韓国証券市場 ウォンニャス速報 開幕は1417→そこから昇龍拳も食らうも最後は超韓銀砲で押し切って1410まで上昇！

韓国証券市場 なんと今日も愛犬のジョニーが喜ぶ展開となった。昨日の時間外からウォンは急上昇しながら、1425ウォンを奪還したと思ったら、米市場が始まってから1420も奪還。凄い勢いでウォンが上昇し手朝の7時頃には1415ウォンだ。

マジかよ。ウォンが絶好調じゃないか。なら、円は上がってるのかと思って調べたら、1ドル＝144円だな。余り、変わってないな。この動きからして、ウォンは買われているだろうが、後押しは韓銀の力だろう。大規模介入して1415まで戻したのは凄いじゃないか。

戻したところでウォンの適正レートである1100から1150は遙か後方であるので、まだまだ大ピンチであることは変わりないが、韓銀にも「希望」は必要だろう。

では開幕を見ていこう。まずはスタート値は1417である。

それではチャートをどうぞ。

開幕は1417。そこから30分ぐらいは静かな動きだったが、ここから突き上げ昇龍拳である。一気に1422ウォンまで落とされるも、これを韓銀砲のカウンターで反撃。10時半頃には1418ウォンまで押し上げる。しかし、ヘッジファンドが再び牙を向けて、気がつけば1420ウォンが突破されている。

さらに12時頃に1423ウォンまで下降。しかし、そこから両者の激しいバトルが繰り広げられてる。これ以上、下げさせない韓銀が必死にウォン売りを食い止める。そして、14時頃から超韓銀砲だ。ずどーん。1日で何億、いや、何十億ドルを使うのは知らないが、介入の効果は抜群だ。ウォンは市場の終値までに急上昇していく。

15時頃は1417ウォンだが、そこから、1416、1415、1414、1413、1412と一気にかけあがる。それで、結果は1410.1。16.4ウォン高である。これは今日も韓銀大勝利だ。1日で16ウォンも上げてくるなんて凄いぞ。

やれば出来るじゃないか。そうだ。使えるドルがあるならまだまだ介入の手を緩めるんじゃない。ヘッジファンドに思い知らせるんだ。まだまだ、韓国経済は大丈夫だとな。

時間外はどうだ。

超韓銀砲で無理に1409まで上げたウォン。当然、そこからフルボッコである。16時半には1413ウォン。18時頃には1416ウォンとなった。1日で16ウォンあげるなら、1日で16ウォン下げてもおかしくない。

■2022年、10月5日の韓国証券市場

コスダック指数 11.45ポイント▼ 685.34(終値)
総合株価指数 5.84ポイント▲ 2215.22(終値)
ウォン・ドル相場 16.4ウォン高 1410.1(終値)

■投資主体別売買動向

個人が4532億で、買い。外国人が783億で、買い。機関が5511億で売りである。

個人と外国人が買って。機関が売り。このようになった。

■気になる経済ニュース

まずは韓国の9月の消費者物価指数である。なんと前年同月比で5.6％上昇したことがわかった。つまり、2ヶ月連続の5％台である。8月は5.7％なので、少し減少したわけだが、5％台が高いのは言うまでもない。

では、具体的に見ていこうか。

石油類、加工食品の上昇により工業製品が６．７％上昇。石油類は１６．６％、加工食品は８．７％上昇。　農畜水産物は６．２％上昇した。農産物が８．７％上昇し、前月（１０．４％）を下回った。野菜類は２２．１％、畜産物は３．２％、水産物は４．５％それぞれ上昇した。

これ野菜類が22.1％というのは本当なのか。それで、調べてみると中々、衝撃的なニュースを韓国語で見つけた。まずは引用しよう。

４日、韓国農村経済研究院の「農業観測葉根野菜１０月号」報告書によると、今月白菜卸売価格は出荷量の減少により１０ｋｇ当たり９，０００ウォンに形成される見通しだ。1年前(5,821ウォン)と比べると1.5倍、平年(7,159ウォン)対比では1.3倍高い価格だ。

http://www.kwnews.co.kr/page/view/2022100416195053110

なんと、白菜が10キログラムあたりで9000ウォン。1年前が5821ウォンなので、凄まじい高騰ぶりだ。しかも、これだけではない。１０月の玉ねぎの価格は１キロあたり１４５０ウォンと見込まれ、前年比１．６倍の水準だったという。

野菜の値段が上がれば、もちろん、使用している商品の値段が上がる。菓子製品が上がったり、ラーメン価格が上がったりと韓国の食料品の値上げラッシュがまだまだ続くようだ。さらに最後が興味深い。なんと、料用穀物輸入単価指数上昇率が２０．４％という。家畜の餌代が上がれば、当然、肉などの価格に反映される。

韓国政府は輸入牛肉や豚肉は関税価格を0％にして上昇を抑えているが、いくら関税を0％にしてもウォンが1400まで落ちていれば、当然、輸入価格は上昇する。カルビタンが高級食になる日も近いのか。

問題は下半期の食品価格の上昇要因がさらに残っている点だ。韓国農村経済研究院が発表した第３四半期基準飼料用穀物輸入単価指数上昇率は２０．４％で、飼料値上昇による肉類・肉加工品の価格引き上げに予想される。また来月からは国内原油価格が上がり、パン、アイスクリームなど価格が上がる「ミルクフレーション」が発生する可能性が高い。

パン、アイスクリームなど価格がまだまだ上がると。しかし、ここ一年で韓国の物価を1月からずっと見てきたが、いつまで食料価格は上がっていくんだ？下がる気配が全くないという。

だが、これだけではない。覚えているだろうか。韓国では電気･ガス料金の値上げも大きい。電気・ガス・水道は１４．６％上昇した。個人サービスは６．４％上昇した。これは原油価格が下がっても飲食業の値上げが止まってないてことだ。

生活実感に近い生活物価指数は６．５％、変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は４．５％、それぞれ上昇したという。