韓国証券市場 今週のウォン動向は米経済の景気後退懸念が顕現化してきており、これがウォン安になるのか。ウォン高になるのか。非常に読みにくい。ただ、こういう場合は円を見ておけばある程度、方向性は見えてくる。
それで確認しておくと131円台である。この前、133円だったので米景気後退懸念で円が買われている。なら、韓国ウォンも買われてソロウォン離脱する展開になるのか。実はそうではない。米経済が後退するなら、当然、韓国の米国輸出も減るてことだ。だから、普通は株が売られてウォンも売られる。
一体、どっちなんだよ。そう思うかもしれないが、残念ながらこれが数値から読み取れる傾向なのだ。今週は1300~1320範囲内で上下する感じだと思う。方向性が見えないものな。
だが、原油価格が81ドルになっているので、韓銀はこれ以上のウォン安は阻止してくる。出なければ韓電がまた天文学的な赤字を出すことになる。
それでは今日の開幕から見ていこう。
スタート値は1312.48。
では、チャートをどうぞ。

開幕は1312ウォン、まずは韓銀が先制の韓銀砲で1310奪還する展開。10時前には1309ウォンまで上昇。しかし、ヘッジファンドはすぐにカウンター。10時頃には1310ウォンを突破だ。だが、また韓銀は諦めてない。すぐに韓銀砲で応戦。
このように今日は激しい撃ち合いとなった。ただ、徐々にウォンは劣勢となっていく。
12時には1312ウォン付近で推移。そのままどんどん下がっていく。13時半頃、1314ウォンまで到達してここから反発だ。だが、韓銀は1310防衛をしたかったようで最後に超韓銀砲を撃ち込んだ。どーん。
結果は1310.5。5.3ウォン高。最後の超韓銀砲で無理矢理戻したと。
■2023年4月5日の韓国証券市場
コスダック指数 15.18ポイント、上昇、872.36、(終値)
総合株価指数 14.70ポイント、上昇、2495.21、(終値)
ウォン・ドル相場 5.3ウォン高 1310.5、(終値)
■投資主体別売買動向
23.04.05 | -2,760 | -187 | 3,012 |
個人が2760億で、売り。外国人が187億で、売り。機関が3012億で、買い。
個人と外国人が売り。機関が買い。KOSPIが上がっているとおもったら、単に機関が買っていただけと。
■韓国債と社債の利回り
韓国債と社債の金利は上がったり、下がったり。どちらの方向性も見いだせないことがよくわかるな。米国債10年利回りが3.3480まで下がっているからな。
■日経平均とTOPIX
日経平均は27,813円26銭。-474円16銭。TOPIXは1,983.84・ー38.92ポイント。
日本株も利確の動きと米景気後退懸念で売られていると。それにしても-474円かよ。
■ドル円
■気になるニュース
なんと、韓国がG7と対等な影響力があるとか、また妄想に耽っている。韓国のどこにG7の国と対等な影響力があるんですか?寝言も寝てから言えと。しかも、またG7拡大して、韓国を入れてG8にしようとか。それ日本や他の国から拒否されましたよね。
しかも、ただの集まりでリップサービスを真に受けるという。アメリカ政府が主催したわけでもないのにな。ただのアメリカのシンクタンクのリップサービスじゃないか。記事を引用しよう。
G7に韓国を正式メンバーに入れてG8に拡大する方案が浮上している。
韓国全国経済人連合会が4日、汝矣島(ヨイド)全国経済人連合会(全経連)会館で米戦略国際問題研究所(CSIS)と共同で開催したウェビナーでグローバル舞台で韓国の地位変化に対する言及が相次いだ。特に韓国がG7国家と対等な水準の影響力を保有している以上、G8国家として参加すべきではないかという主張だ。(一部省略)
朴振(パク・ジン)外交部長官もこの日、映像メッセージを通じて「我々は今やG7国家と肩を並べるほどになった」と強調した。続いて「政府がインド太平洋戦略を通じて韓半島(朝鮮半島)を越えて大韓民国の参加を具体的に提示したが、これを実現するために企業と学界、専門家が一丸となってパートナーシップ飛躍のために努力してほしい」と訴えた。(一部省略)
CSISのマシュー・グッドマン副会長は「G7は市場を中心に民主主義を発展させる国家」としながら「G7を拡張して韓国とオーストラリアが『プラスアルファ』に入るべき」と主張した。グッドマン副会長は「G7は同好会のようなサークルではなく、目標と目的意識を持っている」とし「大韓民国は責任を遂行する準備ができていると考える」と述べた。
https://japanese.joins.com/JArticle/302870
なんて言うのか。韓国のGDPもG7の実力はないので出直してこい。そもそも、韓国入れるなら他の国も候補になるので、それではG7ではなくなるよな。G20で十分だろう。
昨夜11時ごろ、意味不明の超韓銀砲を放ち、1317⇒1310とするが、直ぐに反撃にあう。結局1310突破を狙ったが、見事にはじき返される。
韓国の外貨準備高は、予想の425.29B⇒424.64Bの減少に対して、なぜか426.07Bに増えると謎の結果となった。あくまで、為替介入をやっていないとの後付けの言い訳を捏造したつもりなのか。恐らく、年金が購入したアメリカ国債を、スワップを利用して、韓銀の資産に組み入れたのではないだろうか。いつものように「ユーロなどその他通貨の外貨資産の米ドル換算額が増加したため」と主張しており、ユーロ/ドルレートも1.057(2/28)⇒1.084(3/31)であるが、それだと、韓銀の資産は、ドル建てが少ないことになる。それに、肝心のドル現金の数値が見当たらない。韓国が、盛んに通貨スワップを言い始めたので、かなりヤバい状況にあることは間違いない。ユン君が、絶妙のタイミングで竹島の所有を主張して、日韓で交渉中の案件が、すべて打ち切りになれば面白い。