韓国証券市場 今週、日本企業の資産現金化間近、韓銀の政策金利を0.25％引きあげるというニュースもあり、ウォンは大きく変動した。そして、5日間のチャートを振り返ってみると1329～1344の範囲で推移していた。

どう見ても危機的な水準であるが、まだ1350はなんとか防衛している。しかし、9月以降は難しいかもしれないな。

開幕は1332.58。それではチャートをどうぞ。

開幕は1334ウォンであるが、お昼ぐらいまで狭いレンジでの殴り合いだ。ボクシングで言えばインファイトだ。ヘッジファンドがジャブを浴びせると、韓銀もすかさずカウンターパンチ。これには愛犬のジョニーも大喜びだ。そんな激戦がお昼頃まで続く。

そして、韓銀は隙を突いてクリティカルブローを繰り出した。韓銀砲である。どーん。お昼過ぎに1331ウォンまで押し上げる。強い。今日の韓銀は中々の勢いだ。さらに韓銀砲の追い打ち。ついに1330奪還。14時前に1329ウォンだ。しかし、ヘッジファンドも黙って突破されるはずもない。カウンターブローが襲いかかった。

結果は1331.3。3.9ウォン高となった。結構、攻めたが1330の壁は厚かった。

■2022年、8月26日の韓国証券市場

コスダック指数 4.92ポイント▼ 802.45(終値）
総合株価指数 3.77ポイント▲ 2481.03(終値)
ウォン・ドル相場 3.9ウォン高 1331.3(終値)

■投資主体別売買動向

22.08.26

-2,543

1,342

1,006

個人が2543億で、売り。外国人が1342億で、買い。機関が1006億で、買いとなった。

個人が売り。外国人と機関が売りと。

■今日の気になる韓国経済ニュース

まずは例の徴用工問題の動き。26日、日韓は外務省局長協議を開き、日本側は韓国側に責任を持って対応するよう求めたようだ。つまり、何も韓国側に約束を守れと同じことを述べたと。岸田政権がヘタレなかったのは良かったな。でも、これ協議ではない。ただの通告だよな。同じことの繰り返しだし。もう、テープレコーダーを会談場所に置いとけばいいんじゃないか。人件費の無駄だ。

次に新たなムン君の遺産が発掘された。朝鮮日報から一部を引用しよう。

企業が正社員ではない派遣社員や委託社員など非正規雇用や短期間の契約労働者を大きく増やしていたことが調査によって明らかになった。安定した仕事が減り、不安定な仕事ばかりが増えたということだ。調査の開始時期が今年3月末だったため、前政権の「非正規職ゼロ政策」や「最低賃金引き上げ」などいわゆる「所得主導成長」の効果は事実上ほぼなく、雇用市場にマイナスの影響を及ぼしただけで終わったことが分かる。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/08/26/2022082680158.html

うん。知ってた。こうなるのは誰の目でも明らかだった。最低賃金を一度に大幅に引きあげて、52時間労働制を企業に課した。さらに法人税を23％に引きあげた。そして、その結果は非正規雇用や、短期間の労働契約者が増えたと。さすが、経済の天才である。レジェンド。ムン君だな。

ムン君の素晴らしい実績は、誰もがこうなるとは思いながら決断をしないのに、それを実行して壮大な社会実験のデータを管理人や経済学者に提供したことにある。非常に感謝している。そして、やはり、こうなったかという。結果を得られて満足だ。

でも、レジェンドの偉業はまだまだあるんだぜ。たとえば、不動産対策すればするほど不動産価格が高騰とか。

最後はアメリカのバイデン大統領が署名した例のインフレ抑制法である。どうやら、韓国はアメリカを説得しながら、韓国のように電気自動車の輸出の多い欧州などとの協力するそうだ。そして、FTA違反と主張するのにWTOなどに提訴はしない方針という。

よくわからないが、最後のカードとして考慮するそうだ。うん。韓国さん。そんなのアメリカに通じるとでも？そんなことすれば韓国さんは米市場から追い出されますよ。自分らは売らせてもらっていることを理解してない。だいたいどの辺が違反なんだろうか。そもそも補助金もらえないだけで普通に販売できますよね？よくわかりませんね。

そもそも、韓国さんは自国の造船や自動車やらにどれだけ補助金を付けているかをアメリカが知らないとでも？そもそも、経済と国防を一緒のテーブルに並べている時点でおかしいんだよなあ。