韓国物価 食材高騰に飲食店主が悲鳴、若者は物々交換 不動産バブル崩壊の兆し

韓国物価 今回の韓国経済ニュースは韓国物価の話題だが、いつもと違うのは中国メディアの記事であるということ。中国メディアが韓国の物価高騰をどのように取り上げているのか。中々、鋭い指摘もある。

韓国の中国人業者団体の中華総商会の会長を務める宋国平さんによると、野菜価格が前日比で5割も上昇したことがあった。(途中省略)果物価格も20%-50%上昇したことがあった。食材価格は乱高下してきたが全体としては高騰しており、かつては中国元換算で1食分のコストは20元(約400円)だったが、現在は30元(約600円)という。

野菜価格が前日比で5割上昇とか。凄い乱高下しているてことか。さらに、果物価格も20%から50%まで上昇。1食分の食材価格は400円から600円と。1.5倍ですな。でも、食材価格なのでここから人件費や利益を出すために3倍ぐらいの値段になるんじゃないか。

飲食業は新型コロナウイルス感染症で大きな打撃を受けた。中華料理店を経営している畢さんによると、今年6月までは1、2年前と比べれば利益を出せていたが、その後は30%減程度の状況になった。野菜だけでなく、1年前は150元(約3000円)だった10キロ入りの食用油は、現在は320元(約6400円)の状態という。

いきなり食用油の価格が2倍になったと。食用油の価格が上昇しているのは以前にも出てきたな。中華料理屋だと油を使う料理がメインだろうしな。

韓国統計庁によると、同国の7月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.3%上昇した。上昇率は1998年11月以来の高さだったという。また飲食業を含む個人向けサービスの価格は前年同月比で6%上昇した。韓国中央銀行である韓国銀行の統計調査チーム関係者によると、CPIの高い上昇率の改善は2022年下半期も見込めないという。

既に物価上昇率はアジア通貨危機レベル。問題は2022年下半期でも改善が見込めないという予測だ。管理人は利上げすれば景気や消費が落ち込むので、そのうち効果は出てくると思っているが、まずは輸入物価を押し上げるウォン安をなんとかしないといけないだろう。いつまでも1300、ソロウォン宙域に留まっているだけで物価高を抑えるのが難しい。

ただ、ウォン安を食い止めるには為替介入。後は大幅な利上げでキャピタルフライトを防ぐか。もしくはアメリカの経済動向次第ではある。そういう意味では8月10日の21時半に発表される米消費者物価指数が重要だ。後11日の21時半に発表される米生産者物価指数とかも見ておきたいな。これは予測では前年比で10.3%とかあるんだが、仮にこの予測ならインフレが収まってない。

予想通りとなれば、米利上げが0.5%ではなく、0.75%になり、韓国経済のシナリオが劇的に変わってくる。米韓金利差がさらに離されるからな。何で、今週はアメリカの経済ニュースをわりと取り上げていくかもしれない。

因みに現在の原油価格はWTIで88.40ドルだな。しかも、参照しているサイトはインペックスじゃないか。ああ、どこかで見たことあるなとは思ってたんだ。昨日、韓国の大宇造船海洋に約10億ドルの損害賠償請求した日本のエネルギー関連企業だ。確かに事業案内に石油・天然ガスとか書いてある。ニュースリリースには訴訟については何も書いてないな。まさか、こんな繋がりがあったとは。

さて、物価高で韓国の若者は何をしているのか。どうやら新品を買わず、中古品を取り扱うところで物々交換しているそうだ。

物価高騰に対して、韓国の若者の間では「支出ゼロへの挑戦」という風潮が広がっている。衣服であれ日用品であれ、どうしても入手する必要を感じた場合でも新品は買わず、中古品取扱いのプラットフォームで物々交換をする場合が多い。

ああ、なるほどな。物々交換なら購入費はいらないものな。ある物を利用しようてことだな。当然の動きではあるな。

生計の足しにするためにアルバイトをする留学生の場合には、時給が上昇している。しかし出費を減らすために、割引商品を探すために時間を費やしてしまうという。

なるほど。留学生は割引商品を探すのに時間がかかると。そりゃそうだよな。

韓国銀行は8月1日に国会に提出したリポートで、利上げを続けることでインフレを抑制する必要があると強調した。韓国銀行は新型コロナウイルス感染症により景気が落ち込んだことを受け、一時はゼロ金利などの刺激策を採用していた。しかし22年7月末までに、基準金利を2.25%にまで引き上げた。

これは復習の内容ではあるが、22年7月末までに韓国の政策金利は2.25%になっていると。それで、ここから3回で0.25%ずつ引きあげて、年内で3%になるだろうと。

これは管理人の分析であるが、韓国は0.5%という初めての大幅な利上げに色々とついて行けてないと考えている。だから、8月だったかな。次に0.5%あげる可能性はかなり低いと見ている。何をするにも韓国は中途半端なことしかしない。物価を速く抑えたいなら、0.5%にしないといけないのに、1862兆ウォンの家計債務がそれを許さない。

さらに、銀行の貸出金利、企業の社債金利なども急上昇したので、0.5%をもう一度あげるのは経済的な影響から難しい。だから、0.25%ずつ引きあげるのが、悪手かどうかの判断が現時点では難しい。では、ここから不動産価格について見ていく。

韓国では昨年から今年の早い時期にかけては住宅価格が急上昇し、同時に不動産市場は活況を見せていた。市場の“熱気”に刺激され、多額の借金をしてでも物件を購入しようとする風潮が発生した。しかし、基準金利の値上がりに伴い住宅ローンなどの金利も上昇したために、不動産物件購入意欲は大きく削がれたという。

これは当然だ。低金利で不動産価値が上がるからこそ、多額の借金しても、不動産価値の上昇分で利益を出す不動産投資ができたのだ。でも、基準金利が1年で2%ほどあがったので、もう、それもできないと。

ソウル市内の住宅価格は6月27日時点で、年初比0.19%下落した。7月18日(月)に始まる週には26カ月ぶりの大幅な下落率を記録した。一方で、6月における成約件数は前年同月比73%低下した。値引きをしても売れない分譲マンションが増えており、ソウル市内で売り出された新築マンションでは、物件の半数近くが売れ残っているケースがあるという。

今まで貸出金利の上昇で、毎月の利息が一気に膨れ上がる事例を何度も取り上げてきたので、上の説明はすらすらと理解できると思われる。不動産市場は価格が下落していくと。さあ、これも韓国経済の「火種」となる問題だ。今のところは「芽」の状態であるが、今後、どのように推移するかは興味深い。

まあ、どう見ても不動産投資ではなく、悪い意味で不動産投機だったからな。韓国の不動産バブルが崩壊していくのか。ムン君が47以上の不動産対策しても、全く効果なかったのに状況が一変した。

中国メディアの中国新聞社は5日付で、韓国では野菜価格が高騰しており、1日で50%も上昇する場合があると紹介する記事を掲載した。飲食店経営者は対応に苦しんでいるという。中央銀がインフレ対策として金利を引き上げたところ、不動産価格が暴落し、成約件数は激減した。

■コロナの悪影響緩和したと思ったら食材価格高騰で利益を圧縮

韓国の中国人業者団体の中華総商会の会長を務める宋国平さんによると、野菜価格が前日比で5割も上昇したことがあった。果物価格も20%-50%上昇したことがあった。宋氏は本業としてがんリハビリセンターを経営しているが、放射線治療や化学療法を受けている患者には、適切な栄養を摂取してもらう必要がある。食材価格は乱高下してきたが全体としては高騰しており、かつては中国元換算で1食分のコストは20元(約400円)だったが、現在は30元(約600円)という。

畢徳玲さんは10年前に中国から韓国に移り、現在はソウル市内で中華料理店2軒を営んでいる。飲食店の場合、値上げが客離れに直結する場合がある。そのため、当初は値上げをしなかったが、仕入れ価格が以前のように低水準になることはないと判断して、セットものの価格を引き上げたという。

飲食業は新型コロナウイルス感染症で大きな打撃を受けた。畢さんによると、今年6月までは1、2年前と比べれば利益を出せていたが、その後は30%減程度の状況になった。野菜だけでなく、1年前は150元(約3000円)だった10キロ入りの食用油は、現在は320元(約6400円)の状態という。

韓国統計庁によると、同国の7月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.3%上昇した。上昇率は1998年11月以来の高さだったという。また飲食業を含む個人向けサービスの価格は前年同月比で6%上昇した。韓国中央銀行である韓国銀行の統計調査チーム関係者によると、CPIの高い上昇率の改善は2022年下半期も見込めないという。

■若者の間では「支出ゼロへの挑戦」の風潮

物価高騰に対して、韓国の若者の間では「支出ゼロへの挑戦」という風潮が広がっている。衣服であれ日用品であれ、どうしても入手する必要を感じた場合でも新品は買わず、中古品取扱いのプラットフォームで物々交換をする場合が多い。

生計の足しにするためにアルバイトをする留学生の場合には、時給が上昇している。しかし出費を減らすために、割引商品を探すために時間を費やしてしまうという。

韓国銀行は8月1日に国会に提出したリポートで、利上げを続けることでインフレを抑制する必要があると強調した。韓国銀行は新型コロナウイルス感染症により景気が落ち込んだことを受け、一時はゼロ金利などの刺激策を採用していた。しかし22年7月末までに、基準金利を2.25%にまで引き上げた。

■インフレ抑制を狙って利上げした結果、不動産市場が「冬の時代」に

韓国では昨年から今年の早い時期にかけては住宅価格が急上昇し、同時に不動産市場は活況を見せていた。市場の“熱気”に刺激され、多額の借金をしてでも物件を購入しようとする風潮が発生した。しかし、基準金利の値上がりに伴い住宅ローンなどの金利も上昇したために、不動産物件購入意欲は大きく削がれたという。

ソウル市内の住宅価格は6月27日時点で、年初比0.19%下落した。7月18日(月)に始まる週には26カ月ぶりの大幅な下落率を記録した。一方で、6月における成約件数は前年同月比73%低下した。値引きをしても売れない分譲マンションが増えており、ソウル市内で売り出された新築マンションでは、物件の半数近くが売れ残っているケースがあるという。

韓国政府は低迷する住宅市場の活性化を狙い、集合住宅所有については、4年間に渡り適用されてきた重課税率を撤廃した。(翻訳・編集/如月隼人)

https://www.recordchina.co.jp/b899068-s39-c30-d0198.html
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ライダイハン
2022年8月8日 09:33

在庫が溜まってゆけば、行きつく先はたたき売りになる。DDR5-4800も6月では3万円台だったのが、今月は1万5千円へと半値になった。マンション価格も、韓銀が今月以降も利上げを続ければ、新築や中古に関わらず、値下げが加速しだす可能性が高い。韓国が、借金で築き上げてきたGDPの多くが、シンデレラのように馬車がカボチャへと変身し、借金だけが残る。中ゴキに呼び出された外相が、どんな宿題をもらって来ることになるのか?日本が出した宿題も、まったくの手つかずの状態。韓国は、借金と宿題ばかりが溜まってゆく。

LeGrind
2022年8月8日 11:58

「物々交換」・・・李氏朝鮮に戻ってきてるような。
ウォンを持ってない、ウォンを信用もしてない。価値が下がるわけですねえ。

4方8方塞がりで、いい兆しが見当たりませんね、まあもともと自転車操業の国ですから。

ももちゃん
2022年8月8日 13:15

韓国が経済破綻したとて、悪いのは尹くんになるんだろうな。
もしくは、安定の日本のせい。
原因は明らかに文ちゃんなのに・・・。
ともあれ、国民総出で「悪いのは他人のせいだ!!」と阿鼻叫喚して、大規模デモが起きるでしょう。

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