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韓国物価 1月に3.6%上昇した韓国の物価、「6・7月には6%台」の見通しまで-航空券の価格が暴騰 ガソリン価格も過去最高!

韓国物価 5月の韓国消費者物価指数が5.4%と高い上昇を記録したわけだが、どうやら、今後も物価上昇は続き、ついに6・7月には6%台という見通しまで出てきた。さらに原油価格の暴騰で、コロナ禍の回復、観光需要から航空券の価格が通常の数倍となり、ガソリン価格も過去最高となっている。

今回はこれら3つほど記事の要点を紹介する予定だが、メインは今後の物価予測についてだ。後の2つはサブということになる。そんなに1度に紹介する動画時間はあるのか?って。そこは突っ込んで行かないと判明しない。管理人、ジンボルトは突っ込みするときに動画時間を考えて文章を作成するわけではない。

では、記事の要点を見ていく。

■記事の要点

1.韓国政府が今年の消費者物価上昇率見通しを4%台に修正するものとみられる。政府が物価見通しを4%台とするのは11年ぶり。

2.政府は昨年12月「2022年経済展望」を通じて今年の物価上昇率見通しとして2.2%を提示した。

3.5月までの前年累計費物価上昇率はすでに4.3%となった。政府が執行中の補正予算は社会的距離確保の解除にともなう消費増加で6月・7月には物価上昇率が6%台まで高まる可能性があるとの見通しまで出ている。

4.政府は4%台前半数値を提示する方案を検討している。あわせて経済成長率見通しは3.1%から2%台後半に調整する方案が有力だ。

5.具体的には小麦粉価格の安定に向けた支援および飼料・肥料購入費支援事業を執行し、豚肉など価格不安品目を中心に濃縮水産物割引クーポンを提供する。濃縮水産物割引クーポンは農畜産物購入時に20~30%(最大1万ウォン)を支援する事業で、今月はコメ・スイカ・豚肉・卵など24品目に割引クーポンを適用する。

6.消費者が日常的に購入する品目を中心に構成され、体感物価により近い「生活物価指数」上昇率は先月6.7%で、2008年7月(7.1%)以降、最大幅の上昇率を記録した。原油価格の上昇などによって交通物価も大きく値上がりして、上昇率が14.5%に達した。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず、1だが韓国政府の甘い予想がどんどん覆されて修正に追われている。それで、2は過去の予測。今年の物価上昇率見通しとして2.2%を提示した。でも、それとは比べものにならないほど物価が6月までに高騰している。以下に韓国政府の予測が当てにならないか。毎回、ここまで修正するならただの願望だよな。

だって、2022年の1月の時点で3.6%だぞ。この時点で2.2%予測から、1.4%もかけ離れた。12月に出しておいて、1ヶ月先の未来すら予測できない。韓国政府は季節性、冬だから、エネルギー価格が高騰している。春にはおさまる。そして、次はウクライナ戦争ガー、ロシアガーである。

管理人は12月に2022年の経済展望が出てきた時点で甘いと突っ込んだ。そもそも、ウクライナ戦争が始まる前から、資源・原油価格は高騰していた。コロナ禍から回復の需要が一気に高まったからだ。それで、3は未来の予測。

政府が執行中の補正予算は社会的距離確保の解除にともなう消費増加で6月・7月には物価上昇率が6%台まで高まる可能性があるとの見通し

ユン氏が62兆ウォンのバラマキを決めた+コロナ禍から規制解除で、消費が増加して物価がさらに6%台まで上がると。これはかなりの確率で起こりえる未来だ。日本円で62兆ウォンは、現在のレートで約6兆5000億円である。

大半が自営業や中小零細企業の借金の返済に充てられるとしても、これが3割でも市場に流れるなら数兆円の消費増加となる。

マネーサプライという言葉を聞いたことあると思うが、今は「マネーストック」と呼ばれている。これは、国や金融機関以外の民間部門が保有する通貨量(通貨保有量)のこと、市中に流通する通貨量を意味する。莫大なマネーが市中に一気に流れ込むと、通貨価値が下がって、物の値段が上がる。大規模なバラマキが物価上昇を招くなど容易に予測できるわけだ。

それで、4は今年の経済成長見通しを2%後半に修正すると。既に韓国開発研究院、KDIが2.8%と下方修正している。韓銀も3%に下方修正している。でも、一部では2.5%の低い予測も出てきた。管理人は今年の経済成長率は2%前半だと予測している。つまり、まだ修正されるはずだ。

そして、5が新たな物価安定策だ。大事なのもう一度読んでおこうか。

具体的には小麦粉価格の安定に向けた支援および飼料・肥料購入費支援事業を執行し、豚肉など価格不安品目を中心に濃縮水産物割引クーポンを提供する。濃縮水産物割引クーポンは農畜産物購入時に20~30%(最大1万ウォン)を支援する事業で、今月はコメ・スイカ・豚肉・卵など24品目に割引クーポンを適用する。

凄いじゃないか。買うときに20~30%も割り引いてくれるそうだ。でも、最大10000ウォンならたいしたことないのか。しかし、クーポンの回数は書いてないな。何回も使えるんだろうか。いや、そもそも、回数制限あるからクーポンなんだよな。

例えば、韓国の輸入豚肉が200グラムで1000ウォンだとすれば、3割引で700ウォンで買えるわけだ。これは、庶民の割引というよりは、大量に消費する飲食業へのクーポンかな。しかも、今月だしな。最大の1万ウォンの割引を使うなら、数十キロ単位で購入することになる。これはもう少し詳しい記事が欲しいな。クーポン関連は後で調べておく。

次に6は以前に取り上げたやつだ。生活者物価指数が6.7%となり、庶民には物価高を体感しやすいと。このようにユン氏は大量にバラマキを行い、一方で物価安定策として、減税やクーポン割引を行う。これがどこまで物価を変動させるかわからないが、どちらも確実に起きるのは財政負担が増えるてことだ。

最後にあまり聞き慣れない「交通物価」というのを見ておこう。まあ、意味はそのままだと思うが。

交通物価は▼自動車など輸送装備▼個人輸送装備・運営費▼輸送サービス利用料--で構成されている。このうち個人輸送装備運営関連品目の上昇率は25.2%で最も高かった。2008年7月(27.6%)以降13年10カ月ぶりに最も高い水準だ。自家用車を運転する人々の車両維持費の負担がそれだけ大きくなったという意味だ。これはガソリンのような燃料費はもちろん、タイヤなどの消耗品・洗車料など付帯費用大部分が値上がりしたためだ。

なるほどな。個人輸送装備運営関連品目の上昇率が25.2%で最も高い。これは原油価格の高騰だけではなく、コロナ禍で起きていた「宅配需要」の影響だと見られる。今はアプリを少し操作するだけで簡単に出前が可能な時代となった。

昔はなんだ。出前できる飲食店にわざわざ電話して、親子丼やら、カツ丼とか頼んでいた。今はアプリで頼みたいのをクリックして注文。しかも、電子マネー決済で、玄関で受け取るのは商品だけ。

このような「アプリ」の登場で、Uber EATSや出前館などの個人を雇う宅配のサービスが登場した。すると、バイクやら車やらで配達するので、個人輸送装備運例関連も上がると。特に韓国ではコンビニからも出前するぐらい。コロナ禍で伸ばした需要だが、回復しても、わりと便利なので利用するだろうな。店も注文が入ってから作るので負担にもならないだろうしな。

それで、結構、突っ込んだのが残り2つある。まずは最新のガソリン価格を見ておこう。

5日、韓国石油公社の原油価格情報サイト「Opinet」によると、6月第1週(5月29日~6月2日)の全国ガソリンスタンドのガソリン平均販売価格は前週比19.26ウォン高の1リットルあたり2013.01ウォンとなった。軽油価格は前週より8.09ウォン高の2008.42ウォンを記録した。軽油の週間平均価格が2000ウォンを超えたのは今回が初めてだ。市場では「軽油の裏切り」という言葉まで出ている。

このようにガソリン価格がさらに高騰。問題はその理由が中国の都市封鎖が解除されたことによる高騰という新しい「経済視点」である。ちょっと長いのだが引用しておく。

このような状況で世界最大の原油輸入国である中国の需要が下半期の国際原油価格の行方を左右する重要な変数に浮上している。実際、中国がコロナで北京・上海など主要都市を封鎖していた時期には石油需要が減り、原油の需給状況が大きく改善された。だが、中国が最近封鎖措置を緩和すると直ちに原油の需要が増えて原油価格が上昇する流れを見せた。KB証券のオ・ジェヨン研究員は「今月から米国の休暇シーズン『ドライブ・シーズン』が始まり、中国が都市封鎖を本格的に緩和する場合、原油需要が急増するものとみられる」と話した。

つまり、中国の都市封鎖が6月最初に解除されて、それに伴い原油価格が高騰した。さらに、今月から米国の休暇シーズン『ドライブ・シーズン』が始まるという。結局、原油価格の高騰が続くと。中国経済が失速すれば韓国の貿易が大幅に落ち込み、回復すれば原油価格が高騰で韓国のガソリン価格が過去最高。韓国さん、実に面白いですね。国際原油価格動向についてはそのうち詳しく取り上げると思う。明日ぐらい?

さて、最後は航空券の値上がりだ。

実際、航空料金の価格は新型コロナ以前の2019年に比べて2~3倍に跳ね上がった。5日、航空業界やポータルサイトの航空券価格検索などで調べた結果、エコノミークラスの往復航空券基準で仁川(インチョン)~ダナン路線の場合、3年前の6月は30万ウォン(現レートで約3万1300円)~40万ウォン台だったが、今年は40万~100万ウォンに値上がりした。仁川~東京は20万ウォン台から50万ウォン台以上に、仁川~米国路線は150万~200万ウォン台から現在は250万~350万ウォン台に上昇した。

コロナでは航空料金なんて凄まじい安さだったのに、回復しそうになったら凄まじい値段になったと。これでも、海外旅行に行こうとするのだから、別に今、急いで行く必要はないとおもうぞ。数年待てば落ち着くんじゃないか。あくまでもコロナが再流行しなければだが。

まあ、管理人は海外旅行より、日本の国内旅行をオススメする。理由は簡単だ、地域経済の活性化に少しでも貢献してほしい。夏に日本も外国人の海外旅行が解禁になりそうで、静かな街に外国人観光客が戻ってくるので、国内旅行を楽しむなら今だとおもう。管理人も旅行したいな。ええ?毎日、動画作成があるから無理?ですよねー。

韓国政府が今年の消費者物価上昇率見通しを4%台に修正するものとみられる。政府が物価見通しを4%台とするのは11年ぶり。5日、企画財政部によると、政府は今月中に新政府の経済政策方向とあわせてこのような内容をまとめた経済展望を発表する予定だ。

政府は昨年12月「2022年経済展望」を通じて今年の物価上昇率見通しとして2.2%を提示した。だが、先月の物価上昇率が5.4%を記録するほど物価が高騰し、従来の見通しである2.2%は現実とかけ離れた数値になった。前年同月比の物価上昇率は今年1月3.6%、2月3.7%から3月4.1%、4月4.8%などと上昇幅を毎月広げている。ロシアのウクライナ侵攻や国際原油価格・穀物価格の急騰など、予想できない対外変数が発生して物価が予想をはるかに超える急激な上昇をみせた。

5月までの前年累計費物価上昇率はすでに4.3%となった。政府が執行中の補正予算は社会的距離確保の解除にともなう消費増加で6月・7月には物価上昇率が6%台まで高まる可能性があるとの見通しまで出ている。韓国銀行(韓銀)は今年の物価上昇率を従来の3.1%から4.5%に、韓国開発研究院(KDI)は1.7%から4.2%に上方調整した。

このような状況を考慮し、政府も新しい経済展望で物価上昇率見通しを高める計画だ。政府は4%台前半数値を提示する方案を検討している。あわせて経済成長率見通しは3.1%から2%台後半に調整する方案が有力だ。

韓国政府は原材料価格の上昇とサプライチェーン(供給網)の支障などに伴う貿易収支の悪化や設備・建設投資の下落で成長率が従来の予想より落ちる可能性があるとみている。すでに韓銀は3.0%から2.7%に、KDIは3.0%から2.8%にそれぞれ今年の成長率見通しを下方調整している。

政府は最近民生対策を出して物価安定に乗り出した。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相はこの日、ソウル道峰区倉洞(トボング・チャンドン)の農協ハナロマートを訪問し、現場の物価を点検しながら「農畜産物生産・流通・販売全過程にわたって価格安定化に努める」と明らかにした。

具体的には小麦粉価格の安定に向けた支援および飼料・肥料購入費支援事業を執行し、豚肉など価格不安品目を中心に濃縮水産物割引クーポンを提供する。濃縮水産物割引クーポンは農畜産物購入時に20~30%(最大1万ウォン)を支援する事業で、今月はコメ・スイカ・豚肉・卵など24品目に割引クーポンを適用する。

これは消費者が体感している生活・食卓物価が急騰しているからだ。消費者が日常的に購入する品目を中心に構成され、体感物価により近い「生活物価指数」上昇率は先月6.7%で、2008年7月(7.1%)以降、最大幅の上昇率を記録した。原油価格の上昇などによって交通物価も大きく値上がりして、上昇率が14.5%に達した。

交通物価は▼自動車など輸送装備▼個人輸送装備・運営費▼輸送サービス利用料--で構成されている。このうち個人輸送装備運営関連品目の上昇率は25.2%で最も高かった。2008年7月(27.6%)以降13年10カ月ぶりに最も高い水準だ。自家用車を運転する人々の車両維持費の負担がそれだけ大きくなったという意味だ。これはガソリンのような燃料費はもちろん、タイヤなどの消耗品・洗車料など付帯費用大部分が値上がりしたためだ。

https://japanese.joins.com/JArticle/291827?servcode=300&sectcode=300

国際原油価格が4週連続で上昇し、韓国ではガソリン・軽油の全国平均販売価格(週間)がそろって1リットルあたり2000ウォン(約208円)台を記録した。ガソリン・軽油の週間平均価格がどちらも2000ウォンを超えたのは過去初めてだ。当面は原油価格が高止まりするという見通しが優勢の中で、中国とロシアの蜜月関係が国際原油価格の変数になる可能性があるとの観測が出ている。

5日、韓国石油公社の原油価格情報サイト「Opinet」によると、6月第1週(5月29日~6月2日)の全国ガソリンスタンドのガソリン平均販売価格は前週比19.26ウォン高の1リットルあたり2013.01ウォンとなった。軽油価格は前週より8.09ウォン高の2008.42ウォンを記録した。軽油の週間平均価格が2000ウォンを超えたのは今回が初めてだ。市場では「軽油の裏切り」という言葉まで出ている。

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態の序盤だった2020年5月にはガソリンは1リットルあたり1200ウォン台、軽油は1050ウォン台まで落ちた。だが今年に入って需要が激増し、ロシアのウクライナ侵攻の余波が長期化したことも重なって、原油価格が高止まりしたままだ。

これに対して韓国政府は先月から油類税の引き下げ幅を従来の20%から30%に拡大するなど原油価格安定措置に乗り出したが「瞬間的効果」にとどまった。ガソリン・軽油価格は油類税引き下げ直後の先月初週に下落してから4週連続で上昇を続けている。この日午後3時基準の全国ガソリン平均販売価格は1リットルあたり2028.78ウォン、軽油は2020.7ウォンを記録した。中区(チュング)・龍山区(ヨンサング)などソウル都心の一部地域ではガソリン代が1リットル2900ウォンを超える場所も出てきた。

専門家の間では国際原油価格の上昇は当面続くだろうという見方が有力だ。3日(現地時間)、米国ニューヨーク商品取引所では7月西部テキサス産原油(WTI)が前取引日より2ドル(1.71%)上昇した1バレルあたり118.87ドル(約1万5536円)で取り引きを終えた。

2日、ロシアを含めた主要産油国協議体である石油輸出国機構(OPEC)プラス(+)が来月から2カ月間一日64万8000バレルの原油増産に合意したが、市場の懸念を落ち着かせるには不十分だった。コメルツ銀行アナリストのカーステン・フリッチ氏はOPECの一部産油国がロシアをOPEC+から除外する方案を検討している点を挙げて「OPEC+が合意内容よりはるかに少ない量の石油を供給する可能性が相変らず高い」と指摘した。

このような状況で世界最大の原油輸入国である中国の需要が下半期の国際原油価格の行方を左右する重要な変数に浮上している。実際、中国がコロナで北京・上海など主要都市を封鎖していた時期には石油需要が減り、原油の需給状況が大きく改善された。だが、中国が最近封鎖措置を緩和すると直ちに原油の需要が増えて原油価格が上昇する流れを見せた。KB証券のオ・ジェヨン研究員は「今月から米国の休暇シーズン『ドライブ・シーズン』が始まり、中国が都市封鎖を本格的に緩和する場合、原油需要が急増するものとみられる」と話した。

中国がロシア産原油の輸入を増やすかどうかもカギだ。1日、CNNによると、米国など主要国家がロシア産原油禁輸措置をする間対ロシア制裁に参加していない中国・インドなどはロシア産原油を安く輸入した。原油市場分析機関Vortexaによると、中国は先月ロシア産原油を一日110万バレル輸入したと推算される。昨年より約37%増加した規模だ。中国がロシア産原油輸入量を増やして国際原油価格の上昇幅をおさえているという分析だ。

https://japanese.joins.com/JArticle/291832?servcode=300&sectcode=300
zinboruto:

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  • 外貨準備高も順調に減少し、「変動性緩和措置」に使って(ドル現金の値が(敢えて)ないが、トリプル安は止まらない。ウォンニャスが止まらなければ、物価上昇の8%越えは、楽々とクリアできる。最終的には、「属国復帰宣言」を行い「人民元」を流通させるしかないが、ウォンニャス速報が見れなくなるので、もうしばらくは我慢してね。

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