日本円は基軸通貨です。したがって、米国との通貨スワップは事実上無制限に可能であり、円で生成された資金は米国がドルに両替することができる。基軸通貨国ではない韓国が外貨保有高の84%を米国に投資すれば、外国為替市場の暴落はもちろん、ドルの枯渇による外国為替危機につながる可能性がある。

さらに、日本の対外金融資産から負債を差し引いた純対外金融資産は3兆7,300億ドルに達します。純外国金融資産のうち、5,500億ドルはわずか15%を占めている。一方、韓国の純外国金融資産は1兆304億ドルで、3,500億ドルの34%を占めている。純外国金融資産には、韓国人がエヌビディアやテスラなど米国株式市場に投資した金額も含まれているため、これらを全部動員することは言葉にならない。

少し省略

現実的な妥協案は、造船協力基金に充てられた1,500億ドルを購入することだ。代わりに、トランプの任期中に各プロジェクトに2,000億ドルが提供されることが想定できる。しかし、2,000億ドルの現金をすべて提供することは不可能です。現実的に韓国が米国に年間投資を動員できる金額は200億~300億ドルだが、今年から2028年まで施行しても1000億ドル程度に過ぎないだろう。したがって、米国とのさらなる協議が必要である。米国が投資規模で譲歩しなければ投資期間延長をするしかなく、トランプ政権がこれを受け入れるかも未知数だ。

3,500億ドルのイニシアチブと支払い方法に関する合意がなければ、米国は現在の自動車関税25%を引き下げることはないと予想されている。日本がMOUを結んで自動車に15%の関税を受けたため、この場合、米国への自動車輸出は打撃を受けるしかない。自動車は米国への輸出品目第1位です。

政府関係者は「私たちの立場は7月30日の貿易協定に従う」とし「米国が日本と同じ協定と署名を要求しており、交渉が行き詰まっている」と話した

ニュースは以上。

このように韓国が3500億ドルの現金調達するのは不可能。年間で300億ドル程度しか出せません。舐めてるのか?数年で1000億ドル?こちらの見立て通りの金額であるが、全然、足らないですよ。あと、2500億ドルほど調達して来いよ。

無理と思うからできないんだよ。李在明なら財政赤字ケンチャナヨ。つまり、赤字国債刷ればいいんだよ。数年で2500億ドルな!2500億ドルのウォンをドルに変えたらウォンは大暴落するけど、それは些細な問題だ。これで払えば良い。やったね。いけるじゃん。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.韓国さんは
車作るの辞めて
海苔と辛ラーメンの
2本柱でいけば大金持ちさ

2.韓国企業は使節団が渡米してずっと必死に交渉してたけど
李在明はG7に粘着するばかりで関税には全く興味なさそうだったもんなぁw

3.そういや米軍の駐留費については何の交渉もされてないみたいだけど、大丈夫なんかな

4.韓国が合意に従おうが従わなかろうが、何一つ困らない米であった
まあ、好きなだけ文句言って先延ばしにすればいいさ

5.通貨スワップ使いまくれば面白いことになるなーとw
調べたら中国だけで500億ドルあった。今年の10月10日が満期だ。
シナ様は更新してくれるかな?

6.通貨危機になっても外貨準備高は足りてるよね?で終わりだよ
今からでも中国の属国になったらどうだ?

7.それでも出せと言ってるだけ。無いのにあるような口約束を大統領がするからこうなる。何時も事よ

8.李在明はというか文在寅も
韓国がどうなろうと知ったこっちゃないって考えてる
そこをアメリカは見抜けてないって事だね
今後がますます楽しみですね

9.李在明も文在寅も、アメリカは相応の理由を作ればいつでも韓国を見捨てることができる一方で、韓国はアメリカから見捨てられると立ち行かなくなるって現実を認識できてないのが問題だったと思う

それどころか「アメリカは韓国を見捨てることなどできない」と勘違いして状況を悪化させている

10.ウォンを基軸通貨にするには、全世界でもっと流通させれば良い
それはそうなんだけど、じゃあどうやってウォンを流通させるかと問われて

「ウォンを際限なくすれば良い。安倍はそうやって日本の相場を安定させたしインフレにもならなかった」

と答えた凄い韓国人がいて、かえって感心した。

以上の10個だ。

なるほど。韓国さん通貨スワップを総動員すれば1000億ドルぐらい出せるんじゃないか。韓国さん、自転車操業得意ですよね。中国から500億ドル借りればいいんですよ。まあ、中国が貸してくれるかは知りませんが。でも、いくつか締結国があったので通貨スワップを活用すれば1000億ドルは払えるな。

なら、残り1500億ドルじゃないか。これを外貨準備高で払えばいいな。おお、やったね。韓国さん、3500億ドル調達できるじゃんか。まあ、この方法なら致命傷で済むと思うぞ。なんとか経済破綻まではいかないんじゃないか。

ええ?ウォンを基軸通貨にすればいい?しかも、ウォンを大量に刷れば基軸通貨になれる?なるほど。でも、それならどうしてアルゼンチンやジンバブエは基軸通貨になってないんですか?アルゼンチンやジンバブエはハイパーインフレで紙幣を大量に刷ったはずなんだが。つまり、基軸通貨に通貨供給量はそこまで関係ないのだ。

基軸通貨になるには結局、国の信用が大事てことだ。韓国にはないものばかりですね。

軸通貨国ではない韓国が外貨保有高の84%を米国に投資すれば、外国為替市場の暴落はもちろん、ドルの枯渇による外国為替危機につながる可能性がある。

繋がる可能性があるではない。そうなります。ヘッジファンドがそこを見逃すほどお人好しではない。儲かるなら韓国から根こそぎドルを奪うだろう。為替防衛できなければいくらでもウォンを売れば良いだけの話だ。

それで韓国が通貨危機になればドルをどこからか借りてこないといけないが、結局、そこに通貨スワップを使うので、通貨スワップを計算に入れるのはやめたほうがいいんじゃないか。

日本はアメリカと無制限にスワップ結んでいるがそれを活用するなんて一言も述べてないぞ。韓国だけなんだよな。通貨スワップがどうとか。アメリカに通貨スワップ要請とか。いやいや、なんでアメリカが米投資してもらうためにスワップして、韓国にドルを貸さないといけないのだ。貸すわけないだろう。