韓国経済 〔外貨準備高から払えばいい！〕 韓国のチョン首相がイランの凍結資産「早期に返還すべき」

韓国経済 〔外貨準備高から払えばいいだろう！〕 韓国のチョン首相がイランの凍結資産「早期に返還すべき」

11日、イランに出発した韓国のチョン首相が「イラン」で開いた同行記者団との懇談会で韓国内の銀行に凍結されているイランの資産について「以前にも言ったが、この資金はイランのものであり、イランに戻すのが正しい」「方法を見つけて早く返還するのがよい」と述べた。リップサービス。70億ドルを返済する気など毛頭にないと。

それに加えて、チョン首相は「それがわが国の国益にとっても当然だと考える」と述べたが、最後は「様々な制約があり実行されずにいるが、今後努力する必要がある」と言い訳した。しかし、70億ドルを返済するチャンスなんて何度もあった。なぜなら、このイランの凍結資産問題はおよそ11年前、2010年6月からの「対イラン制裁」が発端で始まっているのだ。

もっとも、アメリカは対イラン制裁をするときでも「猶予期間」を設けていたので、日本などをイランと原油取引をしていた国はそのときに原油代金を全額支払っている。韓国だけがなぜか70億ドルの原油代金を11年以上も放置してネコババしているわけだ。ところが、2021年1月にペルシャ湾で韓国籍のタンカーが拿捕されるという事件が発生。韓国人5人を含めた20人が人質となったことで韓国は資産凍結問題の交渉テーブルに着くことを余儀なくされた。

イランの狙いは韓国で資産凍結された70億ドルの原油代金の返還だったことは明白。地元のニュースでも最初から環境がどうとかの理由ではなく、凍結問題が騒がれていた。それについては今年の1月のことなのでよく覚えているだろう。そして、今月に入って最後に残った韓国人船長が解放された。イランからすれば、韓国が原油代金70億ドルを返済しないなら、またペルシャ湾でタンカーを拿捕すればいいだけのことである。しかし、予想通り、返還の約束はしなかったな。

後、もう一つ気になるのはアメリカとイランの対話の動きがある。この交渉が上手くいけば韓国の言い訳している「アメリカがー」が使えなくなる。そもそも、昨年の外貨準備高が400億ドルぐらい増えていただろう？それから70億ドル返せばいいだけではないか。

韓国経済的にはこのまま原油代金の70億をドル返済しないでイランに戦争でも吹っかけられるほうが興味深いことになるが、さすがに戦争を望むのは野暮だ。管理人はリアリストであるが、平和主義者でもある。ただし、平和を維持する重要性は痛感している。平和とは相手と争わないことではない。戦争になっても負けない努力をし続けることだ。なぜなら、戦争は「外交手段」の一つに過ぎない。

韓国経済 〔外貨準備高から払えばいい！〕 韓国のチョン首相がイランの凍結資産「早期に返還すべき」

【テヘラン聯合ニュース】韓国の丁世均（チョン・セギュン）首相は１２日（現地時間）、訪問先のイランで開いた同行記者団との懇談会で、米国の対イラン制裁により韓国内の銀行に凍結されているイランの資産について、「以前にも言ったが、この資金はイランのものであり、イランに戻すのが正しい」とし、「方法を見つけて早く返還するのがよい」と話した。

また「それがわが国の国益にとっても当然だと考える」とし、「様々な制約があり実行されずにいるが、今後努力する必要がある」と強調した。

丁首相は前日、ジャハンギリ第１副大統領との会談後に行った共同記者会見で、「イラン核合意を巡る当事国間の建設的な対話の進展を側面から支援する用意がある」と述べた。側面支援の具体策については、「米国やドイツなど関連国と意見を交換して韓国の立場を伝え、国際社会の決定に寄与するのが望ましい」と説明した。

丁首相はこの日、ガリバフ国会議長やラリジャニ最高指導者顧問らと会談した。ロウハニ大統領との面会が実現しなかったことについては「イランの新型コロナウイルス感染症の状況など総合的なことのため」と話した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20210412005100882?section=politics/index