韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1314.10→1310ウォンを突破に挑戦するも失敗してその後はフルボッコ!

韓国証券市場 先週はウォン無双、韓銀無双、韓銀のターンなど、とにかくウォンが強かった。なんと100ウォン以上あげたのだからそれは誰もが認めるところだ。だが、材料がないのに上げたウォンのだから、材料がなくても下がるのがウォン。

今日、上げて1300を奪還したら本物だったのだが、やはり、今週は1400を戻す展開なのか。ウォン劇場、これからの展開にご期待くださいってところだ。それでは開幕から見ていこう。

開幕は1314.10。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1314。ここから最初はウォンは激しく撃ち合いをしながら徐々に上げていく展開。そして、10時20分には1310を突破して1309ウォンだ。強い。強すぎる。今日も先週と同じでウォン無双か。だが、世の中そう思った瞬間、既にヘッジファンドの思惑にはめられているのだ。

1309ウォンまで上げたウォンに異変。何故がどんどん売られていく。気がつくと12時半頃には1320ウォンだ。あれ?数時間で10ウォン下げたのか。そして、ここからしばらくはもみ合うが、13時頃にハゲタカ砲だ。どーん。

ウォンがさらに下がる。1320、1321、1322、1323、1324、1325、1326、1327となり、あれ?このままではまたミネバ様が脱出イベントか。しかし、そこからウォンは上昇して1323ウォンまで押し戻す。だが、最後は昇龍拳が直撃。韓銀は1330ウォンを防衛できるのか。

結果は1325.9。7.5ウォン安となった。なんと1330は防衛に成功したが、どう見ても動きが怪しい。おそらく1333ウォン付近で超韓銀砲を撃って押し戻したのだろう。別のチャートだと14時過ぎに1333ウォンを超えていた。

もっとも、韓国には好材料もある。それは後で紹介しよう。

それでは時間外はどうだ。

時間外は超韓銀の余波で1320ウォンまで戻した。17時過ぎには1325ウォンとなっている。

■2022年11月14日の韓国証券市場

総合株価指数 8.51ポイント▼ 2474.65(終値)
コスダック指数 1.68ポイント▼ 729.54(終値)

ウォン・ドル相場 7.5ウォン安 1325.9(終値)

■投資主体別売買動向

22.11.141891,443-1,712

個人が189億で、買い。外国人が1443億で、買い。機関が1712億で、売りとなった。

■日経平均とTOPIX

日経平均は27,963円47銭。マイナス300円10銭。TOPIXは1,956.90。マイナス20.86ポイント。

ドル円は139.429となっている。

■気になる経済ニュース

まず、アメリカの中選挙に注目していたら、いつのまにか10日の夜に米CPIが発表されていたので、これを見ておく。まず、10月のCPIは7.7%。9月の8.2%から減速した。これは市場予想の8%よりも低い。つまり、インフレが抑えられている兆候となる。これはコア指数でも現れていたので悪くない兆候だ。

これによって、アメリカの12月の利上げ速度の緩和がかなり確実視される状況となり、今までは0.75%予想が、0.5%予想が多数派となった。おそらく、0.5%になりそうな気はする。ただ、1ヶ月の短期間の指標だけで決められるほどインフレは甘くない。これが数ヶ月続けて減るなら、本物の動きだろうが、11月のCPIが上昇する可能性はある。

では、専門家はどう見ているのか。引用しておこう。

<三菱UFJ銀行のチーフアナリスト 井野鉄兵氏>

10月の米消費者物価指数(CPI)は、インフレのピークアウトを期待する内容だったといえる。ただ、インフレの水準そのものはまだ高い。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースを鈍化しやすい環境にはなったものの、市場の過度な政策転換の期待に対しては、パウエル議長や高官からけん制が出てくる方向になるのではないか。

ドルは今月に入り上値を少しずつ切り下げる動きがみられ、このようなトレンドが続く可能性はあり、150円は遠くなった印象はある。一方で、このまま140円を割り込むような下げは想定しにくい。

https://jp.reuters.com/article/instantview-cpi-idJPKBN2S01RA

他にもいくつか専門家の意見はあるのだが、どの意見も共通しているのは、まだ様子見であるということ。利上げ速度は鈍化するだろうというもの。しかし、不安材料はいくつか残ると。専門家も難しい局面なんだろうな。

次のニュースはアメリカの中間選挙で。上院を民主党が過半数を維持したこと。これによってトランプ氏率いる共和党に赤い波は来なかった。トランプ氏が次の大統領選に出馬を決めるかはまだわからないが、下院でも民主党が善戦しているという話もあり、実際、共和党が過半数をとれるかも怪しい情勢だ。

この選挙はバイデン氏の評価よりも、トランプ氏が嫌いな有権者が頑張ったような位置づけらしい。バイデンか。トランプになってしまった。でも、焦点はそこじゃなかったはずだ。バイデン氏の2年間を評価するものだったはずなのだ。

だから、有権者はトランプ氏が嫌いという感情だけで投票して、民主党を勝たせてしまえば、結局、アメリカを低迷させることになると。もっとよく考えて冷静になって投票した方が良かったと後悔することになるかもしれないな。

Subscribe
Notify of
2 Comments
最も評価が高い
新しい 古い
Inline Feedbacks
全てのコメントを見る
ライダイハン
2022年11月14日 18:35

アメリカ中間選挙の大勢がほぼ見えてきたので、今朝、韓銀が1300を切ろうと仕掛けた介入に反発し、そこから期待通りのウォンニャスの加速が始まった。久々に、トリプル安になった。ここ数日、KOSPIが上昇して、2500回復の兆しがあるが、年内に2650まで上げるとのニュースには驚いた。企業の資金繰りも困難な状況に加えて、中ゴキでのコロナ拡大や12月のFOMCでの金利引き上げが予定されている。これから、連鎖倒産が予想されるなかで、なぜKOSPIが上昇するのか、まったくの意味不明。

LeGrind
2022年11月15日 16:02

いやー、1300ウォンを防衛線にするためか、がんばってるね、韓銀。
持てばいいんだけどね、介入資金。

ヘッジファンドの資金は無限大に近いんだけど…。

2
0
読者のコメントを見る&書くx