韓国証券市場 それではいよいよ3月末となったウォンの動向を見ていく。まず、韓銀の勝利ラインが1210以下であることは間違いない。もう、1200に戻すような力は韓銀には見られない。15時前に急変して巨大な韓銀砲を撃つ可能性は低いとみている。
開幕は1210.59となり、1210の攻防戦が始まった。
それではチャートをどうぞ。
https://stooq.com/q/?s=usdkrw&d=20220331&c=1d&t=c&a=lg&b=0
開幕は1210.そこから揉み合いながらも1211ウォンまで下げるが、ここで韓銀砲を発射。1209ウォンまで戻す。さらに、1時間後ぐらいに韓銀砲を発射。1208ウォンまで押し戻す。おお、なかなかやるじゃない。愛犬のジョニーも喜んでるぞ。
しかし、ヘッジファンドもただ黙ってるわけではない。1208ウォンから反撃開始。一気に1210奪還に動く。11時過ぎに1209.70といったところだ。
お昼の動向を見ていく。
11時過ぎからはヘッジファンドの反撃が始まる。そのままウォンは投げ売られて、昼に1211ウォンまで下がる。だが、1210を超えれば韓銀は介入してくる。14時には1210ウォンまで押し返した。果たして韓銀は1210を守れるのか。
それでは市場の終わりまでを見ていく。
14時頃まで反撃してウォンを戻そうとしていたのだが、どうもドルが尽きたのか。ここから1210から戻せず、どんどん下降していく。そして、終値は1212.1ウォンとなった。つまり、韓銀大敗北だ。月末に介入するドルが足りないとか。
では、時間外を見ていこう。
1212ウォンまで下げたウォンは時間外は1210ウォンまで戻す。しばらくはその付近で激しく撃ち合っていたのだが、徐々に押されていく。気がつくと17時過ぎには1212ウォンまで下降している。
おいおい、韓銀の中の人。諦めてはダメだ。月末のウォンレートは1ウォンでも上げておかないと困るだろう。だから、ドルを使って介入を続けるんだ。17時から一方的に殴られ続けるなんて、愛犬のジョニーが喜ぶだけじゃないか。
■2022年、3月31日、韓国証券市場の結果
コスダック指数 5.46ポイント▲ 944.53(終値)
総合株価指数 10.91ポイント▲ 2757.65(終値)
ウォン・ドル相場 2.5ウォン安 1212.1(終値)
■投資主体別売買動向
-121 | -1,744 | 1,887 |
個人が、121億で売り。外国人が1744億で、売り。機関が1887億で、買いとなった。
このようになった。個人と外国人が売り。機関が買い。年金でコスピ維持といったところか。