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韓国輸出 2月も貿易赤字の可能性大ー輸出は鈍化傾向で輸入増 エネルギー価格の高騰 貿易赤字は6月まで続くとの見方

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韓国輸出 予想通りであるが、どうやら先月に続いて韓国は2月も貿易赤字の可能性が高くなった。そりゃ、ウクライナ危機で、原油価格が90ドルを超えているものな。エネルギー価格の高騰は当分、続く。しかも、貿易赤字は6月まで続くという見方も浮上してきた。

まず、2月1日~10日の輸出額は157億ドルで、昨年同期より12.6%減少した。ただ、これは操業日数が減ったためで、それを考慮すると、平均輸出額は14.2%増加した。ところが、月別に見ると、昨年の11月(31.9%)をピークに、12月(18.3%)、1月は15.2%で確実に鈍化傾向にある。コロナの特需も半導体以外は好調ではなくなってきたと。

次に輸入の方を見ていこうか。2月の1日~10日の輸入額は192億ドルで、35億ドルの貿易赤字を記録。昨年(26億ドルの赤字)に比べて赤字幅が大きくなっている。石油などエネルギー源の価格急騰が主な原因なのは言うまでも無い。だから、2月も貿易赤字になる可能性が高いと。次は投資証券の展望である。

輸出増加率20%、輸入増加率30%を仮定する場合、2月の輸出額と輸入額がそれぞれ536億4千700万ドル、 550億9千万ドルを記録し、14億4千400万ドルの貿易赤字が発生すると予測した。貿易赤字は5月まで続くと見通した。

輸入増加率25%、輸出増加率15%と仮定しても2月に15億6千万ドルの貿易赤字が発生し、貿易赤字は6月まで続くと予想された。

この辺りはあくまでも予想なので、実際、そうなるかは蓋を開けてみないとわからないが、2月の貿易赤字は避けられそうにないな。そして、韓国政府も対策するのは難しいという。

産業部関係者は「貿易収支を改善するには結局、収入を少なくするしかないが、今はあまり供給網が問題で必須原材料の安定的確保が重要な状況だから(輸入縮小は)対策にはならない」と話した。

恐らく、収入ではなく支出のことだとおもうが、輸入縮小は対策にならないと。確かにその通りだよな。輸入を減らせば、今度は生産に支障が出てくるものな。

原材料とエネルギー価格の急騰などの影響で先月に続き、今月も貿易赤字を記録すると見通し、政府の苦心が高まっている。

昨年に比べ輸出増加傾向は鈍化すると見られるが、輸入規模は急増し、業界の一部では今年6月まで貿易赤字が続くという分析まで出た状態だ。

ただし、政府は最近の貿易赤字は過去の金融危機の時とは異なり一時的な現象だと悲観的解釈を警戒する姿だ。

13日、産業通商資源部と関税庁などによると、1~10日の輸出額は157億ドルで、昨年同期より12.6%減少した。

これは昨年の雪の連休が2月11~13日だったのに対し、今年は10日ほど早くなり、操業日数が減ったためだ。

操業日数を考慮した日平均輸出額は14.2%増加した。

しかし、月別に見ると、最近の輸出額増加率は鈍化する姿だ。先月の輸出額増加率は15.2%で、昨年10月(24.2%)、11月(31.9%)、12月(18.3%)よりは上昇幅が縮小した。

一方、輸入額は急増し、貿易赤字が拡大する傾向だ。

去る1~10日の輸入額は192億ドルで、35億ドルの貿易赤字を記録した。昨年(26億ドルの赤字)に比べて赤字幅が大きくなったのだ。

伝達と同様に石油などエネルギー源の価格急騰が主な原因に挙げられる。

このような傾向が続くと、昨年12月と今年1月に続いて2月にも貿易赤字を記録する可能性があるというのが業界内外の分析だ。

貿易収支は昨年12月(4億5千200万ドル赤字)赤字に転換した後、1月には歴代2番目に多くの48億9千万ドルを記録し、赤字幅が拡大した。

先月の場合、原油、ガス、石炭など3大エネルギー源の総輸入額が急増したことが貿易収支赤字を招いた最大の原因となったが、まだ冬季でエネルギー需要が高いうえ、ロシアとウクライナ間の緊張高揚など最近の国際動向に見るとエネルギー源価格が早い時期に安定化する可能性は小さい。

専門家たちは貿易赤字が長くは来る6月まで続くという分析も出ている。

ハイ投資証券は去る4日に発行された報告書でブルームバーグとグローバルデータ企業CEICなどの資料に基づいて輸出増加率20%、輸入増加率30%を仮定する場合、2月の輸出額と輸入額がそれぞれ536億4千700万ドル、 550億9千万ドルを記録し、14億4千400万ドルの貿易赤字が発生すると予測した。貿易赤字は5月まで続くと見通した。

輸入増加率25%、輸出増加率15%と仮定しても2月に15億6千万ドルの貿易赤字が発生し、貿易赤字は6月まで続くと予想された。

こうした中、政府は輸出入で政府が介入する余地は事実上制限されているという立場だ。

産業部関係者は「貿易収支を改善するには結局、収入を少なくするしかないが、今はあまり供給網が問題で必須原材料の安定的確保が重要な状況だから(輸入縮小は)対策にはならない」と話した。

結局、輸出拡大を支援することで貿易赤字幅を減らすことが最善だが、これも容易ではない。

同関係者は、「輸出が昨年、あまりにも大幅に増え、上昇幅を(昨年水準に)維持することは難しい」とし、「上昇傾向だけでもうまくいく」と付け加えた。

彼は引き続き「金融危機時やコロナ19事態初期には輸出もマイナスな状況で貿易赤字を出したが、今はその時とは明らかな違いがある」とし「原材料やエネルギー価格が安定すれば再び良くなる余地がある状況だと過去の貿易赤字と同じように解釈すべきではない」と強調した。

別の政府関係者は、韓国と産業構造が、類似国の貿易収支とも同様の流れを示していると伝えた。

https://www.mk.co.kr/news/economy/view/2022/02/132946/

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野次馬
2022年2月15日 09:12

エネルギー問題では日本も笑えない。
東日本大震災直後の原発全停で、数兆円/年の持ち出しになった。
それが未だに尾をひいている。

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